卓話

新入会員卓話 門松孝治会友

2021年08月25日

 

新入会員卓話門松孝治会友

7月から入会させていただきました九州電力の門松と申します。宜しくお願い致します。

 

本日卓話という事でしたので営業所の方のキッチンスタジオでエプロン姿で冷凍食品等をIH器具で調理してお見せしようかと思いましたが、最初ですので真面目にやらせていただきます。自己紹介と今話題になっている「カーボンニュートラル」について簡単に説明させて頂きたいと思います。

 

お手元の資料は九州電力のカーボンニュートラルに向けた取り組みのダイジェスト版になっております。お持ち帰りいただきお時間のある時にゆっくり見て頂ければと思います。

 

生年月日は昭和41年5月25日で、今年で55歳になります。門松という名前は大分にはあまりいないと思います。私は高校時代3 年間野球をしておりまして、私の時代で一番強かったのが春の大会でベスト4に行きました。高校を出て学校の先生になって野球の指導等に携われたらいいなと当時は思っていました。しかし当時就職担当していた野球部の部長から呼び出されまして「九電から求人が来ている」と、今年は誰も希望者がいないらしく今年受けないと来年から求人が来なくなるとの事で、受けるだけでもいいから受けてくれと言われ受ける事にしました。試験当日、性格上負けたくないという気持ちになりアピールし合格してしまいました。その後担任と野球部長から親共々呼び出され、合格したのに断る と後々学校に迷惑がかかってしまうので行ってこいと言われ就職した流れとなります。

 

電力の自由化が始まって、その後福島の事故、計画停電や電気料の値上げ等皆様に大変ご迷惑をお掛けしました、営業活動も10年間ぐらい出来ませんでした。創業以来大変厳しい時代を経験し、4~5年前からやっと営業活動も再開しました。今では別会社を作り関東関西に営業をかけ、出来るだけ九州にお金を持ってこようと考えてます。

 

カーボンニュートラルについてご説明させていただきます。テレビや新聞でよくみられるとは思いますが、資料にあるようにこれは人類のエネルギー消費量のグラフです。19世紀半ばからエネルギーの消費がのびてます。これは蒸気機関が発明され、発電が行われるようになって人類の生活様式が急激に進化したことによるものです。世界のエネルギーの消費量と世界のCO2の排出量を見るとヨーロッパ等は横ばいの状態ですがアジア圏は急激にのびています。これらを踏まえて菅総理がカーボンニュートラルを宣言しました。今年の7月のサミットの中でも2030年度に温室効果ガスを2013年度から45%削減と表明しています。2018年の時に2013年比2030年度までにマイナス25%~26%という数字が出ていたのにいきなり20ポイントも変わってます。これを達成するためには日本全国で取り組まないと難しいです。日本は取り組みが遅いと世界から圧力をかけられてこのような宣言をしたと思います。各世界の状況は資料の通りです。日本ではカーボンニュートラルを宣言している自治体が432あります。これらの自治体がいつまでにといった具体的な目標はまだでておりません。いまこういう状況ですが、まずカーボンニュートラルとは何かという事ですが、温室効果ガスを0にするという事です。発電で出るCO2や廃棄物の 焼却で出る新エネルギーのCO2等を含めて温室効果ガスといいます。カーボンニュートラルではこれを出さないようにする。しかしどうしても出てしまうので出る部分については山林や森林の整備をして吸収させる取り組みをします。2018年度のCO2の排出量ですが電力の発電にかかわる分が約4割です。ここのCO2を出す発 電を減らしていくという事になります。九州電力としてはお手元の 資料にダイジェスト版で記載しております。ご参照ください。

 

今後2050年に向けて我々はCO2を出さないようにして今後 CO2を出さない電源を使って電化を進めていくことに向けて取り組んでいきます。