会長の時間

0年0月0日

会長の時間20 「ロータリーの職業奉仕について」

2026年01月21日

皆さん、こんにちは。

本日は「ロータリーの職業奉仕」について、会長として、そして一人の職業人としてお話しします。

 

ロータリーには

親睦・職業奉仕・社会奉仕・国際奉仕・青少年奉仕

という五つの奉仕がありますが、その中でも私は、

職業奉仕こそがロータリーの原点だと感じています。

 

① 職業奉仕とは「特別なこと」ではない

 

職業奉仕というと、

「何か立派なことをしなければならない」

「奉仕活動を仕事と別にやること」

そう思われがちです。

 

しかし、ロータリーの職業奉仕は、

自分の職業を通じて社会に貢献すること。

 

つまり、

  • 誠実に仕事をする
  • 約束を守る
  • 正しい価格で、正しい品質を提供する
  • お客様、取引先、社員、地域に対して公正である

 

これそのものが、職業奉仕です。

 

特別なことではなく、

日々の仕事の姿勢そのものが問われているのだと思います。

 

② 「四つのテスト」は職業奉仕の物差し

 

職業奉仕を考えるとき、

私たちロータリアンには「四つのテスト」があります。

  • 真実かどうか
  • みんなに公平か
  • 好意と友情を深めるか
  • みんなのためになるか

 

これは、

経営判断や取引、社員との関係において、

非常に実践的な指針です。

 

目先の利益だけを追えば、

どこかで信頼を失います。

 

長く続く企業、信頼される職業人は、

この四つのテストに耐える選択をしている

私はそう感じています。

 

③ 職業奉仕は「自分を律する考え方」

 

職業奉仕は、

誰かに評価してもらうためのものではありません。

 

むしろ、

自分自身を律するための考え方です。

  • この仕事は誠実か
  • この説明は正直か
  • 相手の立場に立っているか

 

自分の職業に誇りを持つからこそ、

こうした問いを自分に投げかけることができる。

 

職業奉仕とは、

職業を通じて人格を磨くことでもあると思います。

 

④ 職業奉仕が、社会奉仕・国際奉仕につながる

 

私たちがそれぞれの職業で信頼を積み重ねることで、

地域が良くなり、社会が安定し、

結果として国際理解や平和にもつながっていきます。

 

ロータリーが100年以上続いてきた理由は、

この「職業を基盤とした奉仕」という考え方が、

時代が変わっても色あせなかったからだと思います。

 

⑤ まとめ:職業奉仕は、今日からできる奉仕

 

職業奉仕は、

特別なイベントでも、

大きな事業でもありません。

  • 今日の仕事を誠実に行う
  • 相手の立場で考える
  • 信頼を積み重ねる

 

これを一人ひとりが実践すること。

 

それこそが、

ロータリーらしい奉仕であり、

私たちが社会に示せる一番のメッセージではないでしょうか。

 

今年度のテーマ「つながる」においても、

職業を通じた信頼のつながりを、

このクラブから広げていければと思います。

 

ご清聴、ありがとうございました。

 

会長の時間19 「干支の話 〜午年に学ぶ、前へ進む力〜」

2026年01月07日

皆さん、あけましておめでとうございます。
日田ロータリークラブ会長の小ヶ内です。

新年最初の会長の時間、
本日は「干支の話」をさせていただきます。

2026年の干支は、午(うま)年です。

 

干支は、もともと時間や季節の移り変わりを表すための
生活の知恵として生まれました。

私たちが年の初めに干支の話をするのも、
「今年はどんな年にしようか」と、
気持ちを新たにするためなのかもしれません。

 

馬といえば、
速く走る前進・行動力、
人とともに働く信頼・誠実、
昔の移動や運搬の主役として人を支える存在、
そんなイメージがあります。

午年は、前へ進む力と、
人と人をつなぐ力を象徴する年だと言われています。

 

ここで少し、日田らしい話を一つ。

日田は江戸時代、天領として幕府の直轄地でした。
その物資の運搬や人の往来を支えたのが、
まさに馬でした。

日田街道を通って、
年貢米や木材、生活物資が運ばれ、
馬はこの地域の発展を陰で支えてきた
大切な存在だったと言われています。

また、周辺の山間部では、
農作業や山仕事に馬が欠かせず、
「馬は家族同然」として
大切にされてきたとも聞きます。

午年の主役である馬は、
実はこの日田の歴史と、
とても深いつながりがあるんですね。

 

2026年は、60年に一度の丙午の年でもあります。

昔は迷信的に、少し強い言われ方をした年でもありますが、
本来は、火のような情熱、
物事を切り開くエネルギーを意味する、
とても力強い年です。

私はむしろ、
「新しいことに挑戦するには、
ぴったりの年」
と前向きに捉えたいと思っています。

 

馬は、一頭ではなく、
人と力を合わせて走ることで、
初めてその力を発揮してきました。

これは、まさにロータリーの姿ではないでしょうか。

一人ではできないことも、仲間とならできる。
地域とつながれば、さらに大きな力になる。

今年度、私たちのテーマは「つながる」です。
午年の「共に走る力」は、
このテーマにぴったり重なります。

 

日田ロータリークラブも、
清掃例会、ポリオ募金、家族例会など、
地域とつながりながら、
一歩ずつ前へ進んできました。

午年の今年は、
その歩みを止めず、
もう一歩、前へ進む年にしたい。
私はそう思っています。

 

干支は12年で一巡します。

12年前、24年前の午年、
皆さんは何をしておられたでしょうか。

干支は、過去と今、未来をつなぐ
時間の道しるべでもあります。

この2026年が、後から振り返って、
「あの年が転機だった」と言えるような、
そんな一年になれば素晴らしいと思います。

 

午年にあやかり、
この日田の地で育まれてきた
馬のように、黙々と人を支える力と、
前へ進む行動力を胸に、

私たち日田ロータリークラブが、
仲間とともに、地域とともに、未来とともに、
力強く走り続ける一年にしていきましょう。

皆さんにとって、2026年が健康で、実り多く、
笑顔あふれる一年となりますことを祈念し、
私の会長の時間といたします。

ご清聴、ありがとうございました。

 

会長卓話「会長として7月から12月を振り返って 〜つながりの中で歩んだ半年〜」

2025年12月24日

皆さん、こんにちは。
日田ロータリークラブ会長の小ヶ内です。

本日の会長卓話は、
「会長として7月から12月の半期を振り返って」
というテーマでお話しさせていただきます。

7月に会長に就任してから、早くも半年。
今日はこの半年を、
皆さんと一緒に思い返しながら、
感謝と、後半への思いをお伝えしたいと思います。

 

■1.7月:スタートの月 〜方針共有と“つながり”の第一歩〜
7月2日、最初の例会。
この日に私は、パワーポイントを使って
今年度の運営方針を発表させていただきました。

テーマは「つながる」。
会員同士、地域、次世代、そして世界とつながる一年にしたい。
そんな思いを、皆さんにお伝えしたのが、
会長としての第一歩でした。
正直、かなり緊張しておりましたが、
皆さんが真剣に耳を傾けてくださり、
「よし、この仲間とならやっていける」と
心強く感じたことを覚えています。

7月9日は、各委員長による運営方針発表。
それぞれの委員会が、
今年何を目指し、どう動くのか。
頼もしい発表を聞きながら、
このクラブの底力を感じました。

7月16日は、
クラブフォーラム「会員増強について」。
これは、まさに“みんなで考えるロータリー”。
活発な意見が飛び交い、
「自分たちのクラブは、自分たちで良くしていこう」
という気持ちが、
会場いっぱいに広がった時間だったと思います。

7月30日は、危機管理の卓話。
不測の事態や社会的問題が多い時代だからこそ、
平時から備えることとロータリアンとしての節度と品格の大切さを学び、
ロータリアンとしての自覚を促す機会となりました。

