会長の時間

0年0月0日

会長の時間14

2021年10月20日

前立線

日田ロータリクラブ会長 河津龍治

実は先週の例会は、古賀21から退院して直接この会場に来ました。退院と言っても1泊しただけでした。前にも話したように、私は毎年、古賀21でペット検診を受けており、今年も異常ありませんと言われていました。

 

後日、私の携帯に古賀21から電話が掛かってきて、腫瘍マーカーPSAが毎年上がってきており、今年は4を超え、前立腺がんの疑いがあるので、泌尿器科で見て貰った方が良いと言われ、早速、行きました。前立腺に癌が発生しているか、調べるには、前立腺に直接針を刺して、細胞を採取し、顕微鏡検査をすることが、唯一の検査らしいです。

 

早速、生検をして貰うようにし、その日が先週の火曜日、9日でした。午前中、入院の手続きを終え、午後から手術です。まず、下半身に麻酔をかけるため、脊髄注射を打ちました。それから、看護師さんから、パンツを脱がされ、仰向けになり、両足を上げた状態でした。看護師さんはみんな若かったのですが、手慣れたもので、テキパキしていましたが、ちょっと恥ずかしかったです。赤ちゃんを産むときは、こんな格好かなーと想像したりしていました。肛門にエコーを差し込み、前立腺の位置を確認しながら、針を刺していきます。場所はチンチンと肛門の間で会陰と言うらしいです。14か所刺されました。刺すときパチンと音が聞こえるのですが、どういうふうになっているかわかりません。手術は30分ぐらいで終りました。翌日の朝まで、動くことは出来ないので、昼間は本を持って来たので、良かったのですが、夜は尿道の中に管を入れられており、自動でシッコが出るようになっているらしいけど、なんかチンチンを引っ張られているようで、1時間ほど、うっつら、うっつら、しては、直ぐ目が覚めると言う繰返しで、朝を迎えました。

 

いよいよ管を抜くときが来ました、痛くはなかったのですが、こんなに長いのが入っていたのには驚きました。男性は女性に比べ、尿道が長いらしいです。最後の関門がやって来ました。シッコが出なければ帰れないそうです。シッコは出たのですが、メチャクチャ痛かったです。尿の中には血も混じっています。2日ほどシッコをするたびに、痛かったですが、今は何ともありません。今回の手術で一番辛かったのは、最初のオシッコの時でした。

 

退院の時、家内が迎えに来たのですが、いろいろ調べてきたらしく、もう癌と決めつけ、前立腺癌は粒子線治療が良いらしく、九州には2ヶ所あるそうですが、温泉があって、美味しい物が食べられる、指宿の病院が良いと、もう旅行気分です。そして極めつけは、10年以上も高いお金を使って、ペット検診をしてきたので、何か無いと、割に合わないと言う始末でした。来週の月曜日に結果がわかりますが、癌でなければ何年かおきに、生検をしなければならないので、家内が言う、指宿でも良いかなと思っています。

会長の時間13

2021年10月06日

ラグビーについて

日田ロータリクラブ会長 河津龍治

 

 

ラグビーについて少し話をします。ラグビーの試合を見ると痛そうだ、危険だと思う方がほとんどだと思います。だからラグビーはそう簡単に始めようという人はいません。そこで、まず初めに「ダマシ」からはいります。タックルのないタッチフットボールなど、楽しいラグビーをします。そして、徐々に慣らしていきますと、試合に出たくなります。じゃあやってみるかと、試合に出しますと、ルールのあるけんかで、おもしろいのですが、痛い、きついということになります。

 

だから痛くないためには、ウエイトトレーニングをし、筋肉の鎧を作ることの大切さを教えます。また、きつくないためには、ひたすら走りこんで体力をつけることを教えます。私は高校3年の時と体重が変わりませんが、ウエストは当時76センチでしたが、今は88センチです。つまり胸の筋肉が腹の油となっていきました。いくら身体を鍛えても、首から上は鍛えることが出来ません。だから肩から上のタックルは厳しい反則が取られ、出場停止などになったりします。高校の時、同級生が体育の授業で、スクラムを組んでいて、首を骨折し亡くなりました。また大学の時、2年下の後輩が、脊髄損傷で、車いす生活になりました。

 

これだけ危険なスポーツに、どっぷりはまり、2人の息子には強制的にさせた、ラグビーの魅力を、何回かに分けて伝えていきたいと思います。

 

会長の時間12

2021年09月29日

日田ロータリークラブ 直前会長井上太香美

 

河津会長から「急用で例会に出られないので、会長の時間を代わりにやってくれ」と連絡がありました。なぜ私に指名があったのかわかりません。とりあえず本日は代理を務めます。

この1年コロナ禍で失われたものがたくさんありました。逆にたくさん得るものがありました。私が得たものは読書の時間です。たくさんの本を読むことができました。コロナウイルス騒動が始まったころ、感染症に関するものから始まり細菌学、ウイルスの研究者に関するものを読みました。次第に政治に関するものに移っていき、困難な時代に政治家がどう動いたか知りたくなり、城山三郎の「男子の本懐」などを読みました。国際問題に目が行き、今年出版されたオバマ元大統領の回顧録、米国が心配でトランプ前大統領の暴露本を次々に読みショックを受けました。いまはバイデン大統領やハリス副大統領の本を読んでいます。若いころに集めた文学全集もいま読み返すと当時とはまた違ったものを感じます。いわゆる文豪と呼ばれる方々の名文を読むと日本語の美しさを感じることができます。特に感銘を受けたのが、島崎藤村の「夜明け前」。日本の開国時の動乱の世を若者がいかに真剣に生き抜いていったのか、久々に鼓動の高まりを覚えました。戦時ものでは「聞けわだつみの声」死に直面したエリートの心境に胸が詰まりました。福沢諭吉の「学問のすすめ」など自分の年を忘れて楽しい時間を過ごすことができました。巣ごもりもまた楽しからずや。

