0年0月0日
会長の時間19
2024年05月01日
「 嘉儀玉山25周年、嘉義市役所訪問 」
日田ロータリークラブ会長 北郷太門
4月24日から2泊3日の日程で、総勢16人で、台湾嘉義玉山ロータリークラブ25周年祝賀会と嘉義市役所・黄敏恵(ホァン ミンフィ)市長を表敬訪問して来ました。降ったり止んだりのお天気でしたが、予定の日程通り、全員無事に帰宅しました。2日目に、体調を崩した方がいましたが、大したトラブルもなく、充実した旅行ができました。
出発の前々日から、台湾東部で小さな地震が数回、報告されていましたので、心配ではありましたが、予定通り24日朝7時出発しました。
私は7回目の嘉義市訪問でしたが、今回は、曾錦堂(ツェン ジンタン)会長とその家族、黄市長あてにお土産を用意しました。曾会長には、玩具の日本刀、黄市長には、今治タオルを持参しました。曾会長を驚かそうと、リアルな日本刀を用意しました。チエックインの前に、JTB担当者に持ち込み可能か、相談したところ、5分後に、警官がやって来ました。周囲からの視線を感じながらのやり取りでしたので、かなり焦りましたが、無事手荷物検査を通過して、台湾に持ち込めました。危うくやり損なうところでした。
桃園空港からタクシーで、台湾高鉄・桃園駅に移動、高鉄嘉義駅では、毎度ながら、玉山クラブのメンバーから、熱烈な出迎えを受け、日系のプリンスホテルに到着、着替えて、宴会場のホテルに、バスで向いました。400人規模の祝賀会でした。会場のLOOK ROYAL HOTELは、曾会長が経営しているホテルです。
1時間の式典中、私は前の席でしたので、水しか飲めず、テーブル席で飲み食いを始めている会友の皆さんが羨ましかったです。私の挨拶は、膳所ガバナーの3つ後でした。挨拶の後、苦労して持ってきた刀をやっと渡せて、ホッとしました。
その後は、大宴会に参加しましたが、今回は、参加者が多かったため、ウチのメンバーは、乾杯の集中攻撃を回避できたようです。我々も、ステージに上がり、谷村新司の「昴・すばる」を、全員で歌いました。2次会は地下のカラオケで、嘉儀玉山ロータリークラブのメンバーとの親睦を深めました。私は、記憶を失くす2歩手前くらいまで、曾会長に飲まされました。深夜2時ごろ、気分が悪くなり、戻しました。3時には、地震があり、かなり揺れました。
25日は、膳所ガバナーと頓宮会友は、姉妹地区3523地区を訪問のため、先に出発しました。残りのメンバーは全員で、バスに乗って、市内中心部にある、国立華南高校を訪問しました。
この学校は、日本統治時代に、台湾人の職業訓練学校として設立され、初代校長江口保から5代まで、日本人が校長を務めました。4代校長の井上徳造は「和魂商才」と云う有名な言葉を残しました。現校長の孫忠義先生にご案内いただきました。生徒たちが栽培しているコーヒー、自家製のパン、フルーツをご馳走になりました。食物科の生徒さん方から、洋食のテーブルサービスを受けました。最近、昭和学園高校との提携校となり、交換留学生や学生の交流などについて、佐竹会友から、お話がありました。
その後、嘉義市役所(嘉義市政府)を訪問しました。
黄市長、副市長、秘書室長、全ての部長が勢ぞろいで、臨席をいただきました。嘉儀玉山ロータリークラブからも、曾会長、パスト会長数名の臨席があり、30名程度で約1時間、意見交換を行いました。嘉義市側からの熱烈歓迎の気持ちを感じました。
同行した日田市役所の鈴木部長も、日田市のPRと椋野市長からのメッセージを10分程度、話しました。私は簡単に挨拶して、同行のメンバーを紹介しました。約1時間の会合中、ほとんどを、黄市長と曾会長が話しました。お二人とも、声も大きく、よく話しますので、二人に挟まれた席の私は、そのパワーに圧倒されました。
黄市長からは、サプライズで、2006年佐竹会長年度に、初当選の黄市長を訪問した時の写真をいただきました。後ほど回しますので、私と梅野会友の18年前の姿を見てください。黄市長は、「日田市との交流に積極的に取り組みたい、ぜひ日田市を訪問したい」と、熱心に話していましたが、日田市側は、どんな対応をするのか、今後の椋野市長サイドの対応を見守りたいと思います。
その後、玉山クラブのメンバーが、牛肉料理の昼ご飯を用意して下さいました。曾会長の食べる量とお酒を飲む量に圧倒されました。店主の洪(ホン)様が、他のお客様をほったらかして、店の奥から秘蔵の酒を持ち出して来て、乾杯を始めました。斎藤会友がハチマキ姿で対抗しましたが、危なかったです。
その後、高鉄で台北に戻りましたが、駅でちょっとしたミステイクがありました。
私は夕食までの空き時間を利用して、斎藤会友と、隣のビル地下2階のマッサージ屋に行きました。斎藤会友には、30代の女性、私にはおじさんが担当になり、羨ましかったですが、無言のまま、おじさんには、1時間しっかり揉んでもらいました。1400NT(約6500円)でした。
夕食は、創業58年、台湾料理の老舗、梅子(メイヅ)に行きました。名物は、大根のオムレツ風卵焼きです。からすみやカニのおこわも美味しかったです。夕食後は、それぞれに分かれて、ホテルに戻りました。私と斎藤会友は、近くの佐竹会友が馴染みのお店に、案内いただき、台北の熱い夜を楽しみました。