7月は、まさに
方向性を共有し、つながりの土台をつくる月だったと感じています。

 

■2.8月:別れと、ロータリーの絆

8月6日。
この日は、笹倉会友のご葬儀のため、
例会を取りやめることになりました。

私も葬儀に参列し、
僭越ながら弔辞を述べさせていただきました。

笹倉会友は、
長年にわたり日田ロータリーを支えてこられた方で、
その存在の大きさを、
改めて強く感じました。

ロータリーは、
楽しいことばかりではありません。
こうして、悲しみの時に寄り添い、
共に送り、共に偲ぶ。
そこにも、**ロータリーの“つながり”**があるのだと、
胸に刻まれた一日でした。

 

■3.9月:学びと親睦の月
9月3日は、
西部保健所所長の卓話。
感染症の現状と予防についてのお話で、
コロナを経験した私たちにとって、
非常にタイムリーで、
大変ためになる内容でした。

健康であることが、
すべての活動の土台である。
そんな当たり前のことを、
改めて実感させていただきました。

そして9月17日は、
秋の観月例会を
サッポロビール園で開催しました。

美味しいビールをいただきながら、
会員同士、和やかに語り合い、
親睦を深めることができました。
…正直に言えば、
ビールは本当にうまかったですね(笑)。

こうした時間があるからこそ、
また次の奉仕も頑張れる。
親睦なくして奉仕なし。
まさにそれを実感した一日でした。

 

■4.10月:奉仕とロータリーの原点
10月8日は、
日田ロータリー始まって以来、初めての清掃例会。
パトリア前公園にある
50周年記念碑を中心に、
皆さんで清掃活動を行いました。

朝から汗をかきながら、
黙々と清掃する姿は、
まさに“奉仕するロータリアン”そのもので、

「ロータリーって、こういうことだよな」
と、私自身、原点に立ち返る思いでした。

10月22日は、
大分Eクラブの植山さんによる外部卓話。
11月9日のポリオ募金・チャリティーバザーを前に、
ポリオ撲滅の意義について、
熱い思いを語っていただきました。

この卓話があったからこそ、
私たちの募金活動への気持ちも、
一段と高まったように思います。

10月28日は、
ガバナー公式訪問例会を
3クラブ合同で開催しました。

藤田ガバナーのアドレスは、
非常に分かりやすく、
そして心に響くものでした。
「ロータリーの原点と未来」を考える、
貴重な機会となりました。

■5.11月:ポリオ募金という大きな成果
11月9日。
豆田の天領まつりでの
ポリオ撲滅募金&チャリティーバザー。

これは、今年度前半の
一つの大きな山場でした。

日田ロータリー会員が一丸となり、
声を出し、汗をかき、
多くの市民の皆さんにご協力いただきました。

その結果、
約41万円という大きな金額を、
国際ロータリーへ寄付することができました。

これは、
会員の皆さん一人ひとりの力、
そして地域の皆さんとの“つながり”があってこそ
成し得た成果です。
本当に、誇りに思います。

11月19日は、
日田ローレルカントリークラブでの職場例会。
支配人から、カントリークラブ経営のお話を伺い、
普段とは違う視点で、
経営について考える良い機会となりました。

■6.12月:総まとめと感謝の月
12月3日は、年次総会。
パスト会長会が開かれ、
会長デジグネートとして
頓宮さんが決定しました。
日田ロータリーのバトンのリレーも見えてきました。

12月10日は、
疾病予防と治療月間にちなみ、
新関先生に
「疾病予防と治療について」
卓話をしていただきました。

ドクターならではの視点で、
分かりやすく、
本当にためになるお話でした。
健康の大切さを、
改めて胸に刻みました。

12月17日は、
年末家族例会を亀山亭で開催。
カラオケ大会、プレゼント交換、
そしてご家族の皆さんにも参加いただき、
大いに盛り上がりました。

会員だけでなく、
ご家族も含めての“ロータリーの輪”。
これもまた、大切なつながりだと感じた一日でした。

■7.私なりの「会長の時間」の工夫

この半年、
私の会長卓話には、
一つのルールを設けてきました。
• 月初:ロータリーの話
• 中間:仕事である経済・会計・税務の話
• 月末:私の趣味の話
 音楽、犬、ゴルフなど(笑)

ロータリーの話で原点を確認し、
仕事の話で実務に役立て、
趣味の話で、少しでも私自身を知ってもらえたら。

そんな思いで続けてきました。
後半の半年も、
このスタイルでいこうと思っていますので、
どうぞお付き合いください(笑)。

 

■8.感謝と後半への決意

こうして振り返ると、
本当に多くの行事と、
多くの“つながり”がありました。

副会長、幹事、理事の皆さん。
各委員長、委員の皆さん。
事務局の皆さん。
そして、すべての会員の皆さん。

皆さんのお力がなければ、
この半年は成り立ちませんでした。
心より感謝申し上げます。

残り半年。
これまで築いてきたつながりを、
さらに深め、
「いい一年だった」と、
皆さんと笑顔で振り返れるよう、
力を尽くしてまいります。

■結びに

この日田ロータリークラブが、
これからも、
地域に、社会に、
そして未来に向けて、
温かい光を届け続ける存在でありますように。

その一員として、
会長として、
残り半年も、
どうぞよろしくお願いいたします。

ご清聴、ありがとうございました。

会長の時間18 私のクリスマス 〜つながりに感謝して〜

2025年12月24日

私のクリスマス 〜つながりに感謝して〜

日田ロータリークラブ 会長 小ヶ内聡行

皆さん、こんにちは。
日田ロータリークラブ会長の小ヶ内です。

今日は12月、いよいよクリスマスが近づいてきました。
本日の会長卓話は、少し肩の力を抜いて、
「私のクリスマス」というテーマでお話しさせていただきます。

 

子どもの頃のクリスマス

私の子どもの頃のクリスマスといえば、
今のように何でも手に入る時代ではありませんでした。

朝起きて、枕元をそっとのぞいて、
小さなプレゼントを見つけた時の、あのワクワク。
「サンタさん、本当に来たんだ!」と信じていた、
あの純粋な気持ちは、今でも忘れられません。

プレゼントそのものより、
誰かが自分のことを思って用意してくれた、
そのことが、何よりうれしかったんだと思います。

 

大人になってからのクリスマス

大人になると、クリスマスは
「もらう日」から「与える日」に変わってきました。

家族のため、子どもたちのため、ケーキを用意したり、プレゼントを選んだり。

正直に言えば、仕事に追われて「今日はクリスマスだったな」と
夜に思い出す年もありました(笑)。

それでも、家に帰って、家族の笑顔を見ると、
「ああ、今年も無事にここまで来たな」と
ホッとする日でもあります。

我が家のクリスマス

ちなみに我が家には、犬が8匹おります。
今では、クリスマスケーキよりも、
「犬たちのごちそう」の方が話題になるほどです(笑)。

人も犬も、
一緒に過ごす時間が何よりのプレゼント。
にぎやかで、少し騒がしいですが、
それが私の“いつものクリスマス”です。

 

ロータリーとクリスマス

そして、ロータリーに出会ってから、
私のクリスマスには、もう一つの意味が加わりました。

それは、
「自分たちだけの幸せではなく、
誰かのために何ができるかを考える季節」
になったということです。

ポリオ根絶の募金活動、地域への奉仕、支援活動。

世界のどこかで、
この季節を安心して迎えられない人たちがいる。
そう思うと、
私たちができる小さな行動にも、
大きな意味があるのだと感じます。

 

今年のテーマ「つながる」とクリスマス

今年、私たちのクラブのテーマは
「つながる」です。

考えてみると、
クリスマスほど「つながり」を感じる日は
ないのではないでしょうか。

家族とのつながり。仲間とのつながり。
そして、顔も知らない誰かとのつながり。

カード一枚、言葉一つ、ちょっとした気遣いが、
人と人の心をあたたかくつないでくれる。

ロータリーの奉仕も、まさにその「つながり」の連続だと思います。

 

