卓話

2017年

新入会員卓話 髙嶋圭一郎会友

2017年12月06日

本年8月に入会しました髙嶋圭一郎と申します。皆様どうぞ宜しくお願い致します。  私の経歴について少しお話させていただきます。日田に生まれ、光岡小・三隈中・日田高へと進学し、高校時代はラグビー部に所属しておりました。当時ラグビーは大変な人気で、私自身も国立競技場で行われる早明戦に憧れ明治大学を志しましたが夢かなわず、一浪し福岡大学へと進学しました。卒業後、他社で勉強させていただいたのち父の経営する有限会社高嶋紙器へ入社、二代目として代表を引き継ぎ今に至ります。  夢破れての大学生活でしたが、大変に貴重な経験をし充実した時間を過ごしました。というのも、勉学の傍らFBS福岡放送で働くという少し特殊なアルバイトをしていたからです。  テレビ局でのアルバイトではたくさんの思い出がありますが、ここ最近天皇陛下の退位について盛んに報道されていて思い出されるのが、昭和天皇崩御の日のことです。  当時今のように開かれた皇室ではなく、情報も少ない中昭和63年後半になり天皇陛下の容体悪化が伝えられました。各メディアは宮内庁の発表以外何もわからないまま、試行錯誤しつつもその日のために報道の準備をしていました。  そして、1989年1月7日崩御の一報が入りました。当日の記者は現参議院議員の古賀ゆきひとさん、この時から通常番組は休止して丸2日間は特別番組を編成となりました。福岡の街では天神の看板の電気も中洲のネオンも自粛のため全て消えたのが印象的でした。護国神社では後追い自殺がでるかもしれないとのことで、福岡の報道6社が交代で24時間待機しました。そして、当時の官房長官小渕が元号を平成と発表、8日皇太子が即位し平成元年の始まりとなったのです。周りにいたテレビ局の誰もが初めての経験で、私自身時代の変わり目にいることを実感した日でもありました。  再来年、私達は天皇陛下の退位によりまた時代の変わり目に立ち会うことになります。これからやってくる新しい時代も、子供達が平和な暮らしを送れる世の中であってほしいと願いつつ卓話とさせていただきます。

「言語聴覚士とは」日田コネクト  立川賢祐氏

2017年11月15日

言語聴覚士とはリハビリテーション資格の一種です。対象の方は先天的な脳性麻痺であったり骨などに障がいがある方、後天的なこととしては脳卒中や交通事故などが原因になります。口の周りの筋肉に支障をきたしていたり、脳の機能が低下していたり、言葉が話せなくなるのにはいろんな原因があります。簡単に一部ご紹介しますと、失語症という症例があるんですが、ある日言葉を全く無くしてしまった状態をいいます。また発達障害と言って自閉症とか、ダウン症とか聞かれたことがあると思いますが、そういうお子さん達や、困った方々に、どうやったら私たちの気持ちが伝えられるか、ということです。またこれは皆さんに一番関係ある話ですが年齢を重ね、嚥下障害を起こすとものが嚙めなくなり、どうやって食事をしたらいいかということを支援します。介助ベッドの上ではどうやって食べたらいいか、実際に食べやすい嚥下食を作ったりもします。また福祉施設の方には、どういう風に嚥下食を食べさせたらいいかなどの指導もしています。  さてなぜ私は開業したのかという話です。一般的に言語聴覚士は入院されている方にサービスをすることが多いです。しかしどうしても制度の中では本質的な生活から離れた病院でサービスをすることになります。言葉は、話したいという気持ちがあって初めて話すものですので、もちろんこちら側も会話の種になるものは用意していきますが、「話すことがありません」と言われることもよくあります。嚥下トレーニングにおいても食事は一日三回ありますが、なかなかそのタイミングに合わせることが難しいこともあります。やはり在宅でその方がされている生活の中でサービスを行うことに理想を感じています。また制度の狭間にいる方も多く、若くしてパーキンソン病になってしまった方や、ショートステイの方は言語聴覚のサービスを利用しにくかったりします。あとは自分の考え方ですが、自分の生まれたこの日田の中を走り回って、地域のニーズを把握したい。もっと日田を深く知りたい、ということで自分で個人事業を始めました。とはいってもリハビリテーション資格は自分で医院などを起こす開業権はありませんし、業務独占の資格ではありません。ということで言語聴覚士という仕事を持ちながら、言語聴覚士でなくてもできるサービスを提供するということで行っております。例えば教育の分野でも知能が発達していく中で子どもたちの活舌が良くないということもあります。どうしても「つ」や「か」が言えない子どものサポートなど、診療の補助行為だけではないことにも私たちは関わります。またサービスを行う際には必ず医師の指導をもらうことになっております。必要性を十分を説明して頂いた上で、納得していただき、サービスに取り組んでいます。今実際何をしているかというと、いろんなところを走り回って、幼稚園で嚥下障がいや発達障がいのお話をしたり、医療機関から保険診療以外のお仕事を紹介していただり、ということです。医療機関に問い合わせ、やってもいいよ、ということで、最初はびくびくしながら過ごしていましたが、非常に沢山の先生方にご配慮いただきまして、日田で仕事ができております。料金は自費となり、訪問で当事者の介護支援ということでサービスを行っております。実際自分で初めてみて、在宅サービスがなくて現在困っている人は本当にたくさんいることに気づきました。割合とすれば0.06%ですから、相対的には多くはないはずなのですけど、確実に困ってらっしゃる方がたくさんいます。また医療・介護業界においても、実際どう対処していいかわからない、と悩んでおられる事業所さんも沢山あることも感じました。保険制度にはつきものですが、制度の間の溝で困っている方は確実にいます。以上が、私が日々何をしているかということです。  最後に今後日田で何をしたいか、ということです。まずは言語聴覚士の必要性を広めたいですし、いろんなところに言葉の発音や、呑み込みで困っている方のサポートをすることで実績をつくっていこうと日々奮闘しています。また無料相談会も開いています。これは(日田ロータリーの)宮崎先生にご助言頂いたのですが、嚥下障害の人でも食べられる料理のお店も開けたらと思うのですが、開業資金がありません(笑)。大分県には「なしかい?」という言葉がありますが、「なし会」という障がいがある方の集まる会も開催しています。同じ悩みを持つ方のネットワークづくりもやっていこうとしています。またそのような子どもを持つ親御さんもサポートしていきたいです。なぜ病院で働く選択ではなく独立したの?とはよく聞かれますが、やはりこういった活動の根幹にあるものは、もう一度生まれ変わっても、この生まれ育った日田で安心して生活したい。そういう街を作っていく手助けをしたい。ということです。それを信念に持って仕事を続けていきたいです。本日はお話をする機会を頂き、大変ありがとうございました。

