会長の時間

会長の時間21 「黒字体質をつくるステップ」

2026年01月28日

皆さん、こんにちは。

本日は「黒字体質をつくるステップ」について、税理士として、そして経営者の一人としてお話しします。

 

黒字経営というと、

「売上を伸ばす」「コストを削る」

という話になりがちですが、私は黒字とは“結果”であって、“体質”がすべてだと思っています。

 

今日は、その体質をつくるためのステップを、3つに分けてお話しします。

 

① ステップ1:まず“現状を正しく知る”

 

最初のステップは、とてもシンプルです。

自社の数字を、正しく把握すること。

 

意外と多いのが、

  • 決算書は年に一度しか見ない
  • 今、儲かっているのかどうか分からない
  • 「たぶん大丈夫」という感覚経営

 

黒字体質の第一歩は、

「今の立ち位置を知ること」です。

 

売上はいくらか。

粗利はどれくらいか。

固定費は何に使っているのか。

 

これを“感覚”ではなく、“数字”で把握する。

これがすべてのスタートになります。

 

 

 

 

② ステップ2:黒字の“型”をつくる

 

次のステップは、

黒字になる構造=型をつくることです。

 

黒字企業には共通点があります。

それは、

  • 何で儲けているかが明確
  • 儲かる仕事に時間と人を使っている
  • 儲からない仕事を無理に続けていない

 

つまり、

「頑張る方向が正しい」ということです。

 

売上が増えても赤字になる会社は、

頑張る方向がズレています。

 

黒字体質とは、

「売上が増えれば、ちゃんと利益が残る仕組み」を

あらかじめつくっておくこと。

 

ここが一番大切なポイントです。

 

③ ステップ3:お金の流れを“見える化”する

 

最後のステップは、

利益と同時に“お金の流れ”を見ることです。

 

黒字なのに、なぜかお金が残らない。

これは多くの経営者が経験します。

 

原因は、

  • 借入返済
  • 設備投資
  • 在庫
  • 売掛金の回収

 

つまり、

利益とキャッシュは違うということです。

 

黒字体質の会社は、

  • 先を見て資金繰りを考える
  • 半年先、1年先のお金をイメージする
  • 「今、使っていいお金」と「取っておくお金」を分けて考える

 

これができています。

 

まとめ:黒字は“体質改善”

 

黒字経営は、

一発逆転の売上アップでつくるものではありません。

  • 現状を知る
  • 儲かる型をつくる
  • お金の流れを管理する

 

この積み重ねが、

**「黒字が当たり前の会社」**をつくります。

 

これは企業経営だけでなく、

私たちロータリークラブの運営にも通じる考え方だと思います。

 

無理をせず、

持続可能で、

次の世代につながる形をつくる。

 

それが、真の黒字体質ではないでしょうか。

 

ご清聴、ありがとうございました。