私にとってのプレゼント

今の私にとって、
クリスマスの一番のプレゼントは何かと聞かれたら、
きっとこう答えると思います。

それは――
「こうして皆さんと元気に集える時間」です。

この一年、会長として、
皆さんに支えられながら、
ここまで来ることができました。

うまくいったことも、
反省することもありますが、
それでも今日、こうして笑顔で
クリスマスの話ができることに、
心から感謝しています。

 

結びに

どうか皆さん、
それぞれの場所で、
それぞれの「クリスマス」を、
大切な人と過ごしてください。

そしてまた、
この日田ロータリークラブという場で、
元気に再会し、
新しい「つながり」を育んでいきましょう。

皆さまにとって、
心あたたまる素敵なクリスマスとなりますことを
お祈りして、
私の会長卓話といたします。

ご清聴、ありがとうございました。

会長の時間17 ロータリークラブ会長あいさつ(家族親睦例会)

2025年12月17日

ロータリークラブ会長あいさつ(家族親睦例会)

皆さん、こんにちは。
日田ロータリークラブ会長の小ヶ内でございます。

今日は 家族親睦例会 にようこそお越しくださいました。
今年もあとわずか。私が会長に就任して、気づけば もう半年が過ぎました。振り返りますと…「会長は一年長いよ」と言われながらスタートしたのですが、実際は あっという間 で、気がつけば私の背中にも、ロータリーマークの歯車がしっかり刻まれております。
この半年、例会や奉仕活動で、会員の皆さまには本当に助けていただきました。
そして何より、こうして支えてくださる ご家族の皆さま に心から感謝申し上げます。

ロータリーは、家族の応援があってこそ回る歯車です。
今日くらいは、日頃の「家族サービス不足」も帳消しということで、どうぞ温かく見守ってください。

さて、今日はこの後、カラオケ大会とプレゼント交換が待っています!
カラオケは、歌自慢の方5人に歌っていただき、奥様方に採点表で採点してもらい、賞を発表します。商品はギフト券で私が用意してますので思う存分歌ってください。

プレゼント交換では、それぞれのロータリアンが心のこもった商品を用意していただいているので、何が当たるかわかりませんが、素晴らしいものがGETできればいいですね。

今日は、ロータリーの肩書も仕事の肩書もいったん脇に置いて、美味しい食事を囲み、たくさん笑って、そして家族と仲間のつながりを深めるそんな温かい時間にしていたただければと思います。
どうぞ最後までゆっくりお楽しみください。
本日もよろしくお願いいたします!

会長の時間16 「中小企業の会計のDX化 〜税理士として見える未来〜」

2025年12月10日

「中小企業の会計のDX化 〜税理士として見える未来〜」

日田ロータリークラブ会長 小ヶ内聡行

 

皆さん、こんにちは。
本日は、私が税理士として日々の業務で強く感じているテーマ、
「中小企業の会計のDX化」についてお話しします。
まずDX化とはどういう意味なのかということをIT化と比較して言うと
IT化(デジタル化)との違い
IT化(デジタル化)とは、紙の書類をデータ化するなど、既存のやり方を「効率化」するということで、
DX化というとその効率化された情報を基に、ビジネスの仕組みや提供価値そのものを「変革」するということなのです。
まず、それを前提にお話をいたします。。

1. 会計の世界に起きている“大きな地殻変動”

ここ数年、会計業界はかつてないスピードで変化しています。
背景にあるのは 人手不足、IT投資の拡大、そしてクラウド化 です。

特に中小企業では、経理担当者が一人というケースも多く、
「入力作業に追われ、経営判断に必要な数字が出てこない」
という声を、私は現場で何度も耳にしてきました。

DX化とは単なる“パソコン化”ではなく、
「会計のやり方そのものを変革し、経営に活かす仕組みに変える」ことを意味します。

2. DX化の第一歩は“入力をやめる”という発想

中小企業の会計DXで重要なのは、
「人の手で入力する量を限りなくゼロに近づける」ことです。

・銀行データやクレジットカードの自動連携
・領収書のスキャンやスマホ撮影による読取
・請求書の電子化、インボイス制度に対応したデジタル管理
・給与ソフトとのAPI連携

これらはすでに実用段階にあり、導入した企業では
経理作業が3分の1以下になった例も珍しくありません。

現場の“作業”が減ることで、ようやく経営者は
数字をもとに前を見る時間が生まれます。

3. DX化がもたらす3つの大きな効果

① 正確性の向上

人の手が減ることで誤入力が激減します。
結果として、月次の締めが早くなり、経営判断のスピードも上がります。

② コストの削減

経理人材が採用しづらい時代において、
年数百時間分の工数削減は、企業にとって非常に大きな効果です。

③ 経営の見える化

クラウド会計では、リアルタイムで売上・利益・資金繰りが把握できます。
私自身、顧問先に数字を説明するときに、
「経営者の意思決定が明らかに変わった」と感じることが多くなりました。

4. 税理士として最も伝えたいこと

DX化は「ツール導入」が目的ではありません。
大切なのは、経営者の意思決定を強くすることです。

私はこれまで、紙とハンコ文化の中で頑張ってきた中小企業の姿を
たくさん見てきました。
しかし、これからの時代、アナログのままでは銀行融資、補助金、採用など、
あらゆる面で不利になります。

だからこそ、
「会計は経営のナビゲーションシステムであるべきだ」
という想いで、私は顧問先のDX化を支援しています。

5. 最後に — DX化は“未来への投資”

中小企業がDX化に踏み出すのは簡単ではありません。
しかし、導入した企業の多くが口を揃えて言うのは、
「もっと早くやればよかった」ということ。

ロータリーの理念にもあるように、
私たちは地域社会の発展に寄与する役割を担っています。
会計のDX化を通して、中小企業がもっと強く、しなやかになることは
地域全体の力を底上げすることにつながります。

私自身、税理士として、そしてロータリアンとして、
これからも中小企業の未来づくりに貢献していきたいと思います。

ご静聴ありがとうございました。

 

会長の時間15 「私のドッグライフ 〜8匹の家族と生きる幸せ〜」

2025年12月03日

「私のドッグライフ 〜8匹の家族と生きる幸せ〜」

日田ロータリークラブ会長 小ヶ内聡行

 