会長の時間11

2021年09月15日

日田ロータリークラブ会長  河津 龍治

 

業者選定

 

前も話したとおり、工事を受注するためには1級施工管理者を付けなければなりません。その技術者が、施工管理、品質管理、工程管理、安全管理、原価管理等を行います。だから良い物が出来るか、儲かるかは技術者次第です。当社では1億円以下は、技術者1~2人で、1億円以上は3人体制で工事を管理します。技術者が多いからといって、良い物が出来るわけではありません。やはり優秀な技術者と堅実な下請け業者が必要になります。

 

我々業者が工事を受注した場合、ほとんど下請けに出します。土木工事の場合はほとんど1社に出しますが。建築工事の場合は10社から20社程度になります。今では下請け業者と言わず、協力業者という言葉を使っていますが、ここでは敢えて下請けという言葉を使います。土木工事の場合は公共工事がほとんどですから、どこを選んでも良いのですが、これだけ災害が多いと、下請け業者の方が強くなり、我々としましても、何とか下請けをして貰えないでしょうかと、頭を下げ続けているのが、現状です。

 

建築工事の場合は民間工事と公共工事があります。公共工事の場合は、どこを選んでもかまいませんが、民間工事の場合はそうはいきません。発注者の意向が一番です。発注者がこの業者を使ってくれと言われれば、使わざるを得ません。

 

2番目は技術力です。いくら安いからと言って技術力がなければ、使いません。当クラブで表彰した、原田左研の原田さん、地元の建設業者では誰も使う人がいません、まず、工事費が普通の請負金の1.5倍から2倍掛かります、また工期も1.5倍から2倍掛かります。だから誰も使いたがらないわけです。しかし草野家の保存修理工事では、彼しか出来ません、6層に塗った壁を1枚1枚ずつはがし、それぞれに保存し、また1枚1枚ずつ塗っていくわけです。こんな技は原田左研にしか出来ませんし、貴重な職人です。

 

3番目は信頼関係です。正月の夜、雪がやまず、210号線を全面通行止めにするという指示が、国土交通省から出されたとき、ガードマンを20人以上すぐ配置できるかは、日頃の信頼関係にあります。無理なことをお願いできると言うことは、日頃のお付き合いが大事だと思います。昔のようの数社から見積もりを取り、一番安い所に決めるという、やり方をしていては、どこの業者も取り合ってくれません。

 

前も述べたように、今年の8月、日本製鉄がトヨタに対して値上げを発表しました。あのトヨタに対してですよ、今は売る方が強いのです。それと同じように、元請よりも下請けの方が強いのです。これだけ災害が増えたら、下請け業者を探すのは、大変なことです。今は職人が不足しており、施工業者も少なく、今一番大事なことは、下請け業者としっかり、信頼関係を築いていくことが大事なことだと思っています。

会長の時間10

2021年09月08日

日田ロータリークラブ会長  河津 龍治

 

口内炎

 

私は最近まで1年以上、口内炎が次から次へ出来て、なかなか治りませんでした。歯医者さんから済生会病院を紹介して貰い、いろいろ見て貰ったのですが、なかなか治らずに、諦めていました。

 

ある会合で、済生会の林田院長に会い、その話をしたら、後日、会社に電話が掛かってきて、「君のカルテは見た、絶対直すから来るように」と連絡がありました。口腔外科には2人の先生がいるのですが、今回は意気込みが違います。いろんな薬を飲まされ、あらゆる手を尽くし、ようやくたどり着いたのが、マウスピースでした。

 

私はお酒を飲んだときは、いびきがうるさいらしく、無呼吸症状群と言うことで、家内から、脳の細胞が、だんだん死んでいくと脅され、数年前からCパップを付けて寝るようになりましたが、10分も経たないうちに、無意識で外していました。学生時代のラグビーで鼻が曲がっていましたし、副鼻腔炎もあり、鼻呼吸が出来ないので、次は思い切って、鼻の手術をすることになりました。そうしたら、朝までCパップを付けることが出来るようになりました。いびきもかかなくなり、家内も喜んでいたのですが、今度は、口内炎が出来はじめたのです。私は学生時代から40年以上、口をポカーンと開けて寝ていたわけです。今度は、口をつぶって寝ますから、歯並びが悪いので、舌と歯がこすり合って、口内炎が出来るようになった分けです。

 

一番最悪の時は2019年6月のハンブルグ国際大会の時でした。廻りには、お医者さんはたくさんいましたが、痛み止めは持っているのですが、さすがに口内炎の薬はありません。家内と二人でハンブルグの町を口内炎の薬を求め、探し回りました。結局ありませんでした。と言うより、口内炎という言葉が通じませんでした。旅行でどこに行ったか、何を食べたか、一切覚えておらず、最悪の国際大会でした。今では、いびきもかかなく、Cパップも付けなくて良いようになり、マウスピースだけを付けて寝るようになりました。この中にCパップを付けて寝ている方には、鼻の手術をおすすめします。まるで風が吹けば桶屋が儲かるような話でした。最後に職域接種、口内炎と2度も助けていただいた、林田院長には感謝しかありません。

