会員卓話 鬼武公洋会友
2016年02月10日OTOGINOの鬼武会友が、ドイツで開かれた世界最大の国際見本市「シュピールヴァーレンメッセ」に出展し、数多くの国のバイヤーさんたちにMagic桜を見てもらえたことを卓話しました。
OTOGINOの鬼武会友が、ドイツで開かれた世界最大の国際見本市「シュピールヴァーレンメッセ」に出展し、数多くの国のバイヤーさんたちにMagic桜を見てもらえたことを卓話しました。
日田ロータリークラブ会長 織田荘太郎
知人に千原艸炎という字書き(書家)がいます、その人の発行する月刊通信の中に面白い詩がありました。この詩を見た時、何かしら自分の心に衝撃が走りました。
それは茨木のり子の『自分の感受性くらい』と言う詩です。彼女はすごい詩人でした。
この詩の外にも『私が一番きれいだったとき』、『倚りかからず』、『落ちこぼれ』等の作品も胸に突き刺さるようなものばかりです。
きょうはこの『自分の感受性くらい』と言う詩を紹介します、金八先生でも放送されたそうです。
自分の感受性くらい
茨木のり子
ぱさぱさに乾いていく心を
ひとのせいにするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮らしのせいにするな
そもそもが、ひよわな志しにすぎなかった
だめなことの一切を
時代のせいにするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
何か、自分の人生を見透かされ、叱られ、そして励まされている気がしました。
国際奉仕委員長卓の膳所会友が、国際ロータリークラブのポリオ撲滅について卓話しました。
<ポリオについて>
ポリオとは「急性灰白髄炎」のことであり、ポリオウイルスの中枢神経感染によって生ずる四肢の弛緩性麻痺を起こす疾患である。小児に多発することから「小児麻痺」とも呼ばれている。ポリオウイルスはエンテロウイルス属に分類され、自然宿主はヒトのみである。ヒトの糞便中に排泄されたウイルスが経口的に体内に侵入し、咽頭や小腸を介して血液中に混入する。血液中を循環したウイルスの一部が脊髄の運動神経ニューロンで感染増殖し、脊髄前角炎を起こす。 ウイルス感染による潜伏期間は4~35日とされている。ほとんど(90%以上)は不顕性感染であり、一部がカゼ症状で発症する。感染者のわずか0.1%で典型的な弛緩性麻痺が現れる。日本では昭和35年に大流行があり、約6,500人が発症した。 ポリオ感染予防のため以前よりワクチンが使用されている。ワクチンには二種類あり、一つは経口投与される生ワクチンである。生ワクチンは安価であり、国際ロータリーの活動においてもこの生ワクチンが使用されている。但し、生ワクチン投与によってポリオ感染を起こす危険性があるため、最近では不活化ワクチン(皮下注射)が使用されている。日本では2012年9月よりこの不活化ワクチンが導入され、同年11月からは四種混合ワクチンとして接種されている(乳幼児期に4回接種が必要)。
<国際ロータリーによるポリオ撲滅への取り組み>
国際ロータリーは、1979年にフィリピンで約600万人の子供に対してポリオ免疫活動を行った。1985年に「ポリオプラス計画」を発表し、1988年にはWHOやユネスコとともに世界ポリオ撲滅推進計画の発足に参加することとなった。2007年には「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団」が正式にポリオ撲滅運動に参画することになった。 国際ロータリーは、これまでに約12億ドル以上をポリオ撲滅のために寄付しており、その結果、2015年9月にはポリオ常在国はアフガニスタンとパキスタンの2か国のみとなった。
<ポリオ撲滅のための寄付>
60セントのワクチンで一人の子どもをポリオの脅威から守ることができるとされている。国際ロータリーでは1ドルを寄付すると、さらに2ドルがゲイツ財団から追加寄付される。つまり3倍の寄付がポリオ撲滅のために使われることになる。しかしながら、ワクチン代はわずか60セントだが、このワクチンを未開発地域へ運び、接種を実施するには膨大な費用が必要となる。現実にはまだまだ資金不足の状況である。
ロータリーとしてポリオ撲滅のために寄付を行うには以下の3つの方法がある。
