会長の時間7
日田ロータリークラブ会長 石松雅彰
本日の会長の時間は、7月23日に行われました「地区クラブ活性化ワークショップ」についてお話します。
この研修会は、当初ホルトホール大分にて行われる予定でしたが、コロナ感染拡大を受け、会場参加とオンライン参加のハイブリッド方式へ変更されました。
当クラブはオンライン参加を選択し、私と幹事の原会友そして次年度会長の北郷会長エレクト、一ノ宮勝己次年度幹事の4名が参加いたしました。
オンライン会場は、一ノ宮次年度幹事の手配でパトリア2階の和室を借りて行いました。
この研修会では、事前に各クラブで「クラブ健康チェック」と「会員満足度アンケート」を済ませておくよう指示があり、7月初めに急遽皆さんにアンケートのご協力を頂いたところでした。アンケートの結果については、先般少しお話をいたしましたのでここでは割愛いたします。
今回のワークショップのテーマは、「クラブの戦略計画(行動計画)」についてで、2680地区 神戸須磨RCの滝澤功治第3地域ロータリーコーディネーターより「戦略計画の重要性」について講話があり、その後 永田壮一第3地域ロータリー財団コーディネーターより「クラブ戦略計画とロータリー財団」についての話などがあり、これらを踏まえ「戦略計画立案ガイド」に沿ってワークショップが進められました。
講話では、戦略計画とはどのようなもので、どうして必要かについて説明がありました。
まず戦略計画とは、「クラブや地区が、将来はこうありたいというビジョンを描き、それに沿って目標と行動計画を立てること」で、「戦略計画を立案して、それを実施し、地区とクラブの発展を支えることは、リーダーの重要な役割」とし、戦略計画の位置づけと流れを次の通り説明されました。
○2002~03年 RI理事会はRI戦略計画の策定を提案
○2004年6月 規定審議会はRI戦略計画委員会の設置を承認
○2010年7月 2010~13年戦略計画発効 3つの優先項目と中核となる5つの価値観
これが、よく言われるロータリーの5つの中核的価値観 「親睦・高潔性・多様性・奉仕・リーダーシップ」です。
○2017年6月 ロータリーの新しいビジョン声明を発表
「私たちは、世界で、地域社会で、そして自分自身の中で、持続可能な良い変化を生むために、人びとが手を取り合って行動する世界を目指しています。」
○2018年6月 新しい戦略計画 2019~24年の5年間適用 4つの優先事項
<4つの優先事項>
・より大きなインパクトをもたらす
・参加者の基盤を広げる
・参加者の積極的なかかわりをうながす
・適応力を高める
そして、戦略計画において定められる行動計画については、
「クラブや地区にとって、必要かつ重要なものです。行動計画の優先事項や目標について、クラブや地区で話し合いましょう。その結果を基に、クラブや地区の独自の戦略を立ててみましょう」と結ばれました。
ちなみに、2720地区の地区ビジョンは、「若者と親しみ、ロータリーを繋ごう」で、地区戦略計画は、2021年7月~2024年6月までの3か年計画で、
○若者の中から世界で活躍できる、偉大なロータリアンを育てよう
○若者にロータリーの種を蒔こう
○若者にロータリーを親しんで貰おう
○柔軟なローターアクター、ロータリアンを育てよう
とされています。
今回の研修では、我々4人が戦略計画について、その背景や手順について学習いたしましたが、今後クラブ内での議論を深め、2024年7月~の戦略計画として策定を目指していければと考えています。
なお、策定に当たっては、今回ワークショップにて用いた「戦略計画立案ガイド」を活用したいと思っています。
これで、本日の会長の時間を終わります。