「日田祇園のはなし」 日田山鉾振興会会長  後藤稔夫氏

2017年11月08日

祇園は京都発祥で、天災地変による災難が鎮まってくれることを祈って始まったと考えられる。祇園祭りになったのは、天智天皇の頃、同盟国百済から琵琶湖付近に亡命した人達が持ち込んだと思われる。祇園の神は強い神牛頭天皇であるが、その後、スサノオの命と混同し今日に伝わっている。日田祇園の由来ははっきりしないが、豆田の他5ヵ所で始まったらしい。初めは高さ10mの堂々とした山鉾だったが、倒れて死者がでたことから高さ9mに制限された。大正期には4mまでなったが、現在は電線にひっかからない8mになっている。12月末にユネスコの世界遺産に登録された。

釣らずに死ねるか!」ロータリー財団委員長  白石章二

2017年11月01日

9月16日開催予定のロータリー財団セミナーが台風の上陸により中止になりました。  そこで今日はテーマを変更して、私の唯一の趣味のルアーフィッシングの話をしたいと思います。  小学生の頃、父親に連れられてハエ釣りをしたのが釣りの第一歩でした。それからしばらくは釣りの世界とは縁がなかったのですが、長男が小学生の時バス釣りが流行り、長男にせがまれて釣りに行く中で、自身もちょっとやってみようかと思い立ったのがルアーフィッシングの始まりでした。  そして釣りのために船舶免許も取得し、琵琶湖へも遠征しました。  その後、徐々に海のルアーフィッシングにシフトチェンジして、スズキ、ブリ、マグロ、ヒラマサ、アオリイカ、ヒラメなどいろんな釣りにチャレンジしている今日この頃です。これからもますますルアーフィッシングに邁進していきたいと思っています。

会員卓話 九州北部豪雨 災害復旧について 河津龍治会友

2017年10月04日

九州北部豪雨 災害復旧について、日田市小野地区の復旧工事にあたった河津建設の河津会友が卓話しました。

「九州北部豪雨による被害状況の比較」日田警察署 松家署長

2017年09月27日

宮崎出身で、日田に来て2年、来年退職になる。日田警察署長として勤務し、日々出来事があり、気の抜けない毎日です。  警察では実績を上げるのが第一で勤務に努めた。  中でも、九州北部豪雨では、事前に100名全員を集合させてボートその他の道具も前もって揃えて待機したが、想定以上の濁流に、ボートを出すことも、被災地に近づくこともできない場面もあった。一時署員が濁流に孤立する場面もあり、救助は困難を極めた。  平成24年の北部豪雨の災害と今年の豪雨の災害を比較すると、死者が増え、全壊戸数も52棟と2倍近くなった。人工林の地盤のもろさが原因で土砂崩れが多く発生し、さらに、流れた流木によるせき止めで水害が発生した。今後の災害発生予防のために考えなければならない課題である。 「警察の仕事」  テレビの刑事もので出てくる警察と現実の警察は大分違う。容疑者に予算オーバーのかつ丼なんて出さない。拳銃は持ち歩いているが一度も発砲したことはない。万が一、使用する場合を想定して、射撃訓練をするが、至近距離で撃っても拳銃では命中するのは難しい。要人の警護も重要な仕事で、ミスがあるとクビが飛ぶので緊張して遣っている。 平成29年の北部豪雨 <雨量>………1時間87.5ミリ(観測史上2位)        3時間186ミリ(観測史上最高)        1日370ミリ(観測史上最高) <死者・負傷者>   死者3名    ※夫婦2名が河川に転落、死亡    ※消防団員1名が土砂崩れ現場で活動中に土砂     崩れに巻き込まれ死亡   負傷者4名    ※2名土砂崩れに巻き込まれる     2名は道路で転落 <住宅被害>  全  壊 052棟 半  壊 069棟 一部損壊 21棟  床上浸水 428棟 床下浸水 937棟 <被害の特徴> ・河川の氾濫 H24.7北部豪雨の際に越水、決壊等が生じた箇所の周囲で、当時改良等を施していない箇所、河道が大きく湾曲している箇所、堤防の高さに左右に差が生じている箇所、、堤防が高く、水量が増すと、周囲の家よりも川の水面が高くなる箇所における浸水被害が多く発生した。 ・土砂の崩壊  保水力の弱い人工林(根が浅い、張っていない)の山々から木々が土砂とともに大量に崩落し、田んぼ、道路を覆った。道路が寸断されたことから多くの孤立集落が発生した。  今回の被害の多くが山間部で発生し、道路が寸断され、物資輸送はもとより、停電、固定電話が不通となるなど、日常生活に大きな影響が出た。

「ロータリーの友月間」について」江田弘司 雑誌委員長

2017年09月20日

雑誌委員の卓話でございます。  9月は「ロータリーの友月間」となっております。今日はロータリーの友の内容についてご説明したいと思います。  ロータリアンの3大義務というのがございます。「会費の納入」「例会への出席」「ロータリーの友の購読」です。友の購読も義務に入っております。面白おかしい雑誌にするのが目的で発行しているわけではございません。ただ、親しみやすい雑誌でなければ中々会員の皆様方が読まなくなる、その辺は友編集部も悩みのタネとなっております。  そこで今年度から、会員の皆様が投稿しやすい新コーナーを設けてより親しみやすい友にしようと努力致しております。雑誌の内容を2つに分けますと①国際ロータリーの活動②国内ロータリーの活動、になります。友を読むことにより、日本全国のクラブの活動を、世界各地のクラブの活動を知る事ができます。逆を言えば、友がないと自分の所属クラブ以外がどんな活動をしているのか知る事ができません。 そういうロータリアンのためだけに発行している雑誌ですので、ゴシップ的なものは排除している次第です。  忙しい会員の皆様は、ゆっくり友を読む時間がないかもしれませんが、目を通すことで日本中の、世界中のロータリーの活動に触れる事ができます。今日のこの友の紹介が少しでも縁となり、興味を持って頂けたら幸いでございます。  時間が余りましたので雑談を少々。 先日、鹿児島の錦江湾に「海での散骨」研修に行ってまいりました。鹿児島の葬儀社に依頼して、日程調整や船の手配、散骨用に遺骨を加工、色々大変ですが、資料欲しい方いらっしゃいましたらご用意しますので、私の方までお願いします。

