会長の時間

会長卓話「会長として7月から12月を振り返って 〜つながりの中で歩んだ半年〜」

2025年12月24日

皆さん、こんにちは。
日田ロータリークラブ会長の小ヶ内です。

本日の会長卓話は、
「会長として7月から12月の半期を振り返って」
というテーマでお話しさせていただきます。

7月に会長に就任してから、早くも半年。
今日はこの半年を、
皆さんと一緒に思い返しながら、
感謝と、後半への思いをお伝えしたいと思います。

 

■1.7月:スタートの月 〜方針共有と“つながり”の第一歩〜
7月2日、最初の例会。
この日に私は、パワーポイントを使って
今年度の運営方針を発表させていただきました。

テーマは「つながる」。
会員同士、地域、次世代、そして世界とつながる一年にしたい。
そんな思いを、皆さんにお伝えしたのが、
会長としての第一歩でした。
正直、かなり緊張しておりましたが、
皆さんが真剣に耳を傾けてくださり、
「よし、この仲間とならやっていける」と
心強く感じたことを覚えています。

7月9日は、各委員長による運営方針発表。
それぞれの委員会が、
今年何を目指し、どう動くのか。
頼もしい発表を聞きながら、
このクラブの底力を感じました。

7月16日は、
クラブフォーラム「会員増強について」。
これは、まさに“みんなで考えるロータリー”。
活発な意見が飛び交い、
「自分たちのクラブは、自分たちで良くしていこう」
という気持ちが、
会場いっぱいに広がった時間だったと思います。

7月30日は、危機管理の卓話。
不測の事態や社会的問題が多い時代だからこそ、
平時から備えることとロータリアンとしての節度と品格の大切さを学び、
ロータリアンとしての自覚を促す機会となりました。

7月は、まさに
方向性を共有し、つながりの土台をつくる月だったと感じています。

 

■2.8月:別れと、ロータリーの絆

8月6日。
この日は、笹倉会友のご葬儀のため、
例会を取りやめることになりました。

私も葬儀に参列し、
僭越ながら弔辞を述べさせていただきました。

笹倉会友は、
長年にわたり日田ロータリーを支えてこられた方で、
その存在の大きさを、
改めて強く感じました。

ロータリーは、
楽しいことばかりではありません。
こうして、悲しみの時に寄り添い、
共に送り、共に偲ぶ。
そこにも、**ロータリーの“つながり”**があるのだと、
胸に刻まれた一日でした。

 

■3.9月:学びと親睦の月
9月3日は、
西部保健所所長の卓話。
感染症の現状と予防についてのお話で、
コロナを経験した私たちにとって、
非常にタイムリーで、
大変ためになる内容でした。

健康であることが、
すべての活動の土台である。
そんな当たり前のことを、
改めて実感させていただきました。

そして9月17日は、
秋の観月例会を
サッポロビール園で開催しました。

美味しいビールをいただきながら、
会員同士、和やかに語り合い、
親睦を深めることができました。
…正直に言えば、
ビールは本当にうまかったですね(笑)。

こうした時間があるからこそ、
また次の奉仕も頑張れる。
親睦なくして奉仕なし。
まさにそれを実感した一日でした。

 

■4.10月:奉仕とロータリーの原点
10月8日は、
日田ロータリー始まって以来、初めての清掃例会。
パトリア前公園にある
50周年記念碑を中心に、
皆さんで清掃活動を行いました。

朝から汗をかきながら、
黙々と清掃する姿は、
まさに“奉仕するロータリアン”そのもので、

「ロータリーって、こういうことだよな」
と、私自身、原点に立ち返る思いでした。

10月22日は、
大分Eクラブの植山さんによる外部卓話。
11月9日のポリオ募金・チャリティーバザーを前に、
ポリオ撲滅の意義について、
熱い思いを語っていただきました。

この卓話があったからこそ、
私たちの募金活動への気持ちも、
一段と高まったように思います。

10月28日は、
ガバナー公式訪問例会を
3クラブ合同で開催しました。

藤田ガバナーのアドレスは、
非常に分かりやすく、
そして心に響くものでした。
「ロータリーの原点と未来」を考える、
貴重な機会となりました。

■5.11月:ポリオ募金という大きな成果
11月9日。
豆田の天領まつりでの
ポリオ撲滅募金&チャリティーバザー。

これは、今年度前半の
一つの大きな山場でした。

日田ロータリー会員が一丸となり、
声を出し、汗をかき、
多くの市民の皆さんにご協力いただきました。

その結果、
約41万円という大きな金額を、
国際ロータリーへ寄付することができました。

これは、
会員の皆さん一人ひとりの力、
そして地域の皆さんとの“つながり”があってこそ
成し得た成果です。
本当に、誇りに思います。

11月19日は、
日田ローレルカントリークラブでの職場例会。
支配人から、カントリークラブ経営のお話を伺い、
普段とは違う視点で、
経営について考える良い機会となりました。

■6.12月:総まとめと感謝の月
12月3日は、年次総会。
パスト会長会が開かれ、
会長デジグネートとして
頓宮さんが決定しました。
日田ロータリーのバトンのリレーも見えてきました。

12月10日は、
疾病予防と治療月間にちなみ、
新関先生に
「疾病予防と治療について」
卓話をしていただきました。

ドクターならではの視点で、
分かりやすく、
本当にためになるお話でした。
健康の大切さを、
改めて胸に刻みました。

12月17日は、
年末家族例会を亀山亭で開催。
カラオケ大会、プレゼント交換、
そしてご家族の皆さんにも参加いただき、
大いに盛り上がりました。

会員だけでなく、
ご家族も含めての“ロータリーの輪”。
これもまた、大切なつながりだと感じた一日でした。

■7.私なりの「会長の時間」の工夫

この半年、
私の会長卓話には、
一つのルールを設けてきました。
• 月初:ロータリーの話
• 中間:仕事である経済・会計・税務の話
• 月末:私の趣味の話
 音楽、犬、ゴルフなど(笑)

ロータリーの話で原点を確認し、
仕事の話で実務に役立て、
趣味の話で、少しでも私自身を知ってもらえたら。

そんな思いで続けてきました。
後半の半年も、
このスタイルでいこうと思っていますので、
どうぞお付き合いください(笑)。

 

■8.感謝と後半への決意

こうして振り返ると、
本当に多くの行事と、
多くの“つながり”がありました。

副会長、幹事、理事の皆さん。
各委員長、委員の皆さん。
事務局の皆さん。
そして、すべての会員の皆さん。

皆さんのお力がなければ、
この半年は成り立ちませんでした。
心より感謝申し上げます。

残り半年。
これまで築いてきたつながりを、
さらに深め、
「いい一年だった」と、
皆さんと笑顔で振り返れるよう、
力を尽くしてまいります。

■結びに

この日田ロータリークラブが、
これからも、
地域に、社会に、
そして未来に向けて、
温かい光を届け続ける存在でありますように。

その一員として、
会長として、
残り半年も、
どうぞよろしくお願いいたします。

ご清聴、ありがとうございました。