最終日は、早朝から、九分(チューフン)観光組や近場での買い物組に分かれて、出発時間まで過ごしました。雨がひどかったので、私は近場のビルの15階にある中国式サウナに行きました。中国式サウナはおじさんのオアシスですが、身体に絵が入っている人もいて、少し怖いところです。いくつかのお風呂やサウナ室や垢すりがあります。800NT(約3500円)でした。
それぞれが、お昼ご飯を済ませて、午後1時にホテルを出発し、4時半に、福岡行きの便に乗り込みました。
最終日も、別行動で、3523地区のクラブを訪問された膳所ガバナーと頓宮会友は、空港で合流しました。どこのクラブからも大歓迎されたようです。空港のロビーで、「近づいてきた地区大会に、今回、ガバナーが訪問した3523地区のメンバーが、追加で参加することになった。間に合わないかも」と、硬い表情をした江藤会友から聞きました。大変だと思いますが、宜しくお願いします。
長々と話しましたが、今回の旅行は、初参加の会友や奥さん方もいましたし、また将来につながる国際交流もできました。とても楽しく、いい思い出ができました。今回行けなかった皆さんも、次は一緒に行けることを願っています。
下次、一起走巴。謝謝。 (次は、一緒に行きましょう。有難うございます)
会長の時間を終わります。
会長の時間18
2024年04月17日
来週の例会は、日田ロータリークラブの定款第7条、細則第5条に則り、休会とし、全会員にお知らせします。休会の理由は、会長、幹事、副会長が台湾訪問で、不在となるためです。
今回の台湾訪問は、膳所ガバナーを先頭に、総勢16名になります。24日に、嘉儀玉山ロータリークラブ創立25周年式典に出席、翌日の25日には18年ぶりに、嘉儀市役所、黄敏恵市長を表敬訪問します。膳所ガバナーと頓宮会友は、別途2720地区を代表して、台湾3523地区ガバナーを表敬訪問するとのことです。
以前の会長の時間でもお話ししましたが、昨年11月、「台湾との経済交流」という講演会が終了後、椋野市長に挨拶したところ、「次回日田ロータリークラブが台湾に行く時には、一緒に行きたいです」とのお話がありました。半分冗談だと受け取っていましたが、その後会った時に、かなり本気のようだと感じました。その後何度か、椋野市長サイドや嘉儀の黄市長サイドに打診して、日程を調整しまして、今回の嘉儀市役所黄市長訪問が決まりました。
その1週間後、「日田市では、市長の外国訪問は、議会の承認が必要になるので、無理になりました。親書をお持ちします」と伝えましたところ、「黄市長が心待ちにしているので、代わりに、副市長が来てもらえないか?」との要望がありました。
林野庁からの服部さんが副市長に決まる前のことでしたので、今回は商工観光課と農林振興課の部長が椋野市長の代理と云うことで、親書を携えて同行することになりました。当然ながら旅費の方は、各自での負担となります。
これまで、台湾嘉儀玉山ロータリークラブとの交流は19年になります。
毎年、宴会でたくさん飲まされては酔いつぶれ、翌日はゴルフ組と嘉儀市内観光組に分かれ親睦を深め、夕方に台北に戻って食事会、と云う旅行日程でした。
来週の嘉儀市役所訪問が、日田ロータリークラブと嘉儀玉山ロータリークラブの長年の友好関係を足掛かりに、日田市と嘉儀市という自治体間での交流のきっかけになれば良いなと思います。その先、学生や市民にも広がることを期待しています。
日田ロータリークラブの国際奉仕活動が、地域に貢献できることを願っています。
会長の時間17
2024年04月10日
「 人生、いろいろ 」
日田ロータリークラブ会長 北郷太門
私もご縁があって、このロータリークラブに入会し、今年で19年目となり、いつの間にか、61才になりました。
企業や役所勤めの同級生は、ほぼ定年退職を迎え、第2の人生に入っています。非常勤や契約社員として、市役所や学校教員として勤務を継続している友人もいますし、全く別の仕事に就いた友人もいます。今日の会長の時間では、印象的な同級生のことを話します。
大学の同級生に、宮崎県出身の友人がいますが、彼は卒業後、大阪に本社がある大手の製薬企業に就職し、営業職として、順調に出世していました。タナトリルと云う血圧の薬がありますが、当時日本一のいい成績だったと言ってました。製薬メーカーで、いい成績というのは、病院や薬局に、たくさん薬を売ったという意味です。
彼は努力の甲斐があって、数年前、その製薬企業の子会社の社長に就任しました。大阪の道修町(どしょうまち)にある本社ビルに社長室を構え、秘書もついていました。夜は、接待も兼ねて、北新地のクラブでよく飲んでいたようです。その彼が年末、会社からの早期退職の募集に応じ、3月に退職し、「4月からは自宅近くの200床程度の病院で、新人薬剤師として、若い人達に混ざって、病院の薬局で仕事をすることになりました」との便りがありました。先日、電話で理由を尋ねたところ、「若い頃から、薬局の中で、薬を割ったり、つぶしたり、チマチマとした作業がしたかったんや。毎日新鮮で、おもろいでぇ」とのことでした。
もう一人の中学からの同級生は、最近自宅の一部を改装し、シュミレーションゴルフの機械を設置し、ゴルフのインストラクターの資格を取って、新たな事業を始めています。
