会長の時間

0年0月0日

会長の時間3

2021年07月21日

日田ロータリークラブ会長  河津 龍治

 

私は学校を卒業し、最初の現場が人吉ループ橋でした。私の社会人の原点でもありますので、週報にも使わせて頂きました。最初の3ヶ月は、測量だけで、毎日毎日、重たい測量器械を担ぎ、リュックの中は機械式計算機、三角関数表、図面と野帳が入っていました。その後、関数計算ができる電卓、カシオFX10が出たときは感無量でした。

橋脚の下は深層工法という現場打ちのコンクリート杭が」入っています。朝一番、前日打ったコンクリートの型枠を外し、写真を撮り、次はダイナマイトを詰める 削孔を始めます、削孔が終ると、作業員は昼食に入ります。我々技術者は昼食の間にダイナマイトを装填し、爆発させます。爆発させた土砂はクラムシェルという機械で搬出し、最後は人力で土砂を撤去します。それから側面の型枠を組み、組み終わる頃には生コン車がカランコロンと音を立て、待っています。いつも生コンを打ち終わるのは7時か8時頃で、それから現場事務所に戻り、書類を整理し下宿に帰り着くのは、いつも10時過ぎです。

 

下宿には風呂もシャワーもありませんので、日曜日、温泉に行くのが唯一の楽しみでした。また日曜日に洗濯を忘れると、次の週は、一度履いたパンツを裏返しにして履かなければなりませんでした。毎日毎日インスタントラーメンばかりで、所長に残業は苦になりませんが、毎日ラーメンだけは、と訴えました。すると焼肉をしてくれるのですが、すぐラーメンに戻ります。当時はコンビニもない時代でしたかから仕方がありません、そうこうしているうちに、何も食べず、帰ってから人吉の町を徘徊するようになりました。 寿司や焼肉や、炉端焼きなどいろいろ開拓していきました。貰った給料は全て飲み食いに使っていました。 もちろん貯金は0です。寿司屋の親父は今でも付き合っています。

 

 

さて、現場打ちコンクリート杭が終ると、次は上へ上へと上がっていきます。鉄筋、型枠、コンクリートの繰返しです。高いところでは30m近くになりますので、強風の時は大変です。

 

 

橋脚が完成する頃、上部工やさんが来て測量を始めます。橋脚と橋脚の距離は、3センチの許容範囲内に入っています、と言う報告を受けたときは、感無量でした。もちろん報告を受けるまではドキドキ、ハラハラは言うまでもありません。

 

私の妹が鹿児島におり、たまに行きます。行く時、高速を人吉で降りて、このループ橋を眺めていると、寝ていた家内や、子供たちが起きて来て、父ちゃん、また~と言うわけです。帰りもえびねで降りてこのループ橋を通り、人吉から高速に乗るわけです。自分の作った道を通りたいと思うのは当然で、我々は地図に残る仕事をしていますし、これからもしていくつもりです。

会長の時間2

2021年07月14日

日田ロータリークラブ会長  河津 龍治

 

7月10日9:00より管理運営セミナーがZOOMによるオンラインで開催されました。

当クラブから、私と運営委員長の石松さんが参加しました。 私はビデオで撮っていた、ラグビーを観戦しながら聞いていたのですが、聞いていたというより、聞いていたふりをしていたのですが、なんと、地区研修リーダーが永田さんでした。

 

熊本のお医者さんで、ロータリーの国際大会には何回かご一緒させてもらいました。その永田さんからいきなり振って来られました。最後のどう思いますかという言葉だけが聞き取れました。私も適当に聞いていたから、慌てて、よく聞き取れなかったので、もう一度質問をお願いしますと、答えました。

質問はオンラインよる例会は可能かということでした。私は即座に、うちのクラブはお年寄りが多いから無理ですと返事をし、なんとかその場を乗り切りました。これだけたくさんの参加者がいる中で、まさか指名されるとは思ってもいませんでした。また次回の国際大会ヒューストンには行かれますかという質問には、つい、行きますと答えてしまいました。冷や汗をかいたセミナーでした。

 