松浦善剛会友

2017年09月13日

会友の皆さん、こんにちは。今年の7月より入会いたしました、松浦と申します。わたくしの入会をご承認いただきました皆様には、改めて、御礼申し上げます。  さて本日は、わたくしの職業にちなんで、「お菓子について」話をしたいと思います。  最初に、わたくしの簡単な経歴ですが、およそ店の業種とは全く関係のない、工業系の大学を卒業し、京都市上京区にあります、老舗和菓子屋「塩芳軒(しおよしけん)」で5年間の修行生活を送りました。塩芳軒には、同じように地方から来られた方が、当時、6名おられまして、店の一角にある、広さが約十二畳一間の屋根裏部屋で共同生活をしておりました。プライベートスペースが布団の広さしかなく、洗濯は共同、入浴は近所の銭湯に通っていました。門限が10時でしたので、これから盛り上がるぞ!と言う時間には、帰宅しなければなりませんでした。給与は無く、衣食住のみが保障され、お盆・暮れの年2回、実家への手土産を頂き、帰郷が許される。当時ではそれらが、修行と言う言葉で片付けられてきましたが、今だったら、労働基準監督署が、黙ってはいないのではないかなあと思います。  まず、和菓子、洋菓子は、明治維新を境にして、分類されます。よく、カステラを洋菓子と思っている方がいますが、カステラは、室町時代に国内に入って来ましたので、和菓子に分類されます。また、洋菓子はプラスのお菓子、和菓子はマイナスのお菓子と表現されます。どういうことかと言いますと、洋菓子は素材に色々な味や香りを足し合わせながら作り上げるのに対し、和菓子は、素材のある一部分の特性を生かすために、他の所は捨てて作り上げていく、という事であります。そして、一言で和菓子と言っても、和菓子の水分の含有率で「生菓子」「半生菓子」「干菓子」と呼び名を変え、資料にありますように、多くの種類に分類されます。日持ちについてですが、当然のことですが、水分を多く含んだお菓子ほど、短くなります。特に朝生菓子と呼ばれるものは、作ったその日の内に食べた方が美味しく召し上がれます。  修行時代、京都の先生から「お菓子と接するなら、感覚を養いなさい。」と言われて来ました。聴覚、視覚、触覚、嗅覚、味覚の五感や季節感などが、主になりますが、たとえば、どんなに美味しそうなお菓子を作ったとしても、見た目やネーミングが悪ければ、お客様は買うことを控えてしまうし、春は桜餅、秋は栗きんとんが、逆の季節に提供される事は、ありえないです。また、どんなに宣伝し一時の集客を得たとしても、リピーターが生まれなければ、それは、お客様目線ではなく、ただの作り手の自己満足、感動の押し付けになります。お客様に、どのようにして興味を持ってくれるのかと言う、それら感覚のバランスが、ちょうど円を描くように同じ距離であることが大切なのではないかと思います。  その他、先生からは、「お菓子ほど、季節や気候に左右される物はない。例えば、同じお菓子でも、春に作る場合と夏では、配合自体が微妙に違ってくる。極端な事を言えば、手の温度さえもお菓子の出来に反映する。それによって包み方も変わってくる。だからこそ、手作りの価値も出てくる。これは教えたり教わったりするものでは無い。言葉にしてどうのこうのと言う事は簡単には言えない。それをどうするかは、君次第だ。と、とても厳しく重たい言葉を頂きました。この言葉を発するときの先生の表情は、とても優しく、穏やかな感じでしたが、後で聞いた話では、相当ご立腹されていたそうです。その時、京都人の表と裏と言うか、何か恐ろしさを感じた事は、言うまでもありません。でも、本当の事ですので、この言葉を今でも噛みしめながら、わたくしのお菓子作りは、日々終わりなき努力で突き進んでおります。

インターアクトクラブ年次大会報告

2017年08月16日

藤蔭高等学校 インターアクトクラブ ・参加生徒:田中 悠翔(ゆうと)、隈本 さくら、黒木 遼(はるか) ・引率教諭:梶原 一成

<梶原 一成>
ロータリークラブの方々には、平素より本クラブにご支援をいただき、感謝致します。特に22年目を迎えました東南アジアへの支援には広告料としてのご協力金をありがとうございます。

さて、今年度も7月29、30日にホスト校の東九州龍谷高校にて第33回の年次大会が開催されました。18校が参加する中、各学校による活動報告会がありましたが、『国際奉仕賞』を受賞しましたのでご報告します。

<田中 悠翔>
新入部員の田中です。初めて年次大会を経験して、インターアクト、ローターアクト、ロータリークラブについて詳しく知ることができました。講演をされた中津RCの川嶌さんや東九州龍谷の元校長安部先生のお話を聞いて、さらにインターアクトに対する関心がより一層高まりました。活動報告会では他校がどのような活動をしているか、互いに知ることができたので良かったです。私はこの大会で自分の意見を積極的に出すことの大切さや、奉仕の心がどれだけ大事かを学ぶことができました。

<隈本 さくら>
今年度、部長の隈本です。私にとって初めての年次大会でしたので、他校との交流や自分たちの発表は上手くいくか不安でしたが、たくさんの生徒と話をしながら、どのような活動をしているかなど、十分な情報交換をすることができました。中でも一番参考になった活動はマイシューズ活動です。この活動は卒業と同時にシューズを海外に送る活動ですが、本校の東南アジア支援と一緒にできたら良いと思いました。今後、夢である保育士になった時は、インターアクトクラブでの経験を活かしていきます。

<黒木  遼>
副部長の黒木です。3年間年次大会に参加させていただきましたが、今年が一番思い出に残る大会でした。オープニングでは、東九州龍谷高校のナムナムガールズによるオリジナルダンス、記念講演も為になるお話ばかりでとても感動しました。他校の生徒と班ごとに中津の城下町を歩きながら清掃活動もしましたが、日田の豆田町とは違い、時代劇に出てくるようなところばかりで特に印象に残りました。活動発表の際、私は小野地区なので北部豪雨の話をさせていただきました。改めて当り前の生活が当り前でなく、いかに幸せなことかを感じることができたことも、私には大きなプラスとなりました。

新年度方針 諫山高之

2017年07月05日

改めまして、今年1年間よろしくお願いします。今日皆様にお配りしたロータリーカレンダーは、7月から12月までの例会とその他の予定を入れています。また、会員の誕生日も入れています。1枚はご家庭で、1枚は仕事場に貼ってご利用ください。  運営方針ですが、まず最初に、日田ロータリーで初めて米山奨学生を受け入れました。別府大学4年生の金(キム)君です。期間は、今年の4月から来年3月までです。  カウンセラーとして佐竹委員長、一ノ宮会友、吉冨会友には大変お世話おかけしますが、どうぞよろしくお願いします。  次に、ロータリー財団の地区補助金を活用した青少年奉仕事業を行います。期日は8月23日の水曜日、場所は前津江のスノーピーク奥日田です。テーマは「災害時にも役立つアウトドア体験と満天の星空観察会」です。  小学4年生以上を対象に、保護者同伴で100名募集します。1時ごろから貸切バスで移動します。講師の説明を受けながら、簡単なロープワークや新聞紙や薪での火起こしと簡単な調理、さらに街灯のない場所で星空を見ることで、自然の雄大さや大切さを学んでもらいたいと思います。実行委員会を作り進めますが、あまり時間がありませんので、会員の皆さん全員の協力をお願いいたします。  次に、広報委員会の件です。広報委員会は今年公共イメージ委員会と名称が変わりました。先日、広報強化の目的で理事会と記者クラブとの懇談会を開きました。大分合同新聞、西日本新聞、読売新聞、毎日新聞、NHK、OBS、TOS、KCVと8者の方に参加いただき、今後の当クラブの活動を理解いただいたと思います。  今後のスケジュールですが8月8日に日田中央と一緒にガバナー公式訪問があります。会場はマリエールです。また、秋頃に3年ぶりに日田、日田中央、玖珠の3クラブ合同例会を日田クラブ主催で開く予定です。  そして、例会出席です。出席率がよくないので、欠席会員には声かけをしていこうと思います。  最後に、今年1年間どうぞよろしくお願いいたします。

