会長の時間4
日田ロータリークラブ 石松雅彰副会長
本日は、会長がご親族のご不幸により 欠席いたしておりますので、副会長であります私が代理で、「会長の時間」を担当 させていただきます。
第32回夏季オリンピック東京大会の開会式が、7月23日、国立競技場で開催されました。新型コロナウイルスの影響で史上初めて1年間の開催延期となり、さらには国内のみならず世界的にも感染拡大の不安が募る中での祭典となりました。NHK総合テレビで開会式が放映され、私も自宅で視聴しました。
この式典の平均世帯視聴率は56.4%だったそうで、前回1964年東京五輪の視聴率61.2%には及ばなかったものの驚異的数字と26日に報道されました。開会式は大会関係者を1000人程度に抑え、無観客での祭典となり、祝祭ムード抑制の中ではありましたが、選手団は一応に明るい笑顔での入場行進でした。
しかしながら、何を表現しているかわかりにくいアトラクションパフォーマンス、長々と続くバッハIOC会長の挨拶、天皇陛下の開会宣言が始まった途中で促されたように慌てて起立した菅総理など個人的感覚としては不満の残る開会式でありました。
競技種目での日本選手は、メダルが期待された体操の内村航平、水泳の瀬戸大也、卓球の張本智和、テニスの大坂なおみなど予想外の敗退があったものの、柔道、スケボー、ソフトボールなど数多くの種目で大活躍を続けており、27日現在、金10個、銀3個、銅5個、計18個のメダルを獲得しています。
今後、さらに多くのメダル獲得に向け、選手の皆さんの大活躍を大いに期待しているものです。
一方で、日本のコロナ感染の波は再び増加傾向にあり、27日には東京都で過去最多となる2,848人の感染者が確認され、このうち感染力の強いインド由来変異株が半数を上回るなど、歯止めがかからない状況となっています。日田でも昨日、新たに1名の感染者が確認されています。オリンピックと直接的な関係は薄いと思われますが、長引く自粛の中で、我々国民の気のゆるみもあるのかもしれません。
ロータリー活動にも影響が出ますので、引き続き三密に注意し、オリンピックは自宅で声援し、更なる感染者が出ないよう感染防止に努めましょう。