会長の時間

会長の時間11

2024年10月02日

日田ロータリークラブ会長 江藤秀平

 

今月は米山月間です。日田クラブとしては現在、米山奨学生のメイ・モー・サツさんを迎えて補助しています。日本に来てしばらくになりますので、生活も慣れてきたころだと思います。日本での生活はどうでしょうか?本日は卓話をお願いしていますので新しい近況が聴けるかもしれません。先月の観月例会にも浴衣を着て来ていただきましたし、もう何度も日田クラブの例会に来ていただいているので会員の皆さんも仲良くなっているとは思いますが、まだの方はお声がけしてください。よろしくお願いします。

さて今日は町から書店が減っていることについてお話しします。全国の書店は10,000店強と、ここ10年で4,000店以上減っている現状で、全国の自治体の4分の1は書店が0になったそうです。私は小さいころから本好きで、武内眞司会友の前の職業である武内書店さんに良く通っていいました。もちろん、市内にはあさひや書店さん、暁書店さん、文化書房さんなどたくさんの書店が有りました。私は小説も好きでしたがほとんど漫画が多かったですね。毎日とは言いませんが結構書店巡りをしていたことを思い出します。書店いや昔は「本屋さん」でしたね。本屋さんに私を含めた子供たちが少年画報などの月刊誌や週刊少年ジャンプなどの週刊誌の発売日には多くいた記憶があります。その本屋さんも衰退の一途で、子供の少子化とネット通販などが原因と言われています。今の世の中SNSが網羅されすぎて本離れが加速しています。私は紙ベースの本が好きなので、スマホで読むデジタルベースなものは苦手です。ただ最近、新たな形で本屋さんが出来てきています。少し前になりますが、日本経済新聞の8月11日号の別紙に「Book Meets You」本のある場所という記事が載っていました。書店が町からなくなっていくそうした逆風下でも、新たに本屋を開く人が増えています。この新しいスタイルの本屋さんは独自の品ぞろえ、立地やイベントの工夫、他の業態やカルチャーとの複合化…さまざまな手段を通じ本のる空間の魅力や、本を届けることの楽しさを追う人たちの思いが掲載されていました。一例をあげますと秋田県の出戸浜海水浴場の海の家が並ぶ浜辺の一画に「出戸浜の本やさん」という営業時間が午前10時から日没までの古い空き店舗を改装した本屋さんが2023年秋に誕生しました。すべて地元の人達が寄贈したコスト0の仕入れで、窓際にはカウンターもあり海を見ながら読書もできる古本屋さん。もちろん買いたい人は購入もできるようになっているそうです。海水浴場に集まる人が全国的に減っている中で本屋があることで、その場所の風景や価値が変わるのではと考えて作られたそうです。実は地元日田にも中本町にある酒屋さん跡に「平平書店」なるものが今年7月に開店しました。店主の坂本さんは学校の元教員で中途退職をして、以前から本屋がしたく数年前から計画し開業したとのこと。13時から19時の営業時間で定休日が火、水曜日です。この本屋さんはセレクトブックストアで絵本が中心の書店ですが、奥にはDJブース付きのカフェもあり癒しの書店としても活用され、私も見て来ましたがなかなか居心地がよい場所でもありました。皆さんも一度覗いてみてはどうでしょうか?今後の会長の時間の中で私の読んで面白かった書籍の話もしていきたいと思っています。