会長の時間

0年0月0日

会長の時間13 「ロータリー財団への寄付 〜奉仕の心を形に〜」

2025年11月05日

テーマ:「ロータリー財団への寄付 〜奉仕の心を形に〜」11月5日

日田ロータリークラブ会長 小ヶ内聡行

皆さん、こんにちは。11月はロータリー財団月間です。また、9日は天領祭りでのポリオ募金とチャリティバザーもありますので、本日は「ロータリー財団への寄付」についてお話ししたいと思います。本日は後ほど大塚ロータリー財団委員長から卓話もありますのでよろしくお願いいたします。

 

まず、もう皆さま知っていると思いますが、

  1. ロータリー財団とは何かということです。

 

ロータリー財団は、世界中のロータリアンの寄付によって支えられている「奉仕のための基金」です。

1917年、アーチ・クランフ国際ロータリー会長が「世界の善意のために基金を設立しよう」と呼びかけ、わずか26ドル50セントの寄付から始まりました。

その小さな一歩が、100年以上たった今では、年間数億ドル規模の国際的な奉仕活動を支える大きな力となっています。

 

  1. 寄付が支える世界の奉仕活動

 

財団の活動には、皆さんもよくご存じの「ポリオ根絶活動」があります。

1985年から始まったポリオプラス計画は、今では世界の99%以上の地域でポリオを撲滅しました。

わたしたちの募金が、世界中の子どもたちの命と未来を守っているのです。

 

さらに、財団の支援は「平和と紛争予防」「疾病予防と治療」「水と衛生」「母子の健康」「教育支援」「地域経済の発展」など、

いわゆる「ロータリーの重点分野」に広がっています。

どの分野にも、寄付を通して世界中のロータリアンの思いが息づいています。

 

  1. 寄付は“遠い世界の話”ではない

 

財団の助成金によって行われるプロジェクトは、海外だけではありません。

たとえば、私たちの地区内でも奨学金事業、青少年交換、災害支援など、多くの活動が財団の助成金で実現しています。

つまり、私たちが財団に寄付することは、世界の誰かを助けると同時に、地域の未来を支えることにもつながっているのです。

 

  1. 寄付のかたちは「金額」より「想い」

 

寄付というと、「余裕のある人がするもの」と思われがちですが、ロータリーではそうではありません。

大切なのは「奉仕の心を形にすること」です。

1口1,000円の寄付であっても、その想いが集まれば、世界を動かす力になります。

ポリオプラスへの募金や毎年の年次寄付、あるいはポール・ハリス・フェローへの積み立てなど、方法はいくつもあります。

 

  1. 寄付がもたらす“誇り”

 

ロータリー財団は、世界で最も信頼される公益財団のひとつです。

透明性と効率性が高く、寄付金の大部分が実際の奉仕活動に使われています。

つまり、私たちの寄付は「確実に」人を助け、世界を変えている。

その事実こそ、私たちロータリアンの誇りです。

 

  1. つながる寄付の輪

 

今年度のクラブテーマ「つながる」にも重なりますが、寄付とはまさに“つながりの証”です。

お金のやり取りではなく、「心のリレー」です。

誰かのために捧げた思いが、世界のどこかで誰かを救い、その感謝の思いがまた別の誰かを動かす。

そうして奉仕の輪が、静かに、しかし確実に広がっていきます。

 

  1. 結びに

 

ロータリー財団は、私たち一人ひとりの善意の集まりでできています。

「小さな寄付が、大きな希望になる」——この言葉を胸に、今年もぜひ皆さんと共に、世界と地域の未来のために、心を込めた寄付活動を進めてまいりましょう。

 

ご清聴、ありがとうございました。

11月の例会

2025年10月30日

・11月5日(水) 午後12時30分 日田市のマリエールオークパイン
委員会卓話 ロータリー財団委員会
理事会

・11月9日(日)午前9時30分集合 薫長酒造裏駐車場入口
ポリオ根絶チャリティー 募金・バザー・音楽イベント

・11月12日(水)9日振替で休会

・11月19日(水)午前11時 ローレル日田カントリークラブ
職場例会

・11月26日(水)祝日週のため休会

会長の時間12 藤田ガバナー公式訪問 歓迎スピーチ

2025年10月28日

藤田ガバナー公式訪問 歓迎スピーチ 10月28日(火) マリエール

日田ロータリークラブ 会長 小ヶ内聡行

 

皆さま、こんにちは。

本日はご多忙の中、藤田ガバナー、諌山ガバナー補佐、そして地区の皆さまにお越しいただき、日田ロータリークラブを代表して、心より歓迎申し上げます。

 

藤田ガバナーの地区スローガンは、

「みんなでつなぐ、育てる、ロータリーリレーションシップ」。

 

本年度、私たち日田ロータリークラブのスローガンは

「つながる ― 絆を深め、未来を創る」 です。

 

方向は同じです。

どちらも“人と人とのつながり”を中心に据えています。

私たちは、奉仕も友情も、まず「つながり」から生まれると信じています。

ロータリーが続いていく力、それはこの“人のつながり”にあります。

 

日田クラブでも、地域とのつながりを大切にしています。

たとえば、日田天領まつりでのポリオ撲滅募金とチャリティーバザー、

早朝清掃例会でのロータリー記念碑の清掃、

さらに地区補助金を活用した日田少年少女合唱団の国際交流事業、グローバル補助金を使った介護入浴車購入プロジェクトなど、

地域と世界を結ぶ活動を通して、ロータリーの絆を育ててきました。

 

藤田ガバナーの掲げる“育てるリレーションシップ”の言葉どおり、

私たちも次の世代にバトンを渡せるよう、

地域に信頼されるクラブをめざして歩んでまいります。

 