彼は20年以上前に、ローレルゴルフクラブのクラブチャンピオンになった実力がありましたが、家業を継いで飲食店の経営、その後いくつかアルバイトで不遇の経験をした後、一念発起して、レッスンプロとしての実技試験や講習を受けて、資格を取得しました。
転職の理由を尋ねたら、「やっぱりゴルフが好きで、ゴルフに関わる仕事がしたかったから」とのことでした。私も何回か行きましたが、前後左右4つのカメラでチェックしてもらい、長年染みついた変なスイングの癖を修正してもらっています。お蔭で、ダフリが減ったようです。皆さんの中でも興味がある方やじっくり習いたい方がいれば、紹介しますので、お申し出下さい。
不器用な私は相変わらず、親から引き継いだ薬屋の仕事を淡々と続けていますが、これが良いのか、分かりません。同級生の進路を見て、人生いろいろだなあと感じています。
これからも薬屋の仕事をしながら、ロータリー活動も取り組んでいきたいと思います。
会長の時間を終わります。
会長の時間16
2024年04月03日
3月13日の例会では、日田ロータリークラブ創立記念として、ロータリー歴45年の草野会友から、創立の経緯、例会場の変遷、これまでの周年事業等について、卓話があり、その後、5月の地区大会についての準備状況について、江藤会友より説明がありました。
当日の夜は、石松ロータリー情報委員長のお世話で、コロナ禍でしばらく中断していた「新入会員研修会」が行われました。
改装したばかりの亀山亭ホテルにて、新入会員の方々が13名、パスト会長の方々が12名と、多くのご参加をいただき、活気ある研修会になりました。
膳所ガバナーから、30分程度、講話をいただきました。その後、石松情報委員長より、ロータリークラブの定款細則について、また日田ロータリークラブの細則についての話がありました。
膳所ガバナーは、パワーポイントを使い、ロータリーの歴史、基本理念、ロータリーの目的、ロータリーの5大奉仕、「ビジョン声明」などについて、分かりやすく説明をされました。
次年度RI会長のステファニー・アーチック様は、「ビジョン実現のための戦略計画」を重視しているので、クラブとして何らかの対応が必要になるのではないか?とのことです。次年度江藤会長、宜しくお願いします。
膳所ガバナーが、最後に話した内容が印象に残りました。それは、APUアジア太平洋立命館大学、前の学長出口治明(でぐちはるあき)氏の言葉です。「人生には3つの醍醐味がある」として、1、本を読むこと 2,旅をすること 3,人と出会うこと 、との言葉が紹介されました。その話を聞いて、私も旅をしたくなりました。久々の海外旅行になりますが、4月の台湾旅行を楽しみたいと思います。
その後、ホテルの2階で懇親会が行われました。久しぶりの大人数での懇親会でした。亀山亭さんのお料理もおいしく、お酒も進みました。その席で、クラブの運営に対し、色々な意見をいただきました。いただいた意見は、次年度にも引き継ぎますので、理事会などで、協議していただきたいと思います。
石松情報委員長さんには、素晴らしい研修会と懇親会を企画していただき、新入会員さんも大変喜んでいました。お骨折りいただき、有難うございました。
会長の時間15
2024年03月27日
「花見例会」
日田ロータリークラブ会長 北郷太門
皆様、こんばんは。
今日は、花見例会と云うことで、松浦親睦委員長さんに、設営をしていただきました。
昨日、大原神社の近くを通ったんですが、枝垂れ桜は、すでに三分咲きでした。この週末が見ごろだと思います。
またこの季節は、出会いと別れの季節でもあります。大分銀行豆田支店の佐藤貴光会友が、転勤になるようです。さびしくなりますが、転勤先でもご活躍下さい。後ほど、ご挨拶をお願いします。
それでは、ここからの進行は、松浦親睦委員長さんに、お願いします。
会長の時間を終わります。
会長の時間14
2024年03月13日
「 やせる薬について 」
日田ロータリークラブ会長 北郷太門
今日は、テレビ等でも話題になっている「肥満に効果のある薬」の話をします。
つい先日、「アライ」と云う薬が大正製薬から、発売されました。これはリパーゼと云う脂肪を分解する酵素を阻害することで、脂肪の吸収を抑え、食事中の脂肪の25%を排泄させる作用があります。約200人の日本人を治験対象として、平均20週目で3センチ、40週目で4、5センチの腹囲の減少が確認されています。主な副作用では、下着に油が付いたり、汚れがあったとの報告があります。
もっとハッキリした効果がある薬ですと、少し専門的な話になりますが、元は糖尿病の薬として開発されたSGLT2阻害薬やGLP-1作動薬と云う薬があります。東京や都会の一部の美容系のクリニックでは、ダイエットを目的として、オンライン診療でこの薬を郵送しているところもあります。
SGLT2阻害薬は、血中の糖を積極的に排泄させることで、血糖値を下げ、体重を減らす効果があります。また心不全のリスクを減らす効果もあります。
