会長の時間12 平成29年9月27日(水)
2017年09月27日日田ロータリークラブ 会長 諌山高之
今日は日田市の話をします。日田市の人口は67,183人です。日田市の最高気温は平成25年8月20日39.4℃です。最低気温は昭和20年1月19日のマイナス10.8℃です。一番雪が降ったのは、昭和38年の1月19日です。積雪は39㎝でした。離婚は1日0.3組です。平均0.8組です。出生は1日平均1.4人です。死亡は1日平均2.6人です。
日田ロータリークラブ 会長 諌山高之
今日は日田市の話をします。日田市の人口は67,183人です。日田市の最高気温は平成25年8月20日39.4℃です。最低気温は昭和20年1月19日のマイナス10.8℃です。一番雪が降ったのは、昭和38年の1月19日です。積雪は39㎝でした。離婚は1日0.3組です。平均0.8組です。出生は1日平均1.4人です。死亡は1日平均2.6人です。
日田ロータリークラブ 会長 諌山高之
今年7月に、日田で大水害がありました。その前は、日田では1953年に大水害に会いました。今日はその話をします。1953年(昭和28年)6月25日から降り始め、6月29日まで降り続きました。この60年ぶりと言われる大雨は、日田、玖珠地方を中心に、県下各地に大きな被害をもたらしました。なかでも、日田地方では、25日午後6時ごろから三隈川の水が増え始め、26日午前2時には銭渕橋が流され、橋という橋は、三隈大橋だけを残して、全て流されてしまいました。ところが、流されず残った三隈大橋の橋脚に、玖珠川や大山川から流れてきた橋や家屋などがひっかかり、三隈川の流れをせき止めたため、濁流が市街地に流れ込みました。そのため、二百数十軒もの家が流され、千五百軒もの家が、水びたしになるなど被害が大きくなりました。この大水害での被害は、三隈川や花月川など市内のほとんどの地域におよびました。また、あまりにも激しい被害のために、その復旧に8年間の年月と、当時のお金で20億もの費用がかかりました。
日田ロータリークラブ 会長 諌山高之
今日、7月に水害にあった小鹿田焼の話をします。1995年(平成7年)に国の重要無形文化財に指定を受けました。 この小鹿田焼は、1705年(宝永2年)大鶴村の黒木十兵衛、福岡小石原の陶土、柳瀬三右衛門を招いて、朝鮮系の登り窯を築いたのが始まりです。それ以来、小鹿田焼は日常生活で使う焼き物を作ってきました。小鹿田焼では、「一子相伝」といって、一軒の窯元が継ぐ事ができるのは、その家の一人の子どもだけです。親から子へ、子から孫へと受け継ぎながら10軒の窯元が一軒一軒、昔ながらの伝統を守ってきたのです。この小鹿田焼を初めて全国に紹介したのは柳宗悦です。1927年(昭和2年)に久留米の陶器屋で、小鹿田焼に出会って、昔ながらの製法で作られる小鹿田焼に感動しました。1954年(昭和29年)に、イギリスの世界的な陶芸家バーナード・リーチが訪れ、小鹿田焼の研究をしながら作品作りをしました。これによって、小鹿田焼の名は、全国に広がりました。 最後に、家のお墓の骨壷は小鹿田焼です。
日田ロータリークラブ 会長 諌山高之
9月はロータリーの友月間です。ロータリーの友の話をします。ロータリーの友創刊は1953年1月です。ロータリーの友の発行部数は、95,700部です。ロータリーの友は定価200円税別です。ロータリーの友は世界31誌あります。ロータリーの友の広告は、カラー1ページ60万円です。カラー2ページでは、200万円です。ロータリーの友事務所は、職員9人です。編集長は、野崎恭子さん、女性です。
日田ロータリークラブ 会長 諌山高之
スノーピークで小学生親子、藤蔭高校インターアクトクラブ生徒、米山奨学生やロータリー会員の総勢65名で、ロータリー財団の補助金を活用し、災害時にも役に立つアウトドア体験と満天の星空観察会を行ないました。当日は、天気もよくケガもなく無事にできました。その話は、9月6日に発表いたします。今日は、水の話をします。水は大事で、フランス人はよくワインを飲みます。これは、水が硬水でまずいのでワインを飲んでいます。また、中国ではコーラやビールより水が高いです。日田の水の話をします。日田の水は、上野浄水場と竹田浄水場があります。上野浄水場は、筑後川上流の水です。竹田浄水場は伏流水と地下水の水です。平成28年の取水量で、地域の水がわかります。参考としてみてください。大山川の水は、福岡市に水道水として送っています。以上で会長の時間を終わります。
