年頭所感 平成24年1月4日(水)
2012年01月04日
日田ロータリークラブ会長 武内眞司
みなさん、明けましておめでとうございます。
昨年中はクラブの運営にご協力いただきましてありがとうございました。
今日から残りの任期のスタートです、6月までの半年間、前期同様のご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、ご案内の通り、今年は十二支の中で唯一実存しない動物の辰の年ですが、それに関して少しエピソードをお話しようと思います。
以前、金閣寺・銀閣寺のご住職であり、臨済宗相国寺派の管長である有馬頼底師と親しくお話したことがあります。その際不躾を承知で師の墨蹟の号である「大龍」について質問したことがあります。
師の応えは「東洋では龍、西洋ではドラゴンと呼ばれるこの生き物は誰でも知ってはいるが、見た者は誰もいない。大いなるまやかしと言えばその通りだが、何故か古今東西を問わず、空へ昇る龍(ドラゴン)と大空を飛翔する鳳凰(フェニックス)は吉兆のシンボルであり、人間を元気付ける空想のイキモノの筆頭であり続けている。人生には思いも付かないような出来事が色々あるものだが、何事にもクヨクヨせずに元気を出そうという意味での大龍だよ ははは~」と笑っておられました。
今年は大震災以来の社会の混乱に加え、たぶん増税開始の初年度になりそうな雰囲気もあり、さらに経済が疲弊しそうですが、辰年にあやかり、どんな事があろうともクヨクヨせず、前向きに歩んで行きたいと思います。