皆さま、こんにちは。
本日は、少し肩の力を抜いて、私のプライベートのお話――
「私のドッグライフ」をご紹介させていただきます。
私は現在、8匹の犬とともに暮らしています。
よく「家ですか?それとも動物園ですか?」と聞かれるのですが、私にとってはどれも欠かせない、れっきとした家族です。
1. 8匹の“家族”紹介
せっかくなので、買った順番に簡単にご紹介します。
オス4匹、メス4匹でそれぞれ名前は、思いを込めて漢字一文字でつけてます。
① トイプードルタイニーサイズ・凛ちゃん(8歳)
タイニーサイズで、小柄ながら家のリーダー気質。
しっかり娘で、全犬のまとめ役で少しスピリチュアルなところがあります。
② トイプードルタイニーサイズ・華ちゃん(6歳)
凛ちゃんとは正反対で、色白で目がくりっとした美人さん。
穏やかで、周囲を和ませてくれます。
③ アメリカンコッカースパニエル・楽(らく)ちゃん(6歳)
自然児そのもの。のびのび、そして優しい心の持ち主。
名前の通り、見ているだけで“楽”になります。
④ スタンダードプードル・快(かい)ちゃん(5歳)
とても落ち着いていて、大人の風格。
温厚で誰にでも優しい紳士です。
⑤ ミディアムプードル・尚(なお)ちゃん(5歳)
少し気が強いけれど、根は優しくて、情の深いタイプ。
“親分肌”という言葉がぴったりです。
⑥ スタンダードプードル・祐(ゆう)くん(4歳)
とにかくやんちゃ。とにかく人懐っこい。
うちのムードメーカーで、若さの象徴です。
⑦ ゴールデンレトリバー・新(さら)ちゃん(3歳)
見た目は大きいけれど、実は人見知りでシャイ。
そのギャップがたまらなく可愛い女の子です。
⑧ ブラドゥードル・桃ちゃん(1歳半)
白くて、そして家で一番の“わんぱく娘”。
まだまだ成長真っ只中で、日々の賑やかさの中心です。
2. 毎日の生活:犬たちと作るルーティン
これだけの頭数がいますので、家の中は常ににぎやかです。
すべて室内飼い。
朝と夕方の散歩は、私と妻の大事な日課です。
散歩に出掛けると、それぞれの性格がよくわかります。
• 凛ちゃんは全体を見ながら隊列を意識し、
• 祐くんは途中で人に挨拶したくて脱線し、
• 桃ちゃんはリードを持つ私の体力を試すように全力疾走し、
• 新ちゃんは「知らない人と目を合わせないように…」とそっと私の後ろに隠れます。
こんな毎日が、私と妻にとっては大きな喜びです。
3. 8匹の犬が教えてくれるもの
67歳の私と、63歳の妻。
犬たちは、まさに一生の友達であり、かけがえのない存在です。
犬と暮らすことで学んだことが、たくさんあります。実はロータリーの精神にもよく通じていると感じています。
● 無償の愛
犬は見返りを求めません。
私たちが帰宅しただけで、全身で喜びを表してくれる。
“与えることの喜び”を、毎日教えてくれています。
● 忍耐と責任
8匹を育てるということは、日々の世話も8倍です。
でも、その責任があるからこそ、
「今日も元気に過ごせている」ことに感謝が芽生えます。
● 家族の絆
犬は人間の感情をよく感じ取ります。
夫婦が犬を通して協力し合い、笑い合い、励まし合うことで、
家族の絆が自然と深まっていくのです。
4. ドックライフが与えてくれる幸福
犬たちは、私たち夫婦の生活リズムを整えてくれます。
毎日の散歩、食事、健康管理――それらがいつの間にか、
健康維持・心の安定・前向きな気持ちにつながっています。
ロータリー活動も同じで、
日々の積み重ね、仲間との信頼、互いを思いやる心が、
クラブをより良くしていきます。
犬たちが私に教えてくれるものは、
そのままロータリーの価値とも重なっています。
5. おわりに:8匹の家族と、これからも
私はこれからも、この8匹とともに暮らしていきます。
年齢を重ねるほどに、
犬たちの存在がどれほど心を支えてくれているかを実感します。
67歳と63歳。
私たち夫婦にとって、犬たちは一生の友達。
そして、ロータリーの仲間の皆さまも、
私にとっては“人生を豊かにする大切な存在”です。
本日は、私のささやかなドックライフのお話に
耳を傾けていただき、ありがとうございました。

 

会長の時間14 「私とゴルフ」

2025年11月19日

「私とゴルフ」

日田ロータリークラブ会長 小ヶ内聡行

 

 

皆さん、こんにちは。

本日は少し趣向を変えまして、私の趣味であるゴルフについてお話させていただきます。

 

私は月にだいたい3回ほどラウンドをしています。

平均スコアは90台後半。

なかなか上手くなるとは言えませんが、いつも「今日こそは…!」という思いでティーショットに立っています。

 

私はゴルフを通じて、体の使い方の大切さを学んできました。

腕で振ろうとするとスライス。

力むとトップ。

結局、身体全体の連動がうまくいったときだけ、真っすぐ気持ちよく飛んでくれる。

これは、年齢や筋力でなく、体の使い方と意識の問題だということを実感しております。

 

また、ゴルフは不思議なもので、うまくいかなくても「次はきっと良くなる」と思わせてくれるスポーツです。

自分の欠点と向き合い、工夫を重ね、少しずつ前に進む。

その過程にこそ、ゴルフの魅力があるように思います。

どこかロータリーの活動にも通じている気がいたします。

 

さて、私たち日田ロータリークラブでは、このローレルカントリーで毎月月初の日曜日にロータリーゴルフコンペを開催しております。。

しかし、参加者が少なく、もう少しにぎやかになればと思っています。

ゴルフの上手・下手は問いません。

年齢も問いません。

ただ、コースに立って風を感じ、仲間と笑いながら回るだけで、

その一日はきっと良い時間になります。

 

私も、もっと参加させていただきたいと思っています。

ぜひクラブの皆さまにも、気軽にご参加いただければ嬉しく思います。

ゴルフを通じて、ロータリーの“つながり”と“絆”がさらに深まれば幸いです。

 

ご清聴、ありがとうございました。

 

会長の時間13 「ロータリー財団への寄付 〜奉仕の心を形に〜」

2025年11月05日

テーマ:「ロータリー財団への寄付 〜奉仕の心を形に〜」11月5日

日田ロータリークラブ会長 小ヶ内聡行

皆さん、こんにちは。11月はロータリー財団月間です。また、9日は天領祭りでのポリオ募金とチャリティバザーもありますので、本日は「ロータリー財団への寄付」についてお話ししたいと思います。本日は後ほど大塚ロータリー財団委員長から卓話もありますのでよろしくお願いいたします。

 

まず、もう皆さま知っていると思いますが、

  1. ロータリー財団とは何かということです。

 

ロータリー財団は、世界中のロータリアンの寄付によって支えられている「奉仕のための基金」です。

1917年、アーチ・クランフ国際ロータリー会長が「世界の善意のために基金を設立しよう」と呼びかけ、わずか26ドル50セントの寄付から始まりました。

その小さな一歩が、100年以上たった今では、年間数億ドル規模の国際的な奉仕活動を支える大きな力となっています。

 

  1. 寄付が支える世界の奉仕活動

 

財団の活動には、皆さんもよくご存じの「ポリオ根絶活動」があります。

1985年から始まったポリオプラス計画は、今では世界の99%以上の地域でポリオを撲滅しました。

わたしたちの募金が、世界中の子どもたちの命と未来を守っているのです。

 

さらに、財団の支援は「平和と紛争予防」「疾病予防と治療」「水と衛生」「母子の健康」「教育支援」「地域経済の発展」など、

いわゆる「ロータリーの重点分野」に広がっています。

どの分野にも、寄付を通して世界中のロータリアンの思いが息づいています。

 

  1. 寄付は“遠い世界の話”ではない

 

財団の助成金によって行われるプロジェクトは、海外だけではありません。

たとえば、私たちの地区内でも奨学金事業、青少年交換、災害支援など、多くの活動が財団の助成金で実現しています。

つまり、私たちが財団に寄付することは、世界の誰かを助けると同時に、地域の未来を支えることにもつながっているのです。

 

  1. 寄付のかたちは「金額」より「想い」

 

寄付というと、「余裕のある人がするもの」と思われがちですが、ロータリーではそうではありません。

大切なのは「奉仕の心を形にすること」です。

1口1,000円の寄付であっても、その想いが集まれば、世界を動かす力になります。

ポリオプラスへの募金や毎年の年次寄付、あるいはポール・ハリス・フェローへの積み立てなど、方法はいくつもあります。

 

  1. 寄付がもたらす“誇り”

 

ロータリー財団は、世界で最も信頼される公益財団のひとつです。

透明性と効率性が高く、寄付金の大部分が実際の奉仕活動に使われています。

つまり、私たちの寄付は「確実に」人を助け、世界を変えている。

その事実こそ、私たちロータリアンの誇りです。

 

  1. つながる寄付の輪

 

