2026年
会長の時間31 「ロータリーの青少年奉仕について」
2026年05月13日
皆さん、こんにちは。
本日の会長の時間は、
「ロータリーの青少年奉仕」についてお話ししたいと思います。
ロータリーには、有名な「四大奉仕」、そして現在では「五大奉仕」という考え方があります。
クラブ奉仕、職業奉仕、社会奉仕、国際奉仕、そしてもう一つが、今日のテーマである
**「青少年奉仕」**です。
つまり、ロータリーは、未来を担う若い世代の育成を、奉仕活動の中心の一つとして位置づけているわけです。
では、なぜロータリーはこれほど青少年育成を大切にするのでしょうか。
私は、それは単に「若者を支援する」という話ではないと思っています。
未来を変えるのは、制度でも建物でもなく、最後は「人」だからです。
どれだけ立派な社会を作っても、次の世代が育たなければ、その社会は続きません。
だからロータリーは、若い人たちに、
- 学ぶ機会
- 出会う機会
- 挑戦する機会
- 世界を見る機会
を与えようとしているのです。
ロータリーの青少年奉仕には、いくつか代表的な事業があります。
まず有名なのが
青少年交換プログラムです。
高校生たちが海外へ留学し、異文化の中で生活をします。
言葉も文化も違う環境の中で、多くの若者が大きく成長します。
私たち日田ロータリークラブからも、高嶋会友の娘さん、××さんがこのプログラムを利用してカナダに留学されます。将来は国連で働くという夢もおもちのようで素晴らしいことだと思います。
実際、交換留学を経験した若者の中から、
- 国際機関で働く人
- 医師
- 教育者
- 経営者
- 地域リーダー
が数多く育っています。
そして何より素晴らしいのは、
「外国人」だった人が、「友人」になることです。
国際平和というのは、大きな政治だけでできるものではありません。
“相手を知ること”
“相手に親しみを持つこと”
そこから平和は始まるのだと思います。
また、ロータリーには
RYLA(ライラ)
という若いリーダー育成プログラムもあります。
若者たちが集まり、
を学びます。
私は、この「奉仕を学ぶ」ということが非常に大切だと思っています。
今の時代は、どうしても、
「自分が得をするか」
「効率がいいか」
という価値観が強くなりがちです。
もちろんそれも大事です。
しかし、人は、
“誰かの役に立った”
という実感の中で、本当の充実感を得るのではないでしょうか。
ロータリーの青少年奉仕は、若者にその経験を与える活動でもあります。
さらに、インターアクトやローターアクトもあります。
若い世代が自ら企画し、地域活動や国際交流を行う。
これは単なるボランティアではありません。
「社会に参加する力」を育てているのです。
私は税理士として多くの経営者と接しますが、今、企業でも地域でも感じるのは、
“人材不足”
よりも、
“人が育つ場の不足”
ではないかと思うことがあります。
昔は地域や家庭、学校の中で自然に育っていた、
を学ぶ機会が減っている。
だからこそ、ロータリーの役割はますます重要になると思います。
若者に、
「あなたを応援している大人がいる」
と伝えること。
これは非常に大きな意味があります。
若い時に出会った一人の大人、一つの経験が、その人の人生を変えることがあります。
ロータリーは、その“きっかけ”をつくる団体なのだと思います。
そして実は、青少年奉仕で成長するのは、若者だけではありません。
関わる私たち大人も、若者から多くを学びます。
柔軟な発想、素直さ、挑戦する力。
時には、「昔はよかった」と言いがちな私たちに、新しい風を吹き込んでくれます。
青少年奉仕とは、
未来への投資であり、
同時に、私たち自身を成長させる活動でもあるのです。
ぜひこれからも、クラブとして、地域として、未来の世代との「つながり」を大切にしていきたいと思います。
ご清聴ありがとうございました。
会長の時間30 「私の大好きなビートルズ 〜演奏して分かった本当の凄さ〜」
2026年04月15日
皆さん、こんにちは。
本日は少し趣味の話をさせていただきます。
テーマは「私の大好きなビートルズ」です。
実は私が音楽に目覚めたのは、実はビートルズの対抗馬である
The Rolling Stones の方が好きでした。
どちらかというと、荒々しくてエネルギーのある音楽に惹かれておりまして、
若い頃は「ロックとはこういうものだ」と思っておりました。
一方で、The Beatles は、
👉 「いい曲が多いな」
👉 「ヒット曲ばかりだな」
