会長の時間9
日田ロータリークラブ会長 石松雅彰
本日の会長の時間は、世界ポリオデーについてお話します。
「ロータリー世界ポリオデー」は、10月24日です。
世界ポリオデーが近づく中、国際ロータリーから各種の情報や行動の呼びかけが沢山届いています。その一部をご紹介し、ポリオ根絶の重要性とロータリーが果たすべき役割について改めて考えたいと思います。
皆さんご案内の通り、ロータリーは1985年にポリオプラスを立ち上げ、1988年からは世界保健機関(WHO)、米国疾病対策センター(CDC)、ユニセフ(国連児童基金)などとともに「世界ポリオ根絶推進活動」を主導してきました。
以来、ポリオの発症数は99.9%減少し、ポリオ根絶は目前に迫っている現状ですが、本年8月末現在、アフガニスタン1例、パキスタン15例、モザンビーク5例の野生株ポリオ発症が確認されています。
ポリオが地球上のどこかに存在する限り、それは世界全体にとって脅威となります。
ポリオを根絶し、ほかの国々をポリオフリー(ポリオのない状態)に保つことが重要です。そのためは、今後も「予防接種」や「サーベイランスの向上」、「保健従事者の雇用」などの活動が必要であり、この活動を支援する追加の資金が必要となります。
世界ポリオデーを通じ、ロータリーファミリーだけでなく、広く市民のサポートを呼びかける行動を起こしましょうと要請されています。
マイロータリーのポリオ根絶のサイトでは、ポリオを根絶する5つの理由が掲げられていました。
- 生活の向上(ポリオ根絶活動のおかげで、身体マヒとならずにすんだ人は2000万人、命を落とすことのなかった人は150万人に上る。)
- 未来への投資(ポリオが根絶されなければ今後10年間に、毎年20万人の子どもが身体マヒになる可能性がある。ポリオ根絶はすべての子どものための、より健康な世界を作ること。)
- 子どもの健康を向上(ポリオ根絶のサーベイランス(監視)や予防接種活動において他の健康問題の検査も行われるため、いち早く疾病対応ができる。)
- 医療費の削減(ポリオ根絶活動により、1988年以来270億ドル以上の医療費が節約され、2050年までにさらに140億ドルを節約できる。)
- 歴史をつくる(ポリオが根絶されれば、天然痘に続いて2番目に根絶される疾病となり、歴史上で最も偉大な公共保健での達成の一つとなる。)
とのことです。
2720地区でも、10月24日の世界ポリオデーに向けて、10月22日から23日に熊本市の花畑広場で行われる熊本マチナカ音楽祭との連携を図りながら、サクラマチプロムナードを中心にサンロード新市街・下通アーケードにて10月23日(日)にポリオ根絶募金活動を開催するそうです。そして、この取り組みに参加できないクラブについては、各クラブやグループにてポリオ根絶のための活動を実施してほしいとの案内を受けています。
先日の理事会において、今回の熊本での募金活動には不参加とするが、日田クラブ独自での募金活動を社会奉仕委員会にて企画することになりました。できれば、直前の例会において、会員を対象とした募金活動もやりたいと思っています。
また、大分地区のみの募金活動の企画も検討されているとのことで、それ等を踏まえて、今後早急に具体的な対応を詰めてまいります。
会友の皆さんの、全面的なご協力をお願いして会長の時間を終わります。