会長の時間41 平成29年6月28日(水)

2017年06月28日

日田ロータリークラブ会長 功能重雄
最初に下半期の行事を振り返り、感想を述べたいと思います。1月11日の小松軒での新年会で今年のスタートを切りました。2月1日の夜、入会3年未満の新人研修会がありました。織田ロータリー情報委員長のご尽力で、3年未満の出席義務者全員参加で、佐竹、草野、武内パスト会長の談話があり大変有意義な会でした。3月25日は2720地区の地区大会が大分であり、14名が参加し、例年は数名だけ全体の懇親会に出席し、残りは別の場所で懇親を行っていましたが、今年は全員が全体懇親会に出席して、そのあと二次会に行きました。この方法はよかったと思います。3月29日は里山散策があり、小学生32名、保護者5名、藤蔭高校IAC6名の参加がありました。なかなかいい企画だったと思います。4月2日は会長杯ゴルフ大会があり、雹も降る悪天候でしたが熱い戦いの末、中野会友が優勝しました。4月12日の花見例会は、今年の天候不順のせいで桜の方は三分咲きでしたが、当クラブでは初めてテーブル、イスが用意されての花見でした。この時、米山奨学生のキム・キョンソン君が初めて来訪されました。5月14日は月出山岳登山が行われ20名が参加しました。天候にも恵まれ楽しい1日でした。6月14日の献血例会、6月21日の家族会で下半期の行事は終了しました。  次に会長職の1年について感想を述べます。ロータリー歴20年になりますが、今まで経験しなかったことを色々と経験することができました、仕事が忙しいとか、色々理由をつけてさぼっていましたが、責任上出席しないといけないため、年度前の2日間に亘る会長エレクト研修会に始まり、地区協議会の出席、大分第一分区の各クラブの会長、幹事とガバナー補佐との懇談会、これは熊本地震の余震の続く中、玖珠の北山田でありました。会長になってからは、まづ日田中央R.C.と玖珠R.C.への訪問、ガバナー公式訪問時のガバナーとの会長、幹事懇談会への出席、それからいままで出席したことのなかった他クラブの周年行事にも、宇佐R.C.玖珠R.C.日田中央R.C.に出席しました。出席してみると、いづれも楽しめました。玖珠であった大分第一分区I.M.にも出席しました。その他、担当理事と一緒に藤蔭高校インターアクトクラブへの訪問や、市役所にある日田記者クラブへの訪問もありました。こうしてみると、結構ロータリー関連に時間を割いていて、又たくさんの人との出会いもありました。一番大変だったのは、やはり毎週やってくる会長の時間でした。人前で話すのも、文を書くのも苦手でしたので今日で最後と思うと本当にほっとします。話すテーマを決めるのが一番大切だと言われていますが、話については、江戸後期の歌人で良寛和尚の「言葉の戒め」があります。一部紹介します。1、口のはやき これは話が伝わりません。2、話の長さ 聞いている方はつかれます。3、人の物言わぬうちに物言う 人の言葉はできるだけ最後まで聞きましょう。4、自慢話 聞く方は「それがどうしたの」って事が多いです。5、ことわりのすぎたる 理屈ばかりだと話が面白くありません。6、おしのつよき 気持ちのいいものではありません。7、よく物のこうしゃくをしたがる 不快になります。これらを戒めとして話せたかどうかわかりませんが、唯一守れたのは話の短さではなかったでしょうか。  今年度のテーマは「ロータリを楽しもう」で、色々と企画したつもりですが、それぞれの会員が自ら積極的に参加することが必要と感じました。例会の出席も同じだと思います。時間の都合をつけて出席することで、ロータリーに親しみ楽しむことになるんだろうと思います。最後になりますが、会友の皆様がそれぞれの役割を果たしてくださったことに感謝いたします。1年間ご協力ありがとうございました。

献血例会

2017年06月14日

6月14日に実施いたしました献血活動には、多数の会友の皆様にご協力いただき、誠にありがとうございました。幸いお天気にも恵まれ、早くからたくさんの市民の皆様のご協力をいただきお陰様をもちまして、当初の目標を達成することができました。特に、会友の皆さんの積極的な呼びかけによりまして、それぞれの所属事業所よりたくさんの新規献血のご協力をいただき、心より御礼申し上げます。また、イオン会場や九電の会場では炎天下での活動をお願いすることになり、会場担当の皆様には、大変申し訳ございませんでした。ここ数年、全県下的にも献血協力者の減少傾向が続く中、今回は九電会場が時間短縮されたにも関わらず、昨年とほぼ同様の実績を上げることができ、日赤の担当の方からも、感謝の言葉をいただきました。事前の連絡調整、周知ポスターの掲示や折り込みチラシ、新聞等での広報、ネットでの呼びかけ等々、事務局を始め会友各位の取組に、心から感謝し、お礼に代えます。有難うございました、そしてお疲れ様でした。

外部卓話 弁護士 梅木自敬 氏

2017年06月07日

「相続について」
 弁護士 梅木自敬 氏

 本日は2574例会にお呼び頂きありがとうございます。今日は「相続」についてのお話ですが、最近の業界の状況や弁護士とはどういった事をしているかもお話します。平成19年に司法試験に合格しました。この年に司法制度改革が行われ、1990年の後半から国が規制緩和を進めていて、大企業を中心として競争原理を肯定して企業が色々な活動が出来るように国内が動き始めていました。競争原理が働くと紛争も起きる訳で、法曹人口の需要も見込まれるだろうということで、これまでの司法試験の制度を大きく変えて法科大学院卒業後5年以内に3回受験が出来る制度に変わりました。私が法科大学院の2期生になり、その頃はブームでもあり多くの人が受験して入学定員の10倍の人達が受験していました。入学できた40%の人達が司法試験に合格していました。大学院で3年間、法律を一から勉強していくのですが、私は法学部を出て法律の勉強をしていたので2年からの法科大学院入学になりました。合格した年の11月から10ヶ月は福岡地方裁判所に配属になり、2年間司法修習生をしていました。その後、司法研修所に戻り弁護士登録を行いました。弁護士になるには司法試験に合格すればなれるというわけではありません。厳密に言うと、弁護士になるには司法研修所に行ってその中の試験をパスしなければ弁護士資格は得られません。
 私たちの日常生活は、法律に裏づけされています。例えば、家を借りる際も賃貸借契約を結び、使用する者はその対価として賃金を払うことになっています。馴染みのある賃貸・売買はささいなことが紛争にあることは信頼が結ばれていれば滅多にありませんが、(相続)は決して身近なものではありません。殆どの方が人生の一度は経験するもので、ここで動く資産は非常に大きなお金が動きます。皆さんが(相続)に関して余り持っていない状況で、相続に直面すると大きなトラブルに発展するケースがあります。(相続)というと相続税が思い浮かぶと思います。統計では1年間で120万人が亡くなっていますが、その中で相続税が発生する相続は、全体の4%しかありません。残りの96%は、相続税が発生しない相続です。ところが、相続税が発生しないケースでも法的紛争になるケースが非常に多いです。一番問題になるのが、長男が実家等で親の面倒をみていて、兄弟が都市部等に住んでいる場合です。両親は亡くなった途端に、仲の良い兄弟が豹変する姿も見てきました。眼に見えない不満が相続の時に表面化します。(相続)の問題は、これまで仲の良かった家族を根本的に壊してしまう危険性を孕んでいますので、(相続)に関する最低限の知識は持っていた方がいいと思います。相続対策は、(遺言書)を残しておくと法定相続分とは関係なく遺産の配分を決めることが出来ます。(遺言書)の中で「自筆遺言」がありますが、これは家庭裁判所で手続をする必要がありますが、一番いい方法は、「公正証書遺言」というもので、公証役場に行って公証人の先生に認証してもらう(遺言書)が一番いい形です。この「公正証書遺言」を持っておくと、公証役場でも保管するので万が一紛失した場合でも大丈夫です。よって、(遺言)書くなら「公正証書遺言」をお勧めします。