という印象はありましたが、
当時はその“本当の凄さ”までは理解していなかったように思います。
■ ① 「Yesterday」に感じたシンプルの極み
まず印象に残るのは、
Yesterday です。
たったギター1本と歌。
それだけなのに、
👉 あれだけ人の心に残る
演奏してみて思うのは、
👉 シンプルほど難しい
ということです。
ごまかしが効かない。
歌も、音も、すべてがそのまま出てしまう。
これは仕事でも同じで、
👉 本質的なものほどシンプルで、そして難しい
そう感じさせてくれる曲です。
■ ② 「Let It Be」に見るメッセージの力
もう一つは、
Let It Be です。
この曲は、演奏していても、聴いていても、
👉 不思議と心が落ち着く
「あるがままに」
この言葉は非常に深いと思います。
経営でも、人生でも、
たくさんあります。
そんなときに、
👉 「Let It Be」
受け入れることの大切さを、
この曲は教えてくれているように感じます。
■ ③ 「Hey Jude」に見る“つながり”
さらに、
Hey Jude 。
この曲の後半、
👉 「ナーナーナー」の大合唱
あれは、演奏する側としても、
👉 一体感が生まれる瞬間
です。
会場全体が一つになる。
これはまさに、
👉 ロータリーの例会や活動と同じ
だと感じます。
一人ではなく、みんなで作る。
👉 それが価値になる
■ ④ 演奏して分かるビートルズの凄さ
現在、私は膳所バンドとして、
ビートルズを演奏し、ボーカルも担当しております。
そして強く感じるのは、
👉 やればやるほど難しい
しかし同時に、
👉 やればやるほど楽しい
👉 奥が深い
だからこそ、
👉 世界中で愛され続けている
のだと思います。
■ ⑤ ロータリーとの共通点
ビートルズを演奏していて感じるのは、
👉 チームで何かを作る喜び
です。
これはまさに、
👉 ロータリークラブと同じです。
👉 一つのクラブを作る
そして、
👉 一体感が生まれる
■ ■ 最後に
私にとってビートルズは、
👉 音楽であり、学びであり、楽しみでもあります。
こうしたことを教えてくれます。
これからもバンド活動を楽しみながら、
その学びをロータリーや仕事に活かしていきたいと思っております。
本日の会長卓話とさせていただきます。
ありがとうございました。
会長の時間29 花見例会
2026年04月08日
皆さん、こんばんは。
桜の美しいこの季節は、出会いと別れの季節でもあります。
これまで共に過ごしてきた仲間との別れ、そして新たな出会い。
その一つ一つが、私たちの人生を豊かにしてくれるのだと思います。
ロータリーもまた、人と人との出会いによって成り立つ団体です。
そして、そのご縁は時間を超えて、心の中に残り続けます。
本日は、満開の桜のもと、こうして皆様とご一緒できることに感謝しながら、
この「つながり」をさらに深めるひとときにしたいと思います。
どうぞ今宵は、楽しい時間をお過ごしください。
ありがとうございました。
会長の時間28 「ロータリーの青少年交換事業について」
2026年04月01日
皆さん、こんにちは。
本日は、ロータリーの大切な事業の一つ、青少年交換事業についてお話しします。
この事業は、若い世代が海外で生活し、異なる文化や価値観に触れることで、視野を広げ、人として大きく成長する機会を提供するものです。
単なる留学ではなく、「国際理解」と「平和の架け橋」を育てる、ロータリーならではの取り組みです。
さて、ここで嬉しいご報告です。
次年度、当クラブから、高嶋会友のお嬢様が交換留学生としてカナダへ出発されます。
日田ロータリークラブとしては、五人目の派遣となります。
大変喜ばしいことであり、クラブとして誇りに思います。
海外生活は、楽しいことばかりではありません。言葉の壁や文化の違いに戸惑うこともあるでしょう。しかし、その経験こそが、人を大きく成長させます。
そして帰国したときには、
「世界とつながった人」
として戻ってきてくれるはずです。
私たちロータリアンの役割は、その挑戦を支え、見守り、そしてその経験を地域へつなげていくことです。
当クラブのテーマは「つながる」です。
この青少年交換事業は、まさに
人と人、地域と世界、そして未来をつなぐ事業であります。
高嶋会友のお嬢様のご活躍とご無事を心より祈念し、皆様のご理解とご支援をお願い申し上げまして、本日の会長の時間といたします。
ありがとうございました。
会長の時間27 「ロータリーの水と衛生月間」九電日田営業所
2026年03月25日