•クラブとしての寄付
•個人としての寄付 (ポール・ハリスフェローの対象となる)
•クラブ主催のチャリティーイベントを開催 ポリオを全世界から完全に根絶してしまうには、「もう少し:We are this close」である。我々ロータリーアンはこの悲願のため、今後も積極的に寄付活動に参加しなければならない。
〈行政評価・監視・行政相談〉
・総務省とは 総務省は、中央省庁改革(中央省庁再編、1府22省庁⇒1府12省庁)によって、平成13年1月6日、総務庁、自治省及び郵政省が統廃合されて発足しました。
総務省は、行政運営の改善(行政評価・監視、行政相談など)、地方行財政、選挙、消防防災、情報通信、郵政行政など、国家の基本的仕組みに関わる諸制度、国民の経済・社会活動を支える基本的システムを所管し、国民生活の基盤に関わる行政機能を担う省です。
・行政評価局とは 行政評価局では、国民に信頼される質の高い行政を実現するため、全国の管区行政評価局・支局(8)、行政評価事務所(39)を活用し、「行政評価・監視」「政策評価」(行政評価局調査)、「行政相談」を実施しています。
・大分行政評価事務所とは 大分行政評価事務所は、総務省の出先機関として大分県を管轄区域とし、総務省行政評価局が所管する「行政評価・監視」「政策評価」「行政相談」等の業務を行っています。
※大分行政評価事務所の業務〈行政評価・監視、政策評価〉
⑴行政評価・監視
各行政機関の業務の実施状況を調査し、合規性・適正性、効率性、有効性等の観点から、業務運営上の問題点等を明らかにし、その上で、関係行政機関に対して改善方策について勧告等を行い、行政運営の改善を図っています。
ア 全国計画調査 総務省(行政評価局)が全国規模での見直しを図る必要がある問題等を取り上げて計画を策定し、管区行政評価(支)局、行政評価事務所からなる全国的な調査網を活用し、行政運営の基本的事項の改善等を図るために調査を実施しています。
イ 地域計画調査 管区行政評価(支)局、行政評価事務所が、独自にその所在する地域における行政上の課題を取り上げ、国の出先機関等を対象に、必要な改善を図るために調査を実施しています。
⑵ 政策評価
総務省本省(行政評価局)が、複数府省にまたがる政策について、計画を策定し、管区行政評価(支)局、行政評価事務所からなる全国的な調査網を活用して、必要性、効率性及び有効性の観点から政府全体の統一性又は総合性を確保するため実施しています。
(注)大分行政評価事務所では、平成24年度以降実施実績無し。
(参考)平成25年度及び26年度に勧告を行った政策評価(全国的規模で実施)の例は次のとおりです。
○統一性又は統合性を確保するための評価
・ワーク・ライフ・バランスの推進に関する政策評価(平成25年度)
・消費者取引に関する政策評価(平成26年度)
行政相談
国民の行政に関する苦情や意見・要望を受け付け、公正・中立の立場から、国や特殊法人等の業務、国の委任又は補助に係る業務及び法定受託事務に該当する地方公共団体の業務について、関係行政機関等に必要なあっせん等を行ない、その解決や実現の促進を図るとともに、行政の制度・運営の改善に活かしています。
⑴行政相談受付体制 ・行政評価事務所 来訪、電話、メール、合同行政相談所等で相談を受け付けています。 ・行政相談委員 公共施設などで開設している定例行政相談所、懇談会、自宅等で相談を受け付けています。※相談は口頭、電話、手紙等何れの方法でも可。相談は無料、秘密厳守。
⑵行政相談委員 ・行政相談委員は、無報酬のボランティアとして、国民の皆様から、国の行政活動全般に関する相談を受け、相談者への助言や関係機関に対する改善の申し入れなどを行っています。 ・行政相談委員は、総務大臣が委嘱した民間有識者で、全国に約5,000人(各市町村に1人以上)、大分県内前市町村(18)に68人を配置しています。 ・行政相談委員は、公共施設などで開設している定例行政相談所、懇談会、自宅等で相談を受け付けています。
日田市担当の行政相談委員(6名)
・井上太香美氏 (清水町)
・矢羽田哲雄氏 (大山町)
・今井 建二氏 (清岸寺町)
・壁村 正二氏 (上津江町)
・安達 貞男氏 (天瀬町)
・武原勇一郎氏(中津江村)