本日の公式訪問を励みに、

より多くの「つながり」と「笑顔」を生み出せる一年にしてまいりましょう。

 

藤田ガバナー、本日は誠にありがとうございます。

心より歓迎申し上げます。

 

以上、私の歓迎スピーチといたします。

ご清聴ありがとうございました。

会長の時間11 「社長の経営計画について」

2025年10月22日

日田ロータリークラブ会長 小ヶ内聡行

「社長の経営計画について」

 

 

皆さん、こんにちは。

今日は「社長の経営計画」についてお話ししたいと思います。

 

私は税理士として、これまで多くの会社の経営に関わってきました。経営がうまくいっている会社、伸び悩む会社、倒産してしまう会社──その違いを決定づけるものは何か。

それは「経営計画があるかどうか」です。

 

  1. 経営計画は“羅針盤”

 

経営計画とは、会社の未来に向けた「地図」であり「羅針盤」です。

目的地を決めずに船を出す船長はいません。会社も同じで、「どこへ向かうのか」「どう進むのか」を明確にすることが、社長の最も大切な仕事です。

 

私は経営計画を立てる社長に、必ずこう尋ねます。

「あなたの会社は、3年後、5年後、どんな姿になっていたいですか?」

 

利益の数字も大切ですが、それ以上に大事なのは、会社の“存在意義”と“社員の幸せ”をどう実現していくかという方向性です。

 

  1. 経営計画は社員との約束

 

多くの中小企業では、社長の頭の中には明確なビジョンがあっても、それが社員に伝わっていません。

社員は日々、目の前の仕事に追われて、「自分の働きが会社の未来にどうつながるのか」が見えにくい。

 

だからこそ、経営計画は「社長の想いを見える化する」ものです。

社員にとっては、それが働く意味を感じる「指針」になります。

つまり、経営計画とは、社長と社員との約束でもあるのです。

 

  1. 計画は“紙に書く”ことで力を持つ

 

不思議なことですが、頭の中にあるうちはただの夢でも、紙に書いた瞬間、それは“計画”に変わります。

数値や行動目標を明記し、期日を決めることで、人は動き始める。

「いつまでに何をやるのか」を具体的にすることで、経営は現実のものになります。

 

私は、毎年経営計画書を作り続けている社長の会社が、10年後どうなっているかを見てきました。

間違いなく、強い会社になっています。

なぜなら、計画を立てることで、社長自身が常に“考える習慣”を持つからです。

 

  1. 社長の決意が、社員の姿勢を変える

 

経営計画を作る過程で一番大切なのは、数字ではありません。

「社長の決意」です。

 

社長が本気で未来を描き、社員に語りかける。

「この会社をこういう方向に進めたい。みんなの力を貸してほしい。」

その一言で、社員の目の色が変わります。

 

社員は“計画書”ではなく、“社長の情熱”についていくのです。

 

  1. ロータリーの理念との共通点

 

ロータリーの理念もまた、「よりよい社会をつくるための計画」だと思います。

「超我の奉仕」「四つのテスト」「職業奉仕」──

これらは、私たちロータリアンがどう生き、どう行動すべきかという「人生の経営計画書」です。

 

会社の経営も、ロータリーの活動も、根っこは同じ。

人を思い、未来を信じ、地道に努力を続ける。

その積み重ねが、地域を、そして社会を良くしていくのです。

 

  1. おわりに ― 計画を立てる勇気

 

最後に、私が好きな言葉を紹介します。

「計画なき行動は夢であり、行動なき計画は妄想である。」

 

経営計画は、社長の夢を現実に変えるための第一歩です。

そして、社員・家族・地域に対する、社長の責任の証でもあります。

 

どうか皆さんも、自分自身の“人生の経営計画”を考える機会にしていただければと思います。

 

ご清聴、ありがとうございました。

 

中央公園、石製テーブル椅子 ゴッシゴシ!!

2025年10月08日

 早朝例会を開きパトリア前中央公園の石製のテーブルと椅子をきれいに磨き、周辺の落ち葉を集める清掃活動をしました。

 この石製テーブル椅子は、同クラブが50周年記念として2014年に日田市に寄贈したもの。乳幼児からお年寄りまで幅広い年齢層の市民の皆様に活用いただける憩いの場を提供したい」という願いを込めたものです。今回の清掃活動は、寄贈から時を経て、現在も市民の皆様に愛用されている卓椅子を、当時の思いと共に美しく保全し、「地域社会に貢献し続ける」というロータリークラブの奉仕の精神を体現するもの。小ヶ内聡行会長は「ロータリーの奉仕の歴史が培われたものです。多くの市民の方に利用していただきたいです」とデッキブラシで磨きました。

 

会長の時間10 『日田ロータリー50周年記念碑と清掃例会』

2025年10月08日

『日田ロータリー50周年記念碑と清掃例会』 10月8日(水) パトリア前

日田ロータリークラブ会長 小ヶ内聡行

皆さま、おはようございます。

本日は、私たち日田ロータリークラブが設置した「50周年記念碑とベンチ」と、その周辺で行う清掃例会についてお話ししたいと思います。

 

この記念碑は、クラブ創立50周年を記念して、ここパトリア日田前の公園に設置されたものです。

デザインには「地域とともに歩む日田ロータリー」の思いが込められています。長年にわたる奉仕の歴史と、未来への希望を象徴する記念碑でもあります。多くの市民が行き交うこの場所に、私たちのクラブの理念が静かに息づいているのです。

 

さて、本日の清掃例会は、単なる環境美化活動ではありません。

この記念碑を中心に清掃を行うことは、私たち自身がロータリーの原点である「奉仕の心」を見つめ直す機会でもあります。

地域の方々が気持ちよくこの場所を利用できるように、そして日田ロータリーの存在が少しでも温かく感じられるように、心を込めて活動してまいりましょう。

 