日曜日、ゴルフプレーが半分終わり、食事に上がってこようとした時、ガガガ!ドドド!と音が聞こえてきました。なんと、工事をしているではありませんか、ある人が、もちろん誰かわかると思いますが、土、日は休んで週休2日とかなんとか、偉そうな事を言っていた奴がいたなと来たわけです。またまた冷や汗です。

 

次の日、担当を呼んで「俺は大恥をかいたぞ」というと、工期が大変厳しいということでした。5月の連休はかき入れ時です、休むわけにはいきません。また11月3日が開場記念日ということで、間に合わせなければなりません。おのずと工期が決まってくるわけで、5月の連休明けから10月末までとなるわけです。民間の建築工事はいつも工期が厳しい物件ばかりです。建設工事の9割を占める、公共の土木工事で災害工事以外は週休2日で設計されていますから、工事の規模にもよりますが、守らないと2~4%減額となります。近頃は冷や汗をよくかく1週間となりました。

会長の時間1

2021年07月07日

日田ロータリークラブ会長 河津龍治

 

2021-2022年度、日田ロータリークラブ会長を仰せつかりました河津龍治です。
歴代会長に比べ、いささか品位に欠けることは、十分承知しておりますが、精一杯頑張りますので、皆様方のご協力をお願いたします。
スローガンは「明るく、楽しい、元気なロータリー」とし、会員が出席したくなるような例会を目指します。

私は(2021年7月1日現在)、主な公職は以下の5件を引き受けております。

 

  1. 大分県建設業協会 日田支部長
  2. 大分県労働基準協会 日田支部長
  3. 大分県ラグビーフットボール協会 副会長
    (日田市ラグビーフットボール協会 会長兼務)
  4. 日田商工会議所副会頭
  5. ローレル日田カントリークラブ 理事長

 

 

この他にもいくつかあるのですが、出来る限りロータリーを優先し、出席するように努めます。よって、建設業協会、本部や商工会議所には、水曜日は予定を入れないように、申し込んでおります。また週3日のゴルフは、続けようと思っていますので、心当たりのある方は、水曜日はお誘いがないと思って、しっかり仕事をしてください。
会長の時間は、建設業とラグビーを中心に、話をしていきたいと考えています。そして皆様方の中で、お子さんやお孫さんに、ラグビーをさせてみたい、建設業に入れたい、と思ってくれる方が、一人でもいれば幸いです。

 

また、しゃべるだけでは、興味が湧かないので、出来るかぎり、パワーポイントを使っていきたいと考えています。
コロナの影響は、当分続くと思われますので、全会員の皆様が、2回目の接種が終わるまで、懇親会等は一切しないで、 例会だけを粛々とやります。
前年度はほとんど行事がなく、例会も休みが多かったため、繰越金が6百万ほどあります。理事会の皆さんと相談しなければいけませんが、どこかに寄付するようなことは、したくはありません。すべて会員のために使いたいと考えています。臼杵にフグを食べに行ったり、福岡で野球観戦に行きおいしものを食べて帰るとか、いろんなことを考えています、また行かれない方もおりますので、かかった経費の半分以上は、参加した会員の自己負担とします。

あくまでも土曜日、日曜日を使って行いますので、土日、休みがない方は残念ですが諦めてください。今は完全週休2日の時代で、建設業も災害復旧工事以外は、週休2日の時代になりました。日曜日はともかくとして、土曜日が休みでないと、若い人はやめていきます。会員の皆さんも、しっかり週休2日を進めてください。
私が会長の間は台湾との交流はしません。一気飲みが苦手です。いろんな所で、ロータリーの仲間を大切にしたいと考えています。河津建設としても、出来るだけロータリーの会員企業の協力を仰いでいきたいと考えています。会員企業がお互いに利用しあい、また協力しあいながら切磋琢磨し、会員企業の皆様方がますます成長することを願い、私の運営方針といたします。

 

 