日田ロータリークラブ 会長 諌山高之
昨日、お盆が終わりました。会長として、中西幹事と共に、江藤会友、三笘会友、武内会友、森山会友の所へ初盆参りに行きました。 今日は、日田インターアクトクラブと梶原先生を歓迎します。日田インターアクトクラブは、日田ロータリークラブ創立5周年の事業として、1968年に創立しました。今日は、日田の成り立ちの話をします。大昔、九州の真ん中の大きな湖がありました。湖は、高くそびえた山々に四方を囲まれ、水をたたえていました。ある日、一羽の大鷹が東の空から現われ、大鷹は湖にいなづまのように、全身を湖に突き刺しました。大鷹は、水を全身に浴びると、今度はぐんぐんと天高く舞い上がり、北の方に飛んでいきました。大鷹が見えなくなると、湖に黒雲がおおい大雨が降り始めました。湖は、大きな渦を巻きました。大波は、何度も何度も山肌をかみくだき、山くずれがおきました。やがて、明るい光が戻ったときには、湖の姿は無くなっており、三つの丘だけが忽然と現われました。神の霊験を感じた人が、天の三光、日、月、星になぞらえて、中央の丘を日隈、北を月隈、西を星隈と名付けました。これが、日田の成り立ちです。この言い伝えが、大原神社の絵馬にかかれています。
日田ロータリークラブ 会長 諌山高之
私は、日田ロータリークラブ54代会長の諌山高之です。今日は国際ロータリー第2720地区永田ガバナーをお迎えしての2クラブ合同例会を開催できたことを感謝いたします。また、日田中央ロータリークラブは準備をしていただきありがとうございます。今日は国際ロータリー会長のテーマ「変化をもたらす」の話や、2720地区の方針について永田ガバナーアドレスをお願いします。
日田ロータリークラブ 会長 諌山高之
今日、阿蘇ロータリークラブ、中津ロータリークラブから、福岡大分豪雨災害に義援金をいただき感謝いたします。本当にありがとうございます。また、7月28日には水前寺ロータリークラブから、小糸さん、大庭さん、陣内さんが来られ義援金をいただきました。水前寺ロータリーには友人として感謝しています。7月29日、30日の2日間、国際ロータリー第2720地区 第33回インターアクトクラブ年次大会が、中津市の東九州龍谷高校でありました。日田からは、藤蔭高等学校生徒9名と顧問の梶原先生、日田ロータリークラブからは、会長、中西幹事、藤原会友の全13名で参加しました。この時の報告は、8月16日に藤蔭高校インターアクトの生徒から卓話の時間にはなしてもらいます。7月29日の朝、年次大会に参加していた大分舞鶴高校インターアクトクラブから、日田中央、日田両クラブに水害の義援金をいただきました。これは、インターアクトの生徒が街頭募金で集めたものだとうかがい、感激しました。大感謝です。このお金は、理事会で話し合いどのように使うか検討します。日田市は、7月29日に全国一位の38.6度を記録しました。本当に暑いです。暑さ対策には、第一に空調の温度管理もさることながら、整理整頓をして、周囲の風通しを良くすることです。第2に、食事に気を配ること。身体を冷やす食べ物は心地よいものですが、とりすぎは禁物です。夏バテ防止のために、うなぎを食べる習慣があります。他にも瓜や梅干しなど「う」のつく食べ物を食べると病気にならないという言い伝えもあります。第3に、自然界の季節の巡りの中に生かされていることに感謝し、暑さを嫌わず受け入れることです。暑い夏を乗り切りましょう。
日田ロータリークラブ 会長 諌山高之
祇園祭が終わり、まだ暑い時期だと思います。今日は鬼武会友の焼肉レストランウィズで納涼会を行います。おいしい肉を食べ、ワインを飲んで暑い夏を乗り切ってください。
日田ロータリークラブ 会長 諌山高之
