会長の時間

会長卓話 1年を振り返って 

2025年06月25日

日田ロータリークラブ会長 江藤秀平

振り返りますと、まずは理事の方々にお礼を申し上げます。つたない私についてきていただきありがとうございました。もちろん各委員長になって頂いた方々にもお礼申し上げますとともに会員の皆さん、そして事務局の春口さんにも感謝申し上げます。私のわがままでいろいろと変革の年でしたからご迷惑をおかけしたと思います。チャレンジしたことで少しは日田ロータリークラブが良いほうに変わったこともあったと思っていただければありがたいです。それから会員の皆さんにお願いですが、短い時間で構いませんので事務局にお顔出しをよろしくお願いします。事務局の春口さんともコミュニケーションが大事です。事務局にお顔を出せば美味しいコーヒーが飲めるかもしれません。よろしくお願いします。

 

さて上半期については12月の例会時にお話ししましたので、今年1月からの下半期からお話ししたいと思います。

1月は新年の抱負を巳年の会友に語って頂きました。皆さんの抱負には感銘を受けましたが、会友の中に9名も巳年生まれの方がいたのは驚きました。職業奉仕賞は日田保護区保護司会さんに受賞していただき良かったです。なかなか日の当たらない場所でのボランティアなので会友の皆さんに少しでも活動内容をご理解していただき、良かったと思います。あらためて保護司の方々の活動には頭が下がる思いでした。18日には梅川壱ノ介新春舞踏会に出席してきました。日田ロータリークラブ会長としての来賓招待でしたからお顔出ししてきました。日田市長をはじめ県議会議員、市議会議長、教育長など20名くらいの来賓でした。ほとんどがお年寄りの観客でしたが、2時間半楽しませてもらいました。最初に来賓紹介がありますから、欠席の場合は連絡をしておいたほうが良いと思います。お名前を呼ばれても来られていない方が2名程いました。欠席の方は欠席ですと呼ばれます。ご連絡を忘れない様にお願いします。日田市ラグビースクールさんには地区補助金を使ってテントや備品などを購入してお渡ししました。日田ラグビー協会会長の興津久豊さんと副会長の松野忠さんに来ていただき現状のお話を聴きました。地区補助金を申請した1年前では子供さんが10名程度で、その後5名まで減少して存続の危機を向かえていましたが、例会に来られた時には会員数が40名に増えていました。おかげで指導者の方が足らなくなったと話されていました。毎年保育園等で出前ラグビー教室をしていたことが実を結んだと思います。これからもラグビー人口が増えることを祈っています。それから例年にない2回目のパスト会長会議を行いました。やや難航した会長デジグネートも無事決まり良かったです。危機管理委員会を発足して膳所パストガバナーに卓話をしてもらいました。ちょうどフジテレビの中井問題やTBSの生島問題などタイムリーな事案が発生して他人事ではない問題として聴きましたが、青少年対応の危機回避行動が「飲まない」「触らない」「しゃべらない」の3つの対応が私のキャッチフレーズの「飲めない」「口説けない」「触れない」と被っていたのが嬉しかったです。私の危機管理意識は万全です。また過去例でも挙げていただきましたがハラスメントにはいつ加害者になるかわからないので細心の注意をすることが大事ですね。もちろん被害者にもならない様に考えなければなりませんが。