職場例会 瀬戸亨一郎理事長(会友)

2017年05月24日


職場例会
日田木材協同組合
瀬戸亨一郎理事長(会友)

この会館は、平成3年の台風で日田の木々に大きな被害が出ました。歴史的な木々をそのままにしておけないということで、その木々を使い平成5年に建てられました。20数年経っていますが、この会館をどのように利用するかが話し合われており、現在は小学生の社会見学に使われている程度です。観光的に使う知恵が、なかなか浮かびません。豆田町の近くに建っていたらとか、川の近くにあったらいいと言われますが、中々難しく今日皆さんの考え・知恵を頂ければと思います。小学生が見学に来た時、質問をします。1つは、大きな木はこの会館の中にいくつあるでしょう?と尋ねます。2つ目は、丸太の代金を非常に気にします。平成5年当時、丸太と建設費はほぼ同額でした。現在、丸太の値段は暴落しています。建築様式が変わった事が大きな理由です。
日田の木材を語る上で避けて通れない歴史上大切なことは、水運が発達していたことです。このことが、林業を盛んにした最大の原動力と言われています。日田から下流へ筏を流し、2~3日掛かって大川市へ運ばれていました。結果、家具の一大生産地となりましたが、当時の日田の木材と水運があったからと言われています。しかし、昭和28年の夜明けダムの建設で筏流しが出来なくなってしまいました。奇しくも、陸運が発達してきていた時代でした。九州電力からの補償金で、今のサンリブの駅前一等地を先人達は購入しています。陸運が発達して来ていたとはいえ、トラックではなく貨物で運ぶことが主流になりつつあったので、貨物に載せる拠点として組合会館を移しています。
補償金を散財せず、後世のために資産を残してくれた先人達には、感謝の気持ちしかありません。日田は木材の町ですねとよく言われます。起こりは、400年~500年前で日田の一番古い杉は、「宮園津江神社」に使われています。それより古い木はありません。
本格的に林業が発展して行ったのは、江戸時代に奨励されたことが大きい。日田木材協同組合は、設立が明治15年になります。富岡製糸工場が明治5年ですので、遅れる事10年、現在140数年の歴史を持っています。同業組合法が出来る前に出来た団体ですが、木材の隆盛を極めた時代もありましたが、現在は地盤沈下が激しくなって来ています。しかし、木材に従事している方々は日田市内の産業を見ても突出していますので、日田は木材なしには語れない町になっています。

 

 

里山散策報告会

2017年05月19日

里山散策報告会
青少年世代奉仕委員会 吉冨今日子委員長

平成29年3月29日㈬朝から小雨模様で開催も心配しておりましたが、開催時間が近づくにつれ、肌寒さを少し残しながらの雨上がりになりました。天瀬町運動公園北側の山林で里山散策が無事に終了しました。子供たちが自然の山に触れ合う機会が少なくなってきているので、自然の良さ、山の役割を少しでも経験してもらいたいと思い、ロータリークラブが計画したものです。今回は講師に日隈巌様にご協力いただき、参加者は咸宜小児童27名、石井小児童1名、小野小児童1名、三芳小児童3名、藤蔭高校インターアクトクラブ生徒6名、顧問梶原先生、ロータリー関係者、保護者あわせて総勢74名になりました。10時に開会して、会長挨拶、注意事項、コースの説明をして10時20分にスタートしました。8班のグループに分かれて、約3分間隔で出発していきました。コースは約3キロで、地図を片手に途中のチェックポイントでは、木の種類、高さ、樹齢などのクイズ形式をグループで相談しながら散策していきました。
12時には全員無事に戻って来て、B&Gセンター2階の道場で班ごとに、お弁当を食べました。
午後は1時から日隈講師のお話で、木の種類、山の役割等々の話に子供達も興味深く聞き入り、男子児童からは盛んに質問も出ていました。その後は、日田ロータリークラブの織田莊太郎会友による手作りの里山散策紙芝居があり、児童たちも盛り上がりました。
最後に一番感じたことを絵に描いてもらいました。見て廻っていると、それぞれの年代ながらで感じたことを真剣に描いている姿を見ていると、この企画をやって良かった、と思いました。絵については、日田美術協会会長の尾形光紀様に審査していただきました。
当日は日隈講師、インターアクト、里山会場提供の織田会友、実行委員会をはじめとし、会友の方々は大変でしたが、関係者の皆さんのご協力のおかげで、子供達も怪我もなく、楽しんでもらえて無事に帰すことができました。子供達の思い出の1ページになれば幸いです。
織田莊太郎 会友

里山散策は、今回で3回目になります。1回目は平成23年3月。2回目は、平成27年3月に行われました。
1回目は、私がロータリーに入会して4年目の春でした。ロータリーのことが分からず新世代委員長として、里山散策の事業を務めました。この時、「この様な事業は安全に終わって何ぼ」と学びました。
2回目は、松本会友が責任者で、車・人員の手配、児童の募集等、大変大きな役割をされていました。
そして今回、3回目は吉冨会友が責任者となり、2回目同様ご苦労されたと思います。里山散策は、進化を遂げています。特に今回は実行委員会を立ち上げ、役員を決め、計画段階から準備されてきたことです。今までコース作りが大変でした。しかし、今回は役員が芝刈り機を持ち込み、コース整備に尽力して頂きました。子供達の教材として、木の輪切りを行ったのですが、適当な木を探すのに苦労しました。調達した木の輪切りをお願いしている方が、私より1回り年上の方なので頼みづらくなっています。どなたか木工関係で知り合いの方がいれば、紹介下さい。何故春がよいか?それは暑くない・寒くない・虫がいない・ヘビが出ないの良いことづくめで春を選んでいます。今年初めて、子供達に付き添ってコースを回りましたが、子供達は、私の想像していた以上に勇敢に対応し、活発に活動し散策を楽しんでくれたことが、大変嬉しく思いました。

