会長の時間13
テーマ:「ロータリー財団への寄付 〜奉仕の心を形に〜」11月5日
日田ロータリークラブ会長 小ヶ内聡行
皆さん、こんにちは。11月はロータリー財団月間です。また、9日は天領祭りでのポリオ募金とチャリティバザーもありますので、本日は「ロータリー財団への寄付」についてお話ししたいと思います。本日は後ほど大塚ロータリー財団委員長から卓話もありますのでよろしくお願いいたします。
まず、もう皆さま知っていると思いますが、
- ロータリー財団とは何かということです。
ロータリー財団は、世界中のロータリアンの寄付によって支えられている「奉仕のための基金」です。
1917年、アーチ・クランフ国際ロータリー会長が「世界の善意のために基金を設立しよう」と呼びかけ、わずか26ドル50セントの寄付から始まりました。
その小さな一歩が、100年以上たった今では、年間数億ドル規模の国際的な奉仕活動を支える大きな力となっています。
- 寄付が支える世界の奉仕活動
財団の活動には、皆さんもよくご存じの「ポリオ根絶活動」があります。
1985年から始まったポリオプラス計画は、今では世界の99%以上の地域でポリオを撲滅しました。
わたしたちの募金が、世界中の子どもたちの命と未来を守っているのです。
さらに、財団の支援は「平和と紛争予防」「疾病予防と治療」「水と衛生」「母子の健康」「教育支援」「地域経済の発展」など、
いわゆる「ロータリーの重点分野」に広がっています。
どの分野にも、寄付を通して世界中のロータリアンの思いが息づいています。
- 寄付は“遠い世界の話”ではない
財団の助成金によって行われるプロジェクトは、海外だけではありません。
たとえば、私たちの地区内でも奨学金事業、青少年交換、災害支援など、多くの活動が財団の助成金で実現しています。
つまり、私たちが財団に寄付することは、世界の誰かを助けると同時に、地域の未来を支えることにもつながっているのです。
- 寄付のかたちは「金額」より「想い」
寄付というと、「余裕のある人がするもの」と思われがちですが、ロータリーではそうではありません。
大切なのは「奉仕の心を形にすること」です。
1口1,000円の寄付であっても、その想いが集まれば、世界を動かす力になります。
ポリオプラスへの募金や毎年の年次寄付、あるいはポール・ハリス・フェローへの積み立てなど、方法はいくつもあります。
- 寄付がもたらす“誇り”
ロータリー財団は、世界で最も信頼される公益財団のひとつです。
透明性と効率性が高く、寄付金の大部分が実際の奉仕活動に使われています。
つまり、私たちの寄付は「確実に」人を助け、世界を変えている。
その事実こそ、私たちロータリアンの誇りです。
- つながる寄付の輪
今年度のクラブテーマ「つながる」にも重なりますが、寄付とはまさに“つながりの証”です。
お金のやり取りではなく、「心のリレー」です。
誰かのために捧げた思いが、世界のどこかで誰かを救い、その感謝の思いがまた別の誰かを動かす。
そうして奉仕の輪が、静かに、しかし確実に広がっていきます。
- 結びに
ロータリー財団は、私たち一人ひとりの善意の集まりでできています。
「小さな寄付が、大きな希望になる」——この言葉を胸に、今年もぜひ皆さんと共に、世界と地域の未来のために、心を込めた寄付活動を進めてまいりましょう。
ご清聴、ありがとうございました。