建具職人の渡辺さんに職業奉仕賞贈呈
2013年02月27日日田市石松建具店に勤める、渡辺君夫さんに職業奉仕賞を贈呈しました。
渡辺さんは昭和34年から永きにわたり建具製造に携わられいて現在も現役です。
日田市石松建具店に勤める、渡辺君夫さんに職業奉仕賞を贈呈しました。
渡辺さんは昭和34年から永きにわたり建具製造に携わられいて現在も現役です。
「八重の桜」を観て 2013.02.27
日田ロータリークラブ会長 橋本信一郎
NHK大河ドラマの「八重の桜」が面白いので観ています。
昔読んだ、司馬遼太郎の「翔ぶが如く」や「竜馬がいく」などの影響もあるのかもしれませんが、私達は、どうしても薩長土肥の官軍の立場から幕末と維新を見てしまいがちです。
「八重の桜」は、佐幕側であった会津藩の立場から幕末を描いているので、発想の転換になり大いに勉強になりました。佐幕派から見れば、攘夷派などは今でいえばテロリスト集団とも言えます。
会津藩家老の西郷頼母が藩主松平容保に「京都守護職を受けるのはお止め下さい。会津藩が潰れることになります」と諫言する場面は緊迫感がありました。
後の歴史を知る我々は、西郷頼母の言った通り、会津が賊軍とされ、戊辰戦争とその後の処遇で酷い目に遭ったことを知っています。
例えば、会津戦争での会津側戦死者は埋葬を許されずに野晒しにされましたし、会津藩から斗南藩に移封させられた家族を含めた約17000名は、壮絶な寒冷と飢餓に苦しみ、一冬を越えたところで約6000名が餓死、病死により亡くなったそうです。
ですから、会津の薩摩などへの恨みは深いもので、西南の役では田原坂で多くの旧会津藩士が政府軍の抜刀隊に参加して薩摩軍と戦い、西郷、大久保がともに非業の最期を遂げたときは「当然の報いだ」と言ったそうです。
昭和61年に長州の萩市が会津若松市に対して「もう120年も経ったので」と会津戦争の和解と友好都市締結を申し入れましたが、会津は「まだ120年しか経っていない」とこれを拒絶しました。
そして、平成23年3月11日の東日本大震災において、会津若松市は萩市から義援金や原発事故避難者用の救援物資の提供を受け、ようやく会津若松市長が萩市をお礼の意味で訪問したそうです。
所で、私は合気道をしていますが、合気道開祖植芝盛平は旧会津藩士武田惣角から大東流合気柔術を習いました。その武田惣角は、ドラマに出てくる会津藩家老の西郷頼母から教授されたと言っていたそうです。元々、この技はお留め技といって、藩士の中でも上級藩士にしか教えなかった秘術だったそうですが、維新後、そのような技が一人の旧会津藩士によって細々とつながり、今や世界的に普及した合気道になっているのは奇跡に近いような話だと思います。
「八重の桜」の会津士族の役をしている男も女も凛々しくて恰好がいいのは何故でしょう。私は会津に行ったことがないので、是非、近いうちに訪問したいと思います。
日田ロータリークラブがホストクラブで、大分第一グループのIM(インターシティミーティング)を開催しました。
議題は、国際ロータリー第2720地区の未来の夢計画推進国際奉仕委員長である堀智彰さん(大分キャピタルRC)によるロータリー「未来の夢計画」と、日田ロータリークラブの橋本信一郎会長による「ミヤンマーへの学校建設国際奉仕活動について」でした。


日田やきそば研究会の愛Bリーグでの活動、町おこしの取り組みをお話しいただきました。
以下、概要。
①ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会(通称:愛Bリーグ)とは、各地に眠っている地域資源のブランド化による地域活性化を目指す団体です。
現在は、身近にある「食」にスポットを当て、B-1グランプリを開催している。
全65団体 九州10団体 大分県3団体
②B−1グランプリとは
年に1回の「まちおこし団体」のお披露目の場であり、このイベントを通して出展団体の地域を知ったり、気に入ってもらい現地に行ってもらう事を目指している。
決してグルメイベントではない。売り込むのはその地域。
「グルメイベント」ではない。→「まちおこしイベント」
昨年の北九州大会では61万人の来場者を記録
料理提供だけではなく、並んでいる人に対してパフォーマンスをしている。
開催の2日間、お客さんを呼ぶためのイベントではなく、残りの363日のまちおこし活動が重要