会長の時間9

2021年09月01日

日田ロータリークラブ会長  河津 龍治

 

職域接種

膳所先生から無謀と言われた職域接種が8月28日~29日に済生会病院で無事に行うことが出来ました。医師会及び済生会の皆さんには、心から感謝いたします。

 

我々は千年明かりの竹切りや道路の清掃活動などいろんなボランティア活動をやっていますが、私はいつも協会の青年部を使います。 彼らは文句ひとつ言わず、無報酬で頑張ってくれます。今回も駐車場係、会場の案内係、受付などしてもらいました。済生会は医師、看護師、事務職を含め、20~30人態勢でやっていただきました。一番大事な問診には、お医者さんが3名体制で看護師と一緒に、3か所で行いました。医師会立日田准看護学院で受付、待機、問診を行い、その後、済生会で注射、症状観察を行いました。

 

午後1時半開始予定でしたが、あまりにも多くの方が早くから来ていたので、時間を早め、12時半には開始し、16時30分には終了しました。1日目が310名、2日目が300名と大変スムーズ に接種することが出来、大成功に終わりました。済生会の皆様には改めて感謝申し上げます。

会長の時間8

2021年08月25日

日田ロータリークラブ会長  河津 龍治

 

建設業界

建設業は大きく分けて土木、建築、電気、管、舗装工事に分かれています。

我々、大分県建設業協会日田支部は土木、 建築、舗装工事をする会社が入っています。

土木 A18社 B20社 C20社 D7社 

建築 A7(4)社 B5(3)社 C1社 舗装3 (1)社 計74社

土木A  年間売上 2億1千万以上  技術者5名(1級2名) 設計金額4千万以上 

土木B  年間売上7千6百万以上  技術者3名(1級1名) 設計金額2千万以上 

土木C  年間売上 2千8百万以上  技術者1名  設計金額8百万以上  

土木D  設計金額8百万未満

建築A 年間売上2億1千万以上 技術者5名(1級2名) 設計金額7千万以上 

建築B 年間売上1億円以上 技術者3名(1級1名) 設計金額3千万以上 

建築C  年間売上5千万以上 技術者1名 設計金額1千万以上

建築D 年間壳上設計金額1千万未満

舗装A  年間売上1億円以上 技術者3名(1級2名)  設計金額400万以上

舗装B  年間売上1千5百万以 上技術者2名 設計金額100万以上 

舗装C 年間売上 設計金額100万未満

我々建設業者は工事を受注するうえで、技術者が大変重要になってきます。技術者には1級と2級の技術者がおり、国家試験に通らなければなりません。土木4千万以上の工事をするには、1 級土木施工管理技士を1人常駐させなければなりません。また建築7千万以上の工事を受注するには、1級建築施工管理技士を1人常駐させなければなりません。1級施工管理技士の試験を受けるには大学の土木、建築学科を卒業して3年以上、2級施 工管理技士を受かって、3年以上たたなければ、受験資格がありません。2級を受けるには高校の土木、建築学科を卒業し、3年以上なので、順調に行って、高校を卒業し6年目に1級を受けられます。合格率は1級の1次試験で50%ぐらい、2次試験となると、30%ぐらいになります。

 

しかし近年ではあまりにも災害が多いので、技術者が不足しており、合格率が上がったと聞いています。売上を伸ばすには、施工監理技術者を何人持っているかで決まります。

しかし仕事が取れないと宝の持ち腐れになってしまいます。そこの兼ね合いが大変難しいわけです。

ではAクラスでも、これだけ違いがあるということをお知らせし、終わりたいと思います。

会長の時間7

2021年08月18日

日田ロータリークラブ会長  河津 龍治

 

災害について

今年のお盆は嘗て無いほどの大雨に見舞われました。今までに経験したことがありませんでした。私もお盆に、こんなにゴルフに行かなかったのは、初めてです。

 

幸いに日田市は大きな被害がありませんでしたが、武雄市や久留米市は大変なことになりました。今回の被害は河川の決壊などではなく、内水面の被害でした。つまり貯まった雨水が排水されずに、そのまま湛水されてしまったわけです。廻りの河川の水位が高いために、排水が出来ずに起きました。

 

地方では抜本的な対策がないのが現状です。都会では地下に大きな貯水槽を造り、一時貯めます。これは莫大な費用が掛かるため、大都市でしか無理です。福岡市でも地下の喫茶店に水が流れ込み、死亡事故が起きたのでその後、地下貯水池が出来ました。日本の公共工事は死亡事故が起きれば、一気に進むのが慣例です。高速道路の片側1車線の交互通行で、死亡事故が数回起きると、直ぐ4車線化に進みます。

 

平成29年、小野の土砂災害で1人が亡くなった時は、数十億円かけて、防災工事をしています。一度、小野の現場を見てください。壮観な工事が進められています。我々業者もここまでやるか、と思っています。

 

さて、災害の対応はどのように行われているか、説明します。災害が起きた時、地元住民や通行者の連絡が一番多いようです。市役所や土木事務所に連絡が行きますが、それぞれ管轄があります。国道210号線は国の管轄で、それ以外の大きな幹線道路は県、市内の道路や枝線は市、と言う具合に分かれています。河川も筑後川と花月川は国、それ以外は県、その河川の支流は市、と言う具合に分かれており、お互いに一切干渉はしません。

 