最後になりますが、私も建設業協会で生計を立てていますので、行事がロータリーと重なった時は、建設業を優先させてもらいます。その時の会長の時間は、前会長の井上太香美さんにお願いしています。井上さんも前回、話し足りなかったらしいので、喜んで引き受けてもらいました。副会長の石松雅彰さんにも了解を取っています。その他の商工会議所やラグビーなどは、ロータリーを最優先にしたいと思いますので、ご協力をお願いいたします。

7月の例会

2021年06月30日

・7月 7日(水)午後1時 日田市の建設業会館

河津龍治会長 新年度運営方針

 

・7月14日(水)午後12時30分 日田市のマリエール オークパイン日田

クラブ協議会 各委員会話合い

 

・7月21日(水)午後12時30分 日田市のマリエール オークパイン日田

クラブ協議会 各委員会活動方針発表

 

・7月28日(水)午後12時30分 日田市のマリエール オークパイン日田

新入会員卓話 大塚智会友

会長の時間27

2021年06月30日

日田ロータリークラブ会長 井上太香美

 早いもので1年が経過し、本日が最後の会長の時間です。思い返せばコロナ禍の中に在り、何もできずに終えた会長の任期でありました。今日は何を話そうかと思案して参りましたが、私の一番好きな芝居の話で締めくくりたいと思います。芝居や歌舞伎の中にはそれぞれに名場面、名セリフというものがございます。金色夜叉であれば「来年の今月今夜の月を俺の涙で曇らせて・・・・」や、国定忠治であれば「足の向くまま気の向くまま、当ても果てしもネエー旅に出るのだ・・・・」とか、白波五人男の「問われて名乗る藻おこがましいが・・・」など思うだけでも楽しくなります。コロナ禍以前は博多座で芝居に熱中したあまり、隣の人を小突いてお叱りを受けたこともありました。今日は来年度の日田ロータリークラブが、様々な難関を突破してほしいという願いを込めて、歌舞伎18番「勧進帳」の場面から武蔵坊弁慶が読み上げる勧進帳をやってみたいと思います。この場面は長唄でやるのですが、朗読でやります。

勧進帳・・・・・「それ、つらつら、惟(おも)ん見れば、大恩教主の秋の月は、涅槃(ねはん)の雲に隠れ、生死長夜の長き夢、驚かすべき人も無き、ここに帝おはします。

おん名を聖武皇帝と申し立てまつり、日頃三宝を信じ衆生慈しみ給う。たまたま霊夢に感じ給うて、国土安泰、天下安穏の為廬舎那仏を建立したもう。しかるに、去んじ、治承のころ焼亡し終わんぬ。かかる霊場無きを歎き、俊乗房重源、勅命こうむって無常の関門涙を流し、上下真俗を勧めて再建せんと諸国勧進す。一紙半銭奉財の輩(ともがら)は、現世にては無比の楽を誇り、到来に手は数千蓮華の上に座す。帰命稽首(きみょうけいしゅ)敬って申す。

 

1年間のご協力誠にありがとうございました。

会長の時間26

2021年06月23日

日田ロータリークラブ会長 井上太香美

 本日の新聞は、各紙とも香港のリンゴ日報が廃刊の危機にひんしていることと、日本ではいわゆる「赤城ファイル」の公開がなされたという内容でありました。香港の問題はこういう流れになるだろうと予測はついていましたが、予想を上回るペースでの言論の封殺に背筋の凍る思いでいます。思想信条の自由や通信、結社の自由というものがいかに大切なものであり、対して国家権力がその気になれば簡単に抑え込めるものであるかということを、今回は思い知らされました。

中国共産党政権が民主化運動の諸氏を不当に弾圧していることに断固たる抗議の意思を示すとともに、彼らの無事を祈るものであります。

 それに対して「日本は自由でいい国だ」と言いたくなるのが、今回の「赤城ファイル」の公開です。最初財務省は「そのような文書は存在しない」と明言しました。赤城さんが死をもって後世に託した文書です。彼の奥さんが粘り強く交渉しましたが、そのたびに政権は様々な理由をつけて公開を拒んで来ました。裁判所にいわれてしぶしぶと公開したのが今回の真相です。政権は自分にとって都合の悪い事件を隠蔽しようとしました。それを阻止したのが世論であり、報道各社の良心でありました。米国では「フェイクニュース」を公然と流すメディアがあることを過去4年間で目にしました。ロシア、ベラルーシ等世界中で専制国家と呼ばれる国が台頭してきています。政権を握る者は報道を極端に意識します。真実を曲げて報道するよう求めてくる傾向があります。私たちは「自由」を確保して生きていきたいと願いますし後世に先人の素晴らしい遺産として残さねばならないと思います。

