会長の時間11 平成24年9月26日(水)
「時間という制約要因と捨てる技術」 2012.9.26
日田ロータリークラブ会長 橋本信一郎
最近、私は、メガネ、本、携帯、書類、情報などを探すのに、相当な時間を無駄にしています。
先日、インターネットを見ていたら、私にとって、とても有用なことが書いてありましたので、皆さんにもご紹介したいと思います。
それは、「もし、あなたが毎日一時間節約したいなら、『乱雑さ』と手を切り、生活から『ごちゃごちゃ』を一掃する必要がある」ということです。
私の時間の無駄の原因は、まさに『乱雑さ』と『ごちゃごちゃ』のためです。
どうして『乱雑さ』と『ごちゃごちゃ』が生まれるかといえば、例えば、後で必要だろうと思ったものが、机の上や引き出しに溜まって、整理がつかなくなっているからです。
たとえ整理していたとしても、2年も3年も、あるいはそれ以上、一回も使わない情報や資料が山になっていますから、それは必要な情報とは言えません。もはやゴミの山です。
その上に、郵便物や定期刊行物が増えて、読まないまま積んであります。
更には、最近はアマゾンなどインターネットで、本が送料なしで簡単に買えるので、興味のある本、書評の良い本を、ワンクリックで次から次に買ってしまい、そのまま、積読(つんどく)になっています。
そして、先日、たまたま、本屋で月平均300冊から500冊読むという作家で元外務省主任分析官の佐藤勝氏が書いた、「読書の技法」という本を見つけました。
その中で佐藤さんは、1冊5分で読む「超速読」と30分で読む「普通の速読」を使いこなせと書いてありますが、彼の速読術とは、要は、読む必要のない本を排除するためのものだそうです。
佐藤さんは「正しい方法論を確立するために重要になるのは、『時間という制約要因』について、常に頭に入れておくことだ」と言っています。そして、正しい方法論には「捨てる技術」も含まれると書いてあります。
これから数年の間に、インターネット情報は40倍になるという説もあります。
増え続ける情報の中で、何を拾い、何を捨てるかの方法論を身に付けることにより、人生という時間的制約の中で、不要な情報や物は捨て、正しい情報を選択して、シンプルで豊かな生活を送りたいと考えています。