0年0月0日
会長の時間12 平成24年10月3日(水)
2012年10月03日
「ガバナーをお迎えして」 2012.10.3
日田ロータリークラブ会長 橋本信一郎
岡村ガバナー、奥様、ようこそ日田にいらっしゃいました。
本日は岡村㤗岳ガバナーと三枝子夫人をお迎えして、3クラブ合同例会が開かれますこと大変嬉しく思います。3クラブを代表して歓迎のご挨拶を申し上げます。
先程まで、岡村ガバナーと3クラブ会長・幹事懇談会がありました。ガバナーのお人柄だと思いますが、大変にざっくばらんな会議でありながら、国際ロータリーや第2720地区の在り方について、沢山のヒントやらご教示をいただきました。
最初に、ガバナーから「何か困っていることはありませんか」というご質問をいただき、「特にありません」とお答えしましたが、会議が終わって、自分が何にも知らないのが困ったことだと反省いたしました。
木下、本田パストガバナーから岡村ガバナー、そして赤山ガバナーエレクトと長期戦略に基づき、確実に第2720地区が発展向上していることを実感します。私は個人的に面白くなりそうだと思いました。
このあと懇親会があります。ガバナーと、そして3クラブの会員同士が懇親を深めていただきたいと思います。簡単ですが歓迎の挨拶といたします。
会長の時間11 平成24年9月26日(水)
2012年09月26日
「時間という制約要因と捨てる技術」 2012.9.26
日田ロータリークラブ会長 橋本信一郎
最近、私は、メガネ、本、携帯、書類、情報などを探すのに、相当な時間を無駄にしています。
先日、インターネットを見ていたら、私にとって、とても有用なことが書いてありましたので、皆さんにもご紹介したいと思います。
それは、「もし、あなたが毎日一時間節約したいなら、『乱雑さ』と手を切り、生活から『ごちゃごちゃ』を一掃する必要がある」ということです。
私の時間の無駄の原因は、まさに『乱雑さ』と『ごちゃごちゃ』のためです。
どうして『乱雑さ』と『ごちゃごちゃ』が生まれるかといえば、例えば、後で必要だろうと思ったものが、机の上や引き出しに溜まって、整理がつかなくなっているからです。
たとえ整理していたとしても、2年も3年も、あるいはそれ以上、一回も使わない情報や資料が山になっていますから、それは必要な情報とは言えません。もはやゴミの山です。
その上に、郵便物や定期刊行物が増えて、読まないまま積んであります。
更には、最近はアマゾンなどインターネットで、本が送料なしで簡単に買えるので、興味のある本、書評の良い本を、ワンクリックで次から次に買ってしまい、そのまま、積読(つんどく)になっています。
そして、先日、たまたま、本屋で月平均300冊から500冊読むという作家で元外務省主任分析官の佐藤勝氏が書いた、「読書の技法」という本を見つけました。
その中で佐藤さんは、1冊5分で読む「超速読」と30分で読む「普通の速読」を使いこなせと書いてありますが、彼の速読術とは、要は、読む必要のない本を排除するためのものだそうです。
佐藤さんは「正しい方法論を確立するために重要になるのは、『時間という制約要因』について、常に頭に入れておくことだ」と言っています。そして、正しい方法論には「捨てる技術」も含まれると書いてあります。
これから数年の間に、インターネット情報は40倍になるという説もあります。
増え続ける情報の中で、何を拾い、何を捨てるかの方法論を身に付けることにより、人生という時間的制約の中で、不要な情報や物は捨て、正しい情報を選択して、シンプルで豊かな生活を送りたいと考えています。
会長の時間10 平成24年9月19日(水)
2012年09月19日
「辛卯歳(かのとうのとし)」2012.9.19
日田ロータリークラブ会長 橋本信一郎
先日、中津ロータリークラブを訪問したときにお会いした塩釜ロータリークラブの和田忠さんからお手紙をいただきました。
その時、例会場で和田さんが話された昨年の東北大震災を予言するかのような昨年正月の塩釜神社のご託宣について、もう少し詳しく教えて下さいという私のお願いに対する返事でした。
和田さんは帰られて、早速、塩釜神社の宮司様にお聞きしたところ、その出典は安岡正篤先生の著書「干支の活学」の中の「辛卯歳(かのとうのとし)」であったそうです。
そのコピーは皆様のお手元にお配りしておりますが、
「辛」(かのと)はこれまで地下深く潜在していたエネルギーが様々な矛盾・抑圧を排除して地上に発現することを意味するそうです。
「卯」(う)という字は、真ん中の2本の棒は、門柱を表し、両側が門扉を開いた形を表し、従来、手を付けていなかった未開発地を思い切って開発することを表現している。
「辛卯」(かのと・う)は断固とした強い意志で、これまでの障害を除去して、新しい分野を切り開かねばならない年ということとのことです。
これをご覧になった皆様の想いは様々でしょうが、私は現在の日本や世界の状況を言い当てているように思えて仕方がありません。
日本も戦後の矛盾が顕在化してきているし、現在反日デモで揺れている中国にしても日本以上に抱えた矛盾が噴出して来ているように思います。
