会長の時間

会長の時間34 平成29年4月19日(水)

2017年04月19日

日田ロータリークラブ会長 功能重雄

今月はロータリーでは母子健康月間になっていますが、今日は高齢者の健康について話をします。昭和36年国民皆年金制度が開始された時は、日本は高度経済成長が始まり、人口構成もピラミッド型で、55歳定年当時平均寿命は70歳で、15年くらいの年金支給を予定していたようです。現在は65歳以上の高齢者の割合が26%、平均寿命は男性で80.1歳、女性で87.1歳と世界一の長寿国になっています。これは日本が豊かで安全な国であること、そして医療水準が高いことを表していますが、一方社会保障システムの維持が問題となっています。そこで高齢者は、身体機能と認知機能の低下を防ぎ健康寿命を延ばし、働けるうちは働くことが求められています。健康長寿のために必要なことは、一つに運動、二つ目はたんぱく質を多く含む充分な栄養摂取、三つ目に社会参加だそうです。
整形外科ではバランス能力の維持のための片足立ち(片足立ちで左右各1分間ずつ1日3回)と下肢の筋力をつけるためのスクワット1セット5~6回を1日3回することを勧めています。