特にGLP-1作動薬は、インスリン分泌を促し血糖値を下げるだけでなく、脳内の食欲中枢に作用し、食欲を抑えることで、体重を減らす効果があり、美容系のクリニックで、よく使われています。「オゼンピック」は自己注射薬ですが、「リベルサス」は内服薬です。デンマークのノボノルディスクファーマと云う大手製薬メーカーが開発しました。
3月に、肥満治療薬として、日本で30年ぶりに保険適用された「ウゴービ」と云う薬ですが、FDA(米食品医薬品局)の発表では、心血管系の疾患が原因による死亡リスクを20%下げたと報告されています。肥満症で健康リスクが高い方には、いい薬だと思います。
肥満やダイエットについて、職業柄、私もよくアドバイスを求められますが、まず食事のカロリー以上の運動をして下さいと言っています。冬は寒いし、雨や雪も降るし、運動を続けるのは、つらいとの声も聴きます。
「何かいい薬は、ありませんか?」と聞かれますので、その時には、「コスモスかドラモリに行って、漢方薬で防風通聖散と云うのがあるので、しばらく飲んでみては?」と言っています。これは昔からある薬なので、安心しておすすめできます。
「それでもだめなら、ごはんやパン、麺類を食べなさんな」と言っています。
皆様も、腹八分目を心がけ、野菜や海藻類、ビタミンを多く摂り、体重の増加や肥満に気を付けましょう。
会長の時間を終わります。
会長の時間30
2024年03月06日
「 インターアクトクラブ、お別れ例会 」
日田ロータリークラブ会長 北郷太門
3月2日、中津ロータリークラブ創立70周年記念式典と祝賀会に、日田ロータリークラブから15名、日田中央ロータリークラブから6名のメンバーで、参加しました。
午後1時に出発し、夜9時過ぎに日田に戻りました。元気な会員さん数名は、その後隈町の方に、2次会に行かれたようです。
記念講演は、蘭学の縁でつながった「三津同盟締結への軌跡」と云うテーマで、津山洋学記念館下山純正館長の講演でした。三津とは、中津、岡山県津山、島根県津和野の津をもった町で、それぞれの町から、幕末から明治にかけて蘭学や医学で有名な学者を輩出しており、三つの町は、何か共通性があると云うストーリーでした。中津からは、福沢諭吉、前野良沢、心臓の田原結節を発見した田原淳(たわらすなお)が有名です。
中津ロータリークラブは、現在46名平均年齢60才の伝統あるクラブですが、最近は新入会員の勧誘では、ライオンズクラブに負けているとのことです。
祝賀会では、名物の鱧シュウマイ、宝来軒のラーメン、ぶんごやの中津からあげが振舞われました。からあげが揚げたてで美味しかったので、つい食べ過ぎてしまい、日曜日のゴルフに影響しました。ウチの60周年と同じくらい、いい周年行事だったと思います。
先週2月27日には、藤蔭高校インターアクトクラブの例会に、青少年奉仕委員会より大塚委員長、藤蔭高校理事長の佐藤彬会友と参加しました。主な活動として、ペットボトルの回収、ミャンマーへ休眠衣料の支援を行っていますと報告がありました。現在クラブ員は7名です。うち男子会員が3年生2名で、この2名のクラブ員が卒業となり、お別れの例会になりました。日田ロータリークラブから記念品として、図書券を渡しました。進路は、1名が大学進学、もう1名が専門学校進学とのことです。
遥か43年前、自分の高校卒業の当時を思い出しました。私は、家業を継ぐため、国立大学薬学部を目指していました。実力不足のため共通1次試験で失敗しましたが、滑り止めの私立大学薬学部に合格したので、やっと受験勉強から解放されたことで、ホッとした思い出があります。
ロータリークラブの会長ですので、はなむけの言葉として、「身近に困っている人や、力のない人がいたら、見過ごすことなく、力を貸してあげて下さい」と申し上げました。
卒業するお二人には、インターアクトクラブで学んだ奉仕の精神や、ボランティア活動の経験を活かして、今後も大学や社会で活躍して欲しいと思います。
会長の時間を終わります。
会長の時間29
2024年02月28日
会長の時間28
2024年02月21日
日田ロータリークラブ会長 北郷太門
江藤秀平副会長代読
私は昨日から、日本商工会議所の観光大会で、20人程度の日田商工会議所の議員の皆様と茨城県水戸市に来ています。名物は、あんこう鍋、納豆料理、常陸牛となっています。
水戸市にある弘道館は、「近世日本の教育遺産群」として、日田の咸宜園、岡山の閑谷学校(しずたにがっこう)、足利市の足利学校と共に、2015年に文化庁が創設した「日本遺産」に認定されました。
今回の視察では、水戸市において、藩校であった弘道館や「日本三名園」偕楽園を活かした観光や街づくりへの取り組みを視察したいと思います。
弘道館とは、1841年に、水戸藩第9代藩主徳川斉昭(なりあきら)の手によって創設された藩校です。
藩校である弘道館も庭園である偕楽園も、この斉昭の「一張一弛」(いっちょういっし)という思想によって造られました。「時には厳格に、時には寛容に生きるべき」と云う儒学の思想です。
厳格に学問に励む場所が、弘道館。藩主から武士、領民まで、皆んなで楽しむ場所が、偕楽園でした。これは厳格さが重んじられていた当時では、かなり開かれた考えでした。
「教育によって人心を安定させ、教育を基盤として国を興す」という建学の精神のもと、儒学教育を礎に、文武を磨く教育機関として、機能しました。