そういう意味では「辛卯歳(かのとうのとし)」は去年のことでありますが、様々な矛盾・抑圧が発現した年であり、それはまだ始まったばかりだといえないでしょうか。
塩釜ロータリークラブの和田忠さんからは、ご丁寧で格調の高いお手紙を頂戴し、ロータリアンはかくあるべしと改めて思いました。
会長の時間9 平成24年9月12日(水)
2012年09月12日
「台湾訪問」2012.9.12
日田ロータリークラブ会長 橋本信一郎
7日からある訪台団に参加して台湾に行き、李登輝閣下や前駐日代表の許世楷さんたちとお会いする機会を得ましたが、李閣下は91歳にも拘わらず大変お元気で、まだまだ頑張るとおっしゃっていました。
李閣下は福沢諭吉の「心事の棚卸」を引用されましたが、日本人は戦後の棚卸をして、今後に備えなければならないということだと思います。
また、「中国には事なかれ主義では済まない」「教育をやり直して日本精神を取り戻さなければならない」「天皇皇后両陛下には靖国神社に参拝して欲しい」とおっしゃっていました。
台南の烏山頭ダムの八田與一さんの記念碑にお参りしたとき、偶々、すぐ傍らに田中作次国際ロータリー会長の桜の植樹がありビックリしました。水利組合の人にロータリーの名刺を渡して日田ロータリークラブも嘉義玉山ロータリークラブを通じて植樹をすることになっているというと聞いていると言っていました。
元駐日代表の許世楷さんのお話では、台湾の世論調査で「世界で一番好きな国は?」の質問で、41%の人が日本を挙げているそうです。2位はアメリカと中国で、それぞれ8%だそうです。
「一番信用できる国は?」の問いでも75%の人が日本を挙げ、ダントツの1位だそうです。
台湾人の親日感は、台湾の外交政策に強い影響を与えているそうです。例えば、馬英九総統は、最初は知日派を名乗っていたのが、最近では「私は親日派だ」と言っているそうです。「民間の交流が対日関係を更に良くしていきます」と許さんはおっしゃっていましたが、嘉義玉山ロータリークラブとの交流も一層進めたいと考えます。
それから、新幹線の台北駅で米山奨学生の林静芝さんにバッタリ遭いました。お母さんが赤ちゃんを抱っこしていました。
会長の時間8 平成24年9月5日(水)
2012年09月05日
「侮られる日本」2012.9.5
日田ロータリークラブ会長 橋本信一郎
今年7月のロシアのメドベージェフ首相の国後島訪問に始まり、8月の李明博韓国大統領の竹島訪問、尖閣諸島への香港反日団体の不法上陸など、ここ数カ月で我が国を領土・領海を侵す行為が激しさを増しています。
鳩山元総理の、普天間の国外少なくとも県外発言、日米中正三角関係論からトラストミー発言、管政権での尖閣諸島沖の中国漁船衝突事故での船長無罪放免等々、我国安全保障の基軸である日米同盟を揺るがせ、我国外交の弱体化を目の当たりに見せて、周辺国に付け入る隙を与えてしまったことは否定できません。
しかし、これらの問題は、今に始まったことではなく日本の敗戦後ずっと続いているもので、それが中国の台頭などの国際情勢の変化と、民主党政権のまずい対応により表面に噴き出してきたのが昨今の現象だと思います。
日本は敗戦以降、自分で自国の独立を守るという強い意志を失ってしましました。日本国憲法の前文では「日本国民は、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」とあります。しかし、はたして日本周辺の諸国民は、平和を愛する諸国民でしょうか。公正と信義の諸国民でしょうか。その人たちに我々の安全と生存を委ねることができるのでしょうか。
同じように、戦後の歴史教育は、日本の戦前は悪、戦後は善の史観で彩られています。GHQは歴史と地理を教えないように指令を出しています。例えば、学校では戦前の世界の地図は教えられていません。若い人は仏領インドシナなどという言葉も知りません。タイを除いて世界中が西欧列強の植民地であったことは教えられてはいません。
そういうことで、戦後世代は幕末から敗戦まで日本人がどのような思いで必死に生きてきたかを知りません。こういう歴史観で、民族の誇りも自覚も育つはずがなく、他国から侮られるのは仕方のないことです。
外国からいわれのない誹謗中傷を受けたら、反論できるだけの知識と論理を若い人たちは学ばなければなりません。我が国の歴史や文化は、他国からとやかく言われるような薄っぺらなものではありません。ハンチントン博士も日本文明をシナ文明の亜流ではなく一つの独立した文明としているように、我々の先祖は縄文時代以来、時代時代で立派な文化・文明を作り上げてきました。
もうそろそろ、日本人が目覚めても良い頃だと思います。またそうしなければ、素晴らしい歴史と文化を持つ我が国はどんどん侵食されてしまうのではないか懸念する今日この頃です。
会長の時間7 平成24年8月29日(水)
2012年08月29日
「厚生労働大臣表彰を受けて献血の大切さを再認識」2012.8.29
日田ロータリークラブ会長 橋本信一郎