2月の最初の例会での国際奉仕委員会の出前セミナーでは大分出張のため小ヶ内会長エレクトにお願いしました。グローバル補助金の活用方法の考え方を指導されたと聞いております。また次年度のグローバル補助金を使って「訪問入浴車」の購入を計画していると聞いています。是非、事業が成功に終わることを期待しています。インターアクト活動報告は藤蔭高校のインターアクトクラブより顧問の梶原一成先生と部長の廣瀬心結さん、副部長の井上黎乙さん、書記の木下千尋さんにおいでいただき卓話をしてもらいました。日田ロータリークラブの活動がきっかけでミャンマーに支援物資を送る活動を行ったり、地区大会での募金活動で能登半島災害支援協力やペットボトル蓋回収でのポリオワクチン支援活動、青年会議所との献血活動、千年明かりの点火ボランティアなど多くの奉仕活動を報告していただきました。3年生が3名、1年生が4名とクラブ人数は少ないのですが、しっかりとした奉仕活動が出来ていると思います。3クラブ合同例会では楽しいひとときを過ごさせていただきました。2次会にもたくさんの方が出席していただき交流を深めていただきました。今後、3クラブ合同の事業が出来ると良いですね。23日にはフードバンクを社会福祉協議会さん、日田ライオンズさん、日田中央ロータリークラブさん、日田青年会議所さんと一緒に日田市総合福祉センターウエルピアで行いました。石松雅彰会友も商品協力していただきました。私は玄米30Kgを持参しました。米の価格高騰も問題ですがフードバンク自体の周知も含めてやり方の検討をすべきだと思います。今回の品物を持参された方は全部で10名くらいしかいなかったと思います。27日は藤蔭高校インターアクトクラブのお別れ例会に石松雅彰インターアクト委員長、宮崎隆生委員と共に出席してきました。前回例会で卓話をしてもらった3名の3年生が卒業ということで激励の言葉も添えてお話をしてきました。未来は看護師、医療事務、保育士と進む道は違いますが、これからも奉仕活動に従事される思いは変わらないと思います。インターアクトクラブでの経験を活かし頑張ってもらいたいです。最後に顧問の梶原先生から卒業する生徒さんに「長い人生、他人と比較するのではなく、過去の自分と比較しなさい」と先生自身の体験を踏まえて贈る言葉を渡していました。卒業する生徒さんからも先生や後輩に対して思いのこもった色紙を贈っていました。とても良いお別れ例会でした。

3月はリタプラスの藤川靖治社長に来ていただき卓話をお願いしました。森、太陽、土、火、川の5つのキーワードで活動している企業で会社の立ち上げから未来の構想まで話してもらいました。環境問題では筑後川流域からアマゾン川までグローバルな視点で考えられていて驚かされました。また米山奨学生のメイ・モー・サツさんが最後の例会でご挨拶をしていただきました。長いような短いような1年間でしたが、メイさんが最初にあった時より自然と笑顔が良く出るようになったと思います。クラブよりバナーと花束を用意しました。サポートをしていただいた膳所和彦米山奨学記念委員長を中心に山本友紀会友、斎藤秀晟会友には感謝申し上げます。喜寿祝も橋本信一郎会友、草野義輔会友、笹倉順会友の3名へお渡しでき良かったです。まだまだ長きに渡り一緒にロータリーの奉仕活動を頑張ってもらいたいものです。創立記念例会では平野法好会友に卓話をしてもらいました。ロータリークラブとの出会いは藤蔭高校のインターアクトクラブの指導教官を務めたことのつながりが始まりと伺いました。当時は2720地区も大分、熊本、宮崎、鹿児島の4県であり、インターアクトクラブのメンバーも30名程の会員数で、地区でも人数が多いクラブで年次大会もスクールバスや夜行列車で行っていたそうです。年末には岩田屋前や日田駅で街頭募金を2~3日行って、1日で20万円以上集まった話をお聴きすると当時の様子や時代背景がよくわかりました。また戦略計画委員会として小ヶ内委員長より3か年計画を発表してもらいました。ビジョン声明と4つの優先事項が含まれた手続き要覧に基づき計画されています。私的にはロータリーに目標数値化はあまり好まないのですが、ロータリーの方針なので頑張って数値をクリアできるように努力したいと思います。

