会長の時間

会長の時間22 「ロータリーの平和構築と紛争予防 ― 最近の事例から考える私たちの役割 ―」

2026年02月04日

皆さん、こんにちは。

本日は今月2月は「ロータリーの平和構築と紛争予防月間」にちなみ、ロータリーが世界でどのように平和に取り組んでいるのか、そして私たち一人ひとりに何ができるのかについて、最近の事例を交えながらお話ししたいと思います。

1.ロータリーと「平和」

ロータリーの目的の一つに、

「国際理解、親善、平和の推進」があります。

平和というと、戦争を止めること、紛争を終わらせることを想像しがちですが、

ロータリーが目指す平和は、もっと日常に近いところにあります。

それは4つあります。

  • 1つ目は教育の機会があること
  • 2つ目は安全な水があること
  • 3つ目は医療や保健が行き届いていること
  • 4つ目は仕事や生きがいがあること

こうした「当たり前」が欠けたところに、争いの芽が生まれる。

だからこそロータリーは、人道支援や地域づくりを通じて、紛争を未然に防ぐ活動を続けてきました。

 

2.最近のロータリーの平和構築の事例

ここで、最近のロータリーの具体的な取り組みをいくつかご紹介します。

①まず ロータリー平和フェローシップからです。

ロータリーは、世界7か所の大学と提携し、

平和と紛争解決を専門的に学ぶ人材を育成しています。

 

現在、世界各地で活躍している平和フェローは、

  • 紛争地域での調停
  • 難民支援
  • 国際NGOや国連関連機関での活動

など、まさに「対話による平和」を実践しています。

武力ではなく、人を育てることで平和をつくる。

これがロータリーらしいアプローチだと思います。

 

② そして次に紛争地域での水・衛生プロジェクトについてです。

近年の国際紛争地域では、

水不足や衛生環境の悪化が、争いをさらに深刻化させています。

 

ロータリーはグローバル補助金を活用し、

  • 井戸の整備
  • 衛生教育
  • 女性や子どもが安全に水を確保できる環境づくり

を行っています。

水を巡る争いをなくすことが、結果として地域の安定につながっているのです。

 

③ そして若者同士の交流による「予防」についてですが、

青少年交換や国際交流事業も、立派な平和構築です。

最近では、国や文化、宗教の違いを超えた若者同士の対話の場が、

将来の偏見や対立を防ぐ力になっています。

「相手を知ること」

これが、最もシンプルで、最も強い平和活動だと感じます。

 

3.私たち日田ロータリーにできる平和貢献

では、そこで私たち日田ロータリークラブに何ができるでしょうか。

私は、平和構築は特別なことではなく、日々のロータリー活動そのものだと思っています。

それは3つあると考えます。

  • 1つは、地域で人と人をつなぐこと
  • 2つは、職業奉仕を通じて信頼を積み重ねること
  • 3つは国際奉仕や青少年支援に関心を持つこと

これら一つひとつが、「小さな紛争の芽」を摘み、

地域の平和を守る力になっています。

 

私たちの今年度のテーマである

「つながる ― 絆を深め、未来を創る」

まさに、この「つながり」こそが平和の基盤です。

 

4.結びになりますが、

世界の大きな紛争を前にすると、

「自分に何ができるのか」と感じることもあるかもしれません。

 

しかしロータリーは、

一人ひとりの小さな行動が集まることで、大きな平和を生むことを信じてきました。

今日の例会が、

  • 平和について考えるきっかけとロータリーの役割を再確認する時間

になれば幸いです。

ともに「つながり」を大切にしながら、

ロータリーらしい平和構築を、これからも続けてまいりましょう。

 

ご清聴、ありがとうございました。