皆さん、こんにちは。
会長が本日、東京出張をしており、例会の出席がかないませんので、今回の会長の時間は副会長の私が代読いたします。
ロータリーでは、毎月それぞれのテーマ月間があります。
そして 3月は「水と衛生月間」です。
今日は、この「水と衛生」について少しお話ししたいと思います。
私たち日本に住んでいると、
水というものをあまり意識することがありません。
蛇口をひねれば、きれいな水が出る。
安心して飲める。
そして清潔なトイレも使える。
これは実は、世界では決して当たり前ではありません。
世界では今でも
約20億人以上の人々が、安全な飲み水を十分に利用できないと言われています。
また、トイレなどの衛生設備が整っていない地域では、
水を介した感染症によって
多くの子どもたちが命を落としている現状があります。
この問題に対して、ロータリーは長年取り組んできました。
ロータリー財団の重点分野の一つが
「水と衛生」です。
井戸を掘ること、
浄水設備をつくること、
衛生教育を行うこと。
こうした活動を通じて、
世界中の人々に安全な水と衛生環境を届ける支援を続けています。
そして、興味深いのは、
ロータリーはただ井戸を作るだけではないという点です。
地域の人たちが
自分たちで維持管理できる仕組みを作る。
つまり
「与える支援」ではなく、
自立につながる支援を目指しています。
水というものは、
人間の生活の基本です。
安全な水があれば、
子どもたちは学校に行くことができ、
地域の健康状態も改善し、
経済活動も生まれます。
つまり水は、
命だけでなく、未来をつくる資源でもあります。
私たちが日常で何気なく使っている水も、
世界の視点から見ると、
とても貴重なものです。
この「水と衛生月間」をきっかけに、
ロータリーが世界で取り組んでいる
こうした活動に思いを向けていただければと思います。
そして、ロータリーの奉仕の精神は
「世界のどこかの誰かの生活を少し良くすること」。
その一つが、
安全な水を届ける活動だと思います。
本日は、この後、私の年度の当初から企画していた、夜明けダムの施設を現地見学し、その効力と規模について目と足で確認していただきたいと思います。
これからもロータリーの活動を通じて、
世界の水と衛生の問題に関心を持ち続けていきたいと思います。
ご清聴ありがとうございました。
会長の時間26 「社長の仕事とは何か」
2026年03月11日
皆さん、こんにちは。
今日は週報での事前告知テーマは「経営のDX化」だったのですが、調べたら12月に「会計のDX化」という似たようなテーマで話していたので、今回はテーマを変えて「社長の仕事とは何か」について、私が思うことをお話しいたします。
ロータリーの会員には経営者の方が多くいらっしゃいます。
私も税理士という仕事柄、多くの経営者の方とお付き合いさせていただいています。
その中でいつも感じるのは、
社長という仕事は本当に大変な仕事だということです。
会社では毎日いろいろなことが起こります。
売上の問題、
資金繰り、
社員の問題、
取引先との交渉。
次から次へと課題が出てきます。
そして最後に判断するのは、やはり社長です。
さて、経営学の世界では
社長の仕事は三つしかないと言われています。
今日はその三つについてお話ししたいと思います。
まず一つ目は
方向を決めることです。
会社はよく船に例えられます。
船には優秀な乗組員がいても、
エンジンが強力でも、
どこへ向かうかが決まっていなければ航海はできません。
どの市場で勝負するのか。
どんな会社を目指すのか。
何を強みにしていくのか。
この方向を決めるのは、
社長にしかできない仕事です。
経営の世界では
「戦略」とも言われます。
会社の未来を描くこと、戦略経営計画を立てること。
これが社長の最初の仕事です。
二つ目は
人を集め、人を育てることです。
会社は設備や商品だけでは成り立ちません。
やはり一番大事なのは
人です。
良い社員がいれば会社は伸びます。
逆に、人が育たなければ会社は成長しません。
採用をすること。
育成をすること。
そして社員が力を発揮できる環境をつくること。
これも社長の大切な仕事です。
よく「企業は人なり」と言われますが、
本当にその通りだと思います。
そして三つ目は
最終的な責任を取ることです。
会社の経営には、
常に決断が伴います。
新しい事業に挑戦するのか。
設備投資をするのか。
人を採用するのか。
どれも正解があるわけではありません。
それでも決めなければならない。
そしてその結果について