8月17日に、県庁で厚生労働大臣表彰状の伝達式があり、日田ロータリークラブを代表して賞状と記念品を受領して参りました。「日田ロータリークラブ」が表彰されたのは、36年間にわたり定期的な献血を行い、400mL献血を中心に、会員数を大きく上回る献血者を確保するとともに、地域に密着した広報活動に積極的な協力をしたという理由です。
伝達式で県の保健衛生部長の祝辞を聞いていて、改めて献血の大切さ認識しました。これからもロータリーの社会奉仕活動の一環として献血活動を継続していく上で、その大切さを会員の共通認識としておくことも必要なことだと思いましたので少しご紹介したいと思います。
以下は、部長挨拶の要約です。
「輸血に必要な血液製剤は、ガン治療や救急救命など様々な医療分野で欠くことのできない貴重なものであり、多くの献血者の善意に支えられ、製造されております。
しかし、少子高齢化の急速な進展により、血液製剤を必要とする生活習慣病等の患者が増加する一方、若年層を中心に献血離れが進行しており、将来的な血液量の確保が大変危惧されています。
大分県では皆様方の格別のご理解、ご協力により、近年、献血者の減少傾向が続く中で、昨年度から5万人台に回復していますが、一方で、新しい感染症等への対策に伴い、血液製剤の安全性を向上させる観点から「問診」が強化されるなど、近年は献血者の確保が益々困難になってきております。
このような状況から、県としましては、特に若年層への献血意識の普及啓発を行うこととしており、平成22年度から新たに、高校献血の拡大推進校を指定し、若年層の献血者基盤の拡大を図っております。
献血は、患者の命を救うという意味で、人間愛と相互扶助の精神を基本理念とする極めて崇高で献身的な行為であります。 どうか、受賞者の皆様方には本日の受賞を契機に、今後とも安全な血液製剤の安定確保のため、献血の推進に一層のご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げまして、お祝いの言葉といたします」
以上、部長挨拶の要約をご紹介しましたが、今年度も献血活動に各位のご協力をお願いします。
会長の時間6 平成24年8月22日(水)
2012年08月22日
「サッポロビール日田森のビール園での納涼例会」2012.8.22
日田ロータリークラブ会長 橋本信一郎
今日はサッポロビール日田森のビール園での納涼例会です。
7月は昭和28年以来の大水害で、日田も大きな被害を受けましたが、今日の昼間、親クラブである中津R.Cの例会に出席の途中で見た国道212号線の被害も甚大なもので、川側の車線が完全に陥没したりで、開通しているものの片側通行が数箇所ありました。日田・中津間は212号が遮断されると、他に迂回が難しいので、災害に強い高規格道路が産業・生活の動脈として必要だと改めて思いました。東九州道の建設も進んでいますので、尚更そう思います。
さて、日田では35度を超えるような猛暑が連日続いています。夏バテの疲労がたまっていると思いますので、今日は工場出来たての美味しいサッポロ生ビールと焼肉をたくさん飲んで食べて暑気払いしてください。
会長の時間6 平成24年8月8日(水)
2012年08月08日
「大和なでしこ」2012.8.8
日田ロータリークラブ会長 橋本信一郎
「なでしこジャパン」が準決勝で強豪フランスの怒涛の攻めを凌ぎきり、2対1で決勝に進出し、再びアメリカと相見えることになりました。ワールドカップの再現を果たして、彼女らの目標である金メダルを日本に持って帰って欲しいと願います。
それにしても「なでしこジャパン」に限らず、「大和なでしこ」は強い。
女子バレー、女子卓球、女子柔道、女子バドミントン、女子サッカー、女子レスリング、女子重量挙げ、女子水泳などなど、大きな外国人選手に一歩も引かずに立ち向かう「大和なでしこ」の姿には感動します。そこには、勇気、ひたむきさ、フェアプレイ、敢闘精神、試合が終わった後敗者をいたわる姿など、今では日本社会が忘れかけているような日本伝統の「大和心・大和魂」があると私は思います。
「大和心・大和魂」といえば何か武張ったような感じがしますが、元々、この言葉を言い出したのは平安時代の紫式部や赤染衛門らの大和なでしこたちでした。
当時、男性貴族たちは漢学を学ばなければ教養人ではないという風潮でした。その中で、彼女らは日本には大和心があるではないかと言い出したのです。
「和魂漢才」つまり、外国から進んだものは取り入れても、それを使いこなすのは「大和心」だと言ったわけで、それは、明治維新後の「和魂洋才」という考え方にも繋がります。
それは、我々のアイデンティティではないかと思います。
そのような意味で、日本には男社会とは別の視点から見てくれる「大和なでしこ」の感性があり、それが日本社会を目に見えないところで支えてくれているように思います。
また、イザというときは、表に出てくる男勝りの勇気もあります。
ロータリーで台湾台南の鄭成功廟を訪問したとき「鄭成功の母(日本人)が満州族の兵に攻められて落城するとき、それこそお前達の捕虜にはならぬと、楼上から満洲兵の見ている前で自害し、それを見た満洲兵は驚き、日本の女は凄い、日本の女でさえこうだから、男はどんなに強いのだろう」と語り合ったと、展示に書いてありました。