今、世界中で起きている自由に対する弾圧は、アリの穴から広がっていきます。私たちは自由に対する些細な抑圧傾向に目を凝らし、日々自由のために研鑽して参りましょう。

 

 

6月の例会

2021年06月04日

・6月 2日(水)休会

 

・6月 9日(水)休会

献血例会

 

・6月16日(水)休会

 

・6月23日(水)午後1時20分
日田市のパトリア日田 スタジオ1 ※食事はありません
クラブ協議会

 

・6月30日(水)午後1時20分
日田市のパトリア日田 スタジオ1 ※食事はありません
最終例会 会長卓話 一年を振り返って

新型コロナワクチン集団接種会場スタッフに水を寄贈

2021年06月02日

6月2日、井上会長、頓宮幹事、三笘社会奉仕委員長はアオーゼを訪れ、日田市に水とお茶(ペットボトル500ml)をそれぞれ500本、合計1,000本寄贈しました。

新型コロナワクチンの集団接種会場で働く医療従事者に水分補給をしてもらおうというもの。井上会長は「これから暑くなる中でのワクチン接種業務で、熱中症対策になればと思います。日頃から医療の最前線で働く方々に感謝の気持ちをを込めて贈ります」と目録を原田市長に手渡しました。

左から、三笘社会奉仕委員長、頓宮幹事、井上会長、原田市長、膳所医師会長

5月の例会

2021年04月22日

・5月 5日(水)休会

 

・5月12日(水)午後0時30分 休会となりました
日田市のマリエールオークパイン日田
外部卓話 イサゴタクシー株式会社 後藤信寛社長

 

・5月19日(水)午後0時30分 休会となりました
日田市のマリエールオークパイン日田
会員卓話 青少年盛大奉仕委員長 永田耕一会友

 

・5月26日(水)午後0時30分 休会となりました
日田市のマリエールオークパイン日田
新入会員卓話 大塚会友

会長の時間25

2021年04月21日

日田ロータリークラブ会長 井上太香美


やっと例会を再開し、何とかあと2ヶ月続けることができたらと思っていたのですが、今月15日に日田市内で陽性者が発生し、冷や汗が「タラー」と流れました。


ご承知のとおり、大阪府においては連日“最多”の新型コロナウイルスの新規陽性者が確認され、東京都においても第3波に匹敵すべく陽性者が増加しています。


去る4月5日に宮城県、大阪府、兵庫県で、4月12日から東京都、京都府、沖縄県で、4月20日から埼玉、千葉、神奈川、愛知県で「まん延防止等重点措置」が発出されましたが。感染拡大の勢いは終息しそうになく、医療現場はひっ迫の度合を強めています。近々これらの都道府県においては3回目の緊急事態宣言が発令されそうです。隣県の福岡県においても準備が進められています。


今回第4波といわれる感染拡大局面の特徴は、変異株と呼ばれるウイルスの脅威です。感染力が従前のものより強い特性を持っており、ワクチン接種が滞るなかで国民の不安は募る一方です。それにしてもワクチン接種が遅すぎます。


このような局面において当クラブの例会をどのような形で進めていくべきか思案しているところでありますが、私は次のように考えています。クラブの運営方法は理事会において決定されるわけでありますが、そう度々開くわけにも参りません。そこで、日田市内において感染拡大の予兆が見られる場合、または日田市内において感染力の強い新型コロナウイルスの変異種が確認されたときは、会長、幹事の判断で例会の中止を判断させていただきたいと思います。年度中に何度か申し上げてきましたが、クラブ例会がクラスターの発生源になることは、絶対に避けたいと思います。何卒、ご理解とご協力をお願いします。


