会長の時間38 平成24年4月4日(水)
日田ロータリークラブ会長 武内眞司
みなさん、こんにちは。
昨日はまさに春の嵐というような大風の吹いた一日でした、桜が心配だったのですが、幸いなことに満開になる前ということで、11日の花見は心配しないでいいようです。今回は、いつもの花見弁当に加えBBQをリクエストしております、大勢の参加をお願いいたします。
私事ですが、今月8日に欧風懐石秋子想が25周年を迎えることになりました。小学生の時からずっと飲食サービス業に興味があり、大学卒業後にホテルの皿洗いからスタートした後、帰省し家業を継いで仕事をしながらも夢を追い続け、36才の時に縁もゆかりも無い豆田町でレストランを創業いたしました。当時はチラホラとしか観光客がいない豆田町でしたが、町の将来性に賭けてみようと思った船出でした。
25年間一心不乱に働きましたが、気が付けばレストラン、ホテル業に加えバンケット業にも進出することになり、また必要にかられた結果、いつの間にか1000坪近い土地を購入することになり今に至っております。
社是という大げさなものは無いのですが、創業するからには、100年企業を目指そうと思い、それが私と後継者の息子の目標となりました。
それに関してですが、日本では今年100周年を迎える会社が1854社あるそうです。現在経済が絶好調のお隣の韓国では100年企業が3社しかなく、中国では約1000社、欧州でも3000社程度しかありません。海外では王朝が変わる時や、政変が起こった時に、企業も時の権力者と運命を共にすることが多いのがその原因のようです。それに比べて、わが日本に100年企業は10万社以上あり、それが日本の底力だと思います。
その内容には二通りあるようで、伝統を守り続ける企業と変革を重ね成長する企業で、前者の代表がカンロ飴や大正製薬等であり、後者の代表は明治期創業のニンテンドーや大正時代に操業したシャープ等です。最近存続を賭け、台湾の企業と提携したシャープですが、企業としての発足はベルトのバッケル作りが最初ですし、シャープペンシルの発明を経て電器産業に発展してきた会社です、今は困難・苦境の時代かも知れませんが、歴史を見れば必ず変革を重ね復活する会社だと私は確信しております。
政治も経済も混迷深きわが国ですが、日本の底力を信じて、ロータリーの目標である職業奉仕をこれからも重ねたいと思っております。今後とも「欧風懐石秋子想」「ホテル風早」「アプロディール紙音」をよろしくお願い申し上げまして、会長の時間といたします。