売るのは「料理」ではない。→「まち」を売る
日本一のグルメを決定し、表彰するイベントではない。
→表彰を受けるのはグルメではなく「団体」
「店舗が出店し味を競う」のではない
→「まちおこし団体が出展し地域の魅力を披露」
③日田やきそばにソウル!を込めて届け隊とは
「日田やきそば」というご当地グルメを通して、日田の魅力を内外の方々と共有する事を目的』とした団体。
「日田やきそば研究会」内の市民有志の会として8月9日(日田やきそばの日に制定)に発足。
B−1グランプリやPRイベントへの出展。地元開催のイベント
2月28日・3月1日は「高校卒業記念 日田やきそば無料進呈」を実施予定。
④「Japan Food Culture festival in Thai2013」へ出展
・クールジャパンキャンペーン「新たな日本文化の発信」
・タイ国における地域格差解消のための「一村一品」
日本をPRする地域の一角として名のりを上げる事
自分たちでも「できる」という経験を積み上げる事
タイ(バンコク)の事情を把握し地元へ伝える事
(成果と経験)
出展団体10団体の内九州で唯一
地元メディア取材多数
11月に事前視察、什器・材料を95%現地調達
事前にタイ有識者を招いての「タイ勉強会」の実施(12月23日)
延べ9名がスタッフとして参加。料理提供のみならず地元を伝えるパフォーマンスと参加者の経験
ほぼ現地調達のため、食材廃棄リスク最小限に提供できた
費用としては、原価よりも「移動コスト」がネック
「これから起こることを知るために」2013.2.13
日田ロータリークラブ会長 橋本信一郎
インターネットに、面白い記事がありましたので、ご紹介したいと思います。
ジム・ロジャーズの『娘に贈る12の言葉:人生と投資で成功するために』という本の書評です。私はジム・ロジャーズという人は知りませんでしたが、有名な国際投資家だそうで、10年間で4000%のリターンを実現させた実績もあるようです。
面白いと思ったのは、娘に贈る“彼の考え方”です。そのいくつかをご紹介します。私とはジムで、君とはまだ9歳の娘です。
・学生の頃の私は、単に世界中のことを調べるのが好きなだけの若者だった。
ところが、ウォール街に行くと「チリの革命で穀物が上がる」という私の意見にお金を払ってくれる人がいて驚いた。
でも、私はたとえお金をもらわなくたって、歴史や世界中の出来事を調べることに情熱を燃やすことができた。
・「他者に流されずに、自分の頭で考える」ということが重要だ。
君のアイデアが笑われたら、それは成功へのサインだ。
・常識はそれほど常識ではない。社会通念や常識と呼ばれるものが間違っていることなんかしょっちゅうだ。
・真実を見極めるためには、手に入る限りの情報に目を通して、何が真実かを常に自分の頭で考える癖をつけておかなければいけない。
あらゆる報道や雑誌の偏見を解読することを学び、政府や特定の利害関係者によって何が植え付けられているかを見抜くのだ。
・もし君が、自分自身や自分の国のことを本当に知りたいのなら、世界を見てくるといい。
外国やそこに住む人々と比較することで、いままでと違った視点で自分や自分の国を見ることができるようになる。私は、イギリスの小説家で詩人のキャップリングの次の言葉が好きだ。「イギリスだけしか知らない者にイギリスが本当に理解できるはずがない」
・哲学というのは、一般に思われているような小難しい理屈などではなく「自分の頭で、どのように考えるか」という技術なのだ。
物事を考察するには、大雑把に言って次の二つの方法がある。観察から結論を導き出す方法と、それに頼らずに理論だけで考えていく方法だ。どちらかだけが正しいというわけではなく、いろんなやり方でバランスの良い思考法を身につけることが大切なのだ。
・君にはぜひ、歴史を学んでほしいと思っている。
これから起こることを知るためにはいま何が変わりつつあるのかを知らなければならない。そして、それを理解するために、過去に何があったのかを学ぶ必要がある。
私が相場で成功を収めることができたのは、歴史を学ぶことを通じて、大きな視点で世界の変化をとらえられるようになったからだ。
・私が歴史や政治に対して興味や関心を持っていたからこそ、ある国で起こった大きな出来事が、世界のほかの国々にどんな影響を与えるのかというヒントを得ることができた。歴史を知るのに、もっとも適したメディアは書物だ。できるだけ、多くの歴史書を読んでほしい。