外部卓話 日田市教育長  三笘眞治郎氏

2017年05月17日

日田市の教育の現状と課題

~「未来を切り拓き、ふるさとを

愛する人づくり」をめざして~

 

日田市教育長  三笘眞治郎氏

 

○学校・児童数生徒数の変遷

平成16年度 小学校(学校数 36 児童生徒数 4,545)

平成29年度 小学校(学校数 18 児童生徒数 3,617)

 

平成16年度 中学校(学校数 12 児童生徒数 2,422)

平成29年度 中学校(学校数 12 児童生徒数 1,812)

○これからの時代は、

1)少子高齢化 2)グローバル社会 3)情報機器・AIの進化

求められる教育として3つの力が必要になってきます。

「知」・・・未来を切り拓く力→学力の定着、学習意欲の向上を図る

「徳」・・・ふるさとを愛する心→地域の魅力を学ぶ校外での体験活動

「体」・・・健康・体力作り→運動の日常化・習慣化につながる一校一実践の推進

○日田市教育大綱

○学力向上対策

※授業改善・補充学習・家庭学習による取り組みの推進

①授業改善

・つけたい力を明確にした「新大分スタンダード」に基づく授業改善

・教科の特質に応じた問題解決的な展開の授業改善

・生徒指導の3機能を意識した児童生徒の主体的な授業改善

・習熟の程度に応じたきめ細かな学習指導の授業改善

②補充学習

・児童生徒の習熟の程度に応じたきめ細かな補充学習・個別指導の工夫・改善

③家庭学習

・授業と連動した家庭学習の推進

・学校・家庭・地域の協働による「重点的取組」「取組指標」の検証・改善

○日田市独自の取組み

①小学校漢字検定 4年生(原則全員受験・全額補助)

5・6年生(希望受検・半額補助)

②中学校英語検定 1年生(原則全員受検・全額補助)

2年生(希望受検・半額補助)

③小学校イングリッシュサマーセミナー

小学校1~6年生(希望者)

○咸宜園教育の理念を生かした学校教育活動について

○体力向上に向けての目標と対策

①「わかった」「出来た」を実感できる授業づくり

・体育専科教員の指導による授業改善

・授業の一部に運動能力の調査項目に準じた内容を実施

②運動の日常化・習慣化を図る

・運動への意欲が高まる「一校一実践」の設定と工夫

・学期に1回以上、「一校一実践」の取組み内容の見直しと

改善・充実

③「運動が好き」の割合を高める

・「日常的・繰り返し」「短時間」「ゲーム性」をキーワードとした

体育的活動の設定

・児童会や生徒会が主体となる全校学年レクレーション、

同年齢・異年齢集団での体育的活動の設定

④健康づくりの取組み

○今後の教育の方向性

①小学校での外国語の導入

・5・6年で教科としての「外国語」の導入

・3・4年で「外国語活動」の導入

②「道徳」の教科化

・平成30年度から小学校で施行

・平成31年度から中学校で施行

③ICT活用による教育の充実及び主体的・対話的で深い学びの

実践

日田市の教育の現状と課題

~「未来を切り拓き、ふるさとを

愛する人づくり」をめざして~

 

日田市教育長  三笘眞治郎氏

 

○学校・児童数生徒数の変遷

平成16年度 小学校(学校数 36 児童生徒数 4,545)

平成29年度 小学校(学校数 18 児童生徒数 3,617)

 

平成16年度 中学校(学校数 12 児童生徒数 2,422)

平成29年度 中学校(学校数 12 児童生徒数 1,812)

○これからの時代は、

1)少子高齢化 2)グローバル社会 3)情報機器・AIの進化

求められる教育として3つの力が必要になってきます。

「知」・・・未来を切り拓く力→学力の定着、学習意欲の向上を図る

「徳」・・・ふるさとを愛する心→地域の魅力を学ぶ校外での体験活動

「体」・・・健康・体力作り→運動の日常化・習慣化につながる一校一実践の推進

○日田市教育大綱

○学力向上対策

※授業改善・補充学習・家庭学習による取り組みの推進

①授業改善

・つけたい力を明確にした「新大分スタンダード」に基づく授業改善

・教科の特質に応じた問題解決的な展開の授業改善

・生徒指導の3機能を意識した児童生徒の主体的な授業改善

・習熟の程度に応じたきめ細かな学習指導の授業改善

②補充学習

・児童生徒の習熟の程度に応じたきめ細かな補充学習・個別指導の工夫・改善

③家庭学習

・授業と連動した家庭学習の推進

・学校・家庭・地域の協働による「重点的取組」「取組指標」の検証・改善

○日田市独自の取組み

①小学校漢字検定 4年生(原則全員受験・全額補助)

5・6年生(希望受検・半額補助)

②中学校英語検定 1年生(原則全員受検・全額補助)

2年生(希望受検・半額補助)

③小学校イングリッシュサマーセミナー

小学校1~6年生(希望者)