現代でも、ソ連兵が目前に迫ってくるのを見ながら、青酸カリをのんで自決した樺太真岡の電話交換手たちや、陸前高田で避難放送を最後までして津波にのまれて殉職した女性職員など、大和なでしこのDNAは脈々と流れています。
ところで「なでしこジャパン」は、国際試合の直前、全員が胸の「日の丸」に手を当て気持ちを集中して「君が代」を歌います。数年前まで、男子選手たちは他国選手が国歌を歌っているときも落ち着きのない態度で、勿論「君が代」も歌いませんでした。テレビは「日の丸」が映像に写らないようにし「君が代」も意図的に聞こえなくしていました。それが今ではスタンドに日章旗が舞い、観客も起立して国歌を大きな声で歌うようになりました。
男だったら、人からこう言われる、ああ言われると、ごちゃごちゃ考えるところを、平気で変えられるのも女性の強さです。
私は、「大和心」をしっかり持った女性が日本の総理をやったら、日本のサッチャーかジャンヌダルクかになるのではないかと期待しています。
今期、日田クラブ始まって初の女性会員が誕生しました。日田クラブも変わっていくことを期待して今日の卓話を終わります。
会長の時間5 平成24年8月1日(水)
2012年08月01日
「新聞とインターネット」2012.8.1
日田ロータリークラブ会長 橋本信一郎
最近、新聞を読まない人が増えているそうです。
特にインターネットを使う人が、新聞はネットで読めるからとペーパーの新聞は要らないと言います。
その新聞社の発行するインターネット上の新聞には有料と無料の2種類があります。
有料版は、普通の新聞の紙面がそのまま画面で見られます。私は、産経新聞の有料版を取っていますが、夕刊付で月額1500円です。朝刊だけで3000円のペーパーに比べて割安で、ネットに繋げば海外で見ることも出来ます。
ネットで新聞を読むという人は、新聞社の無料版でニュースを見ているようです。
各新聞は、良い悪いは別として、ニュースのプロが情報の重要度を評価して紙面を作っていますが、無料版では、例えば、1面トップなど、記事の軽重がわかりません。ニュースの速報性や、関連したニュースが一度に時系列で読めるなどの点は良いのですが、ただ単なるニュースの羅列になりかねません。
また、読者が興味を持ったニュースがランキングとして出ていますが、このランキングによって、読者がセンセーショナルに振り回されることもありえます。
よく言われることですが、下のほうの何でもないような小さな記事が、実は重要なニュースであったということがありますが、無料版では、ふと目に留まるような小さな記事はほとんどありません。読者によって取捨選択されてしまうからです。
もうひとつは、無料版では署名入りの解説記事などが読めませんから、ニュースの背景や歴史的な経緯など専門的な深く読み込んだ見方を知ることが出来ません。
今後、新聞がどのようの形になるのか分かりませんが、やはり、きちんとしたニュースの評価基準や深い分析力をもった良質な新聞がないと、世の中全体が断片的情報によってポピュリズムに流れていくのではないかと心配します。
一方で、インターネットには、新聞に書かれない、あるいは書けない情報も沢山書かれています。ブログ等では、その分野の一流の人が、新聞には書けないようなことも書いていますので、多種多様の情報を読めます。
その点では、新聞社の独断的な意見を押し付けられることもなくなりました。
しかし、各個人が論理力や分析力、価値判断の基準を磨いていかないと、場合によっては、何者かに操作されたニュースに付和雷同するような世の中になってしまうのではないかと気になります。
会長の時間4 平成24年7月25日(水)
2012年07月25日
「災害で思ったこと」 2012.7.25
日田ロータリークラブ会長 橋本信一郎
今回の日田を襲った水害で、思ったこと、感じたことがあります。
その一つは、昨年の3.11東北大震災のときにも思ったことですが、建設重機の重要性です。
ここ十年ぐらいでしょうか、公共事業全体が目の敵にされ、土木建設業不要論の流れの中で、使われなくなった重機の多くが、建設ブームに沸く中国に安く売られたと聞きます。
しかし、昨年の東北大震災以降、復旧には重機が絶対に欠かせないということが再認識されたのではないでしょうか。
私が最初に重機を見たのは、昭和20年代の後半、多分、米軍の払い下げだったのでしょうが、大原道の砂利道を平らに削っていたブルドーザーで、子供心に大変驚きました。
戦時中、南太平洋の島では、米軍が上陸するとブルドーザーで整地し鉄板を敷いて、瞬く間の飛行場を作ったそうですから、つるはしやモッコでの日本軍との差は歴然としていました。
昨年の大津波でやられた仙台空港の復旧作業に当たったのもアメリカ軍でしたが、危険な大型輸送機の夜間着陸までして重機や物資を運び込む米軍の兵站能力の強力さに改めて驚きました。