・父から君へのアドバイスは「変化に敏感であってほしい」ということ。
その変化はちょっとした変化ではなく、何十年に一度しか起こらないような根本的な変化のことだ。
私はジム・ロジャーズの考え方に賛成するので、早速、この本を注文しました。
「ビジネスに効く教養」 2013.2.6
日田ロータリークラブ会長 橋本信一郎
2月5日付の日経新聞に「ビジネスに効く教養 何磨く?」という記事がありました。
何を「社会人として恥ずかしくない教養とするか」は定義しにくいので、ビジネスパーソン1000人にアンケート調査をしたそうです。
その結果、ビジネスパーソン1000人が考える「今学ぶべき教養」ベスト10は次の通りです。
1位 日本史全般 2位 経済学 3位 日本文化の知識 4位 世界史全般
5位 現代文学全般 6位 経営学 7位 英語 8位 スーツ(衣服)
9位 音楽全般 10位 正しい日本語
私が驚いたのは、ベスト3に「日本史全般」と「日本文化の知識」の二つが入ったことです。英語は7位でした。
グローバル化が進む中、コミュニケーションに英語など外国語が必要なことは言うまでもありませんが、単に英語を喋るだけでは世界と対等に付き合えないということが、実際に国際ビジネスに携わった体験から分かって来たのではないでしょうか。
グローバル化が進めば進むほど、自国の歴史や文化を踏まえて自国のことを語れる人でなければ、世界で対等に渡り合えないと思います。
民族と民族が頻繁に交流する世界では、自分が何者であるかの自己証明、アイデンティティとアイデンティティのぶつかり合いがあって初めてお互いが対等の立場に立てるのだろうと思います。
日本人はそういう厳しい環境になかったのは幸いでしたが、これからはサッカーでいう削り合うような自己主張が必要になってきます。
自国の歴史や文化あるいは立場を説明できない、或いは主張できないのでは、他国の人の信頼や尊敬を勝ち得ることはできません。
お茶の水大学の藤原正彦さんが、イギリスの大学にいたとき、あちらの教授にお茶に誘われたそうです。その会話の中で「元寇は文永と弘安で、どう違うのですか?」と普通に聞かれて冷や汗をかいたそうです。「もし答えられなくても何ごともなく過ぎるでしょうが、二度とお茶には誘われないでしょう」と藤原さんは書いていました。
私はそれほど高尚な話ではありませんが、近隣諸国人から、いきなり先方の主張をぶっつけられたことが何度もあります。
しかし、彼らは一方的な歴史教育しか受けたことがありませんから、別の観点から質問をすると全く答えられません。最後には「そうかも知れない」と言われて、こちらが逆に驚くことがあります。
何もこちらから喧嘩を売ることはありませんが、こちらからすれば言いがかりともいえるクレームをつけられたときに対応できるだけの準備はしておくべきだと考えます。
相手の主張に迎合したり、無闇に謝るだけでは、腹の中で軽蔑されるだけです。
今、日本人は自国の歴史を知らない人が多いです。これは国民に責任があるのではなく、自国の歴史などを教えなくした戦後の教育にあります。高校で日本史は必修ではないそうです。
そうした中で、今回のアンケートで、日本史全般、日本文化の知識がベスト3に二つも入ったことはとても歓迎すべきことで、いずれ、日本史は高校でも必修になるだろうと考えます。
「母の力」2013.01.30
日田ロータリークラブ会長 橋本信一郎
先日、大分県保育連合会の記念講演で助産婦内田美智子さんから、感動的なお話を聴きました。
事例の一つに、コンビニ前で座り込んで仲間とコンビニ弁当を食べる女子中学生が「その時ほど幸せなときはない」という話がありました。
そのような気持ちは考えたこともありませんでしたが「カップラーメンかコンビニ弁当ばかりで、一体何をしてくれたというんだ」という親への怒りの言葉と合わせて考えると、子供達の満たされない気持ちが憐れに思えました。
人間の子供は長い親の保護がなければ生きていけません。特に食事を与えるということは、哺乳動物の根源的な行為であるということを改めて考えさせられました。
最近では、朝、食事をしない、或いは、しても、菓子パン一つという家庭が珍しくありません。共働きが増えたということもあるかもしれませんが、意識の変化の方が大きいと思います。