最後に

この記念碑が、未来の会員にも「地域とつながり、奉仕を続ける」象徴となることを願っております。

どうぞ皆さん、本日も笑顔で、そして誇りをもって清掃活動にご参加ください。

 

ありがとうございます

 

10月の例会

2025年09月23日

・10月1日(水) 午後12時30分 日田市のマリエールオークパイン
地区米山記念奨学委員会(出前セミナー)
理事会

・10月8日(水)午前6時50分集合 パトリア正面玄関前
7時〜清掃 朝食 ホテルソシア2階 8時〜

・10月15日(水)休会
祝日週(10/13 スポーツの日)のため休会

・10月22日(水)午後12時30分 日田市のマリエールオークパイン
ポリオデイ(外部卓話)

・10月28日(火)午後12時30分 日田市のマリエールオークパイン
ガバナー公式訪問

秋の交通安全運動に参加

2025年09月19日

会長の時間09 サッポロビール園で観月例会

2025年09月17日

日田ロータリークラブ会長 小ヶ内聡行

 
 

会長の時間08 「1970年代ロックに学ぶ、情熱と変革の精神」

2025年09月10日

日田ロータリークラブ 会長 小ヶ内聡行

 

 

「1970年代ロックに学ぶ、情熱と変革の精神」

 

皆さま、こんにちは。会長の時間をいただきまして、今日は「1970年代ロックに学ぶ、情熱と変革の精神」というテーマで私の実体験を交えながらお話しさせていただきます。

 

私が初めてレコードを買ったのは、小学校5年生の時でした。お小遣いをためて、レッド・ツェッペリンの「移民の歌」をかいました。当時の私にとっては衝撃的な一枚で、その力強いギターリフとロバート・プラントのシャウトが、心に火をつけたのを今でもはっきり覚えています。

 

その後、中学生になると、当時テレビでは唯一、ロックバンドのライブをやってたNHKで放送されていた「ヤングミュージックショー」という番組が、私にとって大きな窓になりました。日本のロックバンドでジョー山中がいるフラワートラベリングバンドや有名なローリング・ストーンズ、ディープ・パープル、ピンク・フロイドなど、世界のトップアーティストの姿をテレビを通じて食い入るように見ていました。ただこの番組は年3回くらいしかありませんが、当時の日本で、あれだけ生々しいロックを目にできたことは、とても貴重な体験だったと思います。

 

その影響もあり、同級生の「ギターを持ってる」という一言で、すぐに「バンドをやろう!」という話になりました。通っていたのはカトリック系の中高一貫校でして、幸い近くに教会がありました。その一室を練習場所として貸していただき、アンプを持ち込み、汗だくで音を鳴らしました。学園祭でも演奏する機会を得て、拍手をいただいたときの興奮は、今も心の宝物です。

 

それ以来、音楽は私の人生から切り離せない存在になりました。社会人になってからもバンド活動を続け、現在も2つのバンドに所属しています。練習やライブの準備は大変ですが、仲間と一緒に音を重ねる楽しさは格別です。仕事の疲れも一瞬で吹き飛びます。

 

私にとって音楽とは、日常を豊かにし、人と人とをつなぐ力を持つものです。もし音楽のない生活を想像すると、正直、味気なく、つまらないと感じてしまいます。ロックを通じて培った情熱や仲間との絆は、今の自分を形作る大きな要素となっています。

 

ロータリー活動もまた、人とのつながりを大切にし、互いに響き合う場だと思います。音楽がなければ私の人生が味気なかったように、仲間とのつながりがなければロータリーも成り立ちません。

 

また70年代のロックに共通していたのは、情熱と変革の精神です。

「今ある社会に疑問を持ち、自分たちの手で何かを変えたい」

そんな思いを、彼らは音に乗せて届けていました。

 

これは、私たちロータリアンの奉仕の原点にも通じるのではないでしょうか。

現状に満足せず、社会や地域をより良くするために行動する――

それは形こそ違えど、まさに“ロック的精神”です。

 

ロックのビートのように力強く、そして変革に向けてハーモニーのように調和のとれた関わりを、これからも大切にしていきたいと考えています。

 

以上、「1970年代ロックに学ぶ、情熱と変革の精神」というテーマでお話しいたしました。ご清聴、ありがとうございました。

 

会長の時間07 奉仕について

2025年09月03日

日田ロータリークラブ会長 小ヶ内聡行

奉仕について

皆さま、こんにちは。

本日は「ロータリーの奉仕」について、改めて一緒に考えてみたいと思います。

 

ロータリーの基本理念は「超我の奉仕」、つまり「自分よりも他者を優先する精神」です。私たちは職業や立場を超えて集い、奉仕を通じて社会に貢献することを目的としています。しかし一口に「奉仕」といっても、その姿はさまざまです。海外での大規模なワクチン支援のような国際的な奉仕もあれば、地域の清掃活動や青少年育成といった、身近で小さな取り組みもあります。

 

ここで大切にしたいのは、奉仕に「大小はない」ということです。あるロータリアンの言葉に「小さな行為が大きな変化をもたらす」というものがあります。例えば、地域の子どもたちに本を寄贈する活動。これは一見小さな支援に思えますが、その子どもが将来、知識や希望を持って社会に貢献する人材になるかもしれません。その影響は世代を超えて広がっていきます。

 

また、奉仕は「する側」「される側」という一方通行ではなく、双方向のものだと私は思います。私たちは奉仕活動を通じて相手を助けるだけでなく、自分自身も学びや喜びを得ています。たとえば災害支援に参加したとき、被災地の方から「来てくれてありがとう」と言われることがあります。支援しているつもりが、実は私たちが「人のつながりの大切さ」や「生きる力」を教えていただいているのです。奉仕とは、相手と自分を同時に豊かにする行いだと言えるでしょう。

