会長の時間25 平成26年1月15日(水)
「夢は実現する」2014.01.15
日田ロータリークラブ会長 橋本信一郎
本田圭佑選手が、ついにイタリア・セリエAのACミランの試合でプレーしましたが、初出場とは思えないほどの堂々としたプレーでゲームをコントロールしていました。
彼は小学生の時に書いた作文「将来の夢」を現実のものとしました。昔から、ナポレオン・ヒルや中村天風などが成功哲学を書いて、心にイメージしましたことや信念は必ず実現すると教えてきましたが、本田選手はその証明のようなものです。
本田選手が小学校のときに書いた作文を紹介します。
「ぼくは大人になったら、世界一のサッカー選手になりたいと言うよりなる。
世界一になるには、世界一練習しないとダメだ。だから、今ぼくはガンバっている。今はヘタだけれどガンバって必ず世界一になる。そして世界一になったら大金持ちになって親孝行する。
Wカップで有名になって、ぼくは外国から呼ばれてヨーロッパのセリエAに入団します。そして、レギュラーになって一〇番で活躍します。一年間の給料は、四〇億円はほしいです。
プーマとけいやくしてスパイクやジャンバーを作り、世界中の人がこの僕が作ったスパイクやジャンバーを買って行ってくれることを夢みている。
一方、世界中のみんなが注目し世界中で一番さわぐ四年に一度のWカップに出場します。セリエAで活躍しているぼくは、日本に帰りミーティングをし、一〇番をもらってチームの看板です。
ブラジルと決勝戦をし、二対一でブラジルを破りたいです。この得点も兄と力を合わせ、世界の競ごうをうまくかわし、いいパスをだし合って得点を入れることがぼくの夢です」
本田選手は髪を金色に染めて、一見、今風に見えるけれども、彼には彼の哲学があります。本田選手はこうも書いています。
「海外に出たら、日本は本当にいい国だと改めて思う。同時に思うのはこんな裕福な今日の日本があるのは、先代の人たちが頑張って汗水たらして残していってくれたおかげ。感謝して今からもう一度、頑張らないといけないんじゃないか。
そろそろオレたちの世代が、本物が評価される時代を作り出すべきだと思う。本物の定義・哲学を若い人たちがそれぞれ持っていないといけないと思う」
サッカー日本代表監督のザッケローニ監督は日本人と日本選手についてこう言っています。
「日本人の文化やふるまいについては非常に素晴らしいと思っている。選手たちも同様で、彼らはチームワークのなんたるかを知っており、これまで多くのチームを率いてきたが、これほど短期間にいいグループを形成できたチームを、過去にみたことがない」
「日本は世界的に見ても急レベルで成長している。日本選手の学び、表現する姿勢は特筆すべきもので、それこそが成長させる一番の要因となっている。日本の国民の皆さんには、素晴らしい向上心を持つ代表選手がいることを誇りに思ってほしい」
本田のような日本人選手と日本チームが世界のトップレベルで活躍すること期待します。