そういう意味では、今は亡き大正生まれの母に育てられたということを、心より感謝します。今とは比べ物にならない終戦後の物資の少ない時期でも、かまどで炊いたご飯と味噌汁はあったように思いますし、学校に弁当も持たせてくれました。
そういう明治や大正の日本の母親たちは、どういう教育で育ったかと言いますと、戦後、評判の悪い「修身」の教科書です。お手元に明治四三年尋常小学校修身書のコピーをお配りしていますが、一部を読んでみます。
「男子の務めと女子の務めとはその間に異なるところあり。修身の教えは男女共に守るべきものなれども、男子は剛毅果断にして女子は温和貞淑なるをよしとす。知識をひろむることも男女均しく大切なることなれば、各々その分を尽くすに必要なる知識を収得すべし。女子は男子より体力弱ければ、男子は女子をいたわるべきなり。又、世には女子を男子より劣れりと思うものあれども、大いなる心得違いなり。女子も男子も万物の長にして、ただ其の務めを異にするのみ。女子が家庭の和楽を図るは、やがて一国の良風美俗を造る所以なり。女子の、母として子供を育つることの良否は、やがて、その子の人となりに影響し、延いては国家の盛衰にも関係するものなり」
まさに、母の力というのは「国家の盛衰にも関係するもの」であると思います。
2月 6日(水)午後0時30分 日田市の歴史の宿亀山亭
ゲスト卓話 黃盈錕(コウエイコン)さん(台湾 台北)
「日本と台湾文化の違い」
2月13日(水)午後0時30分 日田市の歴史の宿亀山亭
ゲスト卓話 日田市観光協会事務局次長 木下周さん
「日田やきそば研究会の取り組み」
2月17日(日) 午後1時30分〜 パトリア日田 スタジオ1(会員は午前11時集合)
IM(インターシティミーティング)
議題 1.「ロータリー未来の夢計画について」
2.「ミヤンマーへの学校建設国際奉仕活動について」
2月20日(水) 休会
2月27日(水) 午後0時30分 日田市の小松軒
職業奉仕賞授与式
「狼と子羊」2013.01.23
日田ロータリークラブ会長 橋本信一郎
今日は、保育園で本当のイソップを知るために購入した原典「イソップ物語」の第一話「狼と子羊」を紹介します。
ある夏の暑い日、子羊が崖下の清水を飲もうと思って下りていくと、狼と出会いました。
狼は、何か喧嘩を吹っかけてやろうと思って「オイ、貴様はなぜそんなに水をかきまわして飲めないように濁らせるのだ」と決めつけました。
子羊は脅かされてオドオドしましたが、なるたけ下手に出て「私の飲んだ水は、貴方の方から流れて来ますので、そこまで濁る筈はございません」と素直に答えました。
すると、狼が「それにしても貴様は悪いやつだ。半年前に俺のことを散々悪く言ったではないか」と言いがかりをつけました。
子羊は「いえいえ、半年前には私はまだ生まれておりません」。
すると、狼は大層腹を立てて唸りだし「何だと、貴様にしろ、貴様の親父にしろ、悪口を言ったのは、つまり同じことだ」と言って、かわいそうに罪もない弱い子羊を食い殺してしまいました。
この第一話を読んで、どこかの国の外交のようではないかと思いませんか。
第一話の警句には「乱暴な人間は自分の悪事に言い訳を作るのが上手です。
また、心の邪まな者が不義を行おうと思えば、造作もなくその種を作るのです。
そんな人間には決して気を許してはなりません」とありました。
相手の言いがかりに対し、その背景と意図をしっかり見極めなければ、相手の思うつぼか、後手にまわって被害を拡げてしまいます。
イソップ物語が読み継がれてきたのは、いつの時代も変わらない人間社会の真理が含まれているからです。
「人を疑ってはいけません」「みんな善い人だから仲良くしましょう」というのも間違いではありませんが、一方で心の邪まな者がいるのも事実です。
もう「冬の間、アリとキリギリスは仲良く暮らしました」のような戦後版の童話ではなく、原典に忠実な、厳しい「イソップ物語」を読むことが、子供たちだけではなく、大人にとっても必要な時代なのかもしれません。
今回はアテンド(案内人)なしの一人旅でした。目的は2013年秋冬のコレクションの商談です。パリ→フィレンツェ→ミラノ→ローマと廻りました。
この旅行で私が大変厳しいと思った事をお話ししたいと思います。