市役所に災害の連絡が来た場合、管轄外で県の場合は県へ、国の場合は国へそれぞれ連絡し、県や国はそれぞれ道路の維持管理業者へ連絡し、応急措置を行って貰います。大きな災害が発生した場合、災害協定を結んでいる建設業協会へ、県や市から連絡が入ります。どこの業者にさせるかは、私が決めます。地域性などを考慮し選定していきます。復旧費用が1億近くまで掛かることがあります。

 

去年の7月豪雨では、500万円以上の災害だけで30ヶ所以上ありましたが、業者は全て私が決めました。会員企業が74社ありますが、不平不満を言う業者は1社もありません。当社の役員が、災害が起きた日から協会に詰め、土木事務所で深夜まで打合せを行い、翌日の朝は、各復旧現場へ指示を出しているのを、会員がみんな知っているからです。もちろん無給のボランティアです。そして当社だけが災害復旧工事に手を出しません。美味しい仕事だけを自分でしていたら、誰も付いてきません。これは先代からの教えで、行司は相撲を取るなが、河津家の家訓です。我田引水や私利私欲に走ってはならないことが、建設業界のトップとしての心得であると考えております。

会長の時間6

2021年08月11日

日田ロータリークラブ会長  河津 龍治

 

職域接種

我々建設業界は平成29年の災害復旧が終わらないうちに、令和2年の7月に集中豪雨に見舞われ、通常の2倍から3倍の工事量を抱えています。そういった中で、一人でもコロナの感染者が出れば、現場はもちろん、会社全体が2週間休まなければなりません。度重なる災害で、工事は遅れている中で、1日でも休むわけにはいきません。そこで私は職域接種を申し込むことにしました。まず千人集まるかが問題だったので、接種希望者の集計を取るのに、3日かかってしまい、大分県で21番目になってしまいました。大手企業は早くから情報を得ており、準備も整っており、素早い申し込みが出来たのだと思います。

 

次は接種会場です。駐車場も広いので建設会館で行うようにしました。まず、アオーゼに行ってどういった流れで、ワクチンを接種しているか調査させ、同じようにするようにしました。看護師については、建設業に従事している社員の奥さんが、看護師をしている方はたくさんいると思っているので、1日3万円で来てもらうようにしました。問題はお医者さんです。私が知っている限りのお医者さんにお願いしたら、皆さん快く引き受けてもらいました。

 

ワクチンを保管するフリーザーの管理など、まだまだいろんな問題があり、不安でいっぱいでした。そういった中で、医師会の理事会で、膳所先生の口添えもあって、済生会病院でワクチン接種をやっても良いということになりました。我々としては、ほっとしているところです。そして皆さんもご存じの通り、6月22日に記者会見を開くことになりました。当時は予想もしていなかったのですが、今年の5月23日にエアコン付きの発熱外来棟を寄贈したことが、今回の結果につながったのではないかと思います。我々が申請した2日後に職域接種が停止になり、どうなるかと思いましたが、来週ワクチンが届きそうなので、しっかり準備をして、職域接種を完了したいと思います。

 

会長の時間5

2021年08月04日

日田ロータリークラブ会長 河津龍治

 

五輪開催の報道

 

私は毎日5時に起きて、6紙の新聞を会社で 2時間かけて、読んでいます。

 

今日は、東京五輪について各社の社説を読み比べてみました。

 

7月23日(金)開会式の日、読売新聞は、新型コロナウイルスの流行に伴う、緊急事態宣言が発令される中で、約半世紀ぶりの東京五輪が開幕する。困難に立ち向かう努力の大切さや尊さを世界に伝えたい。スポーツには人の心を動かす「力」がある。コロナ禍に苦しむ世界の人々に希望が届くといい。

 

朝日新聞は、本来ならば期待に胸躍る時だが、コロナ禍に加え、直前になって式典担当者の辞任や解任が伝えられ、まちには高揚感や祝祭気分もない。分断と不信のなかで幕を開ける、異例で異様な五輪である。主催者側が具体性をもって示すことのできなかった大会の意義を、私たち一人ひとりが独自の視点で見出すようにしたい。

 

日経新聞は、コロナ禍で、様々なものがそぎ落とされてしまった開催となるが、その分、私たちは選手らの熱い思いをより身近に、そして切実に感じられるはずだ。東京の聖火が消える8月8日夜、多くの人が「開催してよかった」と振り返られるよう、アスリートらの奮闘を望むとともに、組織委や国、東京都には、これまでの反省を踏まえた適切な大会運営を切に求めたい。

 

7月24日(土)開会式の翌日、読売新聞は日本はオリンピック委員会は金メダルの獲得数は重視しない考えを示している。選手たちには、重ねてきた努力の成果を存分に発揮してほしい。その姿に、テレビ画面などを通じて大きな声援を送りたい。

朝日新聞は、日銀と気候、云々、日経新聞は取締役会、云々でどちらも五輪には触れていませんでした。

 

7月25日回競技が始まって、最初の朝刊、読売新聞は1面に高藤の「金」。朝日新聞は1面に王者内村、失望と笑み。「読売新聞827万部、朝日新聞565万部、毎日新聞 250万部日経新聞234万部。同じ新間なのにこうも違うものなのだと、改めて認識させられました。

 

 

