会長の時間22 「ロータリーの平和構築と紛争予防 ― 最近の事例から考える私たちの役割 ―」
皆さん、こんにちは。
本日は今月2月は「ロータリーの平和構築と紛争予防月間」にちなみ、ロータリーが世界でどのように平和に取り組んでいるのか、そして私たち一人ひとりに何ができるのかについて、最近の事例を交えながらお話ししたいと思います。
1.ロータリーと「平和」
ロータリーの目的の一つに、
「国際理解、親善、平和の推進」があります。
平和というと、戦争を止めること、紛争を終わらせることを想像しがちですが、
ロータリーが目指す平和は、もっと日常に近いところにあります。
それは4つあります。
- 1つ目は教育の機会があること
- 2つ目は安全な水があること
- 3つ目は医療や保健が行き届いていること
- 4つ目は仕事や生きがいがあること
こうした「当たり前」が欠けたところに、争いの芽が生まれる。
だからこそロータリーは、人道支援や地域づくりを通じて、紛争を未然に防ぐ活動を続けてきました。
2.最近のロータリーの平和構築の事例
ここで、最近のロータリーの具体的な取り組みをいくつかご紹介します。
①まず ロータリー平和フェローシップからです。
ロータリーは、世界7か所の大学と提携し、
平和と紛争解決を専門的に学ぶ人材を育成しています。
現在、世界各地で活躍している平和フェローは、
- 紛争地域での調停
- 難民支援
- 国際NGOや国連関連機関での活動
など、まさに「対話による平和」を実践しています。
武力ではなく、人を育てることで平和をつくる。
これがロータリーらしいアプローチだと思います。
② そして次に紛争地域での水・衛生プロジェクトについてです。
近年の国際紛争地域では、
水不足や衛生環境の悪化が、争いをさらに深刻化させています。
ロータリーはグローバル補助金を活用し、
- 井戸の整備
- 衛生教育
- 女性や子どもが安全に水を確保できる環境づくり
を行っています。
水を巡る争いをなくすことが、結果として地域の安定につながっているのです。
③ そして若者同士の交流による「予防」についてですが、
青少年交換や国際交流事業も、立派な平和構築です。
最近では、国や文化、宗教の違いを超えた若者同士の対話の場が、
将来の偏見や対立を防ぐ力になっています。
「相手を知ること」
これが、最もシンプルで、最も強い平和活動だと感じます。
3.私たち日田ロータリーにできる平和貢献
では、そこで私たち日田ロータリークラブに何ができるでしょうか。
私は、平和構築は特別なことではなく、日々のロータリー活動そのものだと思っています。
それは3つあると考えます。
- 1つは、地域で人と人をつなぐこと
- 2つは、職業奉仕を通じて信頼を積み重ねること
- 3つは国際奉仕や青少年支援に関心を持つこと
これら一つひとつが、「小さな紛争の芽」を摘み、
地域の平和を守る力になっています。
私たちの今年度のテーマである
「つながる ― 絆を深め、未来を創る」
まさに、この「つながり」こそが平和の基盤です。
4.結びになりますが、
世界の大きな紛争を前にすると、
「自分に何ができるのか」と感じることもあるかもしれません。
しかしロータリーは、
一人ひとりの小さな行動が集まることで、大きな平和を生むことを信じてきました。
今日の例会が、
- 平和について考えるきっかけとロータリーの役割を再確認する時間
になれば幸いです。
ともに「つながり」を大切にしながら、
ロータリーらしい平和構築を、これからも続けてまいりましょう。
ご清聴、ありがとうございました。