今年度のクラブテーマ「つながる」にも重なりますが、寄付とはまさに“つながりの証”です。

お金のやり取りではなく、「心のリレー」です。

誰かのために捧げた思いが、世界のどこかで誰かを救い、その感謝の思いがまた別の誰かを動かす。

そうして奉仕の輪が、静かに、しかし確実に広がっていきます。

 

  1. 結びに

 

ロータリー財団は、私たち一人ひとりの善意の集まりでできています。

「小さな寄付が、大きな希望になる」——この言葉を胸に、今年もぜひ皆さんと共に、世界と地域の未来のために、心を込めた寄付活動を進めてまいりましょう。

 

ご清聴、ありがとうございました。

会長の時間12 藤田ガバナー公式訪問 歓迎スピーチ

2025年10月28日

藤田ガバナー公式訪問 歓迎スピーチ 10月28日(火) マリエール

日田ロータリークラブ 会長 小ヶ内聡行

 

皆さま、こんにちは。

本日はご多忙の中、藤田ガバナー、諌山ガバナー補佐、そして地区の皆さまにお越しいただき、日田ロータリークラブを代表して、心より歓迎申し上げます。

 

藤田ガバナーの地区スローガンは、

「みんなでつなぐ、育てる、ロータリーリレーションシップ」。

 

本年度、私たち日田ロータリークラブのスローガンは

「つながる ― 絆を深め、未来を創る」 です。

 

方向は同じです。

どちらも“人と人とのつながり”を中心に据えています。

私たちは、奉仕も友情も、まず「つながり」から生まれると信じています。

ロータリーが続いていく力、それはこの“人のつながり”にあります。

 

日田クラブでも、地域とのつながりを大切にしています。

たとえば、日田天領まつりでのポリオ撲滅募金とチャリティーバザー、

早朝清掃例会でのロータリー記念碑の清掃、

さらに地区補助金を活用した日田少年少女合唱団の国際交流事業、グローバル補助金を使った介護入浴車購入プロジェクトなど、

地域と世界を結ぶ活動を通して、ロータリーの絆を育ててきました。

 

藤田ガバナーの掲げる“育てるリレーションシップ”の言葉どおり、

私たちも次の世代にバトンを渡せるよう、

地域に信頼されるクラブをめざして歩んでまいります。

 

本日の公式訪問を励みに、

より多くの「つながり」と「笑顔」を生み出せる一年にしてまいりましょう。

 

藤田ガバナー、本日は誠にありがとうございます。

心より歓迎申し上げます。

 

以上、私の歓迎スピーチといたします。

ご清聴ありがとうございました。

会長の時間11 「社長の経営計画について」

2025年10月22日

日田ロータリークラブ会長 小ヶ内聡行

「社長の経営計画について」

 

 

皆さん、こんにちは。

今日は「社長の経営計画」についてお話ししたいと思います。

 

私は税理士として、これまで多くの会社の経営に関わってきました。経営がうまくいっている会社、伸び悩む会社、倒産してしまう会社──その違いを決定づけるものは何か。

それは「経営計画があるかどうか」です。

 

  1. 経営計画は“羅針盤”

 

経営計画とは、会社の未来に向けた「地図」であり「羅針盤」です。

目的地を決めずに船を出す船長はいません。会社も同じで、「どこへ向かうのか」「どう進むのか」を明確にすることが、社長の最も大切な仕事です。

 

私は経営計画を立てる社長に、必ずこう尋ねます。

「あなたの会社は、3年後、5年後、どんな姿になっていたいですか?」

 

利益の数字も大切ですが、それ以上に大事なのは、会社の“存在意義”と“社員の幸せ”をどう実現していくかという方向性です。

 

  1. 経営計画は社員との約束

 

多くの中小企業では、社長の頭の中には明確なビジョンがあっても、それが社員に伝わっていません。

社員は日々、目の前の仕事に追われて、「自分の働きが会社の未来にどうつながるのか」が見えにくい。

 

だからこそ、経営計画は「社長の想いを見える化する」ものです。

社員にとっては、それが働く意味を感じる「指針」になります。

つまり、経営計画とは、社長と社員との約束でもあるのです。

 

  1. 計画は“紙に書く”ことで力を持つ

 

不思議なことですが、頭の中にあるうちはただの夢でも、紙に書いた瞬間、それは“計画”に変わります。

数値や行動目標を明記し、期日を決めることで、人は動き始める。

「いつまでに何をやるのか」を具体的にすることで、経営は現実のものになります。

 

私は、毎年経営計画書を作り続けている社長の会社が、10年後どうなっているかを見てきました。

間違いなく、強い会社になっています。

なぜなら、計画を立てることで、社長自身が常に“考える習慣”を持つからです。

 

  1. 社長の決意が、社員の姿勢を変える

 

経営計画を作る過程で一番大切なのは、数字ではありません。

「社長の決意」です。

 

社長が本気で未来を描き、社員に語りかける。

「この会社をこういう方向に進めたい。みんなの力を貸してほしい。」

その一言で、社員の目の色が変わります。

 

社員は“計画書”ではなく、“社長の情熱”についていくのです。

 

  1. ロータリーの理念との共通点

 

ロータリーの理念もまた、「よりよい社会をつくるための計画」だと思います。

「超我の奉仕」「四つのテスト」「職業奉仕」──

これらは、私たちロータリアンがどう生き、どう行動すべきかという「人生の経営計画書」です。

 

会社の経営も、ロータリーの活動も、根っこは同じ。

人を思い、未来を信じ、地道に努力を続ける。

その積み重ねが、地域を、そして社会を良くしていくのです。

 

  1. おわりに ― 計画を立てる勇気

 

最後に、私が好きな言葉を紹介します。

「計画なき行動は夢であり、行動なき計画は妄想である。」

 

経営計画は、社長の夢を現実に変えるための第一歩です。

そして、社員・家族・地域に対する、社長の責任の証でもあります。

 

どうか皆さんも、自分自身の“人生の経営計画”を考える機会にしていただければと思います。

 

ご清聴、ありがとうございました。

 

会長の時間10 『日田ロータリー50周年記念碑と清掃例会』

2025年10月08日

『日田ロータリー50周年記念碑と清掃例会』 10月8日(水) パトリア前

日田ロータリークラブ会長 小ヶ内聡行

皆さま、おはようございます。

本日は、私たち日田ロータリークラブが設置した「50周年記念碑とベンチ」と、その周辺で行う清掃例会についてお話ししたいと思います。

 

この記念碑は、クラブ創立50周年を記念して、ここパトリア日田前の公園に設置されたものです。

デザインには「地域とともに歩む日田ロータリー」の思いが込められています。長年にわたる奉仕の歴史と、未来への希望を象徴する記念碑でもあります。多くの市民が行き交うこの場所に、私たちのクラブの理念が静かに息づいているのです。

 

さて、本日の清掃例会は、単なる環境美化活動ではありません。

この記念碑を中心に清掃を行うことは、私たち自身がロータリーの原点である「奉仕の心」を見つめ直す機会でもあります。

地域の方々が気持ちよくこの場所を利用できるように、そして日田ロータリーの存在が少しでも温かく感じられるように、心を込めて活動してまいりましょう。

 

最後に

この記念碑が、未来の会員にも「地域とつながり、奉仕を続ける」象徴となることを願っております。

どうぞ皆さん、本日も笑顔で、そして誇りをもって清掃活動にご参加ください。

 

ありがとうございます

 

会長の時間09 サッポロビール園で観月例会

2025年09月17日

日田ロータリークラブ会長 小ヶ内聡行

 
 

会長の時間08 「1970年代ロックに学ぶ、情熱と変革の精神」

2025年09月10日

日田ロータリークラブ 会長 小ヶ内聡行

 

 

「1970年代ロックに学ぶ、情熱と変革の精神」

 