先日、中津のインターシティミーティグで、手嶋龍一さんがそのときの様子をまるで鷲が舞い降りるようだったと表現していました。日本には未だにこの種の戦略・戦術思想に欠けているのではないかと疑っています。
その重機を操る土木建設業は、地域・民間の工兵隊として、災害復旧や道路や河川の保全等のために、各地方で必ず抱えておかなければならないと思います。
それから、今回、中津への川沿いの国道もやられましたが、中津・日田間の高規格道路を建設することは、単に経済道路としてだけでなく、災害時の物資の輸送、活動支援、救護などのためにも必要だと感じました。
もうひとつ、今回、床下、床上浸水の被害に多くの家屋が遭いましたが、バリアフリーは水害には弱いと聞きました。床を上げたのは、日本人の経験に基づく知恵だったのではないでしょうか。
高気密住宅も停電にでもなれば大変かもしれません。都会の高層住宅も停電になったら、エレベーターもトイレも調理器具も空調も使えなくなります。
今、便利だと言われているものが、回りの状況が変われば、不便になることもありえます。
今、何とも思っていないものが、いざとなった時に有り難いものになるかも知れません。
先日、ある会友が「病気になって家内の有り難さが良くわかった。とても一人ではのりきれなかった」しみじみと言っていました。人間は何かが起こらないと、大切なものになかなか気がつかないものかもしれません。
リスクに対する想像力をたくましくすることも必要だとも思います。
以上、水害に遭って感じた雑感でした。
尚、先回、お話しました台湾烏山頭ダムでの「桜花植林」の件について、嘉義玉山扶輪社に参加の申出をしましたところ早速、翁国際委員長から感謝のメールが入りましたので、ご報告します。
兵站 へいたん
一般に戦争において作戦を行う部隊の移動と支援を計画しまた実施する活動を指す用語であり、例えば兵站には物資の配給や整備兵員の展開や衛生、施設の構築や維持などが含まれる。
会長の時間3 平成24年7月18日(水)
2012年07月18日
「扶輪(ロータリー)桜花林」
日田ロータリークラブ会長 橋本信一郎
本日は今年度最初の新入会員を二名お迎えすることが出来ました。お一人は新進気鋭の若い湯浅総さんと、そして日田クラブ初めての女性会員、原道子さんです。お二人を歓迎するとともに、記念すべき日になりましたことを会員一同と喜びたいと思います。
今回の九州地方を襲った大雨で各地で甚大な被害が出ました。ところが、昨日は一転して全国的に梅雨明けし、群馬県館林市で39.2度を記録するなど各地で猛暑となました。
昨年のタイの大水害もそうですが、地球温暖化によって地球全体の大気の流れに何らかの変化が起きているのかもしれません。何か地球全体の気候が不安定化しているようです。
不安定化といえば、国際政治も同じで南シナ海と尖閣諸島の状況は風雲急を告げて、中国軍の将軍が日本と一戦を辞さないなどと発言しています。
今日の産経新聞に、天安門事件で失脚した趙紫陽元総書記のブレーンであったカナダ在住の中国問題研究者呉国光氏は、今秋に発足する習近平政権について「経済成長のゆがみがもたらした社会矛盾が深刻化し、厳しい政権運営を迫られそうだ」との見方を示した上で、「国内の不満を外にそらす形で、強硬な外交路線を取り周辺国とのトラブルはさらに増える」と指摘、「なりふり構わず海外に出ていく今の姿は、19世紀の欧米列強と重なる。中国は100年も遅れてきた帝国主義国家になろうとしている」と断じています。
呉氏は今後の日中関係にも触れ「中国の目的は、日本と東南アジア諸国を自国の子分にして、地域の覇権を実現することだ。両国間の緊張はさらに高まっていくだろう」と分析しています。
国際政治の大きな気流も見誤ってはいけないと考えます。
さて、そうしたなかで、嘉義玉山ロータリークラブから週報がメールで送られてきました。国際ロータリー第3470地区の各クラブにメール配信しているようです。
その中に、第3470地区ガバナーから各クラブへ事業の呼びかけが載っていました。
それは、「扶輪(ロータリー)桜花林」計画と名づけられています。
内容は、日本人八田與一が大正9年から昭和5年まで、工事を指揮した烏山頭ダムに、1000から2000本の桜の木を植林しようという計画で、各クラブに最低10から20本以上の植林をお願いしますというものです。1本あたりの費用は、維持費も含めて2000元(約6000円)だそうです。
烏山頭ダムと、嘉南平野一帯に16,000kmにわたって細かくはりめぐらされた水路を含めた水利施設全体が嘉南大圳(かなんたいしゅう)と呼ばれ、不毛であった嘉南平野を三毛作の豊かな農地に変えました。
台湾人は、この大事業に感謝して今も毎年、八田夫妻の慰霊祭を行っています。この親日的な国との友好を永く深めるためにも、日田クラブとしてもこの計画に参加したいと考えます。
会長の時間2 平成24年7月11日(水)
2012年07月11日
「永山布政所と豆田町」
日田ロータリークラブ会長 橋本信一郎
今年度の週報の表紙絵は「永山布政所と豆田町」です。
「永山布政所」については、その平面図は早くから発見されていましたが、どのような外観であったのかが、長年不明でした。
