ロータリー情報委員長 武内眞司
ロータリー情報委員会
ロータリー情報委員長 武内眞司
平成25年1月16日(水)
先週ご案内した通りに昨日、日田中央ロータリークラブに新入会員を伴いメイキャップに行ってまいりました。5~6名かなと思っていたところ私を含めて総勢10名でメイキャップをすることになり、中央の会員はみな驚いておりました。中央クラブの横尾会長からは、出席率を上げるために今後メイキャップを通じて、さらに交流を深めたいとの言葉をいただきました。ロータリーの大事な基本は、会費を納めることと例会への出席です。最近70%台に落ちている日田クラブの出席率向上のために、メイキャップの有効活用をさらに図りたいと思います。また会費の納付同様に会の運営に貢献するのがスマイルです、積極的なスマイル発表をさらにお願いいたします。
さて、今月はロータリー情報月間ということで久しぶりの卓話になります。時間の制約がある中、ロータリー情報として、会員が知るべきこと、また学ぶべき事柄が多く何を話せば良いか迷いました。ベテランの会員と新入会員が必要とする情報にはかなり違いがあるようにも思いますので、新入会員が学ぶべき基礎知識等は、後日開催予定の新人会員研修会で勉強してもらおうと考え、今日はロータリークラブの原点について、私なりに考察したことを述べたいと思います。
ご案内の通りに、国際ロータリークラブは、1905年(明治38年)にアメリカのシカゴで誕生いたしました。時代背景を言えば、日本にとっても明治38年は重要な年でありまして、当時は日露戦争の真っ最中にあたり、1月に水師営で乃木大将とステッセルが交渉したのち旅順入場があり、5月には東郷元帥が日本海海戦で大勝利を収めた年でもあります。
日露講和交渉を仲介したのはルーズベルト・アメリカ大統領ですが、悪名高きギャングのアル・カポネがシカゴで誕生したのが1899年ですので、当時のアメリカの地方都市の状況は、想像するにかたくはありません。
ロータリークラブはそんな荒んだ町シカゴで世界初の奉仕団体として誕生しております。創立者のポールPハリスは弁護士でありますが、地域を平和な町にするためには、市民が安心して暮らせる町にするにはどうしたら良いかと考え、個人の友情に基づく奉仕の精神こそが町を変え、国を変えると考えたようです。
国際ロータリーが発足以来100年以上経る中で、二度の次世界大戦を含め幾度となくロータリー会員は戦争を経験してきました、しかしながら戦争中のロータリークラブ活動の停滞や中止等を会員の叡智で乗り越え、現在200を超える国や地域に33000以上のロータリークラブがあり、会員は120万人を超えております。ロータリークラブは世界的な専門職業人のリーダーが集まる国際的組織です。
新入会員の方に、あえて高邁なことを言えば、日田クラブの会員は日田ロータリークラブを通じて、ポリオの撲滅や識字率向上を応援し、結果として世界平和に貢献していると言っても過言ではありません。
品格ある日田クラブに入会したことを誇りにし、一人一人が社会に奉仕するI serveの精神でより良い社会貢献をして頂ければ幸いです。
最後に、お手元におくばりした「ロータリーの行動規範」がロータリーアンとしてのあるべき姿を示しております。特に大事なのが7番と8番だと私は思います。日田クラブの会員は規範を実行し、さらに日田ロータリークラブの品格を高めましょう!