片言の英語であれば、パリ、ミラノなど一部ではOKでしたがフィレンツェなど多くの地域では通じず、食事やチケットの購入などかなり時間がかかりました。
言葉が通じないと後回しにされてしまうからです。トイレの確保にも苦労しました。一般的には町でトイレを借りるときはバール(お店)でエスプレッソを注文し、それを飲んでトイレを借りることになります。
※豆知識 同じエスプレッソでも飲む場所で料金が違います。カウンターで1ユーロ、テーブルで3ユーロ、テラスで5ユーロ、など
侘び・寂びについて、日本人とイタリア人の見解の違い。この言葉はイタリア人も良く知っているがその意味を「淑やか」ととらえている。これはイコール弱いとも思われている。
イタリアではインフレが激しい。しかしイタリア人はこれを景気のせいにし、脱却のための努力をしない。
今回の経験を通して考え方やシステムの違いについていろいろと学ぶことが出来ました。そして、大胆な一面も身についたと思います。
ロータリー情報委員会
ロータリー情報委員長 武内眞司
平成25年1月16日(水)
先週ご案内した通りに昨日、日田中央ロータリークラブに新入会員を伴いメイキャップに行ってまいりました。5~6名かなと思っていたところ私を含めて総勢10名でメイキャップをすることになり、中央の会員はみな驚いておりました。中央クラブの横尾会長からは、出席率を上げるために今後メイキャップを通じて、さらに交流を深めたいとの言葉をいただきました。ロータリーの大事な基本は、会費を納めることと例会への出席です。最近70%台に落ちている日田クラブの出席率向上のために、メイキャップの有効活用をさらに図りたいと思います。また会費の納付同様に会の運営に貢献するのがスマイルです、積極的なスマイル発表をさらにお願いいたします。
さて、今月はロータリー情報月間ということで久しぶりの卓話になります。時間の制約がある中、ロータリー情報として、会員が知るべきこと、また学ぶべき事柄が多く何を話せば良いか迷いました。ベテランの会員と新入会員が必要とする情報にはかなり違いがあるようにも思いますので、新入会員が学ぶべき基礎知識等は、後日開催予定の新人会員研修会で勉強してもらおうと考え、今日はロータリークラブの原点について、私なりに考察したことを述べたいと思います。
ご案内の通りに、国際ロータリークラブは、1905年(明治38年)にアメリカのシカゴで誕生いたしました。時代背景を言えば、日本にとっても明治38年は重要な年でありまして、当時は日露戦争の真っ最中にあたり、1月に水師営で乃木大将とステッセルが交渉したのち旅順入場があり、5月には東郷元帥が日本海海戦で大勝利を収めた年でもあります。
日露講和交渉を仲介したのはルーズベルト・アメリカ大統領ですが、悪名高きギャングのアル・カポネがシカゴで誕生したのが1899年ですので、当時のアメリカの地方都市の状況は、想像するにかたくはありません。
ロータリークラブはそんな荒んだ町シカゴで世界初の奉仕団体として誕生しております。創立者のポールPハリスは弁護士でありますが、地域を平和な町にするためには、市民が安心して暮らせる町にするにはどうしたら良いかと考え、個人の友情に基づく奉仕の精神こそが町を変え、国を変えると考えたようです。
国際ロータリーが発足以来100年以上経る中で、二度の次世界大戦を含め幾度となくロータリー会員は戦争を経験してきました、しかしながら戦争中のロータリークラブ活動の停滞や中止等を会員の叡智で乗り越え、現在200を超える国や地域に33000以上のロータリークラブがあり、会員は120万人を超えております。ロータリークラブは世界的な専門職業人のリーダーが集まる国際的組織です。
新入会員の方に、あえて高邁なことを言えば、日田クラブの会員は日田ロータリークラブを通じて、ポリオの撲滅や識字率向上を応援し、結果として世界平和に貢献していると言っても過言ではありません。
品格ある日田クラブに入会したことを誇りにし、一人一人が社会に奉仕するI serveの精神でより良い社会貢献をして頂ければ幸いです。
最後に、お手元におくばりした「ロータリーの行動規範」がロータリーアンとしてのあるべき姿を示しております。特に大事なのが7番と8番だと私は思います。日田クラブの会員は規範を実行し、さらに日田ロータリークラブの品格を高めましょう!