この弘道館を舞台に「水戸学」が発展し、その思想は吉田松陰や西郷隆盛など、多くの幕末の志士にも影響を与えたと言われ、のちに明治維新の原動力になっていくのです。
会長の時間を終わります。
会長の時間27
2024年02月07日
「 春近し 」
日田ロータリークラブ会長 北郷太門
豆田町や隈町、駅周辺のホテルの近くを通りますと、海外からの旅行客、特に韓国、台湾の人を多く見かけるようになりました。
春節の休みで、中国からのお客様も増え、全国各地に広がっていますと新聞やテレビで報道されています。
「春節」とは、中華圏の旧正月のことで、国ごとに、毎年変わります。
中国では、今年は2月10日から17日までとなっています。ちなみに台湾は、2月8日から14日までとなっています。
日本も明治4年までは、旧暦でしたので、この春節を祝っていましたが、明治5年から今の暦である西洋暦に変わり、旧正月の祝いは廃止されました。
「春節」をはじめに、節分、立春、春分など、春をあらわす似通った言葉がいくつかあり、少し頭を整理したくて、調べてみました。
「節分」は、立春の前日の日で、豆まきしたり、恵方巻きを食べたり、子供の頃から、馴染みがある日です。2月3日となっています。
「立春」とは、二十四節気(にじゅうしせっき)の一つで、春分と冬至の真ん中の日です。
「春分」も二十四節気の一つで、昼と夜の時間がほぼ同じ日のことです。「春分の日」として、毎年3月20日祭日になっています。
春と言うと、冬の寒さに耐え、花が開く時期です。寒いのが苦手な人は、春が待ち遠しいのではないでしょうか。私もその一人です。一般的に、「春が来た」と云う言葉は、いい結果が出ることを意味します。
私事ですが、私の次女は、獣医師を目指して日大に在籍していますが、国家試験が近づいています。合格したら、長い6年間の仕送りも終わりますので、いい春が来ることを期待しています。
皆さんも、ご家族や周りの人で進学や就職、昇進などする方が、いるかと思います。
希望が叶ういい春を迎えていただきたいと願っています。
会長の時間を終わります。
会長の時間26
2024年02月07日
「ロータリーは親睦が大事です」
日田ロータリークラブ会長 北郷太門日田ロータリークラブの年間行事の一つに、以前は、3クラブ合同例会というものがありました。日田ロータリークラブ、日田中央ロータリークラブ、玖珠ロータリークラブの3クラブが持ち回りで、合同懇親会をしていました。いつの頃からか、無くなって久しいです。
ロータリー精神は、「奉仕、寛容、友情」と云われていますが、親睦活動は、ロータリーの基本的なことだと思います。
日田中央ロータリークラブの荒川会長とは以前から、「何か親睦になることをやりたいね。」と話していましたが、お互いゴルフが好きなので、「久しぶりに2クラブで、ゴルフの対抗戦をやりましょう。」と云うことになりました。日時は、5月5日に決まりました。
前回は、4年前、令和2年の8月に、行いました。その時は、グロス40打差で、日田ロータリークラブが勝利した記憶があります。
その後、中央ロータリークラブは、若い会員が増えたせいか、ぜひリベンジしたいとのことで、来週の例会に、挑戦状を持って、メイクアップに来たいとのことです。
佐藤親一郎会友にお骨折りいただき、ポロシャツと帽子を揃えましたので、これで気合いをいれて、迎え撃ちしたいと思います。
当日、ゴルフをした後は、中野川の桜並木の下で、ゴルフに参加できなかった会友も含め、日田ロータリークラブ、日田中央ロータリークラブの多くの会友でお酒を飲みながら、懇親会をしましょうと、中央ロータリークラブさんの方で、計画をしていただいています。
5月17日18日の地区大会では、中央ロータリークラブさんにも、かなり協力していただかなくてはいけませんので、今以上に、仲良くしておきたいと思います。
荒川会長からは、「ゴルフ大会の時に、膳所ガバナーから、何かいい景品を出していただけると、我々も地区大会でより一層頑張れます。」とのことでした。ガバナー、地区大会のすぐ前ですので、よろしくお願いします。
まだ少し先ですが、5月5日、日田中央ロータリークラブとの親睦ゴルフ対抗戦と懇親会で親睦を深めたいと思いますので、多くの会友のご参加をお願いします。
会長の時間を終わります。
会長の時間25
2024年01月31日
「日台交流、企業誘致」
日田ロータリークラブ会長 北郷太門
年が明けて、この会長の時間で、台湾関連の話を2回いたしました。台湾の話が多いのは橋本会友が会長の時以来で、少し偏り過ぎているかなと思いますが、今回もご清聴よろしくお願いします。
TSMCが熊本工場新設を表明後、日本の色々な自治体や企業からの台湾へのアプローチが盛んになっているようです。
12月15日にアオーゼで行われた「台湾情勢と日台交流」という講演を聴きましたが、講演者の藤さんも、あちこちで、台湾の自治体や企業の紹介を頼まれるとのことです。しかし台湾は、九州くらいの小さな国で、自治体は日本の10分の1くらいしかなく、自治体同士の交流や企業の提携は、いわば早い者勝ちかもしれないですよ、とのことでした。