責任を取るのが社長です。
これは簡単なことではありません。
しかし同時に、
社長という仕事の大きな役割でもあります。
私は税理士として多くの会社を見てきましたが、
長く続く会社には一つの共通点があります。
それは
社長が会社の未来を考え続けていることです。
毎日の仕事に追われるだけではなく、
常に
「この会社はこれからどうなるのか」
「どう成長させていくのか」
を考えている社長の会社は、
やはり強い会社になります。
このことを社長とともに私は考え、支援をしていきたいのです。
私たちロータリアンは、
それぞれの職業を通じて社会に奉仕することを
理念としています。
会社を経営するということは、
単に利益を出すことだけではなく、
雇用を生み、
地域経済を支え、
社会に価値を提供することでもあります。
そう考えると、
経営という仕事そのものが
職業奉仕の実践と言えるのではないでしょうか。
社長の仕事とは
方向を示し、
人を活かし、
そして責任を取ること。
決して簡単な仕事ではありませんが、
とても価値のある仕事だと思います。
これからもそれぞれの職業を通じて
地域社会に貢献していければと思います。
ご清聴ありがとうございました。
会長の時間25 「RLIとは何か」
2026年03月04日
皆さん、こんにちは。
今日は、ロータリーの中でよく耳にする
**「RLI」**についてお話ししたいと思います。
そしてこの前1月17日にも日田のアオーゼで開催されました。
そのRLIとは
Rotary Leadership Institute
日本語では
ロータリー・リーダーシップ研究会といいます。
簡単に言うと、
ロータリアンのためのリーダー育成研修です。
1992年にアメリカで始まり、現在では世界中の多くの地区で行われている、ロータリアンのリーダーシップ教育プログラムです。
しかし、普通の研修と少し違います
普通の研修というと、
先生が前で話して、
参加者は黙って聞く。
眠くなることもあります。
しかしRLIは違います。
講義ではなくディスカッションです。
10人ほどの小グループで
「ロータリーとは何か」
「奉仕とは何か」
「クラブはどうあるべきか
を議論します。
つまり
聞く研修ではなく
考える研修です。
この研修では
人の話を聞きながら
「自分はどう考えるか」
を深めていきます。
RLIは三つの段階で学びます
RLIは
Part I Part II Part III
という三段階で構成されています。
その後、卒後コースというのもありますが、基本的には3つです。
Part Iでは
ロータリーの理念や基本を学びます。
Part IIでは
クラブ運営や会員増強など
より実務的な内容。
Part IIIでは
リーダーシップや
ロータリーの未来について議論します。
つまり
ロータリーを知り
ロータリーを考え
ロータリーを導く
この三段階です。
なぜRLIが重要なのか
私は税理士ですが、
会社でも同じことを感じます。
会社が成長するかどうかは
リーダーで決まる
と言われます。
ロータリーも同じです。
クラブの未来は
会長だけで決まるわけではありません。
会員一人ひとりが
小さなリーダーになること
それがクラブを強くします。
RLIは
そのための学校のようなものです。
RLIに参加した方がよく言うのは
「ロータリーが分かるようになった」
という言葉です。
しかし私は
もっと大事なことがあると思います。
それは
ロータリーを自分の言葉で語れるようになる
ということです。
ロータリーは
規則でも
肩書でもなく
理念の団体です。
その理念を理解し
自分の言葉で語れる人が増えるほど
クラブは強くなります。
最後に
RLIは
「知識を学ぶ場所」ではなく
ロータリーを深く考える場所です。
そして
ロータリアンとして
一段成長する場所だと思います。
もし機会があれば、
ぜひ多くの会員の皆さんに
参加していただきたいと思います。
5月9日は日田のアオーゼで卒後コースがございます。そこに出てみるのもいいと思います。
きっと
「ロータリーが
もっと面白くなる」
そんな研修だと思います。
ご清聴ありがとうございました。
会長の時間24 「私の大好きな坂本龍馬」
2026年02月25日
皆さん、こんにちは。
本日の会長の時間は、少し個人的な話題になりますが、
私が昔から大好きな人物、
坂本龍馬についてお話しさせていただきます。
龍馬さんの足取りかなり追っておりまして、高知の誕生地や桂浜の龍馬像、歴史資料館、龍馬が通っていた道場後そして京都にいって伏見の寺田屋後、亡くなった近江屋跡、霊山護国神社の近くの霊山墓地にある龍馬さんのお墓は13年前になるけど