ウナギの話をします。ウナギといえば戸山です。なぜ戸山のウナギがおいしいかといいます。買ってきたウナギは1週間ほど水にさらします、そして泥を吐かせてさばくのですが、さばいた後に竹のヘラで内臓をごしごし落とします。これをすることによって臭みがなくなります。それだけ丁寧な仕事をして秘伝のタレで焼き上げます。よいウナギが入らないときは店を閉めます。連休時はお客が道にあふれてます。11時開店で12時半ごろには終わりです。並んでも食べられない方が沢山います。それだけ品物に対してプライドがあると思います。

 

私の遠い遠い親戚なんですが、予約はしてくれません。行ったもん順です。夏休み中はいっぱいです。炎天下に30分以上待たなければなりません。その覚悟があれば是非行ってください。ウナギはやはり戸山だという事をお伝えします。

会長の時間4

2021年07月28日

日田ロータリークラブ  石松雅彰副会長

 

本日は、会長がご親族のご不幸により 欠席いたしておりますので、副会長であります私が代理で、「会長の時間」を担当 させていただきます。

第32回夏季オリンピック東京大会の開会式が、7月23日、国立競技場で開催されました。新型コロナウイルスの影響で史上初めて1年間の開催延期となり、さらには国内のみならず世界的にも感染拡大の不安が募る中での祭典となりました。NHK総合テレビで開会式が放映され、私も自宅で視聴しました。

 

この式典の平均世帯視聴率は56.4%だったそうで、前回1964年東京五輪の視聴率61.2%には及ばなかったものの驚異的数字と26日に報道されました。開会式は大会関係者を1000人程度に抑え、無観客での祭典となり、祝祭ムード抑制の中ではありましたが、選手団は一応に明るい笑顔での入場行進でした。

 

しかしながら、何を表現しているかわかりにくいアトラクションパフォーマンス、長々と続くバッハIOC会長の挨拶、天皇陛下の開会宣言が始まった途中で促されたように慌てて起立した菅総理など個人的感覚としては不満の残る開会式でありました。

競技種目での日本選手は、メダルが期待された体操の内村航平、水泳の瀬戸大也、卓球の張本智和、テニスの大坂なおみなど予想外の敗退があったものの、柔道、スケボー、ソフトボールなど数多くの種目で大活躍を続けており、27日現在、金10個、銀3個、銅5個、計18個のメダルを獲得しています。

 

今後、さらに多くのメダル獲得に向け、選手の皆さんの大活躍を大いに期待しているものです。
一方で、日本のコロナ感染の波は再び増加傾向にあり、27日には東京都で過去最多となる2,848人の感染者が確認され、このうち感染力の強いインド由来変異株が半数を上回るなど、歯止めがかからない状況となっています。日田でも昨日、新たに1名の感染者が確認されています。オリンピックと直接的な関係は薄いと思われますが、長引く自粛の中で、我々国民の気のゆるみもあるのかもしれません。

 

ロータリー活動にも影響が出ますので、引き続き三密に注意し、オリンピックは自宅で声援し、更なる感染者が出ないよう感染防止に努めましょう。

会長の時間3

2021年07月21日

日田ロータリークラブ会長  河津 龍治

 

私は学校を卒業し、最初の現場が人吉ループ橋でした。私の社会人の原点でもありますので、週報にも使わせて頂きました。最初の3ヶ月は、測量だけで、毎日毎日、重たい測量器械を担ぎ、リュックの中は機械式計算機、三角関数表、図面と野帳が入っていました。その後、関数計算ができる電卓、カシオFX10が出たときは感無量でした。

橋脚の下は深層工法という現場打ちのコンクリート杭が」入っています。朝一番、前日打ったコンクリートの型枠を外し、写真を撮り、次はダイナマイトを詰める 削孔を始めます、削孔が終ると、作業員は昼食に入ります。我々技術者は昼食の間にダイナマイトを装填し、爆発させます。爆発させた土砂はクラムシェルという機械で搬出し、最後は人力で土砂を撤去します。それから側面の型枠を組み、組み終わる頃には生コン車がカランコロンと音を立て、待っています。いつも生コンを打ち終わるのは7時か8時頃で、それから現場事務所に戻り、書類を整理し下宿に帰り着くのは、いつも10時過ぎです。

 

下宿には風呂もシャワーもありませんので、日曜日、温泉に行くのが唯一の楽しみでした。また日曜日に洗濯を忘れると、次の週は、一度履いたパンツを裏返しにして履かなければなりませんでした。毎日毎日インスタントラーメンばかりで、所長に残業は苦になりませんが、毎日ラーメンだけは、と訴えました。すると焼肉をしてくれるのですが、すぐラーメンに戻ります。当時はコンビニもない時代でしたかから仕方がありません、そうこうしているうちに、何も食べず、帰ってから人吉の町を徘徊するようになりました。 寿司や焼肉や、炉端焼きなどいろいろ開拓していきました。貰った給料は全て飲み食いに使っていました。 もちろん貯金は0です。寿司屋の親父は今でも付き合っています。

 

 

さて、現場打ちコンクリート杭が終ると、次は上へ上へと上がっていきます。鉄筋、型枠、コンクリートの繰返しです。高いところでは30m近くになりますので、強風の時は大変です。

 

 

橋脚が完成する頃、上部工やさんが来て測量を始めます。橋脚と橋脚の距離は、3センチの許容範囲内に入っています、と言う報告を受けたときは、感無量でした。もちろん報告を受けるまではドキドキ、ハラハラは言うまでもありません。

 