 

もう一つ忘れてはならないのが、ロータリーにおける奉仕は「持続性」を重視するということです。一度きりの善意も尊いですが、ロータリーの奉仕は継続してこそ価値が高まります。長年にわたるポリオ根絶活動はその象徴です。1950年代から続く努力によって、かつて数十万人を苦しめたポリオは、いまや地球上でほぼ根絶寸前にまで減少しました。これは単なる一時的な援助ではなく、ロータリーが「奉仕を継続する組織」であるからこそ実現できた成果です。

 

そして、私たちが活動を続ける上で大切なのは「仲間との協働」です。奉仕は一人でできるものではありません。クラブの仲間と意見を出し合い、力を合わせ、時には地域や行政、他団体とも連携して取り組むことで、大きな成果を生み出すことができます。ロータリーの奉仕は「人と人をつなげる力」を持ち、それこそがクラブ活動の魅力だと感じます。

 

最後に、私は「奉仕とは特別な人がする特別なことではない」と強調したいと思います。日常の中で、誰かのために席を譲ること、困っている人に声をかけることも立派な奉仕です。ロータリーに集う私たちは、それを意識的に行い、さらに組織として大きな奉仕につなげていく存在です。つまり、私たちの生き方そのものが「奉仕」になっているのです。

 

これからも、それぞれの立場で無理のない奉仕を続け、地域に、世界に、そして未来に良い影響を与えていければと思います。奉仕を通じて自分自身が成長し、その姿がまた次の奉仕を呼び起こす——その循環こそがロータリーの精神であると、私は信じています。

 

以上、本日の会長の時間とさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。

 

 

会長の時間06 「経営者のための相続対策 ― 未来へつなぐために」

2025年08月21日

日田ロータリークラブ会長 小ヶ内聡行

 

「経営者のための相続対策 ― 未来へつなぐために」

皆さま、こんにちは。

本日は税理士としての立場から、「経営者のための相続対策」について、お話します。

相続というと、どこか“自分にはまだ関係ない”と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、特に会社や事業を持つ経営者にとって、相続は「遺された人の問題」ではなく、「今、備えるべき経営課題」なのです。

  1. 相続が「経営危機」になることも

私が実際に関わったケースですが、当社のお客さんではないある地元企業の社長から相続の申告をお願いされたときの話す。

会社の株式の大半を社長個人が保有していたため、相続が発生した瞬間、遺族が数千万円規模の相続税を負担することになりました。

会社自体には資産があっても、個人の手元には現金が少ない。

結果的に、会社の株式や土地を売却するしかなくなり、経営の安定性が大きく損なわれてしまったのです。

つまり、相続対策の不備が、そのまま企業の存続リスクにつながってしまったということです。

  1. 会社を守るための“相続準備”とは?

では、経営者ができる相続対策とは何でしょうか?ポイントは大きく3つです。

(1)自社株の評価と対策

中小企業の株式は、社長個人が保有しているケースが多くあります。

しかしその株式には「評価額」がつき、相続時には税金の対象になります。

事前に自社株評価をしておくこと、必要に応じて株式の分散・移転(贈与など)を検討することが重要です。

(2)納税資金の準備

相続税がいくらかかるかは、早めに試算しておくことで対策が立てられます。

たとえば、生命保険を活用して納税用の資金を準備しておくのも一つの方法です。

(3)事業承継計画の明文化

後継者が決まっていても、社員や家族への説明が曖昧だとトラブルの元になります。「誰に、いつ、どうやって継がせるか」という事業承継の青写真を、早めに共有しておくことが、相続と経営の混乱を防ぎます。

  1. 相続は「お金」ではなく「思い」をつなぐもの

相続対策というと、どうしても「税金をいかに減らすか」という話になりがちですが、本質は「思いをどうやって未来に伝えるか」だと私は思います。

たとえば、会社の理念、地域への責任、従業員への感謝。こうした“見えない資産”こそ、後継者にしっかり引き継がれるように、今のうちから備えておくことが、経営者としての役割ではないでしょうか。

  1. ロータリアンとしての視点

ロータリーの活動でも、「次の世代につなぐ」「地域とともに歩む」という価値観はとても大切にされています。企業経営も同じで、今だけでなく、「次の時代に責任を持つ」という発想が求められる時代です。そのための第一歩が、“自分の相続について考えること”。それは、家族への思いやりであり、社員や取引先への安心であり、地域との信頼の証でもあると感じています。

  1. まとめ

相続は、いつか必ずやってくる「未来の現実」です。

だからこそ、「まだ先」ではなく、「今から備えること」が、会社と家族を守る最大の防衛策になります。”争族”ではなく、“想続”へ。経営者としての責任を果たし、安心してバトンを渡せるように、皆さまにもぜひ一度、自社とご自身の相続対策を見直していただけたらと思います。本日はご清聴、ありがとうございました。

 

 

9月の例会

2025年08月07日

・9月3日(水) 午後12時30分 日田市のマリエールオークパイン
ゲスト卓話 西部保健所 所長 
理事会

・9月10日(水)午後12時30分 日田市のマリエールオークパイン
委員会卓話 ロータリーの友 雑誌委員会

・9月17日(水)午後18時30分 日田市のサッポロビール日田 森のビール園
観月例会

・9月24日(水)休会
祝日週(9/23 秋分の日)のため休会

会長の時間05 「DEI(多様性・公平性・包摂)とロータリーのこれから」

2025年08月06日

日田ロータリークラブ会長 小ヶ内聡行

 

会長卓話:「DEI(多様性・公平性・包摂)とロータリーのこれから」

 

皆さま、こんにちは。

本日はロータリーが掲げる重要テーマ、DEI(Diversity – 多様性、Equity – 公平性、Inclusion – 包摂)について共有し、私たちの役割を共に考えたいと思います。

