会長の時間8
日田ロータリークラブ会長 江藤秀平
今月はロータリーの友月間です。いつもガバナー補佐であるとともに雑誌委員長の武内眞司会友がロータリーの友をよく読まれてロータリーメンバーにわかりやすく説明をしていただきありがとうございます。私もロータリーの友を読むようになりました。なぜか会長になるとロータリーの友を読む傾向になるようです。私の理由はわかりますが、会長の時間のネタ探しもありますね。私のように文才が無く話下手な者は「会長の時間」が苦手です。その場で行き当たりばったりの話は大丈夫ですが、文章化して人前で読むのは本当に苦手です。私はあがり症の上に飲めない、口説けない、さわれないの三拍子そろっていますので申し訳ありません。
話は戻りますが、ロータリーの友の記事で今年度から掲載されているある項目が面白いです。それは「ロータリーあるある相談室」です。この匿名相談には各地のロータリークラブの経験豊富なパストガバナーが、真剣に、時にはユーモアを交えてお答えしていただいています。7月号では「傍若無人な自己チューの先輩会員問題」で、お二人のパストガバナーが回答していました。最初の回答者は諦めなさいと、無視して老人はそれまでの人生の集大成だから、立派な人はさらに立派に、悪い人はますます悪くなり、年を取れば取るほど性格が悪くなって、物欲も増すから、この人たちは反面教師として自ら私たちに教えるために、恥も外聞もなく、捨て身で、わざと振る舞ってくれていると思いなさいと言われ、もう一人の方は決して諦めないでくださいと、人間には様々な要素があり、「十人十色」「多様性」と言うので相手に対して寛容な気持ちでお付き合いし、この会員が気付いてくれることを念じて辛抱し、課題を克服しようと努めれば、クラブに団結力が生まれると回答されていました。両極端な回答でしたが、私は前者の方に同意します。8月号では「女性会員入会拒否問題」でした。一人の方は女性会員をテーマにしたディスカッションを例会で行うことや、自クラブの創立50周年で初めて女性会員が入会したときに90歳を超える創立会員の素晴らしいコメントを掲載されていましたし、もう一人の方は女性会員が入会したら辞めるという会員に対して言われた言葉が「あなたのロータリーへの愛情は、女性会員の存在で冷める程度のものですか」と、その上その会員に「辞めても結構です」と言い切ってしまいました。さてどうなったでしょう?結末は伏せておきます。ぜひ読まれてない方は読んでみてください。
結びに、会員の皆さんは多分ロータリーの友を読まれているとは思いますが、いろんな角度から情報が入りますので面白いですよ。私はこの「ロータリーあるある相談室」のほかに「卓話の泉」も面白いです。本日配布のロータリーの友9月号が楽しみです。