私の妹が鹿児島におり、たまに行きます。行く時、高速を人吉で降りて、このループ橋を眺めていると、寝ていた家内や、子供たちが起きて来て、父ちゃん、また~と言うわけです。帰りもえびねで降りてこのループ橋を通り、人吉から高速に乗るわけです。自分の作った道を通りたいと思うのは当然で、我々は地図に残る仕事をしていますし、これからもしていくつもりです。

会長の時間2

2021年07月14日

日田ロータリークラブ会長  河津 龍治

 

7月10日9:00より管理運営セミナーがZOOMによるオンラインで開催されました。

当クラブから、私と運営委員長の石松さんが参加しました。 私はビデオで撮っていた、ラグビーを観戦しながら聞いていたのですが、聞いていたというより、聞いていたふりをしていたのですが、なんと、地区研修リーダーが永田さんでした。

 

熊本のお医者さんで、ロータリーの国際大会には何回かご一緒させてもらいました。その永田さんからいきなり振って来られました。最後のどう思いますかという言葉だけが聞き取れました。私も適当に聞いていたから、慌てて、よく聞き取れなかったので、もう一度質問をお願いしますと、答えました。

質問はオンラインよる例会は可能かということでした。私は即座に、うちのクラブはお年寄りが多いから無理ですと返事をし、なんとかその場を乗り切りました。これだけたくさんの参加者がいる中で、まさか指名されるとは思ってもいませんでした。また次回の国際大会ヒューストンには行かれますかという質問には、つい、行きますと答えてしまいました。冷や汗をかいたセミナーでした。

 

日曜日、ゴルフプレーが半分終わり、食事に上がってこようとした時、ガガガ!ドドド!と音が聞こえてきました。なんと、工事をしているではありませんか、ある人が、もちろん誰かわかると思いますが、土、日は休んで週休2日とかなんとか、偉そうな事を言っていた奴がいたなと来たわけです。またまた冷や汗です。

 

次の日、担当を呼んで「俺は大恥をかいたぞ」というと、工期が大変厳しいということでした。5月の連休はかき入れ時です、休むわけにはいきません。また11月3日が開場記念日ということで、間に合わせなければなりません。おのずと工期が決まってくるわけで、5月の連休明けから10月末までとなるわけです。民間の建築工事はいつも工期が厳しい物件ばかりです。建設工事の9割を占める、公共の土木工事で災害工事以外は週休2日で設計されていますから、工事の規模にもよりますが、守らないと2~4%減額となります。近頃は冷や汗をよくかく1週間となりました。

会長の時間1

2021年07月07日

日田ロータリークラブ会長 河津龍治

 

2021-2022年度、日田ロータリークラブ会長を仰せつかりました河津龍治です。
歴代会長に比べ、いささか品位に欠けることは、十分承知しておりますが、精一杯頑張りますので、皆様方のご協力をお願いたします。
スローガンは「明るく、楽しい、元気なロータリー」とし、会員が出席したくなるような例会を目指します。

私は(2021年7月1日現在)、主な公職は以下の5件を引き受けております。

 

  1. 大分県建設業協会 日田支部長
  2. 大分県労働基準協会 日田支部長
  3. 大分県ラグビーフットボール協会 副会長
    (日田市ラグビーフットボール協会 会長兼務)
  4. 日田商工会議所副会頭
  5. ローレル日田カントリークラブ 理事長

 

 

この他にもいくつかあるのですが、出来る限りロータリーを優先し、出席するように努めます。よって、建設業協会、本部や商工会議所には、水曜日は予定を入れないように、申し込んでおります。また週3日のゴルフは、続けようと思っていますので、心当たりのある方は、水曜日はお誘いがないと思って、しっかり仕事をしてください。
会長の時間は、建設業とラグビーを中心に、話をしていきたいと考えています。そして皆様方の中で、お子さんやお孫さんに、ラグビーをさせてみたい、建設業に入れたい、と思ってくれる方が、一人でもいれば幸いです。

 

また、しゃべるだけでは、興味が湧かないので、出来るかぎり、パワーポイントを使っていきたいと考えています。
コロナの影響は、当分続くと思われますので、全会員の皆様が、2回目の接種が終わるまで、懇親会等は一切しないで、 例会だけを粛々とやります。
前年度はほとんど行事がなく、例会も休みが多かったため、繰越金が6百万ほどあります。理事会の皆さんと相談しなければいけませんが、どこかに寄付するようなことは、したくはありません。すべて会員のために使いたいと考えています。臼杵にフグを食べに行ったり、福岡で野球観戦に行きおいしものを食べて帰るとか、いろんなことを考えています、また行かれない方もおりますので、かかった経費の半分以上は、参加した会員の自己負担とします。

あくまでも土曜日、日曜日を使って行いますので、土日、休みがない方は残念ですが諦めてください。今は完全週休2日の時代で、建設業も災害復旧工事以外は、週休2日の時代になりました。日曜日はともかくとして、土曜日が休みでないと、若い人はやめていきます。会員の皆さんも、しっかり週休2日を進めてください。
私が会長の間は台湾との交流はしません。一気飲みが苦手です。いろんな所で、ロータリーの仲間を大切にしたいと考えています。河津建設としても、出来るだけロータリーの会員企業の協力を仰いでいきたいと考えています。会員企業がお互いに利用しあい、また協力しあいながら切磋琢磨し、会員企業の皆様方がますます成長することを願い、私の運営方針といたします。

 

 

