会長の時間25
日田ロータリークラブ会長 江藤秀平
本日は藤蔭高校インターアクトクラブの活動報告になります。インターアクトクラブは、ロータリークラブより提唱された、12歳から18歳までの青少年または高校生のための社会奉仕クラブで、日本においては高等学校の福祉・ボランティア系のクラブ活動・サークルとしておかれることが一般的でありますが、高校に属さない「地域クラブ」として活動するクラブもあります。是非、藤蔭高校のインターアクト活動の報告を聴いていただき、今後も日田ロータリークラブとして活動を応援してあげていただきたいと思います。
先月の理事会で決まりました4月16日の出席100%例会(黄昏例会)を4月20日のIMに例会日を置き換えて行うことになりました。よって黄昏例会は今年度することが出来なくなりました。出席奨励委員会の過去の報告では1回目の年次総会の出席率が67.92%、2回目の新年例会の時が66.04%でした。私自身はこの時間帯の例会も良いのかなと感じていますが、皆さんはどうでしょうか?ある先輩会友がロータリークラブでは出席義務がありますが、奉仕活動はまずロータリークラブに入会すること、そして辞めないで継続することだと言っていました。もちろん出席することは大事ですが、入会して在籍しているだけでも会費から奉仕活動費用を支払っているのだから奉仕活動を支援しているのと変わらないのだと。私はこの考えに賛成です。先月もポール・ハリス・フェローの表彰を三笘康之会友と谷口知幸会友が受けられていました。これも奉仕活動です。なかなか個人的に奉仕をする場が無い中で、こういう奉仕団体に入会でもしなければ奉仕活動に無縁とまでもいかないかもしれませんが、現実にはほとんど関与していないと思います。年間20万円余りの会費とプラスαの経費を払って継続されているだけでもすごいことだと思います。実際、私はロータリークラブに18年間在籍していますので約400万円近くの会費を納めています。その中の何割かは奉仕活動に役立ててもらっていると思います。もちろんお金だけでなく行動でも奉仕活動をしています。また私は会社に在籍している間はロータリークラブを退会せずに継続する思いですし、こちらで出会ったご縁を大事にしたいと思っています。あまり難しく考えないで、それこそ「戒驕戒躁」の思いでロータリー人生を楽しめたらいいかなと思います。そう考えれば心も軽くなるのではないでしょうか。
国際ロータリー第2720地区大分第一分区のIMに話を戻しますが武内ガバナー補佐のはからいで豆田の紙音で行う予定です。講師にはロータリーの友の編集委員長の野崎恭子さんに来ていただきます。日程も例会日の移動として行いますので日田のメンバーにも多く出席していただけるものと思います。加えて例会とは分けてしますので出席者はメイクアップのポイントにもなります。ご協力の程よろしくお願いします。
今日は大分県消防設備安全協会の理事会が大分市であり、そこで昨年受賞した消防庁官表彰のお礼を述べるので例会を欠席します。申し訳ありませんが、小ヶ内会長エレクトに「会長の時間」はお願いして代読してもらいます。
本日は国際奉仕委員会の出前セミナーです。今年度の日田ロータリークラブとしてはグローバル補助金を使って、昨年の12月に台湾の苗栗社との共同申請したGG案の苗栗泰安郷南三村部落識字教育センターの事業案件の許可承認がおり、事業が出来るようになりました。これについては前年度の時に使用する予定の事業の問題で補助金が使えなくなり今期に別の事業として移行されたものです。先月に例会で報告しました通り日田ロータリークラブの申請補助金$1,473.15-(¥231,285-)を振り込み済みです。このグローバル補助金は日本国内でも使用可能なので復興支援でも使うことが出来ます。日田ロータリークラブもこれからは海外だけでなくて国内に目を向けた事業も良いかもしれません。今後計画してみてはどうでしょうか?
さて今回の会長の時間ですが、昨年の11月に施行された自転車の法規改正の話をします。あれから3ケ月経ちました。全国では初日から飲酒運転やながらスマホなど切符を切られた数も相当数あったようです。現在、14歳未満は指導のみになっているそうですが、14歳以上は赤切符、16歳以上になると青切符になります。12月には東京都で初の飲酒運転による逮捕もありました。基準値の7倍のアルコール度数で停車中の車にぶつかった事案でした。でも福岡県では11月だけで検挙137件、逮捕6件と東京都と福岡県では差があります。これはどちらも一極集中型都市ですが地下鉄などの交通網の違いや自転車人口の違いなどがあげられると思います。日田署でも今年の1月までに検挙4件、指導2件の計6件事案が発生しているそうです。また昨年は女子高校生が下り坂でお年寄りにぶつかる死亡事故もあり、過去には2008年ですが神戸北区で小学5年の男子児童の自転車にはねられて寝たきりの状態になったとして、被害者女性(67)の家族と保険会社が、男児の母親(40)に計約1億500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決があり、2013年に神戸地裁は母親に計約9500万円の賠償金を支払う判例が出たこともありました。子供さんが支払えなければ、親に返済命令がきます。自転車保険に加入しておかないと大変なことになります。今入っている車や生命保険にも付いている場合があるので確認しておいたほうが良いと思います。このように自転車の違反内容は自動車と同じく信号無視、通行禁止違反、路側帯通行時の歩行者の通行妨害、左側通行、一時停止、飲酒運転、酒気帯び運転(酒気帯び運転ほう助)、傘さし運転、二人乗り、イヤホンやヘッドホンの着用運転、並進運転、など113種類の違反行為が青切符による取り締まりの導入により科せられます。違反点数はありませんが、反則金が科せられます。ちなみに反則金ですが従来の5万円以下の罰金から6カ月以下の懲役または10万円以下の罰金となり、さらに交通事故を起こすなどの交通の危険を生じさせた場合は、1年以下の懲役または30万円以下の罰金になります。私は昔、子供のころに小学校では自転車の免許試験があったのを覚えています。30cm幅の8の字や長さ5mの直線に足を地面につけないで10秒以上時間をかけて渡るとか信号機のある横断歩道の渡り方など最低限の技術とルールを学んで合格しないと免許が発行されないし、自転車に乗ってはいけない仕組みになっていました。どうなるかわかりませんが、あまりに違反者が多いとそのうちに自転車も免許制度になるかもしれませんね。