4月は石井博基会友の「少子高齢化」の卓話で始まりました。日田市の高齢化率は36.5%で超高齢化社会になっているし、少子化も進んでいるので、未来の日田市が、いや日本が心配になってきました。ロータリーもこの問題に真剣に取り組むことも大事になってきています。さて久しぶりに屋外で花見例会を功能整形外科病院の隣にある本町第2公園で行いました。天気も良くて桜の花も満開の楽しい例会になりました。頓宮正敏親睦活動委員長が捌いていただいた鯛の刺身も素晴らしい盛り付けと味で場を盛り上げていただき、楽しい例会になりました。10日には膳所パストガバナーに国際ロータリー第3407地区嘉義玉山ロータリークラブさんに義援金を持参してもらいました。とても喜ばれたようで良かったです。20日の日曜日には例会日を変えて大分第1分区のIMを日田で行いました。例会日の移動で例会を含めてアプロディール紙音で行いました。講師に野崎恭子さんをお迎えして「ロータリーのあるある相談室」を題材に「知らないようで知ってる 知ってるようで知らないロータリーの友」の講演と鼎談を行いました。ロータリーの友のRIの地球儀マークの所を読まないと購読義務を満たしたことにならないことや日本語の文章訳もロータリーの日本語訳者の方よりもチャットGPTの方が読みやすいことなど面白い内容で時間が経つのを忘れるくらいでした。またロータリーの依頼された時の返事で「はいかイエスか喜んでの他に次いで“待ってました”」の言葉があるのをこの時に知りました。10日は膳所副ガバナー夫妻が次年度グローバル補助金の支援クラブを台北西南クラブにお願いしてきました。その時に嘉義玉山ロータリークラブに地震の義援金をお渡ししてもらいました。23日には同じく国際ロータリー第3407地区嘉義玉山ロータリークラブ創立26周年記念式典に私の代理として佐竹国際奉仕委員長に出席していただきました。盛大な歓迎をうけたそうで、来期の再調印に向けて弾みがついたのではないかと思います。また25~26日の熊本での地区大会も盛大で会員20名程の熊本りんどうロータリークラブから輩出された三村ガバナーの晴れ舞台でした。内容もよく企画されていたと思います。まさか最後の方にクラブ紹介があるとは思っていませんでしたので少し戸惑いましたが、無事に日田中央ロータリークラブ50周年記念式典のご案内や次年度の大分での地区大会のご案内もできて良かったです。29日、昭和の日の祝日に熊本で国際ロータリー第3501地区とのグローバル補助金交流会に膳所パストガバナー並びに頓宮会友夫妻と出席してきました。地区大会が終わった直後でしたから疲れていましたし、また夜の会合でしたので1泊してきました。本当にとても良い日本と台湾のロータリークラブメンバーのグローバル補助金に関する交流報告会が出来ました。来期の訪問入浴車事業もできるものと期待しています。

5月は10日に中津中央ロータリークラブ創立50周年記念式典があり、膳所パストガバナー、武内ガバナー補佐、小ヶ内会長エレクト、高嶋幹事と共に出席してきました。市内の高校生によるバンド演奏に始まり、豊後高田市の太鼓演奏などの歓待を受けて和やかに式典が終わりました。何かと今期は中津方面のクラブさんとはつながりが薄い1年でしたが次年度はもっと親密になれることを期待しています。17日には国際ソロプチミスト日田認証45周年記念講演会があり、私が日田市管工事協同組合の第51期定時総会と重なったので、中西会友と事務局の春口さんに行ってもらいました。講演内容もメンタルクリニックあいりす院長の吉田敬子先生が「子どもを理解し育ちを支える」という講演テーマで不登校や引きこもり、虐めなどの悩みを抱えて苦しんでいる子どもたちを理解し、援助するための専門的なアプローチの仕方など身近な問題について話されたそうで、とてもおもしろい話だったそうで私も聞きたかったです。それから恒例の献血例会の日程を変えて行いました。いつもは6月の日田中央ロータリークラブさんの翌日に行っていましたので、なかなか採血数が伸びずに厳しい結果でした。今回は天気が悪く雨でしたが、結果として目標90件に対して94件の採血が出来て良かったです。また来期も同じように開催できると採血数が期待できます。25日の川開き観光祭の日に日田市陸上競技場で日田ラグビースクールの大会があり、吉野青少年委員長と出席してきました。現在日田の生徒さんは30名程で中津、浮羽、別府など他地区から多くのちびっこラガーマンが来られて、試合を通じて楽しく交流をされていました。もちろん今年の1月に寄贈した備品を活用していただき、運営をされていましたことをご報告します。26日にはロータリークラブとライオンズクラブの会長・幹事交流会をしました。駅前の鳥市に10名のメンバーが集まり、懇談形式で行いました。ライオンズの杉野ガバナーとロータリー膳所ガバナー時代にお互い一緒に事業が出来ないかと言われてそのままになってきていました。私の年度ではできませんでしたが、ライオンズクラブさんもその気持ちは変わらないようで、お互いに次年度へ申し送りをしましょうということになりました。良い協同事業が計画されることを祈念します。職場例会では昭和学園高等学校さんに久しぶりにお世話になりました。会友の草野理事長に校舎の新築に至る経緯から設計コンセプトなど詳しく話していただき、最後には校舎と体育館をつなぐ渡り廊下の視察までしてもらいありがとうございました。会員には藤蔭高校の理事長の佐藤彬会友もいますので、次回はお願いしたいですね。