日田市内における感染状況が現状を維持できる状態であれば、暫時定例会を継続して参ります。

会長の時間24

2021年04月14日

日田ロータリークラブ会長 井上太香美

会長の時間も1年近くなるとネタが切れてまいります。通常1週間前あたりから話す内容を考えるのですが、この1週間くらい構想がまとまらず、今日に至りました。

今朝たまたま目にした雑誌の広告欄に、先日亡くなった橋田寿賀子さんの記事を見つけ、彼女が38年前脚本を書いたテレビドラマ「おしん」の1場面が思い出されたので、そこから引っ張って詩の一部を紹介します。与謝野晶子の「君死にたまふことなかれ」という詩で、旅順口包囲軍の中に在る弟を歎きてという副題がついています。

現在においてさえも、表現しにくい表題ですが、当時の世相の中で発表することに、如何ほどの勇気が必要であったかと思いを巡らすところです。昨今戦争というものにいささか「勇ましすぎる」発言を聴くことが増えてきましたが、戦争というものが、いかに多くの人々を悲劇に導くものであるか、冷静に考える必要があります。ちょっとだけでもこの詩の言わんとするところを味わってください。

4月の例会

2021年04月08日

・4月 7日(水)午後0時30分 日田市のマリエールオークパイン日田
職業奉仕賞授与式 麻生小児科 麻生 宏先生

 

・4月14日(水)午後0時30分 日田市のマリエールオークパイン日田
外部卓話 日田税務署 長野政信所長

 

・4月18日(日)
地区研修協議会 河津建設(株)事務所内

 

・4月21日(水)午後0時30分 日田市のマリエールオークパイン日田
外部卓話 国際奉仕委員会 唐さん(台湾)

 

・4月25日(水)午後0時30分 休会となりました

日田市のマリエールオークパイン日田
地区研修協議会報告 河津次年度会長

会長の時間23

2021年04月08日

日田ロータリークラブ会長 井上太香美


 例会を再開して3週目になります。6月までつつがなく活動ができるかなと思っていたのですが、何やらまた巷間の空気がおかしくなってきました。4月から大阪、兵庫、宮城の1府2県5市に「まん防」なる措置が取られることになりました。正しくは「まん延防止等重点措置」と呼ぶそうです。特に大阪の新規感染者が多く、東京を大幅に上回っています。すでに感染が第4波に入ったそうで、ウイルスも進化した英国型の変異型が主になりそうです。まさにワクチンの接種が先か感染が先かの競争になっているようです。


大分県の新規感染者は、一時収まっているかのようでしたが、ここにきて増加しています。


今月からは、高齢者から優先的にワクチンの接種が始まるということですが、感染症の拡散が危惧される「聖火リレー」も始まり、これによる感染を抑え込めるか拡散させるかのせめぎ合いになっているような気もします。いずれにしても、規制と解除の繰り返しで、飲食店等サービス業を主体に苦難の日々が続きます。私たちの活動も様々な情勢に合わせてはおりますが、今後の展開によっては予断を許せぬ状況にあるということは間違いのないところでありましょう。


素人の勘繰りかもしれませんが、コロナの対策が感染の抑え込みか経済優先か、一貫性を欠いているように見えます。自粛疲れが出てきましたが、自分の命を守ることは自助の精神でもう少し頑張りましょう。


さて、本日はコロナ禍によって順延されておりました職業奉仕賞の贈呈ということで、麻生小児科の麻生宏にお越しいただいています。詳しいご紹介は職業奉仕委員著より申し上げます。当初は1月の予定が今日まで伸びましたことをお詫び申し上げます。よろしくお願いします。

