嘉義玉山扶輪社来訪2
橋本会長があいさつ
「歓迎 嘉義玉山ロータリークラブ(嘉義玉山扶輪社)」
「大家 好」「こんばんは」
嘉義からの長旅、お疲れ様でした。今、九州は桜の花が満開です。とても良い時期にいらっしゃいました。桜の花とともに皆様を歓迎します。
本日は嘉義玉山ロータリークラブをお迎えしての例会です。
嘉義玉山ロータリークラブとは2007年(平成19年)に友好クラブとなり、毎年、相互に訪問して友好を深めてまいりました。今日も嘉義玉山ロータリークラブの会友(社員)及びご奥様方を日田にお迎えできますことは、私どもの喜びとするところであります。
台湾と日本には長い歴史がありますが、今日でもお互いが親近の情を持っていることは、親戚、兄弟のようであります。私は台湾人と日本人の感性や行動規範は世界の中で一番近いと思っています。
台湾を訪れた日本人で、台湾に悪い印象を持つ者はいません。みんな台湾が大好きになって帰ってきます。
最近ではこういうこともありました。野球の世界選手権(WBC)の2次予選で台湾チームと日本チームが東京ドームで対戦しました。
台湾チームは2対1で惜敗したのですが、試合後、台湾チームはドームの観客席に向かって円陣を作り、満員の観客に礼をしました。観客からは暖かい拍手が起こりました。
これには、前段の話があります。
台湾との試合が決まった時、ある若い日本人が、ツイッターで、東北大震災の時、台湾の人たちが200億円を超える義捐金を送ってくれたことに感謝のプラカードを持って集まろうと呼びかけ、これ見た多くの若い人たちが沢山のプラカードを持って集まったのです。これを場内のスクリーンで見た台湾選手が、試合後、感謝の御辞儀(おじぎ)をしたのです。
「謝謝台湾」、「謝謝日本」とお互いのエールの交換です。
ちなみに、嘉義農林は昭和8年に夏の甲子園で準優勝していますが、若い人は知らない人が多いと思います。
台湾と日本の歴史を余りよく知らない若い日本人たちから、新しい親善・友好の動きが出てきたことは誠に喜ばしいことです。
これからも、嘉義玉山ロータリークラブと日田ロータリークラブ、そして日台関係がますます発展することを祈念してご挨拶にかえます。
嘉義玉山ロータリークラブ
羅上宇会長のご挨拶
私は日田に来たのは今回で2回目です。
日田は景色が綺麗で、市民も親切で優しいです。さすがに小京都と言われている町です。私の故郷嘉義も自然と景色が綺麗です。特に阿里山ヒノキは有名です。
台湾88風災(2009/8/8)の時は、日田ロータリークラブから義捐金をいただきました。
また311東北大震災の時は、玉山ロータリークラブは第一報を聞いて直ぐに社友募金活動を発動しました。
日田と玉山の交流、日本と台湾の交流は、これから相互にますます緊密で頻繁になると思います。
玉山ロータリークラブは今年4月24日に14周年祝典を行います。日田ロータリークラブの社友と奥さんたちが嘉義玉山ロータリークラブの祝典に出席されることを歓迎いたします。
明日から柳川に参りますので、日田の方には今夜一晩しかお会いできませんが、日田ロータリークラブと深く友好関係が結びつくよう心から祈ります。
今夜、皆さんと良い思い出が出来るように期待します。 最後に皆様方のご健康祈ります。
「烏山頭ダム ロータリー桜花林 協賛金贈呈」
國際ロータリー第3470地区のロータリークラブが、台湾の烏山頭ダムに桜の木2000本を植樹して桜の花で烏山頭ダムを一杯にしようとしています。
私は昨年、このダムを訪れましたが国際ロータリークラブ会長田中作次さんの植樹を八田
與一さんの銅像の傍に見ました。
烏山頭ダムは、日本人技術者の八田與一により、嘉南平原の農業灌漑を主目的として建設され、大正9年(1920)着工し、10年の歳月をかけて、昭和5年(1930)に完成しました。
このダムは嘉義から台南県にかけて広がる大きな嘉南平野を、不毛の地から大穀倉地帯に変えました。台湾では現在でも八田与一の功績をたたえて、毎年、慰霊祭が催されています。
日田ロータリークラブも、この烏山頭ダム桜の木植林計画に賛同して、ここに協賛金をお送りします。