 

まず、ロータリー国際がDEIを「世界中の人々が集まり、行動するための土台」として掲げていることをご紹介します。多様な背景・価値観を持つ人びとが、平等な機会と居場所に恵まれるよう「全ての人が歓迎され、尊重され、価値ある存在として認識される」文化を推進しています。

 

この背景には、31,000人からの会員アンケートがあり、多くのメンバーが「DEIの推進を望んでいる」という明確な声が集まりました。

また、DEIの取り組みには単なる精神論ではなく、リーダーシップ育成や会員拡大にも貢献することが認識されています。

 

 DEIの3つの柱とその意味

  1. 多様性(Diversity)

 人種・性別・宗教・年齢・障がいの有無・性的指向・職業など、あらゆる違いを歓迎し、尊重すること 。

  1. 公平性(Equity)

 歴史的・社会的に不利な立場にある人々にも平等な機会が届くよう、必要に応じた支援の違いを設けること。

  1. 包摂(Inclusion)

 多様な人々が実質的に参加し、意見を発信できる場にする。単なる参加ではなく、参加したくなる居場所を作ることが求められます 。

 

なぜ、ロータリーでDEIが重要なのか?

  • 理念の実践

 ロータリーの価値観である「奉仕」「友情」「高潔」「多様性」「リーダーシップ」が真に息づくには、DEIは不可欠です 。

  • 組織の強化と持続可能性

 多様なメンバーが活躍できる環境は、新しいアイデアや異なる視点をクラブにもたらし、創造力と適応力を高めます。

  • メンバーにとっての安心安全

 DEIの実践は「このクラブでは誰もが歓迎され、尊重される」というメッセージになります。それは若い世代の参加も促す大きな力となります。

 

私たちができること(3つの取り組み)

  1. 学ぶことから始める

 まずはRIが提供するDEI入門講座や資料を活用し、メンバー全体で知見を深めましょう。これはマイロータリーに講座があります。

  1. 日常の中で意識し、実行する

 これはビジネスの世界でも活用できると考えるのですが、会合の時間・場所・言葉遣い・プログラムに配慮し、誰もが参加しやすい配慮を。多様な意見を引き出す工夫も必要です。

  1. 対話の場を設ける

 安心して意見交換できるディスカッション・ワークショップなどを定期的に開催し、「異なる声を聴く文化」を育てましょう。

これはこの前の前の例会に実施したクラブフォーラムです。私の年度中にあと1.2回くらいはクラブフォーラムを開催したいと考えます。

 

まとめ:DEIはロータリー活動の本質

 

皆さん、DEIは単なる流行のスローガンではありません。

それは、ロータリーの核心にある「奉仕」「友情」を具現化し、全ての人びとが活躍できる場をつくるための行動の指針です。

 

今ここに集う私たちが、DEIを実践することで、地域・世界に希望を灯すクラブへと進化できると信じています。

人を受け入れ、違いを力に変えるクラブへ――

その第一歩を、ぜひ一緒に歩んで行きましょう。

 

ご清聴、ありがとうございました。

会長の時間04 「好きな映画から学ぶ、希望とつながり」

2025年07月30日

「好きな映画から学ぶ、希望とつながり」

 日田ロータリークラブ 小ヶ内聡行会長

 

 

皆さま、こんにちは。

本日は少し肩の力を抜いたテーマで、「私の好きな映画」についてお話ししたいと思います。

 

私が何度も見返している映画の一つに、『ショーシャンクの空に』という作品があります。

1994年公開のアメリカ映画で、公開当時はあまり話題にならなかったのですが、今では「人生の映画ベスト10」などでは常に上位にランクインする、まさに“静かな名作”です。

 

物語は、無実の罪で終身刑となり、ショーシャンク刑務所に収監された男・アンディが主人公です。彼は腐敗した刑務所の中で、理不尽や暴力に耐えながらも、心の中に「希望」を持ち続け、最終的には驚きの方法で自由を手にします。

もう一人の重要な人物は、モーガン・フリーマン演じる囚人・レッド。彼はアンディと友情を育み、人生に対する考え方を変えていきます。

 

この映画の魅力は、なんといっても「希望とは何か?」という問いを深く掘り下げている点にあると思います。

 

こんなセリフがあります。 

”Hope is a good thing, maybe the best of things. And no good thing ever dies」.”

「希望は良いものだ。もしかすると、最高のものかもしれない。そして良いものは、決して滅びない。」

アンディがこの言葉を発したとき、彼は誰よりも厳しい状況に置かれていました。それでも、人との信頼を築き、読書の時間を仲間に広め、刑務所に図書室を作り、静かに前を向き続けるのです。私はこの映画を見るたびに、「目の前の環境に関係なく、心のあり方次第で人生は変わるのだ」と勇気づけられます。

 

そしてもう一つ、ロータリー的だなと感じるのが、それは「つながり」の力です。アンディとレッドの友情、仲間への小さな親切、そして文通でつながる外の世界。決して派手ではないけれど、人と人が支え合いながら生きる姿が描かれている。これはまさに、「超我の奉仕」の精神にも通じるのではないでしょうか。

 

ロータリーの活動も、時に目に見える成果がすぐに出るものではありません。でも、誰かのために何かをしようとすること、その心の積み重ねが、社会の根っこを耕していく。それは、映画の中で図書室ができていく過程と、どこか似ているように感じます。

 

人生には、予期せぬ困難や不条理が訪れることもあります。でも、希望を手放さず、人とつながり、日々を誠実に生きる──そんな生き方を、この映画は教えてくれます。もしまだご覧になっていない方がいらっしゃれば、ぜひ一度、静かな夜にでも見ていただきたい作品です。本日は映画を通じて、少しでも皆さまの心に残るものがあれば幸いです。ご清聴ありがとうございました。

