卓話

石松会長 新年度運営方針

2022年07月06日

卓話原稿(令和4年7月6日)

本日の卓話は、会長の新年度運営方針となっています。

 お手元に、私の今年度の運営方針並びに活動計画をまとめたものを配布いたしていますので、ご参照いただきながら、説明をさせていただきます。

 まずは、ジェニファーE・ジョーンズRI会長の2022~2023年度のテーマについてです。

 

 皆さんすでにご案内のことと思いますが、 ジェニファーE・ジョーンズ会長はRIで初めての女性会長です。ジョーンズ氏は、1997年にロータリーに入会し、RI副会長、理事、研修リーダー、地区ガバナー等を歴任され、ロータリー強化顧問グループ委員長も務められロータリーのブランド活性化の取組でリーダー的役割を担ったとのことです。

そして、超我の奉仕賞、ロータリー財団功労表彰状を受賞しているほか、夫のニック・クラヤシッチさんと共に、アーチ・クランフ・ソサエティ(財団へ累計25万ドル以上の寄付者)、ポール・ハリス・ソサエティ、ロータリー財団遺贈友の会の会員だそうです。

 その会長テーマは、「IMAGINE ROTRY」とされました。そして、テーマ講演会で、「想像してください、私たちがベストを尽くせる世界を。私たちは毎朝目覚めるとき、その世界に変化をもたらせると知っています。昨日のことをイマジン(想像)する人はいません。それは未来を描くことです。」と説明され、さらに「ポリオのない世界を想像してください。みんなが安全な水を使える世界を想像してください。疫病のない世界、すべての子どもが読むことのできる世界を想像してください。やさしさ、希望、愛、平和を想像してください。だからこそ、『イマジンロータリー』がテーマとなります。」と結んでいます。

 また、堀川貴史ガバナーは、地区スローガンを

 「ロータリーはつながりであふれている」~友情いっぱいの仲間となにかよいことをしましょう~とされました。そして、「例会に集い、例会の場で、職業上の発想の交換を通じて、分かち合いの精神による事業の永続性を学び、友情を深め、自己改善を図り、その結果として奉仕の心が育まれてきます。」としています。

そして、地区方針を 【地区戦略計画(2021年7月~2024年6月)の継続と具現化】とし、その他の重点項目として、

  •  ・2720地区のやる気スイッチON(クラブ活性化ワークショップ開催)
  •  ・新入会員の退会防止(ロータリーを学ぶオリエンテーションの開催)
  •  ・各クラブの例会サポート(出前セミナーの推進・公式訪問12か月で)
  •  ・メディア対応のワンストップ化(奉仕活動の取材依頼を公共イメージ部門で)
  •  ・Zoomミーティング窓口の開設(研修委員会でホスト役を行う)
  •  ・休日は家庭生活に奉仕の理想を最大限適用(休日は家族と一緒に過ごしましょう)  

を掲げています。

 

  私が、特に面白いと感じたのは、⑥の「休日は家族と一緒に過ごしましょう」の項目です。

 これまで、日曜日を中心に開催されることが多かった部門別セミナーは今年度休止となり、どうしても日曜日でないとできない行事を除いて、基本的には休日の行事は行わないとしています。

私の勝手な思い込みですが、ロータリーは、職業奉仕が金看板で、それぞれの会員の皆さんが自らのお仕事に倫理観を高め、職業人として社会の役に立つことが求められていると思っています。そのためには、皆さんのお仕事がまずは優先されることだと思います。そして、その仕事を成し遂げるためには、家庭が重要です。本来の仕事や家庭を犠牲にしたロータリー活動は難しいのではないか、バランスの取れた活動が必要ではないかと思っています。そんな私の思いに、この項目はピシャリとはまりました。ガバナーの優しいお気持ちも大変ありがたく思います。

 このような、RIテーマや地区スローガンを踏まえ、私の今年度の活動方針を

「ロータリーの輪を深めよう」

としました。

 