11月15日命日に墓参りに行ったのですが、人がたくさんいてお墓前10Mくらいにしか近づけなかったです。あと龍馬さんの遺跡はほとんど行ってまいりました。
歴史上の人物には様々な評価がありますが、
私が龍馬に惹かれるのは、
単なる幕末の志士というよりも
未来をつくる発想力を持った人間だった
という点です。
■ 常識に縛られない視点
龍馬は土佐藩という地方出身でありながら、
藩という枠にとらわれませんでした。
当時の日本は
藩ごとに利害が対立し、
分断が激しい時代でした。
その中で彼は
という行動を通じて、
俯瞰した視点を持つようになります。
これは現代で言えば
業界の枠を越え
地域を越え
国境を越える視点を持つことに近い。
■ 対立を結ぶ力
龍馬の最大の功績の一つは
薩摩と長州という敵対勢力の仲介です。
普通なら不可能と言われた関係を結び、
歴史を動かしました。
ここで重要なのは
彼が権力者でも軍人でもなかったことです。
武力ではなく
信頼関係と対話
によって橋渡しをした。
これはまさに
現代のリーダーに求められる力です。
企業でも地域でも
これを統合できる人が
組織を前に進めます。
■ ビジョンを描く力
龍馬は政治家ではありませんでしたが、
「船中八策」に象徴されるように
未来の国家像を描いていました。
つまり
目の前の問題だけでなく
次の時代を構想していた
リーダーに不可欠なのは
管理能力以上に
未来を描く力
だと私は思っています。
これは企業経営でも同じで、
日々の業務の先に
どんな社会価値を生むかを考えることが
組織の方向性を決めます。
■ 人を惹きつける魅力
龍馬の周囲には
立場の異なる人が集まりました。
武士
商人
政治家
思想家
共通していたのは
彼の人間的魅力です。
組織の中心に必要なのは
権威ではなく
人を集める人格
これを改めて考えさせられます。
■ ロータリーとの共通点
龍馬の行動には
現代のロータリー活動に通じる点が多くあります。
- 人をつなぐ
- 対立を超える
- 未来を構想する
- 社会をより良くする
スケールは違いますが
志の方向性は同じだと思います。
私たちの地域活動も
歴史を動かすほどではないにしても
地域の未来を少しずつ変えていく力を持っています。
■ 結び
坂本龍馬の魅力は
英雄的な偉業以上に
可能性を信じ行動した姿
にあるのではないでしょうか。
時代が混沌としているほど
人と人をつなぎ
未来を描き
変化を恐れない姿勢が重要になります。
それはまさに
「つながる — 絆を深め、未来を創る」
このテーマにも通じる精神です。
本日は個人的な龍馬談義にお付き合いいただき、
ありがとうございました。
会長の時間23 「企業経営者はM&Aをどう使うか 〜怖がらず、賢く〜」
2026年02月18日
皆さん、こんにちは。今日は少し“硬そうな”テーマです。
M&A。 この言葉を聞くと、
「うちはまだ早いよ」
「いやいや、うちは売りませんよ」
「そもそも関係ない」
という声が聞こえてきそうです。
でも実は、
M&Aは“するかしないか”よりも、“知っているかどうか”が大事なんです。
私がM&Aを積極的に進めているわけではなく、M&Aの考え方を理解してもらおうと考えております。
1.M&Aは「結婚」に似ている。
私はよく、M&Aを「結婚」に例えます。
いきなりプロポーズはしませんよね。
これをせずに結婚すると…
まあ、いろいろ起きます(笑)。
M&Aも同じです。
突然「売ります」「買います」ではなく、
日頃から準備している会社ほど、うまくいく。
M&Aには2つあります。それは守りのM&Aと攻めのM&Aです。
2.守りのM&A 〜会社を終わらせないために〜
今、日本では黒字廃業が増えています。
儲かっているのに、後継者がいないからやめる。
これは、地域にとっても大きな損失です。
M&Aは、
「もう無理です」の選択ではなく、
「次に託します」の選択です。
社員さんの雇用を守り、
取引先との関係を守り、
地域の灯を守る。
これは立派な経営判断です。
3.攻めのM&A 〜時間を買う〜
一方で、攻めのM&Aもあります。
- 新しい分野に入りたい
- 若い人材がほしい
- 商圏を広げたい
ゼロからやると5年かかることも、
M&Aなら一気に進むことがあります。
私はこれを「時間を買う経営」 と呼んでいます。
時間はお金では買えませんが、
M&Aなら少し短縮できる。
経営者にとって一番貴重なのは、