○咸宜園教育の理念を生かした学校教育活動について

○体力向上に向けての目標と対策

①「わかった」「出来た」を実感できる授業づくり

・体育専科教員の指導による授業改善

・授業の一部に運動能力の調査項目に準じた内容を実施

②運動の日常化・習慣化を図る

・運動への意欲が高まる「一校一実践」の設定と工夫

・学期に1回以上、「一校一実践」の取組み内容の見直しと

改善・充実

③「運動が好き」の割合を高める

・「日常的・繰り返し」「短時間」「ゲーム性」をキーワードとした

体育的活動の設定

・児童会や生徒会が主体となる全校学年レクレーション、

同年齢・異年齢集団での体育的活動の設定

④健康づくりの取組み

○今後の教育の方向性

①小学校での外国語の導入

・5・6年で教科としての「外国語」の導入

・3・4年で「外国語活動」の導入

②「道徳」の教科化

・平成30年度から小学校で施行

・平成31年度から中学校で施行

③ICT活用による教育の充実及び主体的・対話的で深い学びの

実践

外部卓話 大分県西部保健所  所長 池邉淑子氏

2017年04月26日

紹介者 石井博基会友

功能会長にお願いされ、母子の健康月間ということでしたので、池邉先生にお願いした所快く引き受けて頂きました。今日は宜しくお願い致します。

大分県西部保健所  所長 池邉淑子氏

 母子に関わるお話ということで、最近市町村の健康士も保健所の私達も対応に苦慮している課題がありますので紹介します。また、せっかくロータリーに会員の皆様にお話する機会があるということですので、是非皆様に知って頂きたい「健康経営」について
資料を持参しました。大分県の事業の1つに「ヘルシースタートおおいた~すべての子どもに健康で幸せな人生のスタートを~」があります。生まれてすぐ格差が無い様に、その人その人で環境
が違いますが、出来るだけすくすくと健康でより良い人生を送って貰いたいと思い、「医療」「保健」「教育」「地域」「福祉」の5つの部門が連携して、妊婦さん・お子さんの取り巻く環境を整えていく事業です。最近多く話題になるのが、妊婦さんの健康、特にメンタル面での問題です。性格であったり、病気というわけではないですが、妊婦のうつ病または、産後うつの問題があります。うつ病という病気に焦点をあてるのではなく、その背景にあるお母さんの性格的特徴やそのお母さんの生まれ育った環境が病気を悪化させていることが見えてきました。そこで「ヘルシースタートおおいた」では、妊娠期から出産後の新生児期、乳幼児期等の段階に応じ、医療や保健福祉サービスなどの情報を丁寧に提供するとともに、必要があれば関係機関医につなぐ等、医療・保健・福祉・教育の連携による地域の母子健康・育児支援の取り組みを行っています。典型的な例で行くと、虐待のリスクが高い場合は妊娠期から保健や福祉が関わって、出産を待たずにそういう機関が話し合って養育環境を整えて行くことや、おじいちゃん・おばあちゃんになる人のサポートは期待できないのか?とか、別の地域から来ている方々はいないので、孤立したり夫婦間がギクシャクしたり、お母さんが頑張りすぎたりしている方々に、丁寧に県の保健が関わっています。また「特定妊婦の増加」も問題視されてきています。出産後の養育について出産前において支援を行うことが特に必要と認められる妊婦が対象です。例えば収入が不安定、発達障害やメンタルヘルスに不調がある、望まない妊娠などがあり、特に虐待のリスクが高くなると言われています。県や市が一緒に関わっていますが、支援を受け入れない方々もいることも事実ですので、私達も苦労しているのが現状です。
 もう1つの「健康経営」についてお話します。健康経営とは①従業員の健康支援を通じて会社の利益を生もうとする経営方針②事業所が従業員の健康管理に取り組むと生産性の向上や医療費負担軽減に繋がる③職場全体での健康づくりは事業所の収益に貢献するための投資であることが位置づけになります。期待される効果は、生産性の向上、従業員のモチベーションの向上、事業所の社会的評価の向上が上げられます。社員の健康に対する中小企業社長の認識も、「社員の体調不良が経営に影響を与えたと感じたことがある」が58%に及び、出勤はしているが体調不良により集中力低下や単純ミス等による生産性の低下が、欠勤による損失を上回る結果が出ています。「健康経営」には登録と認定の制度があります。皆様の会社でも是非、生産性の向上、イメージアップ、リスクマネジメント、負担軽減に取り組んで頂きたいと思います。

地区研修協議会報告

2017年04月19日

地区協議会報告


○諌山高之会友(次年度 会長)
4月9日、熊本学園大学で地区協議会・研修会が行われました。日田からは次年度委員長13名が出席しました。私は、会長エレクト会合に参加しました。熊本RCは82名、八代RCは70名いるそうですが、女性会員は1人もいないことに驚きました。日田は3名の立派な女性会員がいますので心配していません。


〇中西 浩会友(次年度 幹事)
幹事部会では、円滑なクラブ運営のためにどうすればよいかと言う話を聞きました。1月から6月にはどんな準備をしたらよいかとか、7月からの心構えとかといった研修でした。会長や委員会、理事の皆さんと協力して、段取りよくできるように心がけたいと思います。


〇膳所和彦会友(次年度 クラブ管理運営委員長)
<管理運営部門=クラブ奉仕委員会の役割>
クラブの効果的な運営のために活動すること。特に親睦・出席・会報・プログラムなどの活動を支援。
<管理運営部門の運営方針>
1、ロータリーをエンジョイし、クラブを活性化するには、まず出席すること。
2、時代にあったロータリー運営、古いものと新しいものとの融合、Eクラブ・IT活用、RIの歴史また各クラブの歴史を学ぶ。
<規定審議会特別委員会>
1、細則の変更などに対し指導・助言を行う
2、各クラブの動向を調査し、地域やクラブの活性化に繋げる(7月にアンケート調査)
3、3年に一度開催される。
<My Rotary登録の推進>
<ロータリーの基本理念>


○原 道子会友(次年度 SAA)
今回は、管理運営部門担当で参加してまいりました。プログラムの構成充実で出席を促すということがありました。クラブが効果的に運営されて初めて、地域社会に奉仕し、会員を維持し、親睦・出席・会報・プログラム等に関する情報を収集し、クラブに伝え、効果的な活動を支援するのが役割です。公共イメージ、会員増強し、クラブの活性化を図るということも管理運営部門の役割だということです。今回定款での月2回の例会を取り上げられたクラブもあったようですが、基本は出席をということです。


〇藤川和央会友(次年度 公共サービス委員長)
次年度の国際ロータリーの大きな2つの方針の1つは、公共イメージの向上です。公共イメージ部門の役割は、ロータリーに関する情報を一般の方々に伝え、ロータリーのプログラムに対する理解・評価・支援を推進することにより、地区及びクラブの奉仕活動をより効果的に広報するための計画を立案・実行すること。具体的な活動は、公共イメージ向上に繋がる奉仕プロジェクトを探し、マスメディアを通じて広報すること。広報したプロジェクトを「ガバナー月信」や「ロータリーの友」で発表していくことです。


〇草野義輔会友(次年度 会員増強維持委員長)
会員増強はガバナー及びガバナーエレクトは必ず言われるのですが、理由の1つとして、日本の会員が減っていくと「ゾーン」からの日本人の規程審議会委員が出さなくなる。そうすると、規程審議会への意見が通りにくくなることも背景にあって、これが会員増強の叫ばれている要因の1つです。幸いにして日田RCは59名います。大分県下でも1,2の会員数になっていますのでこの会員数を維持していくことも大切だと思います。


〇北郷太門会友(次年度 国際奉仕委員長)
次年度、国際奉仕委員長を仰せつかっています。午後から国際奉仕の協議会に行きました。大分南クラブが10年前から取り組んでいる「フィリピン・マニラ・パンパンガ地区のスラム街で衛生的なトイレの普及」に興味を持ちました。スラム街のトイレの事情を説明します。①道路の片隅に穴を掘る。②穴の周囲をコンクリートで固める。③穴の底にはコンクリートで固めない。→小便を地面下に通すため。④使用していると固形物だけが溜まっていく。⑤MAXになると、上からコンクリートを伏せて固めて道路として使用するそうです。


〇梶原上智会友(次年度 奉仕プロジェクト委員長)
次年度、奉仕プロジェクト委員長を受けることになりました。次年度地区方針から部門方針発表、そして部門別協議会、他クラブの活動内容などが聞けて参考になることを得られ、少し落ち着いた気がいたしました。いきなり委員長を命ぜられ不安はあるかと思いますが、地区研修に参加することがそんな不安やロータリーに対する疑問や価値観を学べる場所ではないかと感じました。


〇永田耕一会友(次年度 職業奉仕委員長)
五大奉仕の1つである職業奉仕とは何か?他の奉仕との違いは何か?そもそもロータリーの奉仕とは何か?これまでロータリアンでありながら現実には曖昧模糊であったそれらを自分なりに理解することを目的に、今回の地区協議会に参加してきました。その中で学んだ職業奉仕とは、まず何よりも自らの事業・職業に対して専門的な知識を向上させ、自社のみならず所属する業界・団体までを含めて倫理的向上を追及することであると理解しました。