フードドライブに協力

2021年03月28日

日田市社会福祉協議会主催のフードドライブ(食品等寄付)に協力しました。
ご協力いただいた皆様ありがとうございました。

会長の時間22

2021年03月24日

日田ロータリークラブ会長 井上太香美

いままで柄にもなく堅苦しい話題ばかり話してきましたので、今日は軽い話をしたいと思ったのですが、やっぱり重い話になります。私の趣味の一つに旅行がありますが、その中で印象に残ったものをお話します。京都に行かれた方は多いと思いますが、北部の方に行かれた方は少ないと思います。私がどうしても行かねばならないと決めていた市があります。そこは舞鶴市です。明治時代に日本海側唯一の海軍鎮守府が置かれ軍港として発展しました。現在も海上自衛隊の基地として多くの艦船が所属しています。また京都府北部の主要都市として行政機関等が集中している年ですが、1945年の終戦後56年までシベリアに抑留されていた人たちが、ボロボロになって引き上げてきた港でもあります。

私が訪ねたところは、舞鶴引揚記念館です。福知山まで鉄路で行き、そこからレンタカーを利用して行きました。ウイークデーだったからでしょうか、観光客はおらず私一人の見学となりました。抑留者の生活様式が展示されていましたが、こんな現実があったのかと言葉を失ってしまいました。そして得心したことは、「これが戦争なんだ、これが戦争に負けるということなんだ。」ということでした。戦争にきれいな戦争も、汚い戦争もありません。人が人を殺し合うのが戦争ですから、その現場にいる人に理性があるわけがありません。どんなことがあっても、絶対に戦争の口火を切ってはならないと思いを新たにしました。

展示館の中に「端野セイ」さんのコーナーがありました。歌謡曲「岸壁の母」のモデルになった人です。引揚船が返ってくるたびに帰らぬ子を待ちわびていたという伝説の人です。

二葉百合子の熱唱もありましたが、思わず涙が出てくる歌です。端野セイさんが帰らぬ息子を待っていたという桟橋に立って、同じような思いを胸に、ここで肉親の帰りを待っていた多くの母親の心を思うと、胸が詰まる思いでした。昨今国際情勢を語るとき、勇ましい言葉を述べる人がいますが、そのような人達に訪れて欲しい場所でした。

会長の時間21

2021年03月17日

日田ロータリークラブ会長 井上太香美



1月6日の例会以来10週間がたちました。当時はまだ硬かった桜の芽が、今ほころび始めました。来週の例会日の頃は満開となっていることでしょう。
さて、いわゆる第3波の感染拡大により休会を余儀なくされた例会でありますが、当市における感染状況が比較的落ち着いてきている現状から、本日より再開することといたしました。もとより諸般の事情により参加を控えている会員がおられることは承知しております。
ゆえに、欠席の連絡をいただいた方については、出席と認めるという方向で、今後の活動をしてみようと思っています。ただ、これからの状況を考えますと何が起こるかわかりません。


もし、当市においてクラスターが発生した場合や、第4波の感染拡大という状況が発生すれば、その時点での休会もあるかに思います。いずれにしても「with corona」いかにして現状と向き合っていくか、私たちは試されているのかもしれません。
思えば100年前に大きな災禍をもたらした「スペイン風邪」以来、私たちは幸いにして大きな感染症に巻き込まれることなく過ごしてきました。人類史上においてこれだけの期間、日本人が感染症に苛まれることなく過ごした期間は無かったのではないでしょうか。医学の進歩と公衆衛生の向上がその主因であることはまちがいのないところでありましょう。しかし、ウイルスというものも進化し、パンデミックを引き起こしました。彼らはさらに「変異株」と呼ばれるものに進化して、感染力、致死率ともに強化しているそうです。接種の始まったワクチンとの攻防戦となりました。それにしても技術大国と自負してきたわが国が、他国の開発したワクチンに頼らざるを得なくなった現実はなんと情けないことでしょう。それはさておき、被致死率が高い高齢者には私も含まれておりました。高齢者は来月の中旬から下旬にかけて接種が始まるとか、早いとこ接種を受けて少しでも免疫力が付いたなら趣味の旅行に出かけたいと願っています。巣ごもりはもう沢山です。

 