台湾でビジネスを成功させるのに、一番大事なことは、キーマンとなる人物を捕まえることだそうです。これが出来れば、後はとんとん拍子に進みますとのことでした。
ここで、いきなり「日田ロータリークラブと嘉儀玉山ロータリークラブとの交流」と云う文字がスライドに出て、びっくりしました。どこで調べたのかは分かりませんが、両クラブは長年、素晴らしい民間交流が続いているとお褒めの言葉があり、嬉しかったです。
講演会の後、椋野市長から、「今度、いつ台湾に行きますか?一緒に行きたいです。」との話がありました。
年が明けて、1月12日に日田商工会議所主催で新年互礼会がありました。冒頭、椋野日田市長のご挨拶の中で、並々ならぬ企業誘致への言及があり、意気込みを感じました。
その後、市役所の秘書室から、我々の嘉儀訪問の日程の問い合わせがありましたので、「4月24日から台湾に行く予定です。」と伝えました。その後気にはなりますが、あれから何も言ってきません。
もしも一緒に行くことになれば、嘉儀玉山クラブのメンバーと調整をして、嘉儀の市役所や商工会議所みたいなところを案内できれば良いなと思っています。いつものように、美味しものを食べたり、お酒を飲み過ぎて酔いつぶれたり、観光をして帰ると云うのもいいですが、今回は、少し緊張感がある旅行になるかもしれません。
2月の半ば頃に、最終的な椋野市長サイドの返事をもらってから、対応を決めたいと思います。
長年の日田ロータリークラブと嘉儀玉山ロータリークラブとの交流が、日田市の発展に役に立てれば良いなと思います。
会長の時間を終わります。
会長の時間24
2024年01月24日
「 台湾経済、半導体、TSMC 」
日田ロータリークラブ会長 北郷太門
先週の会長の時間では、「台湾有事は、日本有事か?」と云うテーマで、お話しました。
今日の卓話は、台湾の企業TSMCや半導体について、お話しします。
2022年日本開発銀行の資料ですが、台湾のGDPはドル換算で、7626億ドル、一人当たりGDP32,888ドル、経済成長率2.45%。です。日本はGDP4兆2600億ドル、一人当たりGDP33,815ドル、経済成長率2023年1.7%。参考までに、韓国の一人当たりGDPは、32,255ドルで、日本台湾韓国は、近年一人当たりGDPは、ほとんど同じになっています。
昨今の台湾経済の中心は、ご存じの通り、半導体の製造です。半導体って、私もよく知らなかったので、調べましたところ、簡単に言えば、電気を通す通さないを、瞬時に切り替える素材のこと。この性質を発見し、技術利用したことで、スマートフォン、エアコンなどの家電や自動車など、私たちの身の周りのすべてのものに使われるようになっています。戦後の日本を支えたダイオード、トランジスタ、ICの発達したものが、今では半導体と言われるものでしょうか。最近では、生成AIと言われる人工知能にも不可欠なものです。
この半導体の受託製造を、TSMCが世界シェアの56%、UMCやPSMC等も8%以上あり、台湾勢で65%を占め、台湾の輸出総額の4割を占める基幹産業になっています。国別では、韓国のサムソン電子は11%、その他中国、アメリカ、イスラエルとなっていますが、台湾は65%なので、圧倒的です。
この数年、この半導体不足が原因で、車や様々な製品の製造にブレーキがかかり、あちこちに支障が生じていました。原因は、コロナ禍での生活様式の変化で、リモートワーク、ゲーム、ショッピングなどの急速なオンラインの普及がありました。もう一つは、中国とアメリカの覇権争いです。「半導体を制する者は、世界を制する」と云う言葉を聞いたことがあります。半導体は、アメリカの経済安全保障にも関わると云うことで、中国の半導体製造能力を阻止するため、数年前から輸出規制をかけていることも半導体不足の原因です。。
補助金を出して、TSMCやサムソンなどに移転を促しました。また中国による台湾への地政学的リスクもあるため、TSMCは日本だけでなく、米国アリゾナ州やドイツのドレスデンに工場進出を表明しています。このTSMCが熊本県菊陽町に工場を建設中で、いよいよ2月24日に開所式、10月から操業との報道がありました。菊陽町とその周辺は、土地が足りないとか、山林が3倍の値段になったとか、今まで軽トラに乗ってたおじさんが、いい車に替えたとか、農家の息子がBMWを買ったとか、景気のいい話やバブル経済に湧いていることは、皆さんも聞いていると思います。
私もこの半導体産業に注目して、頭の体操程度に株や投資信託を買っていますが、最近は期待以上のパフォーマンスが出ています。本日のゲスト卓話は、野村証券ご出身の方なので、資産運用とか株式投資のいい情報が聞けるかなと期待しています。
次回は、日台交流、台湾企業の誘致について、話したいと思います。
会長の時間を終わります。
会長の時間23
2024年01月17日
1月13日に、世界中の注目を集める中、台湾総統選挙が行われました。結果は、現在の蔡英文(ツァイ インウエン)総統と同じ民進党の頼清徳(ライ チンドゥ)氏が当選しました。野党、国民党が、一本化出来なかったためでもありますが、今後の中台関係も、現在の緊張状態が続くと思います。副総統のシャオさんも、中国から、独立派とみられていて「毒毒コンビ」と言われています。
