会長の時間10 平成29年9月13日(水)
2017年09月13日
日田ロータリークラブ 会長 諌山高之
今日、7月に水害にあった小鹿田焼の話をします。1995年(平成7年)に国の重要無形文化財に指定を受けました。 この小鹿田焼は、1705年(宝永2年)大鶴村の黒木十兵衛、福岡小石原の陶土、柳瀬三右衛門を招いて、朝鮮系の登り窯を築いたのが始まりです。それ以来、小鹿田焼は日常生活で使う焼き物を作ってきました。小鹿田焼では、「一子相伝」といって、一軒の窯元が継ぐ事ができるのは、その家の一人の子どもだけです。親から子へ、子から孫へと受け継ぎながら10軒の窯元が一軒一軒、昔ながらの伝統を守ってきたのです。この小鹿田焼を初めて全国に紹介したのは柳宗悦です。1927年(昭和2年)に久留米の陶器屋で、小鹿田焼に出会って、昔ながらの製法で作られる小鹿田焼に感動しました。1954年(昭和29年)に、イギリスの世界的な陶芸家バーナード・リーチが訪れ、小鹿田焼の研究をしながら作品作りをしました。これによって、小鹿田焼の名は、全国に広がりました。 最後に、家のお墓の骨壷は小鹿田焼です。