「ならぬものはならぬ」 2013.01.16
日田ロータリークラブ会長 橋本信一郎
新しくNHK大河ドラマ「八重の桜」が始まりました。前回の「平清盛」は初回を見ただけで後は一切見ませんでしたが、「八重の桜」は2回目も見ました。
幕末という日本国難の時代背景の中で、佐久間象山や勝海舟、吉田虎次郎、西郷吉之助など馴染みのある人たちが活躍するという事もありますが、幕末維新のドラマといえば、いつも薩長土肥が中心でしたが、いわば賊軍とされた会津藩からみた幕末・明治というのも面白そうです。
その「八重の桜」の中で、会津藩士子弟の教育、「ならぬものはならぬ」で有名な「什の掟」が繰り返し出て来ます。その内容についてはコピーをお配りしております。
会津藩では同じ町に住む六歳から九歳までの藩士の子供たちは、十人前後で集まりをつくり、この集まりのことを会津藩では「什 (じゅう)」と呼んだのだそうです。
類似するものに、薩摩藩の郷中(ごじゅう)教育があります。薩摩の鍛治屋町から西郷隆盛や大久保利光など維新の英雄を輩出したことは有名です。
この若者たちの自治組織というのは、民俗学的には若集宿と同根のもののようで、台湾など南方から来たもののようです。この民俗学的なものが、士族教育という、より倫理的なものに進化させたというのも我が国の誇りであると考えます。
日本最後の若衆システムといえば、旧制高校の寮であったのかもしれません。
「八重の桜」の中で、子供たちが「戸外で夫人(おんな)と言葉を交えてはなりませぬ」と唱和したり、母親が娘に男と女の差を教える場面がありましたが、妙に現代的解釈ではなく、時代もNHKも少しずつ変わっているなと思いました。
ところで、私の保育園では「什の掟」から援用しました「善悪の区別」を毎朝、3歳以上児が朝礼で唱和しています。
「善悪の区別」
一つ 嘘をつかない
二つ 盗まない
三つ 命を大切に
四つ 卑怯なふるまいをしない
五つ 弱いものいじめをしない
六つ 年上のものを敬う
先々、子供たちの行動規範に少しでも役立ってくれればと思っています。
ロータリー情報委員会の武内眞司委員長の呼びかけのもと、大勢で日田中央ロータリークラブにメイキャップに行きました。
メイキャップ未経験の会友も多く、日田中央RCの会友の皆さんにも大歓迎され、とてもよい経験が出来ました。
日田中央RCの横尾会長を中心に、記念撮影しました。
総勢10名でのメイキャップです。
日田中央RC横尾会長の会長の時間です。
卓話は、園田 匠会友による、「ひた水環境ネットワークセンター」の活動を紹介。
よみがえれ水郷ひた 〜子供たちに泳げる川を〜がテーマです。
いろはすのページで、登録されています。マップで大分を見てください。
「結果が出るまで辛抱強く」 2012.01.09
日田ロータリークラブ会長 橋本信一郎
今日の速報によれば、日本商工会議所の岡村正会頭が、財務省に麻生太郎財務相を表敬訪問し、「円高の是正」や「電力の安定供給」など経済政策に関する要望書を手渡し、
麻生氏は「政府の考えている方向と一致している」とした上で、「デフレの脱出には大変な力と時間がかかる。結果が出るまで辛抱強くやりたい」と意欲を示しました。
会談終了後、岡村会頭は、「成長戦略で企業収益を上げて」「所得を増やし、消費を向上させる」という政府のデフレ脱却の戦略について「誠にもっともな話だ」と賛意を表明しました。
そして、今日の日経平均は、前日比71円高の10,578円、ドルは87円48銭でした。
ミャンマーに行ったときに両替したのが1ドル82円でしたから、一月余りで5~6円安くなりました。
この円安により、例えば「トヨタ自動車」は昨年11月時点では200億円の赤字を予想していたのが、この3月期の単体営業損益は5年ぶりに黒字化する見込みとのことです。