実は“時間”かもしれません。
4.税理士から見る「危ない会社」
ここで少し税理士としての本音を言います。
M&Aの相談を受けたとき、
まず見るのは決算書です。
そこで、
- 社長の財布と会社の財布が一体化している
- 節税しすぎて利益が見えない
- 月次試算表が出ていない
こうなると…
「まずは整えましょうか」となります(笑)。
つまり、
良いM&Aは、良い日常経営の延長線上にある。
特別なテクニックではありません。
5.経営者の最大の責任は「選択肢を持つこと」
私は思います。
経営者の責任は、
“どれを選ぶか”よりも、“選べる状態をつくること”。
- 子どもに継ぐ
- 社員に継ぐ
- 第三者に託す
- 自ら買収して拡大する
そのすべてが戦略です。
「知らなかったから廃業した」ではなく、
「考えた上で決めた」と言える状態にする。
それが成熟した経営者ではないでしょうか。
6.M&Aは怖いものではない
M&Aは、
ではありません。
むしろ、
未来を考えた前向きな一手です。
怖いのは、
何も考えないこと。
そして一番危ないのは、「まだ大丈夫」と言い続けることかもしれません(笑)。
7.結びに
ロータリーは「つなぐ」組織です。
人をつなぎ、
想いをつなぎ、
地域をつなぐ。
M&Aもまた、
会社と会社をつなぐ営みです。
どう使うかは、
経営者の器量次第。
怖がらず、
でも軽く扱わず、
賢く使う。
それがこれからの時代の経営ではないでしょうか。
ご清聴ありがとうございました。
会長の時間22 「ロータリーの平和構築と紛争予防 ― 最近の事例から考える私たちの役割 ―」
2026年02月04日
皆さん、こんにちは。
本日は今月2月は「ロータリーの平和構築と紛争予防月間」にちなみ、ロータリーが世界でどのように平和に取り組んでいるのか、そして私たち一人ひとりに何ができるのかについて、最近の事例を交えながらお話ししたいと思います。
1.ロータリーと「平和」
ロータリーの目的の一つに、
「国際理解、親善、平和の推進」があります。
平和というと、戦争を止めること、紛争を終わらせることを想像しがちですが、
ロータリーが目指す平和は、もっと日常に近いところにあります。
それは4つあります。
- 1つ目は教育の機会があること
- 2つ目は安全な水があること
- 3つ目は医療や保健が行き届いていること
- 4つ目は仕事や生きがいがあること
こうした「当たり前」が欠けたところに、争いの芽が生まれる。
だからこそロータリーは、人道支援や地域づくりを通じて、紛争を未然に防ぐ活動を続けてきました。
2.最近のロータリーの平和構築の事例
ここで、最近のロータリーの具体的な取り組みをいくつかご紹介します。
①まず ロータリー平和フェローシップからです。
ロータリーは、世界7か所の大学と提携し、
平和と紛争解決を専門的に学ぶ人材を育成しています。
現在、世界各地で活躍している平和フェローは、
- 紛争地域での調停
- 難民支援
- 国際NGOや国連関連機関での活動
など、まさに「対話による平和」を実践しています。
武力ではなく、人を育てることで平和をつくる。
これがロータリーらしいアプローチだと思います。
② そして次に紛争地域での水・衛生プロジェクトについてです。
近年の国際紛争地域では、
水不足や衛生環境の悪化が、争いをさらに深刻化させています。
ロータリーはグローバル補助金を活用し、
- 井戸の整備
- 衛生教育
- 女性や子どもが安全に水を確保できる環境づくり
を行っています。
水を巡る争いをなくすことが、結果として地域の安定につながっているのです。
③ そして若者同士の交流による「予防」についてですが、
青少年交換や国際交流事業も、立派な平和構築です。
最近では、国や文化、宗教の違いを超えた若者同士の対話の場が、
将来の偏見や対立を防ぐ力になっています。
「相手を知ること」
これが、最もシンプルで、最も強い平和活動だと感じます。
3.私たち日田ロータリーにできる平和貢献
では、そこで私たち日田ロータリークラブに何ができるでしょうか。
私は、平和構築は特別なことではなく、日々のロータリー活動そのものだと思っています。
それは3つあると考えます。
- 1つは、地域で人と人をつなぐこと
- 2つは、職業奉仕を通じて信頼を積み重ねること
- 3つは国際奉仕や青少年支援に関心を持つこと
これら一つひとつが、「小さな紛争の芽」を摘み、
地域の平和を守る力になっています。
私たちの今年度のテーマである
「つながる ― 絆を深め、未来を創る」