最後になりますが、私も建設業協会で生計を立てていますので、行事がロータリーと重なった時は、建設業を優先させてもらいます。その時の会長の時間は、前会長の井上太香美さんにお願いしています。井上さんも前回、話し足りなかったらしいので、喜んで引き受けてもらいました。副会長の石松雅彰さんにも了解を取っています。その他の商工会議所やラグビーなどは、ロータリーを最優先にしたいと思いますので、ご協力をお願いいたします。

会長の時間27

2021年06月30日

日田ロータリークラブ会長 井上太香美

 早いもので1年が経過し、本日が最後の会長の時間です。思い返せばコロナ禍の中に在り、何もできずに終えた会長の任期でありました。今日は何を話そうかと思案して参りましたが、私の一番好きな芝居の話で締めくくりたいと思います。芝居や歌舞伎の中にはそれぞれに名場面、名セリフというものがございます。金色夜叉であれば「来年の今月今夜の月を俺の涙で曇らせて・・・・」や、国定忠治であれば「足の向くまま気の向くまま、当ても果てしもネエー旅に出るのだ・・・・」とか、白波五人男の「問われて名乗る藻おこがましいが・・・」など思うだけでも楽しくなります。コロナ禍以前は博多座で芝居に熱中したあまり、隣の人を小突いてお叱りを受けたこともありました。今日は来年度の日田ロータリークラブが、様々な難関を突破してほしいという願いを込めて、歌舞伎18番「勧進帳」の場面から武蔵坊弁慶が読み上げる勧進帳をやってみたいと思います。この場面は長唄でやるのですが、朗読でやります。

勧進帳・・・・・「それ、つらつら、惟(おも)ん見れば、大恩教主の秋の月は、涅槃(ねはん)の雲に隠れ、生死長夜の長き夢、驚かすべき人も無き、ここに帝おはします。

おん名を聖武皇帝と申し立てまつり、日頃三宝を信じ衆生慈しみ給う。たまたま霊夢に感じ給うて、国土安泰、天下安穏の為廬舎那仏を建立したもう。しかるに、去んじ、治承のころ焼亡し終わんぬ。かかる霊場無きを歎き、俊乗房重源、勅命こうむって無常の関門涙を流し、上下真俗を勧めて再建せんと諸国勧進す。一紙半銭奉財の輩(ともがら)は、現世にては無比の楽を誇り、到来に手は数千蓮華の上に座す。帰命稽首(きみょうけいしゅ)敬って申す。

 

1年間のご協力誠にありがとうございました。

会長の時間26

2021年06月23日

日田ロータリークラブ会長 井上太香美

 本日の新聞は、各紙とも香港のリンゴ日報が廃刊の危機にひんしていることと、日本ではいわゆる「赤城ファイル」の公開がなされたという内容でありました。香港の問題はこういう流れになるだろうと予測はついていましたが、予想を上回るペースでの言論の封殺に背筋の凍る思いでいます。思想信条の自由や通信、結社の自由というものがいかに大切なものであり、対して国家権力がその気になれば簡単に抑え込めるものであるかということを、今回は思い知らされました。

中国共産党政権が民主化運動の諸氏を不当に弾圧していることに断固たる抗議の意思を示すとともに、彼らの無事を祈るものであります。

 それに対して「日本は自由でいい国だ」と言いたくなるのが、今回の「赤城ファイル」の公開です。最初財務省は「そのような文書は存在しない」と明言しました。赤城さんが死をもって後世に託した文書です。彼の奥さんが粘り強く交渉しましたが、そのたびに政権は様々な理由をつけて公開を拒んで来ました。裁判所にいわれてしぶしぶと公開したのが今回の真相です。政権は自分にとって都合の悪い事件を隠蔽しようとしました。それを阻止したのが世論であり、報道各社の良心でありました。米国では「フェイクニュース」を公然と流すメディアがあることを過去4年間で目にしました。ロシア、ベラルーシ等世界中で専制国家と呼ばれる国が台頭してきています。政権を握る者は報道を極端に意識します。真実を曲げて報道するよう求めてくる傾向があります。私たちは「自由」を確保して生きていきたいと願いますし後世に先人の素晴らしい遺産として残さねばならないと思います。

今、世界中で起きている自由に対する弾圧は、アリの穴から広がっていきます。私たちは自由に対する些細な抑圧傾向に目を凝らし、日々自由のために研鑽して参りましょう。

 

 

会長の時間25

2021年04月21日

日田ロータリークラブ会長 井上太香美


やっと例会を再開し、何とかあと2ヶ月続けることができたらと思っていたのですが、今月15日に日田市内で陽性者が発生し、冷や汗が「タラー」と流れました。


ご承知のとおり、大阪府においては連日“最多”の新型コロナウイルスの新規陽性者が確認され、東京都においても第3波に匹敵すべく陽性者が増加しています。


去る4月5日に宮城県、大阪府、兵庫県で、4月12日から東京都、京都府、沖縄県で、4月20日から埼玉、千葉、神奈川、愛知県で「まん延防止等重点措置」が発出されましたが。感染拡大の勢いは終息しそうになく、医療現場はひっ迫の度合を強めています。近々これらの都道府県においては3回目の緊急事態宣言が発令されそうです。隣県の福岡県においても準備が進められています。


今回第4波といわれる感染拡大局面の特徴は、変異株と呼ばれるウイルスの脅威です。感染力が従前のものより強い特性を持っており、ワクチン接種が滞るなかで国民の不安は募る一方です。それにしてもワクチン接種が遅すぎます。