トヨタの場合、1円円安で年間の連結営業損益が350億円改善されるそうですが、逆もまた真で、リーマンショック以降は、乾いた雑巾を更に絞るような「カイゼン」をしたことと想像します。
それでも雇用を守るために国内生産300万台体制を維持したトヨタの経営哲学に敬意を表します。
安倍政権が進める、金融政策・財政政策・成長戦略のいわゆるアベミクスは、麻生財務大臣が「デフレの脱出にはたいへんな力と時間がかかる。結果が出るまで辛抱強くやりたい」と言うように簡単なことではないでしょうが、国民も性急に政権批判をするのではなく「結果が出るまで辛抱する」ことが必要なのではないでしょうか。
これで失敗したら日本国の存続さえ危ぶまれるというほどの覚悟が必要です。
また、政府の予算をつぎ込んで、産学共同で国を挙げて、iPS細胞による新薬の開発、スーパーコンピューターによるハイテク技術の開発などなど、2番ではなくて世界1番の座を取り戻すことを期待します。
海外に移転した製造業も国内に戻ってきて、「雇用が増え、所得も増え、結婚も増えて、子供も増えて」日本経済が再生することを期待して、今日の卓話を終わります。
「上半期を終えて」
橋本信一郎
今期は「一眼を足下に、一眼を海外に」という会長方針でスタートいたしました。
まず、足下ということで申しますと、上半期に3名の会員が新しく入会していただき総勢54名のクラブになりました。
若い新進気鋭の湯浅会友と、当クラブ初の女性会員である原会友、大学で長年、研究と教育をされてこられた北川会友です。それぞれ個性のある会友の入会により、ますます活性化して楽しいクラブになること期待します。
今期の目標は5名ですから、あと2名、有為で楽しい会員が入会していただけますよう、皆様方には宜しくご紹介方をお願いします。
また、趣味同好委員会にゴルフ同好会を新しく創設し、毎月1回の開催を基本に懇親を深めております。今後は、クラブ内だけではなく、ゴルフを通じて近隣クラブとの交流を深めることにも活用したいと思います。来年4月には、第2分区のゴルフ大会が予定されておりますので、多数、参加されることを期待します。
10月24日のチャリティバザーにも、過去最高の資金が集まったそうです。皆様とご婦人方のご協力に感謝します。
10月3日の、岡村ガバナー公式訪問も日田クラブをホストとして開催されましたが、後の懇親会も含めて、若い会員の活躍で活気があり、ガバナーご夫妻も気持ちよく過ごされたのではないかと推測します。親睦委員会には年末例会も盛り上げていただいたことを感謝します。
それから、この上半期、第2720地区のセミナーが多く開催されましたが、各委員長と委員さん方が積極的に参加していただきました。
9月2日の米山記念セミナー、9月9日と10月27日の財団セミナー、7月28日のインターアクト年次大会等々です。やはり、セミナーに参加すればロータリーが良く理解できますし、他クラブとの交流もできますので、下期も特に新入会員の方たちにが、多くご出席して下さいますようお願いします。
また、期初早々に50周年実行委員長と2014年5月31日の開催日が決まりました。記念講演の講演者も交渉優先権を一応確保しております。
来年の3月9日に開催されます第2720地区大会では、日田の50周年記念大会に出来るだけ多くのクラブから出席していただくために宣伝をしなければなりませんので、多数のご出席をお願いします。
次に「海外」に目を転じますと、国際交流のための中国語講座が開講いたしました。
講師は鬼武会友の会社のネイティブスピーカー3名です。受講生は井上幸一会友夫人をはじめ10名です。来年には台北に小籠包を食べに行って中国語を使おうと話し合っています。