皆さま、こんにちは。会長の時間をいただきまして、今日は「1970年代ロックに学ぶ、情熱と変革の精神」というテーマで私の実体験を交えながらお話しさせていただきます。

 

私が初めてレコードを買ったのは、小学校5年生の時でした。お小遣いをためて、レッド・ツェッペリンの「移民の歌」をかいました。当時の私にとっては衝撃的な一枚で、その力強いギターリフとロバート・プラントのシャウトが、心に火をつけたのを今でもはっきり覚えています。

 

その後、中学生になると、当時テレビでは唯一、ロックバンドのライブをやってたNHKで放送されていた「ヤングミュージックショー」という番組が、私にとって大きな窓になりました。日本のロックバンドでジョー山中がいるフラワートラベリングバンドや有名なローリング・ストーンズ、ディープ・パープル、ピンク・フロイドなど、世界のトップアーティストの姿をテレビを通じて食い入るように見ていました。ただこの番組は年3回くらいしかありませんが、当時の日本で、あれだけ生々しいロックを目にできたことは、とても貴重な体験だったと思います。

 

その影響もあり、同級生の「ギターを持ってる」という一言で、すぐに「バンドをやろう!」という話になりました。通っていたのはカトリック系の中高一貫校でして、幸い近くに教会がありました。その一室を練習場所として貸していただき、アンプを持ち込み、汗だくで音を鳴らしました。学園祭でも演奏する機会を得て、拍手をいただいたときの興奮は、今も心の宝物です。

 

それ以来、音楽は私の人生から切り離せない存在になりました。社会人になってからもバンド活動を続け、現在も2つのバンドに所属しています。練習やライブの準備は大変ですが、仲間と一緒に音を重ねる楽しさは格別です。仕事の疲れも一瞬で吹き飛びます。

 

私にとって音楽とは、日常を豊かにし、人と人とをつなぐ力を持つものです。もし音楽のない生活を想像すると、正直、味気なく、つまらないと感じてしまいます。ロックを通じて培った情熱や仲間との絆は、今の自分を形作る大きな要素となっています。

 

ロータリー活動もまた、人とのつながりを大切にし、互いに響き合う場だと思います。音楽がなければ私の人生が味気なかったように、仲間とのつながりがなければロータリーも成り立ちません。

 

また70年代のロックに共通していたのは、情熱と変革の精神です。

「今ある社会に疑問を持ち、自分たちの手で何かを変えたい」

そんな思いを、彼らは音に乗せて届けていました。

 

これは、私たちロータリアンの奉仕の原点にも通じるのではないでしょうか。

現状に満足せず、社会や地域をより良くするために行動する――

それは形こそ違えど、まさに“ロック的精神”です。

 

ロックのビートのように力強く、そして変革に向けてハーモニーのように調和のとれた関わりを、これからも大切にしていきたいと考えています。

 

以上、「1970年代ロックに学ぶ、情熱と変革の精神」というテーマでお話しいたしました。ご清聴、ありがとうございました。

 

会長の時間07 奉仕について

2025年09月03日

日田ロータリークラブ会長 小ヶ内聡行

奉仕について

皆さま、こんにちは。

本日は「ロータリーの奉仕」について、改めて一緒に考えてみたいと思います。

 

ロータリーの基本理念は「超我の奉仕」、つまり「自分よりも他者を優先する精神」です。私たちは職業や立場を超えて集い、奉仕を通じて社会に貢献することを目的としています。しかし一口に「奉仕」といっても、その姿はさまざまです。海外での大規模なワクチン支援のような国際的な奉仕もあれば、地域の清掃活動や青少年育成といった、身近で小さな取り組みもあります。

 

ここで大切にしたいのは、奉仕に「大小はない」ということです。あるロータリアンの言葉に「小さな行為が大きな変化をもたらす」というものがあります。例えば、地域の子どもたちに本を寄贈する活動。これは一見小さな支援に思えますが、その子どもが将来、知識や希望を持って社会に貢献する人材になるかもしれません。その影響は世代を超えて広がっていきます。

 

また、奉仕は「する側」「される側」という一方通行ではなく、双方向のものだと私は思います。私たちは奉仕活動を通じて相手を助けるだけでなく、自分自身も学びや喜びを得ています。たとえば災害支援に参加したとき、被災地の方から「来てくれてありがとう」と言われることがあります。支援しているつもりが、実は私たちが「人のつながりの大切さ」や「生きる力」を教えていただいているのです。奉仕とは、相手と自分を同時に豊かにする行いだと言えるでしょう。

 

もう一つ忘れてはならないのが、ロータリーにおける奉仕は「持続性」を重視するということです。一度きりの善意も尊いですが、ロータリーの奉仕は継続してこそ価値が高まります。長年にわたるポリオ根絶活動はその象徴です。1950年代から続く努力によって、かつて数十万人を苦しめたポリオは、いまや地球上でほぼ根絶寸前にまで減少しました。これは単なる一時的な援助ではなく、ロータリーが「奉仕を継続する組織」であるからこそ実現できた成果です。

 

そして、私たちが活動を続ける上で大切なのは「仲間との協働」です。奉仕は一人でできるものではありません。クラブの仲間と意見を出し合い、力を合わせ、時には地域や行政、他団体とも連携して取り組むことで、大きな成果を生み出すことができます。ロータリーの奉仕は「人と人をつなげる力」を持ち、それこそがクラブ活動の魅力だと感じます。

 

最後に、私は「奉仕とは特別な人がする特別なことではない」と強調したいと思います。日常の中で、誰かのために席を譲ること、困っている人に声をかけることも立派な奉仕です。ロータリーに集う私たちは、それを意識的に行い、さらに組織として大きな奉仕につなげていく存在です。つまり、私たちの生き方そのものが「奉仕」になっているのです。

 

これからも、それぞれの立場で無理のない奉仕を続け、地域に、世界に、そして未来に良い影響を与えていければと思います。奉仕を通じて自分自身が成長し、その姿がまた次の奉仕を呼び起こす——その循環こそがロータリーの精神であると、私は信じています。

 

以上、本日の会長の時間とさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。

 

 

会長の時間06 「経営者のための相続対策 ― 未来へつなぐために」

2025年08月21日

日田ロータリークラブ会長 小ヶ内聡行

 

「経営者のための相続対策 ― 未来へつなぐために」

皆さま、こんにちは。

本日は税理士としての立場から、「経営者のための相続対策」について、お話します。

相続というと、どこか“自分にはまだ関係ない”と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、特に会社や事業を持つ経営者にとって、相続は「遺された人の問題」ではなく、「今、備えるべき経営課題」なのです。

  1. 相続が「経営危機」になることも

私が実際に関わったケースですが、当社のお客さんではないある地元企業の社長から相続の申告をお願いされたときの話す。

会社の株式の大半を社長個人が保有していたため、相続が発生した瞬間、遺族が数千万円規模の相続税を負担することになりました。

会社自体には資産があっても、個人の手元には現金が少ない。

結果的に、会社の株式や土地を売却するしかなくなり、経営の安定性が大きく損なわれてしまったのです。

つまり、相続対策の不備が、そのまま企業の存続リスクにつながってしまったということです。

  1. 会社を守るための“相続準備”とは?