ところが、「永山布政所」の復元を願う方たちが、この隈森家によって文政年間に作成された絵図が、大分県の書庫のなかに収納されていたのを探し出してくれました。彩色も施されており、当時の布政所や日田の豆田町・隈町などの景観を知る上で貴重な絵図と言えます。
咸宜園の資料館にはこの絵図のレプリカが展示されていますので興味のある方はご覧になって下さい。
日田の観光資源として咸宜園や豆田町は大変重要なものであることに議論の余地はありません。しかし、何故、咸宜園や豆田町が栄えたのかと言えば、日田に九州諸藩に睨みをきかせていた江戸幕府の出先機関、永山布政所があったからに他なりません。
もし、この資料を基に「永山布政所」が復元できたとしたならば、日田市の大きな観光資源になると思いますが、更に、一歩進めて、要塞も兵力も置かず、江戸から派遣された僅か数名の行政官で九州諸藩と天領17万石を統治した江戸幕府の優れた行政のやり方を学ぶ貴重な資料館にもなろうかと考えます。
掛屋に天領の米の取扱いを民間委託したことや、廣瀬家に宇佐の新田開発を任せたことなどは、今で言うPFI(プライベート・ファイナンス・イニシアチブ)、つまり、民間資本や経営ノウハウの導入のさきがけともいえるのではないでしょうか。こういうことを分かりやすく展示すれば、江戸時代の人々の知恵を学ぶ場にもなるでしょう。
また、廣瀬資料館には江戸の瓦版が展示されていますが、江戸の情報が日を経ずして日田に届いたのも当時の日田の情報の速さ、知的レベルの高さを示しています。今で言えば、インターネット並みとも言えます。
今年度のスローガンを「一眼を足下に、一眼を海外に」としたのも、たとえ日田が九州の山の中にあっても、そういう日田の遺風を今に活かせないだろうかという願いもあります。
会長の時間1 平成24年7月4日(水)
2012年07月04日
「新しい年度を迎えて」
日田ロータリークラブ会長 橋本信一郎
2012年度初めての例会です。今年度、会長を務めます橋本です。よろしくお願いします。
昨日から、日田市は1時間157ミリという史上最多の降雨量により、花月川周辺など日田市北部で大きな被害が出ています。
NHKなど全国放送で被害映像が報道されたので、私も東京・大阪や青森の友人・知人から、沢山の見舞いやら被害問い合わせのお電話をいただきました。
会友の中には、草野会友の昭和学園をはじめとして大きな被害を受けられたようですが、心よりお見舞い申し上げます。河津幹事も現在、市の要請により立ち上げた建設業界の災害対策本部に本部長として活躍しています。
いずれにせよ、2012年度の初めての例会は、大変な日にスタートしましたが、会長としましては、パスト会長の皆様、佐竹ガバナー補佐のご指導・ご鞭撻、また、会友各位のご協力をいただきながら、田嶋副会長・河津幹事・理事・役員とクラブを一生懸命支えていたいと考えます。
後ほど、卓話の時間で、今年度の会長方針を皆様にご説明いたしますので、何卒よろしくお願いします。
尚、次年度は日田クラブの創立50周年を迎えますので、今年度早々に実行委員会を立ち上て、日時、場所、スケジュールなどを、まず決めたいと考えますので、併せて、よろしくお願いします。
会長の時間49 平成24年6月27日(水)
2012年06月27日
日田ロータリークラブ会長 武内眞司
みなさん、こんにちは。
先週の家族会は70名以上の参加者を得て、盛大に開催することができました。二次会に行かれた会友ご家族も多く、日田ロータリークラブの親睦の輪がさらに強固になったと喜んでおります。
パーティの最中にある先輩から、「武内年度はほんとに明るい例会だったね~」と言われました・・私の頭をシゲシゲと見ながら。禿頭が少しはクラブ運営に貢献できたようでなによりです。
さて、いよいよ最後の会長の時間がまいりました。昨年の7月6日に発表した所信表明以来、毎週書いてまいりました「会長の時間」の原稿のナンバリングが今日で49回目となりました。この数字が暗示する言葉は「四苦八苦」や「始終苦労する」ですが、会長として私は1年間クラブ運営を結構気ままに楽しんでまいりました、不真面目な私が楽しむことが出来たのは、「神様 仏様 織田様」と以前紹介した通りに、私を支え続けてくれた真面目な幹事のお陰であり、委員長や理事を始めとする会友各位のサポートのおかげです。心より感謝申し上げます。
のちほど「一年をふり返って」がありますので、最後の会長の時間はサラ~とこの程度で終わります。
会長の時間48 平成24年6月20日(水)
2012年06月20日
日田ロータリークラブ会長 武内眞司
みなさん、こんばんは。
今日の例会は恒例の年度末家族例会です。昨年の7月6日にスタートした私の年度も残すところ来週の例会だけとなりました。毎週書いてきました会長の時間の原稿のナンバリングが今日で48回目となり、最初の方は遥か先に見えた最終例会が来週となり、ほっとしている今日この頃です。
会友各位のご協力が無ければB型のイイカゲン会長が任期を全うすることは出来なかったと思い、この場をお借りしてお礼申し上げます。
