会長の時間16
「天領まつり、千年あかり」
日田ロータリークラブ会長 北郷太門
先週末、豆田地区や花月川周辺で、天領まつりと千年あかりが開催されました。多くの人出があり、5月の花火大会と同様に、日田の秋の祭りとして、定着したようです。
天領まつりは、44年前に始まりました。西国筋郡代着任行列がメインイベントで、「日田どん」の大きなランタンの展示、日田の先哲者スタンプラリー、天領屋台、足湯もあり、大変賑わいました。私も商工会議所青年部に所属していた30代の頃、町人の格好で、行列に参加したことがあります。
天領を題したまつりは、岡山県倉敷市にもあるようです。倉敷天領夏まつりは、音楽パレードやお囃子で盛大に繰り広げられる夏のイベントで、日田の天領まつりとは、趣向が違う賑やかな祭りのようです。
千年あかりは、夜のイベントで、19年前に始まりました。当初は、杉やヒノキを竹の浸食から守るための活動として、豆田町の有志の人々の呼びかけで始まりました。最近では高校生や市民の協力もあり、多数の竹灯籠が河川敷や通りをやさしく照らし、歩く人達を優美で幻想的な雰囲気にしています。
大分県には、三大竹灯りと言われる同じように、竹を活かした祭りがあります。臼杵市の「うすき竹宵」、竹田市の「たけた竹楽」と云う祭りです。「うすき竹宵」は、1997年のスタートでした。「たけた竹楽」は、2000年、日田の千年明かりは、2005年ですから、日田が最も遅いです。
しかし、人出の規模や祭りの内容では、県内で一番の竹祭りになっているのではないでしょうか? 理由は、宣伝広告の成果、そして福岡県に近い立地にあるようです。この祭りに関わってこられた地元住民の皆様、高校生、商工会議所、市役所、関係者の努力の賜物だと思います。
この祭りをきっかけに、県外の多くの人達に、日田に来ていただき、再度リピーターとして、日田に来てもらえれば良いなと思います。
会長の時間を終わります。