では、経営者ができる相続対策とは何でしょうか?ポイントは大きく3つです。

(1)自社株の評価と対策

中小企業の株式は、社長個人が保有しているケースが多くあります。

しかしその株式には「評価額」がつき、相続時には税金の対象になります。

事前に自社株評価をしておくこと、必要に応じて株式の分散・移転(贈与など)を検討することが重要です。

(2)納税資金の準備

相続税がいくらかかるかは、早めに試算しておくことで対策が立てられます。

たとえば、生命保険を活用して納税用の資金を準備しておくのも一つの方法です。

(3)事業承継計画の明文化

後継者が決まっていても、社員や家族への説明が曖昧だとトラブルの元になります。「誰に、いつ、どうやって継がせるか」という事業承継の青写真を、早めに共有しておくことが、相続と経営の混乱を防ぎます。

  1. 相続は「お金」ではなく「思い」をつなぐもの

相続対策というと、どうしても「税金をいかに減らすか」という話になりがちですが、本質は「思いをどうやって未来に伝えるか」だと私は思います。

たとえば、会社の理念、地域への責任、従業員への感謝。こうした“見えない資産”こそ、後継者にしっかり引き継がれるように、今のうちから備えておくことが、経営者としての役割ではないでしょうか。

  1. ロータリアンとしての視点

ロータリーの活動でも、「次の世代につなぐ」「地域とともに歩む」という価値観はとても大切にされています。企業経営も同じで、今だけでなく、「次の時代に責任を持つ」という発想が求められる時代です。そのための第一歩が、“自分の相続について考えること”。それは、家族への思いやりであり、社員や取引先への安心であり、地域との信頼の証でもあると感じています。

  1. まとめ

相続は、いつか必ずやってくる「未来の現実」です。

だからこそ、「まだ先」ではなく、「今から備えること」が、会社と家族を守る最大の防衛策になります。”争族”ではなく、“想続”へ。経営者としての責任を果たし、安心してバトンを渡せるように、皆さまにもぜひ一度、自社とご自身の相続対策を見直していただけたらと思います。本日はご清聴、ありがとうございました。

 

 

会長の時間05 「DEI(多様性・公平性・包摂)とロータリーのこれから」

2025年08月06日

日田ロータリークラブ会長 小ヶ内聡行

 

会長卓話:「DEI(多様性・公平性・包摂)とロータリーのこれから」

 

皆さま、こんにちは。

本日はロータリーが掲げる重要テーマ、DEI(Diversity – 多様性、Equity – 公平性、Inclusion – 包摂)について共有し、私たちの役割を共に考えたいと思います。

 

まず、ロータリー国際がDEIを「世界中の人々が集まり、行動するための土台」として掲げていることをご紹介します。多様な背景・価値観を持つ人びとが、平等な機会と居場所に恵まれるよう「全ての人が歓迎され、尊重され、価値ある存在として認識される」文化を推進しています。

 

この背景には、31,000人からの会員アンケートがあり、多くのメンバーが「DEIの推進を望んでいる」という明確な声が集まりました。

また、DEIの取り組みには単なる精神論ではなく、リーダーシップ育成や会員拡大にも貢献することが認識されています。

 

 DEIの3つの柱とその意味

  1. 多様性(Diversity)

 人種・性別・宗教・年齢・障がいの有無・性的指向・職業など、あらゆる違いを歓迎し、尊重すること 。

  1. 公平性(Equity)

 歴史的・社会的に不利な立場にある人々にも平等な機会が届くよう、必要に応じた支援の違いを設けること。

  1. 包摂(Inclusion)

 多様な人々が実質的に参加し、意見を発信できる場にする。単なる参加ではなく、参加したくなる居場所を作ることが求められます 。

 

なぜ、ロータリーでDEIが重要なのか?

  • 理念の実践

 ロータリーの価値観である「奉仕」「友情」「高潔」「多様性」「リーダーシップ」が真に息づくには、DEIは不可欠です 。

  • 組織の強化と持続可能性

 多様なメンバーが活躍できる環境は、新しいアイデアや異なる視点をクラブにもたらし、創造力と適応力を高めます。

  • メンバーにとっての安心安全

 DEIの実践は「このクラブでは誰もが歓迎され、尊重される」というメッセージになります。それは若い世代の参加も促す大きな力となります。

 

私たちができること(3つの取り組み)

  1. 学ぶことから始める

 まずはRIが提供するDEI入門講座や資料を活用し、メンバー全体で知見を深めましょう。これはマイロータリーに講座があります。

  1. 日常の中で意識し、実行する

 これはビジネスの世界でも活用できると考えるのですが、会合の時間・場所・言葉遣い・プログラムに配慮し、誰もが参加しやすい配慮を。多様な意見を引き出す工夫も必要です。

  1. 対話の場を設ける

 安心して意見交換できるディスカッション・ワークショップなどを定期的に開催し、「異なる声を聴く文化」を育てましょう。

これはこの前の前の例会に実施したクラブフォーラムです。私の年度中にあと1.2回くらいはクラブフォーラムを開催したいと考えます。

 

まとめ:DEIはロータリー活動の本質

 

皆さん、DEIは単なる流行のスローガンではありません。

それは、ロータリーの核心にある「奉仕」「友情」を具現化し、全ての人びとが活躍できる場をつくるための行動の指針です。

 

今ここに集う私たちが、DEIを実践することで、地域・世界に希望を灯すクラブへと進化できると信じています。

人を受け入れ、違いを力に変えるクラブへ――

その第一歩を、ぜひ一緒に歩んで行きましょう。

 

ご清聴、ありがとうございました。

会長の時間04 「好きな映画から学ぶ、希望とつながり」

2025年07月30日

「好きな映画から学ぶ、希望とつながり」

 日田ロータリークラブ 小ヶ内聡行会長

 

 

皆さま、こんにちは。

本日は少し肩の力を抜いたテーマで、「私の好きな映画」についてお話ししたいと思います。

 

私が何度も見返している映画の一つに、『ショーシャンクの空に』という作品があります。

1994年公開のアメリカ映画で、公開当時はあまり話題にならなかったのですが、今では「人生の映画ベスト10」などでは常に上位にランクインする、まさに“静かな名作”です。

 

物語は、無実の罪で終身刑となり、ショーシャンク刑務所に収監された男・アンディが主人公です。彼は腐敗した刑務所の中で、理不尽や暴力に耐えながらも、心の中に「希望」を持ち続け、最終的には驚きの方法で自由を手にします。

もう一人の重要な人物は、モーガン・フリーマン演じる囚人・レッド。彼はアンディと友情を育み、人生に対する考え方を変えていきます。

 

この映画の魅力は、なんといっても「希望とは何か?」という問いを深く掘り下げている点にあると思います。

 

こんなセリフがあります。 

”Hope is a good thing, maybe the best of things. And no good thing ever dies」.”

「希望は良いものだ。もしかすると、最高のものかもしれない。そして良いものは、決して滅びない。」

アンディがこの言葉を発したとき、彼は誰よりも厳しい状況に置かれていました。それでも、人との信頼を築き、読書の時間を仲間に広め、刑務所に図書室を作り、静かに前を向き続けるのです。私はこの映画を見るたびに、「目の前の環境に関係なく、心のあり方次第で人生は変わるのだ」と勇気づけられます。

 

そしてもう一つ、ロータリー的だなと感じるのが、それは「つながり」の力です。アンディとレッドの友情、仲間への小さな親切、そして文通でつながる外の世界。決して派手ではないけれど、人と人が支え合いながら生きる姿が描かれている。これはまさに、「超我の奉仕」の精神にも通じるのではないでしょうか。

 

ロータリーの活動も、時に目に見える成果がすぐに出るものではありません。でも、誰かのために何かをしようとすること、その心の積み重ねが、社会の根っこを耕していく。それは、映画の中で図書室ができていく過程と、どこか似ているように感じます。

 

人生には、予期せぬ困難や不条理が訪れることもあります。でも、希望を手放さず、人とつながり、日々を誠実に生きる──そんな生き方を、この映画は教えてくれます。もしまだご覧になっていない方がいらっしゃれば、ぜひ一度、静かな夜にでも見ていただきたい作品です。本日は映画を通じて、少しでも皆さまの心に残るものがあれば幸いです。ご清聴ありがとうございました。

次回8月6日の会長卓話は、「DEIとの向き合い方 〜多様性を力に変えるロータリーへ」です乞うご期待ください。

 

