会長の時間31 「ロータリーの青少年奉仕について」
皆さん、こんにちは。
本日の会長の時間は、
「ロータリーの青少年奉仕」についてお話ししたいと思います。
ロータリーには、有名な「四大奉仕」、そして現在では「五大奉仕」という考え方があります。
クラブ奉仕、職業奉仕、社会奉仕、国際奉仕、そしてもう一つが、今日のテーマである
**「青少年奉仕」**です。
つまり、ロータリーは、未来を担う若い世代の育成を、奉仕活動の中心の一つとして位置づけているわけです。
では、なぜロータリーはこれほど青少年育成を大切にするのでしょうか。
私は、それは単に「若者を支援する」という話ではないと思っています。
未来を変えるのは、制度でも建物でもなく、最後は「人」だからです。
どれだけ立派な社会を作っても、次の世代が育たなければ、その社会は続きません。
だからロータリーは、若い人たちに、
- 学ぶ機会
- 出会う機会
- 挑戦する機会
- 世界を見る機会
を与えようとしているのです。
ロータリーの青少年奉仕には、いくつか代表的な事業があります。
まず有名なのが
青少年交換プログラムです。
高校生たちが海外へ留学し、異文化の中で生活をします。
言葉も文化も違う環境の中で、多くの若者が大きく成長します。
私たち日田ロータリークラブからも、高嶋会友の娘さん、××さんがこのプログラムを利用してカナダに留学されます。将来は国連で働くという夢もおもちのようで素晴らしいことだと思います。
実際、交換留学を経験した若者の中から、
- 国際機関で働く人
- 医師
- 教育者
- 経営者
- 地域リーダー
が数多く育っています。
そして何より素晴らしいのは、
「外国人」だった人が、「友人」になることです。
国際平和というのは、大きな政治だけでできるものではありません。
“相手を知ること”
“相手に親しみを持つこと”
そこから平和は始まるのだと思います。
また、ロータリーには
RYLA(ライラ)
という若いリーダー育成プログラムもあります。
若者たちが集まり、
- リーダーシップ
- チームワーク
- 奉仕の精神
を学びます。
私は、この「奉仕を学ぶ」ということが非常に大切だと思っています。
今の時代は、どうしても、
「自分が得をするか」
「効率がいいか」
という価値観が強くなりがちです。
もちろんそれも大事です。
しかし、人は、
“誰かの役に立った”
という実感の中で、本当の充実感を得るのではないでしょうか。
ロータリーの青少年奉仕は、若者にその経験を与える活動でもあります。
さらに、インターアクトやローターアクトもあります。
若い世代が自ら企画し、地域活動や国際交流を行う。
これは単なるボランティアではありません。
「社会に参加する力」を育てているのです。
私は税理士として多くの経営者と接しますが、今、企業でも地域でも感じるのは、
“人材不足”
よりも、
“人が育つ場の不足”
ではないかと思うことがあります。
昔は地域や家庭、学校の中で自然に育っていた、
- 礼儀
- 責任感
- 協調性
- 他者への思いやり
を学ぶ機会が減っている。
だからこそ、ロータリーの役割はますます重要になると思います。
若者に、
「あなたを応援している大人がいる」
と伝えること。
これは非常に大きな意味があります。
若い時に出会った一人の大人、一つの経験が、その人の人生を変えることがあります。
ロータリーは、その“きっかけ”をつくる団体なのだと思います。
そして実は、青少年奉仕で成長するのは、若者だけではありません。
関わる私たち大人も、若者から多くを学びます。
柔軟な発想、素直さ、挑戦する力。
時には、「昔はよかった」と言いがちな私たちに、新しい風を吹き込んでくれます。
青少年奉仕とは、
未来への投資であり、
同時に、私たち自身を成長させる活動でもあるのです。
ぜひこれからも、クラブとして、地域として、未来の世代との「つながり」を大切にしていきたいと思います。
ご清聴ありがとうございました。