これまでよくロータリーの輪を広めようとは言われてきましたが、私は、今年度は広げると言うより、敢えて深めるとしました。

それぞれの会友が、例会を通じて、多様な情報の受発信と相互の親睦・友情を深め、「日田ロータリークラブ会友」として輪(つながり)をさらに強固なものにしたいと考えています。そのために、知っているようで知らないことも多い会友たちの話をたくさん聞き、そして話す機会を「会員の時間」として設けたいと思っています。

また、膳所ガバナー年度の前年度として、各種の協議会・研修会が当地域で開催されることから、協力体制を強化し、それらの研修機会等を活用した2720地区内の他クラブのロータリアンとの輪・和も深めたいと考えています。

さらに、せっかくロータリークラブに入会したのだから、ロータリーに関する情報、活動状況などを学ぶ機会を増やし、ロータリアンとして意識を高め、つながりを深めたいと思っています。

 <そのための具体的な取り組み>として、

 ・会員が、年に一度は自分の職業上の情報や体験談、近況などを発言する機会として、例会に「会員の時間」を設けたい。会員の時間は、1回につき3名程度の会友から発表をお願いしたいと考えています。

 

 ・会員満足度アンケートなどのツールを活用し、クラブ評価を行いたい。

私がクラブに入会してからこれまで、会員満足度調査をされた記憶はありません。

他クラブでは、毎年調査を行うところもあるようです。例会の在り方や、活動の方向性、内容などについて皆さんの御意見をお尋ねすることは大変意義があると思っています。

そのため、来年5月に「クラブ評価例会」として満足度アンケート調査を実施し、

反省と改善に取り組みます。

 

・各委員会での卓話に積極的に「出前セミナー」を活用したい。

今年度の地区の重点項目でもあります「出前セミナー」を例会時に招聘し、ロータリーの各分野における理解を深め、情報収集に努めたいと思います。

 ロータリーには活動強化月間がありますので、その折に各分野のセミナーを活用できたらと思っています。

 

・昨年度ガバナー公式訪問時に大森ガバナーから、当クラブの定款が標準定款と相違しているとの指摘を受けました。

 当クラブの定款・細則は2015年(織田莊太郎会長年度)に、設置された定款細則委員会(佐藤武朗、橋本信一郎、草野義輔、梅野親典、佐竹享、武内眞司会友)において作成改定されました。この時点では、適切に整備された定款細則でありましたが、その後、3年ごとのRI規程審議会とそれに基づく手続要覧の改正項目が見直し、整理されていない状態となっています。膳所ガバナー年度が次年度から始まりますので、その前には整備を終える必要があると思っています。そのため、今年度にクラブ内に新たに「定款細則委員会」を設置し、標準ロータリークラブ定款及び推奨ロータリークラブ細則に準じ、定款細則の整備を行います。

 

・社会奉仕事業として、地区補助金を活用し「こども食堂ハッピータイム支援事業」を実施します。

 この事業は、前年度社会奉仕委員長でありました江藤秀平会友が手掛けておられました「こども食堂ハッピータイム支援活動」を拡大し、施設の環境整備と周知PR活動を支援しようとするもので、江藤会友のご尽力により実現できた事業であります。

 理事会での承認を経て現在事業を進めており、8月には贈呈式を計画いたしております。

 

 

・マスコミやホームページを活用し、ロータリークラブの考え方や活動内容などを積極的に情報発信し、クラブの広報・周知を図りたいと考えています。

また、ホームページ上では定款細則が調整中となっていますので、定款細則の整備後にリンクさせたいと考えています。

 

 

・最後に、膳所ガバナーエレクトと連携を強化し、ホストクラブとしての役割を果たしたいと考えています。今年度中に当地で各種の研修会や協議会が開催されると聞いています。これらの機会を通じ可能な範囲で、ロータリアンとしての繋がりの強化と親睦の輪を深める場にしたいと思っています。

 

 

会員の皆さんのご協力・ご支援宜しくお願いいたします。

*7月23日(土)に地区クラブ活性化ワークショップが開催されます。これに次年度会長・幹事と共に出席予定ですが、事前に「会員満足度アンケート」を実施するよう求められました。つきましては、ただ今からアンケート調査票を配布いたしますので、次回例会時までに事務局までご提出くださいますようお願いいたします。無記名となっています。