会長の時間03 「祇園祭りに見る伝統と地域のつながり」

2025年07月16日

「祇園祭りに見る伝統と地域のつながり」

日田ロータリークラブ会長 小ヶ内聡行

 

皆さま、こんにちは。

本日は、私の大好きな「祇園祭り」について、京都の祇園祭と、私たちにとって身近な「日田祇園祭り」を取り上げて、お話させていただきます。どうぞお付き合いください。

まず、祇園祭といえば、日本三大祭りの一つに数えられる京都の祇園祭が有名ですね。起源はなんと、平安時代の869年にさかのぼります。当時、疫病が流行した際、神仏に祈りを捧げて鎮めるために行われた「御霊会(ごりょうえ)」がその始まりです。京都祇園祭の前祭(さきまつり)山鉾巡行において、先頭を務める長刀鉾(なぎなたぼこ)には、毎年「稚児」と呼ばれる少年が乗り込み、巡行のスタート時に「注連縄切り(しめなわぎり)」という非常に重要な儀式を行います。「山鉾巡行」は圧巻で、動く美術館とも称されるその豪華な山鉾は、ユネスコの無形文化遺産にも登録されています。

 

さて、これに対して私たちの地元・日田祇園祭りもまた、誇るべき伝統を持っています。

その起源は江戸時代、1700年代初頭といわれており、京都の祇園祭の影響を色濃く受けています。祭神も同じく、八坂神社の素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祀り、疫病退散を祈願する意味合いを持っています。最大の見どころは、高さ7メートルを超える豪華な「山鉾」が、細い町筋を曳かれる姿です。その技術と迫力、地域の結束力は、まさに「小京都」と呼ばれるにふさわしいものだと感じています。

 

京都と日田、それぞれの祇園祭りには共通点と違いがあります。共通するのは、どちらも「厄を祓い、地域の安寧を願う」という精神に根ざしていること。そして、町民が一体となって支え、次世代に受け継がれているという点です。

一方で、規模や様式、参加の形は異なります。京都は観光都市として、全国からの注目を集める一大イベント。日田はより地域密着型で、顔の見える関係の中で、町内ごとの誇りと絆が育まれていく。

この「違いの中の共通性」にこそ、私はロータリー的な“つながり”の本質があると感じています。

 

祇園祭りを支えるのは、決して行政や一部の団体だけではありません。地元の人々の参加と誇りです。山鉾を飾る、綱を引く、太鼓を打つ。すべてが「私がこの地域の一員である」という意識につながり、それが“絆”を育てます。これは、ロータリーの奉仕活動とも通じる考え方ではないでしょうか。

最後になりますが、私はこの「伝統」と「地域の力」というものを、ロータリーの活動にも取り入れていきたいと思っています。

地域の文化を学び、守り、そして次世代に伝える。それは、奉仕の一形態であり、まさに「つながる」「未来を創る」ロータリーの精神そのものだと考えています。

この夏、皆さまもぜひ、祇園祭りに足を運び、町の鼓動を感じてみてください。

本日はご清聴、誠にありがとうございました。

次回の会長の時間は「好きな映画から学ぶ、希望とつながり」です。ご期待ください。

会長の時間02 「キャッシュ・フロー経営 ― 黒字倒産を防ぐ“お金の見える化”」

2025年07月09日

「キャッシュ・フロー経営 ― 黒字倒産を防ぐ“お金の見える化”」

日田ロータリークラブ会長 小ヶ内聡行

 

皆さま、こんにちは。昨今の経営の情勢は、COST高、人手不足、AIの普及とか経営の質が問われることが多くなったと考えます。

そこで本日は、経営に関するテーマとして「キャッシュ・フロー経営」について、私自身の経験や日頃の考えも交えながらお話ししたいと思います。

経営者であれば誰もが意識している「利益」。

しかし、実際には「利益が出ているのにお金が足りない」「黒字なのに倒産してしまった」という話を聞いたことがある方も多いと思います。

その原因こそが、「キャッシュ・フロー」、つまりお金の流れを見落としていることです。

 

  1. 利益とキャッシュは違う

 

例えば、ある会社が100万円の売上をあげて、30万円の利益が出たとしましょう。帳簿上は黒字です。

しかし、この売上が掛け取引、つまり「まだ回収できていない」ものであれば、実際の入金は翌月か、もっと先。一方で、仕入れや人件費、家賃、税金の支払いは待ってくれません。このギャップが続くと、会社の通帳にはお金が残らず、“黒字倒産”という現実が起こるのです。

 

  1. キャッシュ・フローを見る視点とは?

 

キャッシュ・フローとは、「お金の出入り」そのものです。

日々の経営では、以下の3つの視点で見ることが大切です。

 

  • 営業キャッシュフロー:本業の商売でどれだけ現金を稼いでいるか
  • 投資キャッシュフロー:設備投資など将来のために使ったお金
  • 財務キャッシュフロー:借入や返済、配当などの資金の動き

つまり、「売上」や「利益」だけでなく、お金が“いつ、どこから、いくら入り”、そして“いつ、どこに、いくら出ていくのか”を可視化することが、健全な経営には欠かせません。

 

  1. キャッシュ・フロー経営がもたらす安心

 

私がキャッシュ・フローの重要性を痛感したのは、ある取引先のことで、もう数十年前の話なのですが、その会社には売上の4割近くを占めていた取引先があり、しかも掛け取引。常にこの取引先だけに頼っていては、いけないので、幅広い取引先と取引するようにと話をしてきたのですが、なかなかほかの優良企業を見つけることができずにいたら、その取引先が突然の回収不能で、帳簿上は黒字だったはずが、実際には数ヶ月で資金が底をつきそうになったのです。

そこから、私は「利益」ではなく、「現金残高と今後の出入り」を徹底的に管理するようにしました。すると、少々売上が下がっても、「何とかなる」と冷静に判断できるようになった。経営の“見える化”が、安心につながるという実感を持ちました。

 

  1. 中小企業にこそキャッシュ・フロー思考を

 

特に中小企業は、銀行の支援や資金調達の選択肢が限られがちです。

だからこそ、キャッシュの動きをリアルタイムで把握し、早めに打ち手を講じることが不可欠です。最近では、クラウド会計ソフトや資金繰り表の自動作成ツールも普及しています。紙と電卓と従来の決算書では見えなかった“未来のお金の姿”が、今は見えるようになってきています。

 

  1. まとめ:お金は血液、流れを止めてはいけない

 

最後に、キャッシュは会社にとっての「血液」です。

利益がいくら出ていても、血が止まれば体は動きません。

だから私は、こう考えています:

「経営とは、キャッシュを絶やさず循環させる技術である」

ロータリーの活動もまた、長く継続するためには、健全な会計と資金の流れが必要です。皆さまの事業も、そしてこのクラブの活動も、キャッシュ・フロー経営の視点で、より安定し、より強くなっていくことを願っております。

そして最後に、次回の会長の時間のお知らせです。週報を見てください。下のほうに次回の会長の時間のお知らせを載せるようにしました。

次回は「祇園祭りに見る伝統と地域のつながり」、京都の祇園と日田祇園の話をやります。乞うご期待を。本日はご清聴ありがとうございました。

最新記事(5件)

  • 2026年01月21日

    会長の時間20 「ロータリーの職業奉仕について」

  • 2026年01月07日

    会長の時間19 「干支の話 〜午年に学ぶ、前へ進む力〜」

  • 2025年12月24日

    会長卓話「会長として7月から12月を振り返って 〜つながりの中で歩んだ半年〜」

  • 2025年12月24日

    会長の時間18 私のクリスマス 〜つながりに感謝して〜

  • 2025年12月17日

    会長の時間17 ロータリークラブ会長あいさつ(家族親睦例会)

月別アーカイブ

年別アーカイブ