まさに、この「つながり」こそが平和の基盤です。
4.結びになりますが、
世界の大きな紛争を前にすると、
「自分に何ができるのか」と感じることもあるかもしれません。
しかしロータリーは、
一人ひとりの小さな行動が集まることで、大きな平和を生むことを信じてきました。
今日の例会が、
- 平和について考えるきっかけとロータリーの役割を再確認する時間
になれば幸いです。
ともに「つながり」を大切にしながら、
ロータリーらしい平和構築を、これからも続けてまいりましょう。
ご清聴、ありがとうございました。
会長の時間21 「黒字体質をつくるステップ」
2026年01月28日
皆さん、こんにちは。
本日は「黒字体質をつくるステップ」について、税理士として、そして経営者の一人としてお話しします。
黒字経営というと、
「売上を伸ばす」「コストを削る」
という話になりがちですが、私は黒字とは“結果”であって、“体質”がすべてだと思っています。
今日は、その体質をつくるためのステップを、3つに分けてお話しします。
① ステップ1:まず“現状を正しく知る”
最初のステップは、とてもシンプルです。
自社の数字を、正しく把握すること。
意外と多いのが、
- 決算書は年に一度しか見ない
- 今、儲かっているのかどうか分からない
- 「たぶん大丈夫」という感覚経営
黒字体質の第一歩は、
「今の立ち位置を知ること」です。
売上はいくらか。
粗利はどれくらいか。
固定費は何に使っているのか。
これを“感覚”ではなく、“数字”で把握する。
これがすべてのスタートになります。
② ステップ2:黒字の“型”をつくる
次のステップは、
黒字になる構造=型をつくることです。
黒字企業には共通点があります。
それは、
- 何で儲けているかが明確
- 儲かる仕事に時間と人を使っている
- 儲からない仕事を無理に続けていない
つまり、
「頑張る方向が正しい」ということです。
売上が増えても赤字になる会社は、
頑張る方向がズレています。
黒字体質とは、
「売上が増えれば、ちゃんと利益が残る仕組み」を
あらかじめつくっておくこと。
ここが一番大切なポイントです。
③ ステップ3:お金の流れを“見える化”する
最後のステップは、
利益と同時に“お金の流れ”を見ることです。
黒字なのに、なぜかお金が残らない。
これは多くの経営者が経験します。
原因は、
つまり、
利益とキャッシュは違うということです。
黒字体質の会社は、
- 先を見て資金繰りを考える
- 半年先、1年先のお金をイメージする
- 「今、使っていいお金」と「取っておくお金」を分けて考える
これができています。
まとめ:黒字は“体質改善”
黒字経営は、
一発逆転の売上アップでつくるものではありません。
- 現状を知る
- 儲かる型をつくる
- お金の流れを管理する
この積み重ねが、
**「黒字が当たり前の会社」**をつくります。
これは企業経営だけでなく、
私たちロータリークラブの運営にも通じる考え方だと思います。
無理をせず、
持続可能で、
次の世代につながる形をつくる。
それが、真の黒字体質ではないでしょうか。
ご清聴、ありがとうございました。
会長の時間20 「ロータリーの職業奉仕について」
2026年01月21日
皆さん、こんにちは。
本日は「ロータリーの職業奉仕」について、会長として、そして一人の職業人としてお話しします。
ロータリーには
親睦・職業奉仕・社会奉仕・国際奉仕・青少年奉仕
という五つの奉仕がありますが、その中でも私は、
職業奉仕こそがロータリーの原点だと感じています。
① 職業奉仕とは「特別なこと」ではない
職業奉仕というと、
「何か立派なことをしなければならない」
「奉仕活動を仕事と別にやること」
そう思われがちです。
しかし、ロータリーの職業奉仕は、
自分の職業を通じて社会に貢献すること。
つまり、
- 誠実に仕事をする
- 約束を守る
- 正しい価格で、正しい品質を提供する
- お客様、取引先、社員、地域に対して公正である
これそのものが、職業奉仕です。
特別なことではなく、
日々の仕事の姿勢そのものが問われているのだと思います。
② 「四つのテスト」は職業奉仕の物差し
職業奉仕を考えるとき、
私たちロータリアンには「四つのテスト」があります。
- 真実かどうか
- みんなに公平か
- 好意と友情を深めるか
- みんなのためになるか
これは、
経営判断や取引、社員との関係において、
非常に実践的な指針です。
目先の利益だけを追えば、
どこかで信頼を失います。
