会長の時間27
2020年02月05日
日田ロータリークラブ会長 白石章二
とうとう習近平主席も、今回のコロナウイルス肺炎への中国政府の対応の遅さを認めたようです。
今回は中国政府自体も正確な状況の把握が出来ていなかったようで、中国共産党政府の強権的な体制のため、地方の役人が悪い情報をあげるのをためらった結果、対応が後手に回ってしまったようです。
BS放送の世界各国の放送局のニュースを見ても、どこもコロナウイルスのニュースがトップニュースになっています。
特にヨーロッパでは、東洋人を危険視する状況が話題に取り上げられていましたが、私たち日本人に対しても例外ではないと思われます。
本当に迷惑な話です。
今回のように先行きのわからない重大な問題に対して、特に我々日本人は危機意識より、まあ大した事では無いのではないか、というふうに思いがちですが、これを正常化バイアスと云うそうです。
縁起でもないとか、言い当てるとか、なるべくマイナスの事は考えたくないと云うような、私たち日本人に特有の考え方も影響しているようです。
一般市民はそれでもいいかもしれませんがいますが、政府はそういう訳にはいきません。
政府はあらゆる状況を想定して、対策を取らなければいけませんが、それには正確な情報を把握する必要があります。
しかし今の日本にはそういう組織が無いようです。
そういう正確な情報の把握が出来ない状況が、今回の日本政府の対応の遅さに影響しているようです。
今回の状況はある意味、戦争と同じようなバイオテロの状況のような気がします。
まだもう暫くは、こういう状態が続くようですが東京オリンピックがとても心配です。
CIAやMI6のような組織は無理でも、多くの正しい情報を集められる組織が日本にも必要なのではと、素人の私でも考えてしまいます。