6月はロータリークラブとは関係ありませんが公益社団法人日田玖珠法人会の日田支部長兼会長に任命されました。一難去ってまた一難になりました。合わせて日田警察署協議会会長職にも就任しましたので益々変なことはできなくなりました。クラブ協議会では各委員長さんに報告を前期と同じく報告をしていただきました。目標となる事業をほとんどの委員会が終えられありがとうございました。本当に1年間お疲れさまでした。野球観戦例会はみずほPayPayドームで楽しいひとときを過ごしました。子供さんも参加していただき喜んだと思います。巨人対ソフトバンクの交流戦で巨人が7対3で勝ち、巨人フアンの私としては気持ちの良い試合でした。ソフトバンクファンの方には残念でしたが、勝負は時の運と言います。私たちの応援風景も大画面に映り、楽しく観戦が出来て良かったです。また先週は年度末家族親睦会で吉富今日子会友の津軽三味線の演奏や豪華景品など盛りだくさんな内容で楽しませていただきました。今月が親睦月間とはいえ最後の6月は親睦主体の事業が多くなり、普通の例会が出来ずに申し訳ありませんでした。でも私らしくて良かったと思います。実際、今年度は昨年の60周年記念や地区大会の疲れを癒す年度にしたい思いがあり、親睦活動委員長に頓宮会友を指名したのもそこに目的がありました。予算を集中して使う予定でしたが、予算組みの時点で円安もあり、なかなか思うようにできませんでしたが、頓宮委員長にいろいろと助けてもらいました。最後までお世話になりました。21日には任期最後のご奉公で斎藤秀晟会友と一緒に大分県西部保健所主催の6.26ヤング街頭キャンペーンに昭和学園高校や藤蔭高校の生徒さんを含む15団体で参加してきました。ザ・ビッグ日田店の前で1時間ほど薬物撲滅のチラシ配りをしましたが、日田市内でも若者の間で大麻などの薬物が横行している現状が多いとは思いませんでした。しっかりと薬物撲滅啓発活動を継続していかなければならないと考えます。上半期報告で言い忘れていましたが、昨年の12月に日田中央ロータリークラブさんと一緒に事務局のパソコンを新しく購入して、古いパソコンはローターアクトクラブ専用にしました。活用していただければ幸いです。それからロータリークラブはもともと仕事を通じて始まった会合なので、会員より自社の伝えたいことなど発信できる場を作ることが大事だと思います。過去にロータリーは奉仕の場なので個人や法人のアピールの場ではないと言われて、席に案内パンフや申込用紙などを置くことが出来ず口頭でのお願いになっていたと思います。SNSで出欠確認とは別に会員のアピール専門サイトを作成して、なんでも発信できるようにしたいと思います。小ヶ内年度で早速公開できるようになればと思います。

結びにこの1年間、私と共にロータリークラブ活動をしていただいた会友の皆さん全員に感謝申し上げ、日田ロータリークラブの会長職を辞したいと思います。ありがとうございました。そしていよいよ小ヶ内年度が来週から始まります。私もまだ理事の一員としてがんばりますので、またよろしくお願いします。以上、長々とお話ししましたが、私の「1年間を振り返って」の報告を終わります。高嶋幹事共々本当に1年間ありがとうございました。