会長の時間3
2019年07月17日
日田ロータリークラブ会長 白石章二
近年のスマートフォンの普及により、インターネットでの情報の収集が当たり前のようになり、その影響で既存のメディア(新聞やテレビ等)とネットでの情報の違いが最近多く見られるようになってきたように感じます。 最近、日本から韓国への輸出品に関して、韓国をホワイト国指定からはずすとの報道がありましたが、これに関して既存のメディアの報道は、いわゆる徴用工問題に対しての日本の報復のように報じていて、日本にとってメリットが無いだとか、日本にも少なからず影響が出てくるように云う評論家も結構いるようです。
しかし、ネットで調べてみると、これはウラン濃縮や毒ガスの製造などに転用が可能な輸出品に関して、どのように使用したかの報告を日本政府が要請しているのにもかかわらず、長い間韓国側からその報告が無いことに関しての措置であるようです。 これは、安全保障上の問題です。 このことから、今まで輸出品に対して審査の無いホワイト国指定であった韓国を、普通の審査が必要な国に戻すだけの事のようで、禁輸をするような事では無いようですが、なぜこのような違いになるのか、なにかしら意図的なものを感じてしまいます。
また、つい最近熊本地裁での「ハンセン病家族訴訟」について、某新聞社が「国は控訴する方針」という正反対の誤報を掲載するというような事も起こっています。
これでは、国民の信頼は益々既存のメディアからネットへと移行してしまうのは当然の事と思えてなりません。 情報は、受身でもらうのでは無く、自分から積極的に取りにいく時代になっているようです。