会長の時間15
日田ロータリークラブ会長 白石章二
ラグビーワールドカップがとうとう終わりました。
ラグビーの試合がこんなに興奮するものとは正直驚きでした。
選手も球技というより正に格闘技の体つきで、4年前の大会の時よりももっとすごいことになっているような感じでした。
特に日本チームの試合では、見ていて思わず力が入って大声を出して応援してしまいました。
私の母校の日田高では、当時ラグビーが結構盛んで三年生になると男子の体育の先生はラグビー部の監督の担当になるので、私たちも体育の授業でラグビーをやらされていましたので、ルールは少しわかります。
当時のラグビー部の監督は永楽先生といって、とても珍しいお名前の先生で体は小さかったのですが風貌がとてもいかつくて日田高の名物先生でした。
私の同級生の時もラグビー部は結構強くて、県大会では確か決勝戦までいったと記憶していますが、大分のラグビーの名門高の大分舞鶴がとても強い時でなかなか勝てなかったようです。
ただ後の昭和52年には、日田高が優勝し念願がかない全国大会に出場したようです。
今度の大会でとても印象的だったのが、試合前の国家斉唱で君が代を歌いながら、選手が涙をながしていた場面でした。
見ていた私も感動してしまいました。
後でわかったのですが、ラグビーワールドカップの試合での国の代表は一度その国で登録するともう他の国での登録はできないそうです。
つまり、一度日本代表になると他の国の代表にはもうなれなくなるようです。
それで、あんなに熱く国家が歌えるのだなあと思うと、なるほどと納得してしまいました。
きっと、辛かった事や、苦しかっ事のさまざまな思いがあの涙になったんだろうなあと思いました。
人を感動させるのは、お金ではなくて、熱い思いなのだと感じたラグビーワールドカップでした。