会長の時間20 「ロータリーの職業奉仕について」
皆さん、こんにちは。
本日は「ロータリーの職業奉仕」について、会長として、そして一人の職業人としてお話しします。
ロータリーには
親睦・職業奉仕・社会奉仕・国際奉仕・青少年奉仕
という五つの奉仕がありますが、その中でも私は、
職業奉仕こそがロータリーの原点だと感じています。
① 職業奉仕とは「特別なこと」ではない
職業奉仕というと、
「何か立派なことをしなければならない」
「奉仕活動を仕事と別にやること」
そう思われがちです。
しかし、ロータリーの職業奉仕は、
自分の職業を通じて社会に貢献すること。
つまり、
- 誠実に仕事をする
- 約束を守る
- 正しい価格で、正しい品質を提供する
- お客様、取引先、社員、地域に対して公正である
これそのものが、職業奉仕です。
特別なことではなく、
日々の仕事の姿勢そのものが問われているのだと思います。
② 「四つのテスト」は職業奉仕の物差し
職業奉仕を考えるとき、
私たちロータリアンには「四つのテスト」があります。
- 真実かどうか
- みんなに公平か
- 好意と友情を深めるか
- みんなのためになるか
これは、
経営判断や取引、社員との関係において、
非常に実践的な指針です。
目先の利益だけを追えば、
どこかで信頼を失います。
長く続く企業、信頼される職業人は、
この四つのテストに耐える選択をしている
私はそう感じています。
③ 職業奉仕は「自分を律する考え方」
職業奉仕は、
誰かに評価してもらうためのものではありません。
むしろ、
自分自身を律するための考え方です。
- この仕事は誠実か
- この説明は正直か
- 相手の立場に立っているか
自分の職業に誇りを持つからこそ、
こうした問いを自分に投げかけることができる。
職業奉仕とは、
職業を通じて人格を磨くことでもあると思います。
④ 職業奉仕が、社会奉仕・国際奉仕につながる
私たちがそれぞれの職業で信頼を積み重ねることで、
地域が良くなり、社会が安定し、
結果として国際理解や平和にもつながっていきます。
ロータリーが100年以上続いてきた理由は、
この「職業を基盤とした奉仕」という考え方が、
時代が変わっても色あせなかったからだと思います。
⑤ まとめ:職業奉仕は、今日からできる奉仕
職業奉仕は、
特別なイベントでも、
大きな事業でもありません。
- 今日の仕事を誠実に行う
- 相手の立場で考える
- 信頼を積み重ねる
これを一人ひとりが実践すること。
それこそが、
ロータリーらしい奉仕であり、
私たちが社会に示せる一番のメッセージではないでしょうか。
今年度のテーマ「つながる」においても、
職業を通じた信頼のつながりを、
このクラブから広げていければと思います。
ご清聴、ありがとうございました。