このような局面において当クラブの例会をどのような形で進めていくべきか思案しているところでありますが、私は次のように考えています。クラブの運営方法は理事会において決定されるわけでありますが、そう度々開くわけにも参りません。そこで、日田市内において感染拡大の予兆が見られる場合、または日田市内において感染力の強い新型コロナウイルスの変異種が確認されたときは、会長、幹事の判断で例会の中止を判断させていただきたいと思います。年度中に何度か申し上げてきましたが、クラブ例会がクラスターの発生源になることは、絶対に避けたいと思います。何卒、ご理解とご協力をお願いします。


日田市内における感染状況が現状を維持できる状態であれば、暫時定例会を継続して参ります。

会長の時間24

2021年04月14日

日田ロータリークラブ会長 井上太香美

会長の時間も1年近くなるとネタが切れてまいります。通常1週間前あたりから話す内容を考えるのですが、この1週間くらい構想がまとまらず、今日に至りました。

今朝たまたま目にした雑誌の広告欄に、先日亡くなった橋田寿賀子さんの記事を見つけ、彼女が38年前脚本を書いたテレビドラマ「おしん」の1場面が思い出されたので、そこから引っ張って詩の一部を紹介します。与謝野晶子の「君死にたまふことなかれ」という詩で、旅順口包囲軍の中に在る弟を歎きてという副題がついています。

現在においてさえも、表現しにくい表題ですが、当時の世相の中で発表することに、如何ほどの勇気が必要であったかと思いを巡らすところです。昨今戦争というものにいささか「勇ましすぎる」発言を聴くことが増えてきましたが、戦争というものが、いかに多くの人々を悲劇に導くものであるか、冷静に考える必要があります。ちょっとだけでもこの詩の言わんとするところを味わってください。

会長の時間23

2021年04月08日

日田ロータリークラブ会長 井上太香美


 例会を再開して3週目になります。6月までつつがなく活動ができるかなと思っていたのですが、何やらまた巷間の空気がおかしくなってきました。4月から大阪、兵庫、宮城の1府2県5市に「まん防」なる措置が取られることになりました。正しくは「まん延防止等重点措置」と呼ぶそうです。特に大阪の新規感染者が多く、東京を大幅に上回っています。すでに感染が第4波に入ったそうで、ウイルスも進化した英国型の変異型が主になりそうです。まさにワクチンの接種が先か感染が先かの競争になっているようです。


大分県の新規感染者は、一時収まっているかのようでしたが、ここにきて増加しています。


今月からは、高齢者から優先的にワクチンの接種が始まるということですが、感染症の拡散が危惧される「聖火リレー」も始まり、これによる感染を抑え込めるか拡散させるかのせめぎ合いになっているような気もします。いずれにしても、規制と解除の繰り返しで、飲食店等サービス業を主体に苦難の日々が続きます。私たちの活動も様々な情勢に合わせてはおりますが、今後の展開によっては予断を許せぬ状況にあるということは間違いのないところでありましょう。


素人の勘繰りかもしれませんが、コロナの対策が感染の抑え込みか経済優先か、一貫性を欠いているように見えます。自粛疲れが出てきましたが、自分の命を守ることは自助の精神でもう少し頑張りましょう。


さて、本日はコロナ禍によって順延されておりました職業奉仕賞の贈呈ということで、麻生小児科の麻生宏にお越しいただいています。詳しいご紹介は職業奉仕委員著より申し上げます。当初は1月の予定が今日まで伸びましたことをお詫び申し上げます。よろしくお願いします。

会長の時間22

2021年03月24日

日田ロータリークラブ会長 井上太香美

いままで柄にもなく堅苦しい話題ばかり話してきましたので、今日は軽い話をしたいと思ったのですが、やっぱり重い話になります。私の趣味の一つに旅行がありますが、その中で印象に残ったものをお話します。京都に行かれた方は多いと思いますが、北部の方に行かれた方は少ないと思います。私がどうしても行かねばならないと決めていた市があります。そこは舞鶴市です。明治時代に日本海側唯一の海軍鎮守府が置かれ軍港として発展しました。現在も海上自衛隊の基地として多くの艦船が所属しています。また京都府北部の主要都市として行政機関等が集中している年ですが、1945年の終戦後56年までシベリアに抑留されていた人たちが、ボロボロになって引き上げてきた港でもあります。

私が訪ねたところは、舞鶴引揚記念館です。福知山まで鉄路で行き、そこからレンタカーを利用して行きました。ウイークデーだったからでしょうか、観光客はおらず私一人の見学となりました。抑留者の生活様式が展示されていましたが、こんな現実があったのかと言葉を失ってしまいました。そして得心したことは、「これが戦争なんだ、これが戦争に負けるということなんだ。」ということでした。戦争にきれいな戦争も、汚い戦争もありません。人が人を殺し合うのが戦争ですから、その現場にいる人に理性があるわけがありません。どんなことがあっても、絶対に戦争の口火を切ってはならないと思いを新たにしました。

展示館の中に「端野セイ」さんのコーナーがありました。歌謡曲「岸壁の母」のモデルになった人です。引揚船が返ってくるたびに帰らぬ子を待ちわびていたという伝説の人です。

二葉百合子の熱唱もありましたが、思わず涙が出てくる歌です。端野セイさんが帰らぬ息子を待っていたという桟橋に立って、同じような思いを胸に、ここで肉親の帰りを待っていた多くの母親の心を思うと、胸が詰まる思いでした。昨今国際情勢を語るとき、勇ましい言葉を述べる人がいますが、そのような人達に訪れて欲しい場所でした。

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