会長の時間8 平成27年9月2日(水)
日田ロータリークラブ会長 織田荘太郎
本日は市長をお迎えしての例会となります。
皆様も市長のお話をお待ちでしょうから、会長の時間はなるだけ短くやらせてもらいます。
ところで皆さん、歯は丈夫ですか、私は今も歯医者通いをしています。
私の歯が悪くなった原因は、元々弱かったこともありますが、私は絵を描く時に、魂を詰め過ぎたのではないかと思っています。この因果関係を説明するには長くなるので省略します。今日のテーマは『歯が抜ける』という題です。これは「抜粋のつづり」から、東京女子医科大学名誉教授、岩田誠先生のお話です。
今は昔、100歳を向かえる長寿の方が珍しかった頃、先生の診ていた、その当時90歳を超えておられた、患者さんのお話です。その方は歯がすべて抜け落ちてしまって、食事も柔らかくしたものだけ食べておられた。ある時、「入れ歯はお持ちでないですか」と尋ねると、次のように答えられた。
「歯が抜け落ちるということは、それなりの意味があると思います。多分、この年になると胃腸の働きも、若いころと同じではないのだと思います。そんな状態で、若い頃と同じものを食べようとすれば、胃腸を壊してしまいます。歯が全部抜けたということは、これからは歯がなくても食べられるものだけを食べるようにと、神様が仰っているのだと思います。」・・・と答えられたそうです。
私(先生)はそれまで、歯が抜けることの意味なぞ考えたことがなかった。齢をとればやってくる、いささか悲しい結末の一つとしか思っていなかった。日常診察の合間に交わしたほんの些細な会話だったが、深い知恵を授けられた気がしてとてもうれしくなった。
と言う話しです。
私たちも、自分の歯を大切にしましょう。特に暴飲暴食はさけ、たまには家で食事をとり、年齢にあった食生活を心掛け、そしてそれぞれ仕事に励みまし