今日の家族会はお子様を入れて70名近い会友ご家族の参加をいただいております、大分から特別にお招きしたジャズバンドの演奏を楽しみながら、品格ある日田ロータリークラブのファミリーパーティをご堪能いただければ幸いに存じます。
準備等にお骨折りいただきました親睦委員会の皆様に感謝申し上げます。
会長の時間47 平成24年6月13日(水)
2012年06月13日
日田ロータリークラブ会長 武内眞司
みなさん、こんにちは。
今日は恒例の献血例会の日です、先日大分県赤十字血液センターの小野係長とお話したのですが、現在九州管内の血液需要で大分県が一番多く、理由はいくつか考えられるが、県内で癌の手術が増加したことがお主な原因でしょうとのことでした。
また、本日の献血に先立ち、過去に日田ロータリークラブで愛の献血をされた方達700名以上に「ご案内の葉書を出しております」との報告を受けております。
今日は30度近い気温が予想される暑い一日となりましたが、天気も良いことですので、昨年以上の結果が出るように願っております。
準備等にお骨おりいただきました社会奉仕委員会の皆様に感謝申し上げ、会長の時間といたします。
会長の時間46 平成24年6月6日(水)
2012年06月06日
日田ロータリークラブ会長 武内眞司
みなさん、こんにちは。
今日は一年の活動を振り返るクラブ協議会です、反省や次年度に向かっての抱負等をお聞かせいただけたら幸いです。私は最終例会の日にまとめてご報告したいと思います。
さて、先ほど紹介した通りに、藤蔭高校インターアクトクラブのメンバーの方々がお越しです。昨年の7月の年度当初の例会の際に、今年度の会長の方針の中でお約束した活動目標の中で、内容は別として唯一実行することが出来なかったのが、インターアクトクラブの活性化でした。
ご案内の通りに、本田ガバナーの今年度のスローガンは「心機一転」です、ご指導される担当の先生も変わったことですので、文字通りに心機一転する気持ちで、インターアクト活動が活性化するように願っております。
インターアクトクラブは、奉仕と国際理解を深めるために、世界中の青少年が共に活動出来る組織を作る目的で1962年に発足いたしました。第一号は、アメリカ・フロリダにあるメルボルン高校IACですが、日本では1963年6月27日に結成された宮城県仙台育英高校IACが最初です。その後世界中にIAC活動が広まり、現在世界中の青少年が国際的な友好と親睦を深めております。
日田ロータリークラブが提唱した日田ロータリーIACは1968年6月22日に当時の日田商業高校内に結成され、その歴史は40年を超えておりますが、正直なところ活動は低調気味です。いや でした。
偶然ですが、日本でも日田でもIACが発足したのは6月です、今日の活動支援金贈呈をキッカケにして、ロータリアンとインターアクターが「奉仕の理想」を実現するために、話し合いをしながら、一緒に活動する機会を多く持ちたいと考えております。
インターアクトクラブの目的や目標はロータリージャパンのHPに詳しく掲載されておりますので、一度ご覧になってください、活動の指針になると思います。今後は、当クラブ内の新世代支援育成委員会が中心となり日田ロータリークラブが全面的に、アドバイス、サポートいたしますので、安心してIAC活動に邁進してください。
会長の時間45 平成24年5月30日(水)
2012年05月30日
日田ロータリークラブ会長 武内眞司
みなさん、こんにちは。
第65回目の川開き観光祭が好天に恵まれ無事に終了いたしました、準備や当日の警備に加え、月曜の朝、後片付け等に尽力をいただきました関係者各位に感謝申し上げます。
そんな観光祭の土曜日に、風早にお泊りいただいた東京からのお客様の話を今日は紹介したいと思います。
「日田の花火はいかがでした?」と私としては、日田観光の一番のイベントの印象をお聞きしたつもりでしたが、花火のことには触れずに「日田は素晴らしい町ですね」の一言返事。訳を聞けば、日曜日の朝、町で子供達とすれ違った際に「おはようございます」といきなり大きな声で挨拶され、驚きながら「おはよう」と応えたところ「いい天気ですね~」と笑顔を返され、「うん、いい天気だね」から会話が始まり、旅先の日田で爽やかな時間を過ごすことが出来ましたとのことでした。
こんな素敵な子供達がいる町は、きっと素晴らしい人達が住む町に違いない、日田に感動しました、「絶対また来ます」とのご返事に、私の方が感謝感激した次第です。数千万円をかけたイベントより、子供達の元気な挨拶の方がより大きな感動を生むというところに、観光というものの原点があるように思われます。
ご案内の通りにあいさつの「あ」は明るくの「あ」、「い」はいつもの「い」、「さ」は相手より先にの「さ」、「つ」は人が繋がるの「つ」と言われます。挨拶することは人間形成において重要な要素ですし、良好な人間関係を築く基本です。私の年度では無理ですが、日田ロータリークラブの新世代支援育成プロジェクトに「挨拶運動」を取り上げ、子供達を応援するのもいいかも知れません。花を見て怒る人がいないように、笑顔で挨拶をされて怒る人もまずはいないでしょう。また日頃から挨拶をちゃんとする人間は、秋葉原や渋谷でいきなり人を刺すようなことはないと思います。