私は、昨年12月15日に、日田市が主催して行われた「台湾情勢と日台交流」と云う講演会に出席しました。わがクラブも、20年近く台湾嘉儀玉山クラブのメンバーと食事をしたり、お酒を飲んだり、ゴルフをしたりと、楽しく交流していますので、皆さんにも関心を持っていただきたくて、その講演会の内容について、お話しします。
講演者は、藤重太(ふじ じゅうた)さんと云う方で、時々テレビに出て、台湾問題の解説をされています。この方は、若い頃受験に失敗して、台湾で中国語の語学留学でもしようか、との軽いきっかけで行ったことで、台湾と縁ができて、台湾の魅力にハマったとのことでした。その後、国立台湾大学を卒業されて、日本と台湾で企業経営をしながら、日台交流のアドバイザーもされています。マスコミからは、とても台湾に詳しい日本人と言われています。
台湾では、お年寄りから子や孫に、日本統治時代の教育、インフラ整備、特に衛生管理が素晴らしく、かなりの感染症から台湾人の命を守ったことで、日本人は素晴らしかったと伝えられていることが、今の親日の基礎があるとのことです。ずいぶん昔は、日本人だと分かると、家に上がるよう言われ、食事を振る舞ってもらったとのことでした。そのことは、私たちも嘉儀に行った時は、いつも厚いもてなしを受けていますので、よく理解できるところです。
最近の中国との向き合い方、中台関係について、よく日本人から、「中国からの圧力が大変でしょう?武力侵攻が近いのでは?いわゆる台湾有事が迫っているのでは?備えは出来ていますか?」と聞かれるとのことです。
これに対し、多くの台湾人は、「台湾の歴史は、いつも台湾有事だったので、なるようにしかならない。」という感覚のようです。「備えもそれなりに、しっかり出来ているから大丈夫です。」と意外に落ち着いているとのことです。
むしろ「日本人が有事を煽っているのでは?有事を期待しているのでは?」と受け止めているようです。「日本人の心配してくれる気持ちは、有り難いが我々は、大丈夫です。」とのことでした。私たち日本人が考える「台湾有事は日本有事」は、一部のマスコミや政治家からの発信で、少し先走りの感があるのでは?と感じた次第です。
来週も、この講演の続きで、台湾情勢、経済関係のお話をしたいと思います。
会長の時間22
2024年01月10日
日田ロータリークラブ会長 北郷太門
「 原正隆会友、ご逝去 」
新年、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
今年の正月三が日は、我々日本人にとって、大変心苦しい三が日になりました。
大半の方が4日から仕事始めだったと思いますが、ご存知の通り、私たちのクラブの最年長会員であり、敬愛する原正隆会友がお亡くなりになりました。先日の家族会でも、お話ししたばかりでしたし、10月の60周年記念祝賀会では、元気に乾杯のご発声をされましたので、信じられない気持ちで、お通夜と葬儀に出席し、弔辞を申し上げました。
今日の会長の時間は、原正隆会友について、お話させて下さい。
原正隆会友は1976年9月12日に、チャーターメンバーであり、従兄関係にあった故井上幸一会友の紹介で、日田ロータリークラブに入会されました。この年は、創立11年目の年でした。その後、1991年から1年間、会長を務められました。幹事は、佐藤武朗会友でした。当時の会員数は52名で、予算は約880万円とあります。ちなみに今年度は1820万円の予算となっています。当時は、シニアアクチブ会員という制度があったようです。
原会長年度の活動計画書を見ますと、原会長は、重点課題として、①クラブの充実を図りたい ②会員増強に努めたい ③出席率の向上 ④ロータリー財団と米山に理解を深めたい ⑤地球環境の保全、と抱負を記されています。
特に2番目の会員増強で実績を上げられ、9人の増強があり、一時は61人となりました。当時の会員増強委員長は江藤俊男会友でした。また出席率は、94.65%となっています。
私が入会した頃は、先生は大変お元気で、髪の毛はいつもテカテカ、身なりもいつもビシッとすきがなくて、話し掛けるには畏れ多い先輩でした。夜間例会やお酒の席では、興が高じると、スマトラ島のジャングルに原住民の案内で、虎狩りに行った話をしてくださいました。暗闇のなかで、虎の目が光った話を聞いた時は、ゾクゾクした記憶があります。他にも豪快な伝説をいくつか聞いていますが、少し時間が経ってから、話したいと思います。
今年度、膳所会友がガバナーになったこと、地区大会が日田で行われることを大変喜んでおられましたので、ロータリーが大好きだったご本人が一番無念だったと思います。あとに続く我々は力を合わせて、いよいよ5月に近づいた地区大会を成功させなければならないと思います。
原正隆会友の長年に亘る日田ロータリークラブでのご尽力とご協力に感謝申し上げ、ご冥福をお祈りいたします。
会長の時間を終わります。
会長の時間21
2023年12月27日
日田ロータリークラブ会長 北郷太門
「 年末家族会を終えて 」
いよいよ年の瀬が近づいて来て、今年一年を振り返る時期になりました。
皆様の一年は、どういった一年だったでしょうか?