3月の例会

2021年03月03日

・3月 3日(水)休会

・3月10日(水)休会

・3月17日(水)午後0時30分 日田市のマリエールオークパイン日田
新入会員卓話

・3月24日(水)午後0時30分 日田市のマリエールオークパイン日田

・3月31日(水)休会

2月の例会

2021年01月26日

2月の例会は休会となりました

会長の時間20

2021年01月06日

日田ロータリークラブ会長 井上太香美


令和3年が明けました。今年は丑年ということで私の6回目の干支で、いつの間にか72歳になります。私たちが少年の頃の70歳といえば、「年寄り」いう言葉がぴったり当てはまる姿でありました。腰が曲がり、歯が抜け、杖にすがってやっと歩いているような状態が目に焼き付いています。現在当クラブにおいて70歳以上はかなりいますが、どうして、どうして、色気あり、食い気あり、好奇心あり、みんな外見は元気そのものです。クラブ活動が元気の源泉であるような気がします。わがクラブも最近40代前後の人が増えてきました。昔から「年寄り嫌うな行く道じゃ、子供叱るな来た道じゃ」と言われています。体力的には衰えは隠せませんが、気持ちは若い人に勝るとも劣らないつもりです。人生いろいろ、いいときもあれば、落ち込むこともあります。でも、下を向いて落ち込んでいても何一つ解決することはありません。上を向いて歩いて行こうではありませんか。

 

会長の時間19

2020年12月23日

日田ロータリークラブ会長 井上太香美

 毎週会長の時間にお話をさせていただいています。スムーズに原稿がまとまるときもあれば、どうしてもまとまらないときがあります。そんなときに頼りになるのが「ロータリーの友」です。今日は12月号の中より、「世界のクラブの例会は今」という記事を活用します。

まずイギリスのクラブです。2020年10月現在、ロンドンではオンラインで例会が行われています。チャリティー文化が根付くイギリスでは、多くの人たちがいろいろな形で日頃から人々に貢献する活動をしています。ウイルス禍の下でもできる範囲の奉仕を日々心掛けています。オンライン例会の為会う機会は減りましたが、運動がてらに公園に散歩に行くときには声をかけるなど、工夫して会う機会を作るようにしています。

インドでは、ほぼすべてのクラブがオンライン例会を行っており、多くの会員や地区のリーダーに好評です。その理由の一つが、旅費がかからないため、世界中から優秀なスピーカーの卓話を聴くことができるからです。うまく活用していますね。

ドイツでは、3月23日からロックダウンが始まり、地区の行事やクラブの例会もオンラインになりました。地区内57クラブ中52クラブ、91%という実施率の高さは、ホテルや飲食店はすべて休業、公共の場や自宅では、最大2家族までしか集まることが許されていないため、オンライン以外に集まる方法が無いからです。ドイツでは違反すると罰金を取られます。ちなみに第2波の時点では、マスク未着用の罰金は250ユーロ(約3万円)複数回違反すると500ユーロ(約6万円)が課せられるそうです。

アメリカのユタ州プロボRⅭは、3月から7月までオンライン例会をしました。最初のうちは使い方がうまく分からず、参加したくてもあたふたしているうちに終わってしまう会員もいましたが、あまり気にせず、次回の例会こそは参加しようと、旺盛なチャレンジ精神で臨む人が多くいました。クラブでは年に一度例会場でのゴルフ大会、冬にはスキー例会を行っています。残念ながら人と接するような活動はできないので、奉仕活動は寄付が中心になっています。

ブラジルの状況です。3月中旬、すべてのクラブがオンライン例会を導入しました。時事問題やロータリーをテーマにした卓話を基に、人道的なプロジェクトについて話し合ったりRI会長のテーマや地区の目標を達成する方法について討論したりしています。

 4か国の事例が紹介されていますが、共通している点は、オンライン例会の開催です。しかし、パソコンが苦手の会員も在籍しており、例会への参加から遠ざかっているという事例も紹介されていました。日本でもオンライン例会の話題はありますが、定着しているとは聞きません。私も何度かオンラインの会合に参加しましたが、その感想として空気をつかんでいるようで、何か手ごたえというものを感じることができず、足が遠のいています。

でも、これからの時代好む好まざるを問わず、オンラインに慣れていくということが、ロータリー活動はもとより、すべての活動に必須なものになっていくように感じます。

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