日田ロータリークラブ創立55周年記念事業を終えて
日田ロータリークラブ会長 膳所和彦
10月6日に開催いたしました日田ロータリークラブ創立55周年記念講演会・式典・祝賀会はすべて盛会にうちに終えることができました。これも一重に会員の皆様の絶大なる御協力によるものと深く感謝申し上げます。
記念講演会はNPO法人ロシナンテス代表であります川原尚行先生にスーダンでの医療を中心とした支援活動についてお話いただきました。川原先生が長年行っている活動はあまりにも過酷であり、私達の想像を超えるものでありました。先生がいかなる苦難にも真っ向から立ち向かう姿に対し、私達は深い感動を覚えざるを得ません。その活躍は医療だけでなく、学校建設や井戸設置など人々の生活そのものにも大きな影響を与えており、スーダンの人々にとって正にスーパーヒーロー的存在ではないでしょうか。今回の講演会にはロータリアンだけでなく、一般日田市民の方や日田市医師会准看護学院と昭和学園看護専攻科の学生さん達などを含め、約600人の聴衆に参加していただきました。これは私達の予想を超えるものでした。台風襲来中の悪天候にもかかわらず多くの方々に参加していただいたことは、私達にとって感慨深いものがありました。また講演会を実行するにあたり、会場となりました昭和学園のスタッフそして学生の皆様には、多大なる御協力をいただきました。心より御礼申し上げます。
記念式典からは会場を道路の向かい側にあるマリエール・オークパインに移りましたが、会員の皆様の円滑な誘導により、来賓およびロータリアンの方々の移動もスムーズに行われました。記念式典には残念ながら、大分県知事広瀬勝貞様、日田市長原田啓介様、国際ロータリー第2720地区ガバナー高山泰四郎様は出席できず、すべて代理の方々の参加でした。皆様より代理としての祝辞を賜ることができました。さらに中津ロータリークラブ時松会長よりお言葉をいただき、最後に台湾嘉義ロータリークラブ会長の許朝謀様より日本語での祝辞をいただきました。かなりの長文であったにもかかわらず、すべて日本語で述べられてことには感激いたしました。来年春には嘉義ロータリークラブの周年行事に参加予定ですが、その時の挨拶を中国語で行なうかどうか……今から不安です。式典担当の皆さんのおかげで記念式典も予定通り進行し、1時間で終えることができました。
記念祝賀会は同じマリエール・オークパインの3階で行われました。式典が順調に、また時間通りに行われたので、祝賀会もスムーズに開演となりました。司会が三苫会友から松浦会友に代わりましたが、なかなかうまくこなしていたと思います。乾杯の前に永田副ガバナーのサプライズ・バースデーのお祝いを行い、非常に喜んでいただきました。その後宴が進行し、なでしこ会による女性日田祇園囃子と変面のショーが行われ、喝采を受けました。私もなるべく多くの席を回り、多くの方たちとお話したかったのですが、全員と接することはできませんでした。この点は大いに反省しております。今回初めて企画したバーコーナーは意外と好評だったようです。皆さんも色々なお酒を楽しまれたと思います。最後は武内祝宴委員長による日田式の締めで会を閉じました。
全体を通して、会としてはつつがなく進行できたと感じております。参加していただいた方々より、賛辞の声をいただきました。私としては満足できる創立記念行事となりました。これもすべて会員の皆様の最高のパフォーマンスによるものです。日田ロータリークラブは最高です。