会長の時間17
副会長 石松 雅彰
本日は会長が不在ですので、私が代理で会長の時間を担当いたします。
私事で恐縮ですが、9月に鼠径部ヘルニアで6日ほど入院をしました。
これまで割と健康でしたので、物心ついてから初めての入院、手術で、とても緊張しドキドキでした。
最初に体調に異変を感じたのは7月中旬頃で、はじめは特に痛みなどはなかったので放置していましたが、8月ごろからだんだん状態が悪くなって不安になり、例会で井上太香美会友の話を聞いて相談したところ、膳所会友の紹介により福岡の原三信病院にて手術を受け良好とのことでした。
早速、膳所会友の病院で診察を受け、私も同じ病院を紹介していただきました。
原三信病院は、理事長が膳所会友の九州大学医学部の後輩で、鼠径部ヘルニアの専門外来があるとのことでした。
原三信病院の沿革を調べましたら、江戸時代黒田藩 藩医原三信が起こりで代々「三信」を襲名し、明治12年十二代原三信が現在地に外科医院として開業、明治35年には十三代原三信が九州初の私立病院を設立したという歴史と伝統のある素晴らしい総合病院でした。
9月2日に紹介外来で受診したところ、状態はかなりひどく早急に入院手術が必要との診断を受け、6日入院8日手術となりました。
手術は腹腔鏡下ヘルニア修復術ということで、全身麻酔での手術でしたから痛みは全然感じず、手術後の経過も良好でした。
手術の翌日、病室で休んでいますと品の良い白衣のDRが部屋に来られて「理事長の平でございます。お加減はいかかですか」とおっしゃられました。
まさか大病院の理事長が直接ご挨拶にお見えになるなど思ってもおらず、思わずベッドに正座し、「とても良好です。ありがとうございました。」と返事しました。すると理事長先生は、「よかったですね。膳所先生にもよろしくお伝えください。」とおっしゃって退室されました。それから後は、なんとなく看護師さんたちの態度も変化があり、担当の看護師さんからは「石松さんはどんなお仕事をされているのですか」とか「どちらからいらしたんですか」などの質問を受け少し待遇が上がったような感じがしました。
また、看護師さんの中に昭和学園高校出身の方がおられ、草野理事長先生の話も出て、6日間がアッという間でした。
退院し、膳所先生にお話ししたところ、「平理事長は大学の後輩でロータリアンでもある」と改めてお聞きし、人のつながり、ロータリアンのありがたさを実感したところであります。
今後も、このつながりを大切にし、ロータリアンとして微力ながら頑張りたいと思っています。