会長の時間21 平成30年12月19日(水)
今年の流行語大賞
先日今年度の流行語大賞が発表されました。この流行語大賞は、通販会社のユーキャンが毎年年末に発表するその年最も話題になった言葉に送られる賞で、今回で35回目になるようです。2018年の年間大賞は平昌オリンピックで銅メダルを獲得したカーリング女子日本代表チーム「ロコ・ソラーレ北見」が、試合中に頻回に発していた➀「そだねー」でした。ちなみに2017年は「インスタ映え」、2016年は「神ってる」でした。今年のその他の流行語としては、以下の9つの言葉が選ばれていますが、そのうちの幾つかに関しては私を含め皆さんもその意味が不明ではないでしょか? まず②「eスポーツ」は対戦型のテレビゲームのことです。このようなゲームが流行っていることさえ私は知りませんでした。③「大迫半端ないって」はサッカーワールドカップロシア大会で活躍した大迫選手の高校時代に、大迫選手のプレーがあまりにもすごく、相手方選手が試合後に思わず発した言葉です。④「おっさんずラブ」は田中圭さんが主演したテレビドラマで、私もよく知りません。⑤「ボーっと生きてんじゃねーよ」も同じくテレビ番組からの流行語で、NHKで放送されているクイズバラエティー番組「チコちゃんに叱られる!」で、質問に答えられないとチコちゃんにこの言葉で叱られるようです。⑥「災害級の暑さ」は今年の夏の猛暑から生まれた言葉です。⑦「スーパーボランティア」は今年最も有名な大分県人であるボランティア活動家尾畠春夫さんのことです。➇「奈良判定」はパワハラ問題で揺れるスポーツ界において、アマチュア・ボクシング協会の山根明会長が、自分の出身県である奈良県の選手を不公平に勝たせる判定のことです。➈「#MeToo」とは性的嫌がらせを受けた被害者が、SNSなどを使い相手の名前を告発することを言います。きっかけはアメリカの映画プロデューサーに対してセクハラ被害を受けた女優が、同じような体験した女性に向けてTwitterで呼びかけた「me too」と言うフレーズに由来しています。最後に⑩「ご飯論法」ですが、これは議論における言い逃れや論点のすり替えを表す言葉です。国会において裁量労働制などについて野党議員が質問した際に、加藤厚生労働大臣が述べたやや悪質な論点ずらしの答弁に対し、法政大学の上西充子教授がTwitterにコメントしたことから広まった言葉です。
「朝ごはんは食べなかったのですか?」
「ご飯は食べませんでした(パンは食べましたが、それは黙っておきます)。」
「何も食べなかったのですね?」
「何も、と聞かれましても、どこまでを食事の範囲にするかは、必ずしも明確ではありませんので……」
以上のような論法だそうです。
平成の年の暮れは今年で最後です。来年5月からはいよいよ新しい年号となります。新年号の年には果たして、どんな流行語が生まれるのでしょうか? 明るく、楽しい話題が多い年になることを心から願っております。