本日は松永ガバナー補佐と末永ガバナー補佐幹事に日田RCをご訪問いただき、ありがとうございます。今週7月22日、23日には日田祇園祭があります。祇園祭は悪疫鎮護を祈願する夏越し祭です。日田祇園は正徳4年(1714年)に現在のような山鉾が作られて以来盛大になり、文化文政の頃には高さ15メートルを超えるものも登場しました。祭礼は最初に神輿の巡祭があり、武者姿の男女稚児の回し者、武者、道具持ち、担ぎ手、供の者60人がこれに従い、その後に各町の山鉾が巡祭する。背面を飾る見送りと回りを囲む水引は豪華で、19世紀に制作されたものが数多く残っています。日田祇園囃子は太鼓、三味線、笛によって吹奏されます。文化末年(1817年)小山徳太郎によって創始され、その子松吉によって大成された物で、現在40曲伝承されています。
日田ロータリークラブ 会長 諌山高之
今日は、国際ロータリーの話をします。ロータリーは200以上の国と地域で、クラブ数35,263、会員数は122万7,217人です。日本では、クラブ数2,264クラブ、会員数は89,538人です。2720地区は、熊本大分で74クラブ、会員数は2,398人です。日田ロータリークラブは、1964年に創立しました。当時の九州山口第370地区で、73番目で、日本で612番目でした。日田中央ロータリークラブは、日田ロータリーがスポンサーになり、県内16番目、日本では1324番目のクラブです。また、玖珠ロータリークラブは、日田中央ロータリークラブがスポンサーとなり、1981年に設立されました。地区順位は84番目で、日本では1513番目のクラブです。ガバナー公式訪問が8月8日にあります。マリエールオークパインで、日田中央ロータリークラブと一緒に行ないます。皆さんの出席をお願いします。最後に、秋に日田中央、玖珠クラブ、日田クラブの3クラブ合同例会を行ないます。
日田ロータリークラブ 会長 諌山高之
私は、日田ロータリークラブ54代会長になります。ロータリー歴は19年です。今まで、幹事、社会奉仕委員長、親睦委員長、青少年委員長、出席奨励委員長などをしてきました。功能会長の時は、副会長をしましたが、一年間休みなく出席しました。今年度も、休みなく出席します。今年の国際ロータリーの、イアン・ライズリー会長のテーマは、「ロータリー:変化をもたらす」です。後ほど、会長新年度度運営方針をお話します。会長の時間を終わります。
日田ロータリークラブ会長 功能重雄
最初に下半期の行事を振り返り、感想を述べたいと思います。1月11日の小松軒での新年会で今年のスタートを切りました。2月1日の夜、入会3年未満の新人研修会がありました。織田ロータリー情報委員長のご尽力で、3年未満の出席義務者全員参加で、佐竹、草野、武内パスト会長の談話があり大変有意義な会でした。3月25日は2720地区の地区大会が大分であり、14名が参加し、例年は数名だけ全体の懇親会に出席し、残りは別の場所で懇親を行っていましたが、今年は全員が全体懇親会に出席して、そのあと二次会に行きました。この方法はよかったと思います。3月29日は里山散策があり、小学生32名、保護者5名、藤蔭高校IAC6名の参加がありました。なかなかいい企画だったと思います。4月2日は会長杯ゴルフ大会があり、雹も降る悪天候でしたが熱い戦いの末、中野会友が優勝しました。4月12日の花見例会は、今年の天候不順のせいで桜の方は三分咲きでしたが、当クラブでは初めてテーブル、イスが用意されての花見でした。この時、米山奨学生のキム・キョンソン君が初めて来訪されました。5月14日は月出山岳登山が行われ20名が参加しました。天候にも恵まれ楽しい1日でした。6月14日の献血例会、6月21日の家族会で下半期の行事は終了しました。 次に会長職の1年について感想を述べます。ロータリー歴20年になりますが、今まで経験しなかったことを色々と経験することができました、仕事が忙しいとか、色々理由をつけてさぼっていましたが、責任上出席しないといけないため、年度前の2日間に亘る会長エレクト研修会に始まり、地区協議会の出席、大分第一分区の各クラブの会長、幹事とガバナー補佐との懇談会、これは熊本地震の余震の続く中、玖珠の北山田でありました。会長になってからは、まづ日田中央R.C.と玖珠R.C.への訪問、ガバナー公式訪問時のガバナーとの会長、幹事懇談会への出席、それからいままで出席したことのなかった他クラブの周年行事にも、宇佐R.C.玖珠R.C.日田中央R.C.に出席しました。