長く続く企業、信頼される職業人は、
この四つのテストに耐える選択をしている
私はそう感じています。
③ 職業奉仕は「自分を律する考え方」
職業奉仕は、
誰かに評価してもらうためのものではありません。
むしろ、
自分自身を律するための考え方です。
- この仕事は誠実か
- この説明は正直か
- 相手の立場に立っているか
自分の職業に誇りを持つからこそ、
こうした問いを自分に投げかけることができる。
職業奉仕とは、
職業を通じて人格を磨くことでもあると思います。
④ 職業奉仕が、社会奉仕・国際奉仕につながる
私たちがそれぞれの職業で信頼を積み重ねることで、
地域が良くなり、社会が安定し、
結果として国際理解や平和にもつながっていきます。
ロータリーが100年以上続いてきた理由は、
この「職業を基盤とした奉仕」という考え方が、
時代が変わっても色あせなかったからだと思います。
⑤ まとめ:職業奉仕は、今日からできる奉仕
職業奉仕は、
特別なイベントでも、
大きな事業でもありません。
- 今日の仕事を誠実に行う
- 相手の立場で考える
- 信頼を積み重ねる
これを一人ひとりが実践すること。
それこそが、
ロータリーらしい奉仕であり、
私たちが社会に示せる一番のメッセージではないでしょうか。
今年度のテーマ「つながる」においても、
職業を通じた信頼のつながりを、
このクラブから広げていければと思います。
ご清聴、ありがとうございました。
会長の時間19 「干支の話 〜午年に学ぶ、前へ進む力〜」
2026年01月07日
皆さん、あけましておめでとうございます。
日田ロータリークラブ会長の小ヶ内です。
新年最初の会長の時間、
本日は「干支の話」をさせていただきます。
2026年の干支は、午(うま)年です。
干支は、もともと時間や季節の移り変わりを表すための
生活の知恵として生まれました。
私たちが年の初めに干支の話をするのも、
「今年はどんな年にしようか」と、
気持ちを新たにするためなのかもしれません。
馬といえば、
速く走る前進・行動力、
人とともに働く信頼・誠実、
昔の移動や運搬の主役として人を支える存在、
そんなイメージがあります。
午年は、前へ進む力と、
人と人をつなぐ力を象徴する年だと言われています。
ここで少し、日田らしい話を一つ。
日田は江戸時代、天領として幕府の直轄地でした。
その物資の運搬や人の往来を支えたのが、
まさに馬でした。
日田街道を通って、
年貢米や木材、生活物資が運ばれ、
馬はこの地域の発展を陰で支えてきた
大切な存在だったと言われています。
また、周辺の山間部では、
農作業や山仕事に馬が欠かせず、
「馬は家族同然」として
大切にされてきたとも聞きます。
午年の主役である馬は、
実はこの日田の歴史と、
とても深いつながりがあるんですね。
2026年は、60年に一度の丙午の年でもあります。
昔は迷信的に、少し強い言われ方をした年でもありますが、
本来は、火のような情熱、
物事を切り開くエネルギーを意味する、
とても力強い年です。
私はむしろ、
「新しいことに挑戦するには、
ぴったりの年」
と前向きに捉えたいと思っています。
馬は、一頭ではなく、
人と力を合わせて走ることで、
初めてその力を発揮してきました。
これは、まさにロータリーの姿ではないでしょうか。
一人ではできないことも、仲間とならできる。
地域とつながれば、さらに大きな力になる。
今年度、私たちのテーマは「つながる」です。
午年の「共に走る力」は、
このテーマにぴったり重なります。
日田ロータリークラブも、
清掃例会、ポリオ募金、家族例会など、
地域とつながりながら、
一歩ずつ前へ進んできました。
午年の今年は、
その歩みを止めず、
もう一歩、前へ進む年にしたい。
私はそう思っています。
干支は12年で一巡します。
12年前、24年前の午年、
皆さんは何をしておられたでしょうか。
干支は、過去と今、未来をつなぐ
時間の道しるべでもあります。
この2026年が、後から振り返って、
「あの年が転機だった」と言えるような、
そんな一年になれば素晴らしいと思います。
午年にあやかり、
この日田の地で育まれてきた
馬のように、黙々と人を支える力と、
前へ進む行動力を胸に、
私たち日田ロータリークラブが、
仲間とともに、地域とともに、未来とともに、
力強く走り続ける一年にしていきましょう。
皆さんにとって、2026年が健康で、実り多く、
笑顔あふれる一年となりますことを祈念し、
私の会長の時間といたします。
ご清聴、ありがとうございました。