会長の時間21 「黒字体質をつくるステップ」
皆さん、こんにちは。
本日は「黒字体質をつくるステップ」について、税理士として、そして経営者の一人としてお話しします。
黒字経営というと、
「売上を伸ばす」「コストを削る」
という話になりがちですが、私は黒字とは“結果”であって、“体質”がすべてだと思っています。
今日は、その体質をつくるためのステップを、3つに分けてお話しします。
① ステップ1:まず“現状を正しく知る”
最初のステップは、とてもシンプルです。
自社の数字を、正しく把握すること。
意外と多いのが、
- 決算書は年に一度しか見ない
- 今、儲かっているのかどうか分からない
- 「たぶん大丈夫」という感覚経営
黒字体質の第一歩は、
「今の立ち位置を知ること」です。
売上はいくらか。
粗利はどれくらいか。
固定費は何に使っているのか。
これを“感覚”ではなく、“数字”で把握する。
これがすべてのスタートになります。
② ステップ2:黒字の“型”をつくる
次のステップは、
黒字になる構造=型をつくることです。
黒字企業には共通点があります。
それは、
- 何で儲けているかが明確
- 儲かる仕事に時間と人を使っている
- 儲からない仕事を無理に続けていない
つまり、
「頑張る方向が正しい」ということです。
売上が増えても赤字になる会社は、
頑張る方向がズレています。
黒字体質とは、
「売上が増えれば、ちゃんと利益が残る仕組み」を
あらかじめつくっておくこと。
ここが一番大切なポイントです。
③ ステップ3:お金の流れを“見える化”する
最後のステップは、
利益と同時に“お金の流れ”を見ることです。
黒字なのに、なぜかお金が残らない。
これは多くの経営者が経験します。
原因は、
- 借入返済
- 設備投資
- 在庫
- 売掛金の回収
つまり、
利益とキャッシュは違うということです。
黒字体質の会社は、
- 先を見て資金繰りを考える
- 半年先、1年先のお金をイメージする
- 「今、使っていいお金」と「取っておくお金」を分けて考える
これができています。
まとめ:黒字は“体質改善”
黒字経営は、
一発逆転の売上アップでつくるものではありません。
- 現状を知る
- 儲かる型をつくる
- お金の流れを管理する
この積み重ねが、
**「黒字が当たり前の会社」**をつくります。
これは企業経営だけでなく、
私たちロータリークラブの運営にも通じる考え方だと思います。
無理をせず、
持続可能で、
次の世代につながる形をつくる。
それが、真の黒字体質ではないでしょうか。
ご清聴、ありがとうございました。