次回8月6日の会長卓話は、「DEIとの向き合い方 〜多様性を力に変えるロータリーへ」です乞うご期待ください。

 

8月の例会

2025年07月29日

・8月6日(水) 午後12時30分 日田市のマリエールオークパイン
会員卓話 新入会員卓話
理事会

・8月13日(水)休会
 祝日週(8/11 山の日)のため休会

・8月20日(水)午後12時30分 日田市のマリエールオークパイン
委員会卓話 ロータリー情報・公共イメージ

・8月27日(水)午後12時30分 日田市のマリエールオークパイン
委員会卓話 会員増強維持委員会(出前セミナー)

会長の時間03 「祇園祭りに見る伝統と地域のつながり」

2025年07月16日

「祇園祭りに見る伝統と地域のつながり」

日田ロータリークラブ会長 小ヶ内聡行

 

皆さま、こんにちは。

本日は、私の大好きな「祇園祭り」について、京都の祇園祭と、私たちにとって身近な「日田祇園祭り」を取り上げて、お話させていただきます。どうぞお付き合いください。

まず、祇園祭といえば、日本三大祭りの一つに数えられる京都の祇園祭が有名ですね。起源はなんと、平安時代の869年にさかのぼります。当時、疫病が流行した際、神仏に祈りを捧げて鎮めるために行われた「御霊会(ごりょうえ)」がその始まりです。京都祇園祭の前祭(さきまつり)山鉾巡行において、先頭を務める長刀鉾(なぎなたぼこ)には、毎年「稚児」と呼ばれる少年が乗り込み、巡行のスタート時に「注連縄切り(しめなわぎり)」という非常に重要な儀式を行います。「山鉾巡行」は圧巻で、動く美術館とも称されるその豪華な山鉾は、ユネスコの無形文化遺産にも登録されています。

 

さて、これに対して私たちの地元・日田祇園祭りもまた、誇るべき伝統を持っています。

その起源は江戸時代、1700年代初頭といわれており、京都の祇園祭の影響を色濃く受けています。祭神も同じく、八坂神社の素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祀り、疫病退散を祈願する意味合いを持っています。最大の見どころは、高さ7メートルを超える豪華な「山鉾」が、細い町筋を曳かれる姿です。その技術と迫力、地域の結束力は、まさに「小京都」と呼ばれるにふさわしいものだと感じています。

 

京都と日田、それぞれの祇園祭りには共通点と違いがあります。共通するのは、どちらも「厄を祓い、地域の安寧を願う」という精神に根ざしていること。そして、町民が一体となって支え、次世代に受け継がれているという点です。

一方で、規模や様式、参加の形は異なります。京都は観光都市として、全国からの注目を集める一大イベント。日田はより地域密着型で、顔の見える関係の中で、町内ごとの誇りと絆が育まれていく。

この「違いの中の共通性」にこそ、私はロータリー的な“つながり”の本質があると感じています。

 

祇園祭りを支えるのは、決して行政や一部の団体だけではありません。地元の人々の参加と誇りです。山鉾を飾る、綱を引く、太鼓を打つ。すべてが「私がこの地域の一員である」という意識につながり、それが“絆”を育てます。これは、ロータリーの奉仕活動とも通じる考え方ではないでしょうか。

最後になりますが、私はこの「伝統」と「地域の力」というものを、ロータリーの活動にも取り入れていきたいと思っています。

地域の文化を学び、守り、そして次世代に伝える。それは、奉仕の一形態であり、まさに「つながる」「未来を創る」ロータリーの精神そのものだと考えています。

この夏、皆さまもぜひ、祇園祭りに足を運び、町の鼓動を感じてみてください。

本日はご清聴、誠にありがとうございました。

次回の会長の時間は「好きな映画から学ぶ、希望とつながり」です。ご期待ください。

会長 新年度方針発表スピーチ

2025年07月11日

【ロータリークラブ会長 新年度方針発表スピーチ】

日田ロータリークラブ会長 小ヶ内聡行

 

テーマ: つながる − 絆を深め、未来を創る

 

  1. はじめに

 

皆さま、本日はお忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます。

このたび、日田ロータリークラブ第62代会長を拝命いたしました小ヶ内聡行でございます。

このような大役を仰せつかり、身の引き締まる思いと同時に、大きな誇りと責任を感じております。

新しい年度を迎えるにあたり、本年度のクラブ運営のテーマを、

「つながる − 絆を深め、未来を創る」 とさせていただきました。

このテーマには、会員同士、地域社会、そして次世代との“つながり”を大切にし、その絆を通じて、より良い未来を共に築いていこうという強い思いを込めております。

 

  1. 「つながる」という言葉に込めた意味

 

今、私たちを取り巻く社会は、かつてないスピードで変化し続けています。

AI、デジタル化、グローバル化、少子高齢化など、私たちの暮らしや価値観は日々揺れ動いています。そんな中だからこそ、人と人との「つながり」の価値が、いま改めて問われているのではないでしょうか。

ロータリーは創設以来、「超我の奉仕」を理念に掲げ、地域や国を超えて人と人とをつなげる力を持ってきました。

クラブは、世代や職業、考え方の異なる人たちが集まり、互いに学び、認め合い、支え合う場です。

私たちがまず「つながる」ことで、そのつながりはやがて地域へ、社会へ、そして未来へと広がっていきます。

 

  1. クラブ内の「つながり」を深める

 

まず第一に、大切にしたいのは会員同士の絆です。

 

ロータリー活動の根幹は、信頼と友情にあります。例会や奉仕活動、研修や懇親会などを通じて、顔を合わせ、言葉を交わし、共に汗を流すことで、絆は深まっていきます。

 