最近あまり感動しなくなった還暦過ぎの男が、可愛い小学生の行為に感激しましたので、紹介して会長の時間といたします。
会長の時間44 平成24年5月23日(水)
2012年05月23日
日田ロータリークラブ会長 武内眞司
みなさん、こんにちは。
今週の月曜日は金環日食ということで日本全国が大騒動し、また昨日は東京スカイツリータワーの開業日ということでしたので、二日続けて日本国民の多くが、空を見上げる光景をメディア報道で見ることになりました。うつむき加減な経済が続く日本でありますので、下を見る景色よりは、上を見る景色の方が上向きの希望が見えるようで、個人的には元気をもらった二日間でした。
昨晩、帳面消しというわけではありませんが、カミさんがどうしても焼き鳥が食べたいということで、とあるお店に行きました。するとカウンター席に新入会員夫妻が先客でおりまして、しばし歓談をいたしました。
焼き鳥を食べながら、新入会員から「日田ロータリークラブに入会してほんとうに良かった、例会出席を毎回楽しんでいますし、6月の家族会も女房共々楽しみしています」との嬉しい言葉をもらいました。
他の優秀な新入会員からも、日田クラブを選んで間違いなかったと、たびたび感謝されることがあり、B型のいい加減な会長としては、望外の喜びを感じている今日この頃であります。
しかし、48年の歴史と伝統を誇る日田ロータリークラブに唯一欠けているものがガバナーの輩出です、先週も言いましたが、手順を踏んで確実に前に進めたいと思っております。
今週末は65回目となる川開き観光祭ですが、コンセプト自体は65年間変わっておらず、景気低迷が長く続く中、一日の売り上げ以上に花代がかかり商店にとって、かなりの負担になっているのも事実です。博多どんたくのように企業負担で出来れば良いのですが、日田市では花火の協賛もあり難しいと思います。どのような形が良いのか市民全体で検討する時期が来ているようです。
今日はロータリー国際大会の参加報告があります、開催地が「もてなしの国・タイ」でしたので公式はもちろんのこと、非公式な報告があるのではないかと楽しみにしております。
会長の時間43 平成24年5月16日(水)
2012年05月16日
日田ロータリークラブ会長 武内眞司
みなさん、こんにちは。
今日は久しぶりの職場例会です、準備等にお骨折りいただきました職業奉仕員会の皆様ありがとうございました。あいにく本日、職員の方のご不幸で松本委員長は欠席ですが、電話で感謝の念は伝えております。
先週末の12日(土)に川島ガバナー補佐から召集がかかり、織田幹事と中津へ行ってまいりました。第一分区の会長・幹事全員に加え、本田ガバナー、木下パストガバナー、穴井・高山元ガバナー補佐が出席した物々しい「大分第一分区 会長・幹事会」という会議でした。
議題は皆様のご想像通り、2014年~2015年度のガバナー選出の件でしたが、ガバナーに関してオープンな議論をする会議開催は、初めてのことだそうです。2720地区の大分県選出のガバナーはこれまでに、第一分区から2名、第2分区(宇佐・国東・豊後高田)からは0、第三分区から5名、第4分区から7名選出されており、2014年度は大分第一分区から是非選出して欲しいとの依頼でした。第一分区では向笠元RI会長がガバナーに就任された後、1991年度に就任された伊東眞純パストガバナー以来20年間ガバナーを選出しておらず、2720地区として非常にバランスを欠いた状態であるとのことでした。
当該年度の1年後に60周年を迎える中津クラブ、50周年の日田クラブ、40周年の中津中央クラブからは、周年事業開催後の体力消耗で難しいという意見や、他のクラブからは、会員数が20数名だから難しいという理由等が出されました。しかし本田ガバナーから、難しいという理由は誰でも、またいくらでも作れるが、地域を代表する有能な人材が集まるロータリークラブだから、また分区全体でサポートするから、心配するほど難しいことではありません、と自らの経験を交え諭され、ガバナーを輩出したクラブは、伝統と歴史に会員の誇りが加わり、一段と格式高い良いクラブになりますよ、ともおっしゃいました。
2時間の会議中、それぞれのクラブから色んな意見が述べられましたが、日田中央の古川会長は「親クラブである日田ロータリークラブからガバナーが出れば、全面的に応援したい」との見解を述べられました。
今日は職場例会ですので、込み入った詳細はこれ以上述べずに報告だけにいたしますが、わがクラブには衆目の一致する素晴らしい候補者がいらっしゃいます。20年に一度巡ってくるガバナー輩出の機会ですので、クラブとしての総意がまとまれば、本人に色んな事情があるのは承知して、命がけとまでは言いませんが、出来うる限り一生懸命に説得しようと思います。その時はご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。