出席率向上
日田ロータリークラブ会長 織田荘太郎
今日は出席率について少しお話しします。
月曜日に、『例会出席へのご案内』というFAXを送信致しました。突然の事で驚かれた事と存じます。これは、最近の出席があまり思わしくないので、心配しての事です。
FAXの内容は
日田ロータリークラブの最近の出席率を見ますと、お気づきのように良くありません。
毎回65~70%程度と低迷しています。更に先週の例会は、出席率52%(実質)という危機的な状況でありました。大変残念な事です
我々執行部も、例会が楽しいものであるよう努めて参ります。
会友の皆様方も、ロータリーは出席することが義務であり、忙しい仕事の時間を工面し、
絶対欠席はしないぞと頑張って頂きたいと思います。
皆様と共に、日田ロータリークラブを支え、盛り上げて参りましょう。
このように送信しました。この場でお話ししても、欠席している会員には届かないだろうと考えたからです。
ところで、今までベテラン会友から「昔は出席が特に厳しく大変だった」と何度もお聞き
しています。活動計画書を見て改めて認識しました。
創立以降の出席状況は、創立5年目と6年目に、出席率100%を達成し373地区の第
1位となっています。そして19年、20年が96、95%で再び地区の1位、
さらに28年、32年と95、93%で再再度272地区の第1位に返り咲きという、輝かしい成績でした。この間の平均は93%です。先輩の方々には大変ご苦労様でした。
その後、46年目あたりから85%を割り込み始めました、会員も減少しています。
今は会員が過去最高の60名となっています、しかし、出席率は過去最低を記録するのではないかと心配して夜も眠られません。
例会にただ出席するだけではもったいない、義務で出席するのはなおもったいない。
出席するからには、何か一つ得て帰りたい。先輩と話が出来る事、ゴルフの話でも、飲み会の話でも、自分の意見でも、心が満たされればなんでも良いのです。
例会の中に楽しみを見つけ、有意義な時間をすごして下さい。
・3月 2日(水)午後0時30分 日田市の歴史の宿亀山亭
外部卓話 日田労働基準監督署 署長 海老名信彦氏
理事会
・3月 9日(水)午後6時30分 日田市の小松軒
創立記念夜間例会(※3月14日は創立記念日です)
・3月19日(土) パトリア日田
2クラブ合同例会 11時30分〜(パトリア小ホール)
KANO上映会(パトリア大ホール12時30分 受付開始 13時 開場)
・3月23日(水)午後0時30分 日田市の歴史の宿亀山亭
会員卓話 藤川和央会友
・3月26日(土)・27日(日)
地区大会
・3月30日(水)午後0時30分 日田市の歴史の宿亀山亭
ミャンマー報告会
・2月 3日(水)午後0時30分 日田市の歴史の宿亀山亭
世界理解月間 膳所国際奉仕委員長卓話
理事会
・2月10日(水)午後0時30分 日田市の歴史の宿亀山亭
会員卓話 鬼武公洋会友
・2月17日(水)午後0時30分 日田市の歴史の宿亀山亭
外部卓話 終活カウンセラー 松尾律子氏
・2月24日(水)午後0時30分
職場例会 中山化成有限会社
・2月28日〜3月2日 ミャンマー井戸完成視察
私は、古文書の解読を趣味にしています。我が家の古文書はおおかた読んでしまいました。天瀬町歴史研究会の勉強史料も底をついてきました。そこで草野会友に、草野本家の史料を読ませてもらえないかとお願したところ、快く承知して頂きました。草野本家の史料は宝の山です。この史料も草野本家のお宝です『なんでも鑑定団』に出せば良い値がつくこと間違いなし・・・と思います。冗談はさておき明治維新の元勲たちの書簡を収めた立派な巻物です。
この史料は書簡というより、今時のメールです。連絡事項をしたため、使いを走らせたものだと思います。そういう書生が何人もいたのでしょう。当時の簡単な書簡には年月が入っていません、入れる習慣がなかったようです。本史料もただ10日としか書いていません。これを解読するのに3か月ぐらい要しました。西郷の郷の字は独特の崩し字になります、西口先生ではなく西郷先生です。一番難しかったのが最後の允です。最初はこれを久と読んでいましたが、誰だか人物の特定ができません。久さんと西口先生では全く意味が通じません。ある時木戸孝允(たかよし)の書簡をインターネットでながめていたら、最後にこの允の署名を見つけて飛び上がって喜びました。