今年度は、例会の質を高めることはもちろん、参加しやすさや交流の活性化を意識したプログラムづくりにも取り組みたいと考えています。

 

具体的には:

  • 例会の充実:多様な講師を招いた講演や、会員同士の意見交換の場を設け、学びと交流の機会を増やす。

具体的には、外部講師例会の充実、対話例会の実施、多彩な職場例会の実施。ハイブリッド例会の実施

 

  • 親睦活動の強化:家族ぐるみの交流懇親会を通じ、温かい雰囲気を醸成する。

具体的には、夫婦家族の参加しやすい交流親睦会の実施

 

  • 会員増強と定着:新しい仲間を迎え、既存会員が長く活動を続けられるよう、フォローアップの仕組みを充実させる。

具体的には新入会員研修会の充実、現会員1名紹介キャンペーン

 

ロータリーの原点である「親睦と奉仕」の力を、もう一度見つめ直していきましょう。

 

  1. 地域との「つながり」を強める

 

第二に、私たちの活動の基盤である地域社会とのつながりです。

ロータリークラブは、単なる奉仕団体ではなく、「信頼される地域の一員」であるべきです。

私たちの知恵や経験、ネットワークを活かし、地域の課題に共に向き合い、解決の一助となることが求められています。

 

  • 地域ニーズに応じた奉仕活動:地域住民や行政と協力し、具体的なプロジェクトを推進する。

 具体的には、パトリア周辺の清掃例会、献血活動のさらなる推進

 

  • 地元企業・団体との協力:商工会議所や学校、他の奉仕団体と連携し、共に地域を盛り上げる。

具体的には、ライオンズクラブと協力して、共同事業の模索、日田少年少女合唱団への支援(地区補助金の活用)

 

  • 青少年育成の推進:インターアクトやローターアクトと協力し、次世代のリーダーを育成する。

具体的には、天領祭り時にポリオ募金&バザー事業の実施、インターアクト事業の共同推進

 

など、「共に考え、共に動く」ロータリーを目指したいと考えています。

地域の中で、「ロータリーがいてくれてよかった」と思っていただける存在になるために、私たちの“顔が見える”活動を広げていきましょう。

 

  1. 国際社会との「つながり」を広げる

 

三つ目は、ロータリークラブは、世界的なネットワークを持つ団体です。国際的なつながりを活かし、グローバルな視野での奉仕活動を推進します。

 

  • 海外姉妹提携ロータリーとの交流:海外ロータリークラブとの交流を進める。

具体的には、嘉義RCと姉妹提携再調印の実行

 

  • ロータリー財団の活用:補助金を活用し、持続可能な国際支援を展開する。

具体的には、地区補助金&クローバル補助金の活用事業(訪問入浴サービス車両の購入)

 

  • 世界大会や地区大会への積極参加:他国のロータリアンとの交流を深め、知見を広げる。 

具体的には、大分地区大会&台湾世界大会へ最大限参加要請

 

など、未来のリーダーたちにロータリーの精神を伝え、次の時代を担うつながりを育てていきたいと考えています。また、クラブ自身の未来のためにも、会員増強と多様性の推進に取り組んでまいります。

 

  1. 国際ロータリーの方向性と私たち

 

本年度の国際ロータリーの会長、フランチェスコ・アレッツォ氏はテーマとして、

「UNITE FOR GOOD」− よいことのために手を取りあおう-を掲げています。

私たち一人ひとりの小さな力が、つながることで大きな力となり、社会に変化をもたらす――それが、ロータリーの魅力です。

 

このグローバルな理念と、私たちの地域での活動をつなげることで、より大きなインパクトを生み出していけると信じています。

 

  1. おわりに

 

今年度、私は会長として、クラブが「つながりの力で、笑顔と未来を生み出す場」となるよう尽力してまいります。

しかし、それは私一人では決して実現できません。皆さま一人ひとりのご協力、ご支援があってこそのロータリーです。

 

「つながる」ことは、時に面倒で、手間もかかるものです。

しかしその先にしか、深い信頼や、感動や、変化は生まれません。

 

どうか今年一年、皆さまのお力をお借りしながら、

共に「つながり」を育み、「絆」を深め、「未来」を創ってまいりましょう。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

会長の時間02 「キャッシュ・フロー経営 ― 黒字倒産を防ぐ“お金の見える化”」

2025年07月09日

「キャッシュ・フロー経営 ― 黒字倒産を防ぐ“お金の見える化”」

日田ロータリークラブ会長 小ヶ内聡行

 

皆さま、こんにちは。昨今の経営の情勢は、COST高、人手不足、AIの普及とか経営の質が問われることが多くなったと考えます。

そこで本日は、経営に関するテーマとして「キャッシュ・フロー経営」について、私自身の経験や日頃の考えも交えながらお話ししたいと思います。

経営者であれば誰もが意識している「利益」。

しかし、実際には「利益が出ているのにお金が足りない」「黒字なのに倒産してしまった」という話を聞いたことがある方も多いと思います。

その原因こそが、「キャッシュ・フロー」、つまりお金の流れを見落としていることです。

 

  1. 利益とキャッシュは違う

 

例えば、ある会社が100万円の売上をあげて、30万円の利益が出たとしましょう。帳簿上は黒字です。

しかし、この売上が掛け取引、つまり「まだ回収できていない」ものであれば、実際の入金は翌月か、もっと先。一方で、仕入れや人件費、家賃、税金の支払いは待ってくれません。このギャップが続くと、会社の通帳にはお金が残らず、“黒字倒産”という現実が起こるのです。

 

  1. キャッシュ・フローを見る視点とは?