先日の家族会では、ゲストのオペラ歌手ホーミーさんの声量に、圧倒されました。またビンゴ大会の目玉に、私が会長賞として提供した商品券が、私の家内に当たってしまうハプニングが起こりました。運のいたずらとは言え、家に帰ってからも、夫婦間で重苦しい空気が漂いました。6月の家族会で、再度提供いたしますので、宜しくお願いします。
今日の卓話は、会長卓話「上半期を振り返って」と云うことで、お時間をいただいていますので、会長の時間はこれで終わります。
会長の時間20
2023年12月20日
今夜は、ご家族の方々も多数お出でになり、大変嬉しく思います。
先日の60周年の時は、皆様に御協力をいただき、お蔭様で盛会裡に終えることが出来ました。
色々ありましたが、今夜の家族会は、その時の慰労会を兼ねていますので、少しグレードアップした会になります。
会長の時間19
2023年12月13日
私の密やかな楽しみに、汽車や電車に乗ることがあります。いわゆる乗り鉄です。
日田市民にとって、最も身近な公共交通機関といえば、JR久大線です。
その久大線ですが、JR九州は10月26日に、新しい観光列車の導入を発表しました。
今後、益々増えるであろうインバウンドを見込んだ対応で、「ゆふいんの森」号のような観光列車です。列車の名前は、「かんぱち・いちろく」号とのことです。
沿線出身の偉人である麻生観八、衛藤一六の名前から採用されました。
麻生観八という方は、1865年、豆田町の草野家の五男として生まれ、15歳で親戚先であった九重町恵良の麻生家に養子入りして、当時傾きかけていた麻生酒造場を立て直し、八鹿酒造として再興しました。また水路の整備で農地の開拓にも貢献しました。
数年前に統合されましたが、県立森高等学校の前身であった森高等女学校の設立にも尽力されました。
当時の鉄道は、大分―湯平間、久留米―日田間で、別々に私鉄として運行されていました。
麻生観八は、大分と久留米間に国鉄を誘致しようと運動を展開し、当時の鉄道院総裁後藤新平に働きかけるなど、昭和4年、久留米―大分をつなげ、国鉄久大線の全線開通に尽力しました。残念ながら開通を見ることなく、前年の昭和3年に亡くなりました。
もう一人の衛藤一六という方も、21歳で衛藤家の養子に入り、東大卒、銀行頭取、県議も務め、有力者として活躍していました。湯平からは、日田に向かい西にまっすぐ進むルートでしたが、衛藤一六らが、由布院村を通すよう猛烈に働きかけたため、国鉄は折れてしまい、湯平から北向きに急カーブさせ、由布院村の中を通るルートに変更しました。
後に一六カーブと言われるルート変更です。この史実は昨年、NHKのブラタモリでも放送されました。
車両は、現在、豪雨災害で不通となっている肥薩線を走っていた「いさぶろう・しんぺい」号を改良して使用するとのことで、博多―別府間を5時間かけて、運行します。
しかしながら残念なことに、この新しい観光列車は、日田には停車しないとのことで、ビックリしています。日田の観光業に貢献できると思いますが。
ホームページによりますと、停車駅は、博多、田主丸、恵良、由布院、大分、別府となっています。
先ほど話した、麻生観八や衛藤一六のように、日田の有力な方が声を上げ、半ば強引にでも、日田に停車させるよう、JRに働きかけては如何でしょうか。
会長の時間18
2023年12月06日
この時期、あちこちで行われるものと言えば、忘年会ではないでしょうか?
コロナ禍で、数年間見送られていた忘年会と云う行事も、形態を変えながら、少しずつ復活しているようです。
私事ですが、先日の土曜日に、日田高校の同級生の忘年会が、博多の有名な鳥料理屋さんで行われました。10数人くらいの会ですが、遠方からの参加もあり、名物の水炊きで盛り上がりました。
さて、ロータリークラブでの忘年会的な行事と言えば、年末家族会だと思います。
これまでも歴代の会長幹事、親睦委員長さんのお世話で、楽しく参加させてもらっています。今年は、再来週の20日になりますが、武内会友の「紙音」で、開催の予定です。
先日の60周年の祝賀会では、日田ロータリークラブの全会員の皆様と祝宴を囲むことができず、不愉快な思いをされた会員様には、大変申し訳なく思います。
今回の家族会では、その埋め合わせも兼ねまして、再度、全会員で創立60周年のお祝いもしたいと考えています。武内会友が、特別なメニューを用意したいとのことです。
また余興のビンゴゲームでは、松浦親睦委員長が、創立60周年を記念して、例年より少しグレードアップした景品を用意するようですので、ご家族の皆様も奮ってご参加いただきたいと思います。
出欠の返事が未だの方は、ぜひ出席していただきますようお願いします。
予算の方は、60周年事業で、実行委員会のメンバーがかなり頑張りまして、予想以上に余剰金が出ましたので、そちらからも支出することを、先日の60周年実行委員会の決算報告会で承認されました。
20日の家族会では、豪華な食事とビンゴゲームで、創立60周年をお祝いしたいと思います。
会長の時間17
2023年11月22日
この時期の九州の風物詩と言えば、大相撲九州場所ではないかと思います。
私は毎年、大相撲九州場所が始まることで、本格的な冬の到来を感じます。
日田ロータリークラブで相撲と言えば、平野会友ですが、今年も連日砂かぶり席で、お顔を拝見しています。もう一人大鶴の方も、お顔を見かけます。
さて大相撲の本場所は、現在1月、3月、5月、7月、9月、11月の6場所で行われています。昭和31年まで、東京と大阪だけで、年に4場所の開催でした。
九州場所は、昭和32年に11月場所として、福岡スポーツセンターで始まりました。
翌、昭和33年7月には、名古屋場所が始まり、今の6場所での開催が定着しています。
九州場所は、それからしばらく福岡スポーツセンターで行われていましたが、昭和50年から九電記念体育館、昭和56年からは、現在の福岡国際センターで行われています。
幕内には、モンゴル、ロシア、カザフスタン出身力士が数名います。唯一の横綱である照ノ富士もモンゴル出身ですが、残念ながら今場所は休場しています。
今場所は、豊昇龍や霧島などのモンゴル勢、日本人力士では、期待の若手熱海富士、豪ノ山、錦木が活躍するのではないでしょうか。
この原稿を書いている19日は、ちょうど中日(なかび)です。大関貴景勝と元大関朝乃山の一番は、白熱した素晴らしい取り組みでした。
また地元日田出身の琴太豪は、今年30歳になりますが、度重なるケガを乗り越え、辛抱強く頑張っています。現在東幕下16枚目で、今場所3勝1敗で調子が良いです。優勝すれば、念願の十両入りが近づきます。ぜひ夢を叶えて欲しいです。