出席してみると、いづれも楽しめました。玖珠であった大分第一分区I.M.にも出席しました。その他、担当理事と一緒に藤蔭高校インターアクトクラブへの訪問や、市役所にある日田記者クラブへの訪問もありました。こうしてみると、結構ロータリー関連に時間を割いていて、又たくさんの人との出会いもありました。一番大変だったのは、やはり毎週やってくる会長の時間でした。人前で話すのも、文を書くのも苦手でしたので今日で最後と思うと本当にほっとします。話すテーマを決めるのが一番大切だと言われていますが、話については、江戸後期の歌人で良寛和尚の「言葉の戒め」があります。一部紹介します。1、口のはやき これは話が伝わりません。2、話の長さ 聞いている方はつかれます。3、人の物言わぬうちに物言う 人の言葉はできるだけ最後まで聞きましょう。4、自慢話 聞く方は「それがどうしたの」って事が多いです。5、ことわりのすぎたる 理屈ばかりだと話が面白くありません。6、おしのつよき 気持ちのいいものではありません。7、よく物のこうしゃくをしたがる 不快になります。これらを戒めとして話せたかどうかわかりませんが、唯一守れたのは話の短さではなかったでしょうか。 今年度のテーマは「ロータリを楽しもう」で、色々と企画したつもりですが、それぞれの会員が自ら積極的に参加することが必要と感じました。例会の出席も同じだと思います。時間の都合をつけて出席することで、ロータリーに親しみ楽しむことになるんだろうと思います。最後になりますが、会友の皆様がそれぞれの役割を果たしてくださったことに感謝いたします。1年間ご協力ありがとうございました。
日田ロータリークラブ 会長 効能重雄
6月14日、社会奉仕委員会により日赤の献血事業に対する支援活動が行われました。午前中3か所、午後3か所で行われ、準備から片付けまで、会員の皆様には大変ご苦労様でした。また、各会員の知り合いの方に声掛けをしていただきました。たくさんの方に協力して献血してもらうことができました。御礼申し上げます。追記 受付中佐藤浩之会友がスマホで調べていたら、血液型がA型、O型ばかりで、B型がほとんどいない国がありました。主にヨーロッパの国に多いようです。私は、初めて知りました。
日田ロータリークラブ会長 功能重雄
5月28日に高校時代の同級生と、長崎の軍艦島に行きました。軍艦島は、2015年明治日本の産業革命遺産の一つとして、世界文化遺産に登録されています。日本の近代化を支えた端島炭鉱の石炭は、主に八幡製鉄所に運ばれ使用されたそうです。エネルギー革命により、エネルギーの需要が石炭から石油に移ったことで、1974年に閉山しています。木は、二酸化炭素をすって高い圧力で石炭になるので、その使用で温室効果ガスである二酸化炭素を排出します。現在、世界で使用されているエネルギーの30%が石炭とされています。イギリスは石炭による火力発電所は全廃されていて、アメリカでは厳しい二酸化炭素排出基準があり、フランスは石炭の使用に関しては、投資引き揚げ対象となっています。トランプ大統領になり、アメリカのパリ協定からの離脱が話題になっていますが、今後、水力、風力、太陽光、地熱等の自然エネルギーの活用が、更に重要になってくると思われます。
日田ロータリークラブ会長 功能重雄
今日は日田木材協同組合を職場訪問させていただきました。瀬戸会友には、大変お世話になります。会長の時間も残すところ数回となりました。「ロータリーの友」5月号に載っていた「友」編集長の話の引用です。「ロータリーにノーはない」というのは、皆さんご存じだと思います。ロータリーの委員や仕事を依頼された時に、要は断ってはいけないということですが、これは、あなたなら「やってくれる」とその能力を信じている証でもあると思います。一昨日には次年度の理事会が開かれ、諌山年度も着々と準備ができています。会長、幹事から依頼がありましたら是非協力してください。
日田ロータリークラブ 会長 功能重雄