 

キャッシュ・フローとは、「お金の出入り」そのものです。

日々の経営では、以下の3つの視点で見ることが大切です。

 

  • 営業キャッシュフロー:本業の商売でどれだけ現金を稼いでいるか
  • 投資キャッシュフロー:設備投資など将来のために使ったお金
  • 財務キャッシュフロー:借入や返済、配当などの資金の動き

つまり、「売上」や「利益」だけでなく、お金が“いつ、どこから、いくら入り”、そして“いつ、どこに、いくら出ていくのか”を可視化することが、健全な経営には欠かせません。

 

  1. キャッシュ・フロー経営がもたらす安心

 

私がキャッシュ・フローの重要性を痛感したのは、ある取引先のことで、もう数十年前の話なのですが、その会社には売上の4割近くを占めていた取引先があり、しかも掛け取引。常にこの取引先だけに頼っていては、いけないので、幅広い取引先と取引するようにと話をしてきたのですが、なかなかほかの優良企業を見つけることができずにいたら、その取引先が突然の回収不能で、帳簿上は黒字だったはずが、実際には数ヶ月で資金が底をつきそうになったのです。

そこから、私は「利益」ではなく、「現金残高と今後の出入り」を徹底的に管理するようにしました。すると、少々売上が下がっても、「何とかなる」と冷静に判断できるようになった。経営の“見える化”が、安心につながるという実感を持ちました。

 

  1. 中小企業にこそキャッシュ・フロー思考を

 

特に中小企業は、銀行の支援や資金調達の選択肢が限られがちです。

だからこそ、キャッシュの動きをリアルタイムで把握し、早めに打ち手を講じることが不可欠です。最近では、クラウド会計ソフトや資金繰り表の自動作成ツールも普及しています。紙と電卓と従来の決算書では見えなかった“未来のお金の姿”が、今は見えるようになってきています。

 

  1. まとめ:お金は血液、流れを止めてはいけない

 

最後に、キャッシュは会社にとっての「血液」です。

利益がいくら出ていても、血が止まれば体は動きません。

だから私は、こう考えています:

「経営とは、キャッシュを絶やさず循環させる技術である」

ロータリーの活動もまた、長く継続するためには、健全な会計と資金の流れが必要です。皆さまの事業も、そしてこのクラブの活動も、キャッシュ・フロー経営の視点で、より安定し、より強くなっていくことを願っております。

そして最後に、次回の会長の時間のお知らせです。週報を見てください。下のほうに次回の会長の時間のお知らせを載せるようにしました。

次回は「祇園祭りに見る伝統と地域のつながり」、京都の祇園と日田祇園の話をやります。乞うご期待を。本日はご清聴ありがとうございました。

会長の時間01 「就任のご挨拶と自己紹介」

2025年07月02日

ロータリー会長卓話:「就任のご挨拶と自己紹介」

日田ロータリークラブ会長 小ヶ内聡行

皆さま、こんにちは。

このたび日田ロータリークラブの会長を拝命いたしました、小ヶ内聡行です。どうぞよろしくお願いいたします。

まず初めに、このような歴史あるクラブの会長という大役を仰せつかり、身の引き締まる思いでおります。私自身、ロータリー歴は19年1か月となりましたが、まだまだ学ぶべきことが多くありますので、皆さまのお力をお借りしながら、精一杯努めてまいりたいと考えます。

少しだけ自己紹介をさせていただきます。

私は現在、中本町で税理士業、オガウチ濱田税理士法人を営んでおります。

今存在する、日田玖珠の税理士事務所では一番古い事務所で、私の父が、私が生まれた年に開業したので今年で66年目を迎えました。「お客様の経営の役に立つ、事務所を目指します」をモットーにお客様の会計、税務、経営を観させていただいております。中津市にパートナー事務所も持っております。また仕事柄、いろいろな企業の監査役を引き受けさせていただき、日田市の代表監査委員も昨年から3期目に入りました。また日田商工会議所や日田玖珠法人会の会員もさせていただいております。

今現在、家族は妻と娘2人で、同居している家族は妻と愛犬8匹とにぎやかに暮らしております。朝は5時くらいから、夕方、今頃は5時半くらいから、妻と手分けして犬の散歩をしております。ダイエット効果もばっちりです。

そして趣味は、結構ありまして子供のころから音楽鑑賞が大好きで、バンド活動も中一の頃からやっております。現在、膳所バンドとTKC九州会バンドというのにも入り、楽しくやっております。また大学時代には東京でプロの劇団に入り、役者として芝居活動もやっておりました。ここら辺の趣味の話は、これから1年ある会長の時間で少しずつお話をしたいと思います。また健康的趣味といえば、ジョギング、出張に行ったら必ず走ります。そして現在、ストレッチに凝っていまして、毎日小1時間くらいやっております。それから趣味といえるかはわかりませんが夕日鑑賞が好きで、地元三隈川や出張先や旅行先で鑑賞するように心掛けております。

ロータリーに入会に最初に声をかけてくださったのが、サンホテルを経営されていた故財津正彦さんでした。当時、私は日田の青年会議所の理事長をしていた時期でした。丁重にお断りをいたしましてその後、入会したのは2006年、平成18年できっかけは佐竹会友からのお声がけでした。

最初は奉仕の意味も、会の奥深さも正直よくわかっていなかったのですが、例会や奉仕活動を通じて、多くのことを学ばせていただきました。

特に1昨年、地区幹事の経験で多くの気づきを与えていただきました。多くの友も得ることができました。私のロータリー活動の支えとなっています。

この一年、私が大切にしたいテーマは「つながる」—絆を深め、未来を創る—です。運営方針の説明はこの後、会長卓話でお話しします。会員の皆さま一人ひとりが、笑顔でこのクラブに集い、学び、地域に何かを還元できる、そんな一年になればと願っております。

どうか一年間、ご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

本日はありがとうございました。

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