会長の時間14 平成28年10月26日(水)
2016年10月26日
日田ロータリークラブ会長 功能重雄
ロータリーの金看板と言われている職業奉仕について、お話しします。職業奉仕はロータリーの誕生と深い関係があります。20世紀初頭のシカゴの街は、著しい社会発展の陰で、商業道徳の欠如が目につくようになっていました。創設者のポール・ハリスは、この風潮に耐えかね、お互いに信頼できる公正な取引をし、仕事上の付き合いがそのまま、親友関係にまで発展するような仲間を増やしたいという趣旨で、ロータリークラブという会合を考えました。ロータリーとは、職業倫理を重んじる実業人、専門職業人の集まりなのです。自己の職業において、業界内最高レベルの水準で、社会貢献することが基本です。ロータリーの事業のために、自分の仕事に支障をきたすことがあってはなりません。ロータリーが他の奉仕団体と違う点は、この職業奉仕の概念を持っていることです。