日曜日に日田R.C.趣味同好委員会の主催で、月出山岳に登りました。天気にも恵まれて、楽しい一日でした。月出山は、1996年3月から行われた「日本異様難読山名コンテスト」の3位になっています。名前のいわれは、日田市街から見ると、東にあるこの山から月が登ったところから「月出山」という字が当てられ、江戸の方角にあたることから「かんとう」(関東)と呼ばれたとされています。豊後風土記には別の言い伝えもあります。 又、難読山名コンテストの1位は、同じく日田にある一尺八寸山と書く「みおやま」ですが、伝承によれば、この山で行われた狩りでしとめた三頭の大いのししの尾を切り取ってつなげたところ、一尺八寸(約58cm)あったことからとか、この山にいた三岐の蛇の尾の長さをたすと、一尺八寸あったことから「三尾」を意味する「みおやま」と読まれるようになったとされています。ちなみに、昨年秋にR.C.で登った万年山(はねやま)は12位にランクされています。
日田ロータリークラブ会長 功能重雄
5年前の入院時に、2冊本を持って行きました。今日持ってきましたが、どちらも岩波文庫で、一つが西田幾多郎の「善の研究」で、これは明治44年出版された大正、昭和を通じて学生に最も愛読された哲学書です。哲学も宗教も空想、思想の世界で、情報があふれている現代では、思考する時間がとれないように思います。たとえば、「実在は意識活動である」何のことかわかりますか。私は半分読んで挫折しました。もう一冊が「論語」で、原文と読み下しと現代語訳とを合わせのせていて、これは暇つぶしに最適でした。論語の中心をなしているのは,仁と礼と思います。仁は思いやりいつくしみの心で、例えば「子の曰く、巧言令色すくなし仁」(言葉上手の顔よしでは仁は少ない)「子の曰く、剛毅木訥 仁に近し」(まっ正直で勇敢で、質実で寡黙なのは仁徳に近い)又、礼については、林放という人が礼の根本についてたずねたときの孔子の答えですが、「礼は其のおごらんよりはむしろ倹せよ。喪は其のおさめんよりはむしろいため」この意味は、礼にはぜいたくであるよりはむしろ質素にし、お葬いには万事ととのえるよりは、いたみ悲しむことだということです。皆さんも一度手に取ってみたら如何でしょうか。
日田ロータリークラブ会長 功能重雄
保健所長さんが来訪されていますが、国旗の掲揚と、全員で歌を歌うことに驚かれたのではないでしょうか。「ロータリーと歌」という題で、ロータリーの友4月号に編集長の二神典子さんが掲載していましたので、その要点をお話します。
ロータリーでは初期の頃から歌を歌っていたそうです。1905年のある秋の夜、例会で一時的な静寂が訪れたその時、ハリーダグラスが立ち上がって、当時流行っていた歌を何曲か音頭を取って歌ったのが始まりとの事です。現在歌われている「奉仕の理想」と「我等の生業」は1935年、京都で開催された地区大会での公募の中からの入選作品で、「手に手つないで」と「それでこそロータリー」は、1952年大阪で開催された地区大会での入選作だそうです。例会で歌う歌には決まりはなく、会員同士が声を合わせることによって生まれる連帯感、例会の雰囲気を明るく柔らかいものにすること、それが大事だと語っています。例会場の国旗の掲揚と「君が代」の斉唱は、昭和8年京都R.Cに右翼の壮士の一団が押し掛けたとき、ロータリーは国の利益に反するものではない証を立てるために、行われるようになったのが起源だそうです。
日田ロータリークラブ会長 功能重雄
今月はロータリーでは母子健康月間になっていますが、今日は高齢者の健康について話をします。昭和36年国民皆年金制度が開始された時は、日本は高度経済成長が始まり、人口構成もピラミッド型で、55歳定年当時平均寿命は70歳で、15年くらいの年金支給を予定していたようです。現在は65歳以上の高齢者の割合が26%、平均寿命は男性で80.1歳、女性で87.1歳と世界一の長寿国になっています。これは日本が豊かで安全な国であること、そして医療水準が高いことを表していますが、一方社会保障システムの維持が問題となっています。そこで高齢者は、身体機能と認知機能の低下を防ぎ健康寿命を延ばし、働けるうちは働くことが求められています。健康長寿のために必要なことは、一つに運動、二つ目はたんぱく質を多く含む充分な栄養摂取、三つ目に社会参加だそうです。
整形外科ではバランス能力の維持のための片足立ち(片足立ちで左右各1分間ずつ1日3回)と下肢の筋力をつけるためのスクワット1セット5~6回を1日3回することを勧めています。