10月13日からの香港エレクトロニクスショウへの参加者は私だけでしたが、巨大な会場と来場者と数千と言われるブースの多さに、アジアの時代の到来を実感して参りました。
内陸の日田にいるからこそ、アジアには積極的に関わって、これからの日田市の活路を見出すべきだと考えます。これからも台湾嘉義ロータリークラブをはじめとして国際交流を盛んにしていきたいと考えます。
そして、50周年記念事業の一つとして、ミャンマーでの校舎建設の現地視察のために、田嶋副会長、織田R財団委員長と私の3名が、11月31日から12月4日まで行って参りました。
後で、現地の写真をお見せしますが、現在はとても貧しいですが、西側の資金と技術援助があれば、これから必ず発展する国だとの印象でした。
対日感情も良くオールジャパンで協力支援してくべきであると感じました。我々も細やかですが、ミャンマーの発展のために支援したいと考えます。
来年の年末頃には開校式があるはずですから、多くの方のご参加を期待します。
いずれにいたしましても、会友各位に支えられまして、無事、上半期を終えることが出来ましたことを感謝いたします。あと1年半、よろしくお願い致します。
日田ロータリークラブ会長 橋本信一郎
今日は12月26日ですが、安倍新政権が誕生します。
新政権の金融・経済政策に期待して、日経平均は1万円を突破し、円は85円に安くなっています。来年は、この期待が本物になって、実体経済が活性化していくことを心から願います。今日は、卓話の時間に「上半期を終わって」がありますので、これくらいにしておきます。
「赤山ガバナーエレクトの壮行会・他」2012.12.19
日田ロータリークラブ会長 橋本信一郎
昨晩、大分のレンブラントホテルで開かれた赤山ガバナーエレクトのサンディエゴ研修会出発の壮行会に出席してきました。1月12日に出発、空手の名手であるお嬢さんが同行されるそうです。
杉谷、本田パストガバナーの時の壮行会参加者はそれぞれ3名、岡村ガバナーの時は30名だったそうですが、今回は43名の参加者でした。これも第2720地区が活性化しているあらわれだと思います。
そのこととも関連して、第2720地区の最近の活動が認められたのかもしれませんが、杉谷パストガバナーが、RI理事ノミニーに推薦されたそうです。併せて、ご報告します。
さて、選挙も終わり、予想以上の結果になりましたが、選挙中から株価は上がり円安も進みました。新政権は当面、経済の回復を第一に明確な政策を打ち出してくるでしょうから、来年夏にかけての景気の回復を期待したいと思います。他にも、外交・安全保障など、日本が直面する難題はいくつもありますが、しっかりと土台から立て直してもらいと考えます。
また、今回の選挙と小選挙区制度ということを考えた場合、日本人もだんだんこの制度に慣れてくるのではないかと感じました。というのは、前回の選挙のように耳触りの良い言葉に惑わされなくなったのではないかということです。ある意味、今までの選挙だったら言いにかったことを言った政党が過半数を確保しましたが、これも3年余りの経験で得た国民の貴重な財産であって欲しいと思います。
それにしても、小選挙区制度は政権交代が容易な制度ですから、新政権は緊張感を持って国政に当たってもらいたいと思います。
1月 2日(水) 休会
1月 9日(水) 午後6時30分 日田市の小松軒
新年例会 会長卓話 橋本信一郎会長「下半期について」
1月16日(水) 午後0時30分 日田市の歴史の宿亀山亭
会員卓話 武内眞司ロータリー情報委員長「ロータリー情報について」
1月23日(水) 午後0時30分 日田市の歴史の宿亀山亭
会員卓話 永田耕一会友「イタリア紀行」
1月30日(水) 午後0時30分 日田市の歴史の宿亀山亭
IM準備委員会 佐竹享ガバナー補佐