これでようやく、木戸孝允が、西郷先生が来ないことを誰かに連絡しているところだとわかりました。相手が何者か、その時期がいつ頃か、そのヒントが明治6年の政変にあるのではないかと想像して、その記事も載せています。相手は反征韓論派だと見ています。
私は学問的な見地からではなく、あくまでパズルを解く推理の楽しみから古文書の解読に取り組んでいます。だから面白い、絶対やめられません。
皆様も始められてはいかがでしょう。
日田ロータリークラブ会長 織田荘太郎
以徳報怨 (いとくほうえん)
私が主催する天瀬町歴史研究会で、長老の方が、足腰が弱くなられ、永く月例会を休んでおられた。そこで、ご機嫌伺いにご自宅をお尋ねした時に、長老の若いころの戦争体験をお聞きすることができた。彼は学徒動員で少年兵として戦場へ赴き、中国南部の揚子江流域で任務に就いていた。中国は広大な土地で、占領したといっても拠点だけの支配で回りは敵だらけの危険な状態であったそうである。
間もなく敗戦になると、武器は没収され中国の奥へ奥へと連行された、たどり着いたところが長洲市の大学構内、そこが捕虜収容所となった。捕虜収容所では長い間不安な日々を過ごしたそうである。そうした或る日、収容所の壁に大きな落書きがあった。
そこには「以徳報怨」と大きく朱書きされていた、即ち「怨みは徳を以って報いる」と書かれていた。『これで自分たちも漸く助かるのだ、と安心して涙が出た』と言う事でした。
蒋介石軍は「怨みは徳を以って報いる」、他の中国共産軍やソ連軍と違って非常に寛大な政策で、おかげで自分たちは早く日本に帰還することが出来た、と言っておられた。
この時以来「以徳報怨」という言葉がいつも気に掛かっていたが、去年の7月31日の西日本新聞に、昭和天皇が外交関与発言・台湾養護を佐藤首相に促す、という記事が出ました。
この内容は、蒋介石総統率いる中華民国、即ち、台湾政府が国連の代表権を失う直前の1971年6月、佐藤栄作首相が米国のマイヤー駐日大使と会談した際、昭和天皇から「日本政府がしっかりと蒋介石を支持するよう」促されていたと伝えていたそうです。
この問題について、日本の外交文書にも「陛下が(中国問題を)心配しておられた」というマイヤー大使に対する佐藤首相の発言が記載されている。
昭和天皇の発言の背景には、蒋介石が終戦直後に中国に残った日本人の引揚げや、天皇制の尊重、対日賠償請求権の放棄等「以徳報怨」(徳を以って怨みに報いる)と呼ばれる寛大な対日政策を取った事に「恩義」や「信義」を持ち続けたことがあると思われる、と記事に記している。
「天皇は国事に対する行為のみを有しない」とする中、佐藤首相も戦後歴代首相の中で特に天皇に畏敬の念を抱いてきた首相として、台湾の蒋介石総統には、恩義を感じ、台湾の行く末を案じておられたのでしょう。
我々も、「以徳報怨」の深い意味を感じて、友好を保っていくべきだと思いました。
日田ロータリークラブ会長 織田荘太郎
明けましてお目出当ございます、今年もどうかよろしくお願い致します。
去年の暮から長い休みが続きましたが、年末年始は如何お過ごしになられたでしょうか?
旅行や、仕事や、寝正月や、孫の守りで疲れ切った人やいろいろ居られる事と思いますが、良いお正月を過ごされたのではないでしょうか。
2016年、平成28年はいよいよ始まりました。今年は申年であり、丁度私の干支になります。年男は今年もがんばるぞと意気込んでいます。
織田年度も前半を終了し、後期にもいろいろ事業が山積みです。
まず、2月になるかもしれませんが、ミャンマーの視察に行かねばなりません。
もう一つ、井戸掘りを新聞の記事にしてもらわねばなりません。
3月には、KANOの上映会と地区大会があります。
4月には、地区研修協議会と中央ロータリーの40周年、
5月には、台湾と友好クラブの調印、韓国での世界大会があります。
このように行事が目白押しです、皆様にはいろいろご協力をお願いすることが多いと思いますが、よろしくお願い致します。
今年も1年、皆様とご一緒に日田ロータリークラブを盛り上げていきたいと願っています。そしてまた、皆様にとって良い年であることを祈念しています。