〇佐竹 享会友(次年度 米山奨学記念委員長) 
地区協議会の前日よりオリエンテーションがあり、私、一ノ宮会友、吉冨会友の3人で出席してきました。今回受け入れる奨学生に対しては、厳しい態度で臨んで下さいとのことでした。日田RCで預かる奨学生は奨学選考委員会の中でもトップの成績者です。日田RCは非常にいい学生を受け入れたと思います。


〇湯浅 総会友(次年度 地区インターアクト委員長)
NPOの活動とロータリーの活動は何が違うか?というと、日田RCの活動や他地区の活動は世界に繋がっています。逆に私達も、世界の活動を知る事が出来ます。今度、中津でインターアクトの大会があります。インターアクトを行っている21校150名程集まって「お掃除キャラバン」をします。何故、この様なことをするのか?1つの行動が世界と繋がっていることがロータリーの価値だということを子供たちにも教えたいし、協議会の中でも話をしてきました。

地区大会報告

2017年04月05日

地区大会報告


○諌山高之会友
 指導者育成セミナーへ参加してきました。

○原 道子会友
米山奨学・インターアクト・ローターアクトで「マイシューズ」を贈ろうという話を聞いて、大変だなというのが率直な感想です。色々な所へ贈りたいという事で、シューズを洗って干して、乾燥まで行っているとのこと。会友にクリーニングを営んでいる方がいて、その方から乾燥の仕方を伝授してもらい、きれいなままミャンマー等の国へ送っている事が心に残りました。私達の所にもインタークラブがあるので、私達日田RCでバックアップできる事業を行って行けたらと思いました。

○吉冨今日子会友
お話することは、全て原先輩からお話頂きました。私が一番印象に残った事は、功能会長の素敵な笑顔です。あの笑顔は一生忘れません。また、友愛広場という所でかなり人が込んでいた所、諌山会友が走って行ってど真ん中に席を陣取ってくれたことに感謝します。

○湯浅 総会友
大分舞鶴高校の生徒さん達は、例会も毎月1回行っています。藤蔭高校のインターアクトは例会が行われていません。来年度でも、例会を復活させてその例会には大人達が来て、子供達の為にも社長や医者等の話を聞く場を設けて行きたいと考えています。
 
○中西 浩会友
今年の地区大会は、前田ガバナーの所属クラブである大分キャピタルロータリークラブがホストクラブでした。会場に着いてまず印象的だったのが、ステージの作りでした。ロータリーマークやロゴがデザインされた衝立状のものが設置され、いつも以上に感じの良いステージに仕上がっていたと思います。後で、大分キャピタルRCの会員に聞いたのですが、そのステージも、司会進行のプロの方も、ソングリーダーのソプラノ歌手の方も、皆会友だとのことで、ステージの衝立もそれほど予算を掛けずに手作りで作ったそうです。地区大会の目玉である講演も、ジャパネットたかたの高田さんでとても面白い話でした。更に、地区大会最大の目的である、懇親・交流ですが、今年はまず、日田クラブの会員同士での懇親会で交流を深めとても楽しい時間を過ごすことが出来ました。最後は、地区の方とも久しぶりに交流し、少しだけ深酒をしてしまいました。次は、今週末の地区研修協議会です。これは次年度の勉強会で地区大会とは全く違う内容ですが、参加会友の皆さん宜しくお願いします。

○井上太香美幹事
ジャパネットたかたの前社長・高田明さんの講演で印象に残ったことは、「過去のことは振り返るな」「将来のことは考えるな・不安がるな」「大事なことは今、生きているこの瞬間・時間が大切なのではないか」という言葉が、非常に印象的でした。

NPO特定非営利活動法人 ひた水環境ネットワークセンター  理事長 園田 匠様(日田中央RC)

2017年03月15日

NPO特定非営利活動法人
ひた水環境ネットワークセンター
 理事長 園田 匠様(日田中央RC)


○自己紹介
生年月日;昭和40年5月13日生まれ 51歳
勤務先 不二水道株式会社
職 歴 ◇NJS 日本上下水道設計㈱ 入社
    ◇NIC 日新技術コンサルタント出向
    ◇NJS・NIC退社
    ◇不二水道株式会社 入社(平成10年4月)
    ◇2000年(平成12年)日田JC入会 
        ※ひた水環境ネットワークセンター入会
    ◇不二水道株式会社 代表取締役社長就任(平成19年7月)
2007年(平成19年) 日田中央ロータリークラブ入会
2010年(平成22年) ひた水環境ネットワークセンター理事長
          現在に至る
1、ひた水環境ネットワークセンターとは
 ○水郷(すいきょう)日田と三隈川(筑後川)
 ※「水郷日田の源流を巡る」日田市立博物館企画展~5月7日(日)まで
 ○まちづくり 水環境再生の応援団
2、ひた水環境ネットワークセンターのこれまでの活動
1)リバーフェスタINみくま川
 ・親水イベント(水環境活動 → 環境教育)楽しい汗
 ・若者たちの結集(まちづくり、ひとづくり、若者・子供・大人が育つ)
2)台霧の瀬づくりプロジェクト
 ・みんなで創造・夢ある空間・みんなが水辺に集える空間
 ・自然を体験できる空間・三隈川全体で連続性のある空間
  ※測量;日田林工・土木科
  ※設計・施工;ひた水環境ネットワークセンター
3)洗濯キャラバン
 ・せっけんと合成洗剤の比較実験隊
  「せっけんと合成洗剤の違い」
 ・暮らしの中でのさまざまな洗濯・提案
 ・創立20周年記念DVD「せんたくキャラバン2 概要版」
4)「水郷ひた・小水路」マップ作成
 水郷ひたの小水路・小ヶ瀬井路見学会
5)子ども環境バスツアー
 ・上流~下流 筑後川流域の連携
 ・川の役目、利活用、河口付近のゴミ → 上流の大切さ
 ・自分たちで出来る環境活動
6)庄手川クリーンアップ大作戦!
 ・河川協力団体認定
 ・外来水草除去作業企画運営
 ・地元自治会、PTA、企業団体参加
7)水郷ひたの清流復活運動
 ・水郷(すいきょう)日田の誇りにかけての運動
 ・単なる水くれ運動(地域エゴ)ではなく、個人の消費生活等
  これからの生き方を考えるモラル運動として
 ・国土交通省も住民も関係者もみんなが喜んだ→
            全国を変えた→住民の自慢
 ・三隈川の水量増加推進実行委員会
    →10年後の見直し→水郷ひた再生委員会
 ・平成28年11月19日「清流復活市民大会2016」開催
  約1000名来場
8)「未来へつなごう!!豊かな水環境上流ネット」の活動
 ・筑後川上流域の連携 日田市・玖珠町・九重町
 ・各市民団体との情報交換
3、これからの「ひた水環境ネットワークセンター」
 ○まちづくりの応援団としての活動・継続
 ○筑後川流域との連携・継続・強化
 ○世代交代
 ○市民のみなさんと一緒に活動・そして啓蒙

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