会長の時間7 平成25年8月28日(水)
「ミャンマー支援について」2013.08.28
日田ロータリークラブ会長 橋本信一郎
7月以来、猛暑が続いた日田の夏も、最近の雨で漸く少し涼しくなりました。
夏の疲れが出るのもこれからだと思いますので、どうぞ皆様もご自愛ください。
さて、創立50周年記念事業の一つ話を進めてまいりましたミャンマー・キータンゴン村の学習小屋改修事業につきましてご報告いたします。
今年の春先に、第2720地区ロータリー財団に地区補助金35万円の申請をいたしましたが、一旦ストップがかかりました。ミャンマーがアメリカの制裁国であるという理由です。今期から「未来の夢計画」の一環として地区補助金は地区で使いやすいようなったと理解しておりましたので、地区補助金の申請がアメリカにまで行って審査を受けるというのは意外でした。地区補助金とはいえ、制裁国への補助金は不可とするなどの一定のルールがあったのかもしれません。
その間、第2720地区の木村初ロータリー財団委員長が東京の日本支部と本件を通すために色々ご尽力をいただいて、最終的にアメリカのロータリー財団本部の審査を受けることになりました。
アメリカから「米国財務省資産管理局審査用チェックリスト」の提出を求められたのには驚きました。11項目のチェックリストを織田財団委員長とミャンマー窓口とのメールのやり取りで修正をしながら何度かアメリカ本部に提出しました。
このとき幸運だったのは、アメリカのロータリー財団本部に和田はるかさんという日本人女性がいたことです。従って、やり取りは全て日本語で出来たので意思疎通がとても良く出来ました。和田さんに伝えたのは、実際に現地を視察したこと、ミャンマー人が貧しくても非常に教育熱心で将来有望な民族であること、この国に自由と民主主義を根付かせて東南アジアの発展に寄与させることの重要性等でした。和田さんが、アメリカ本部で同僚と上司に強力に説得に当たって頂いたことと推測します。
その結果、先日、漸く財団から承認が下りました。
ミャンマーへの事業申請も初めてなら、承認も世界で初めてのことのようです。
既にオバマ大統領もミャンマーを訪問しておりますし、現在でもヤンゴンには大きなアメリカ大使館があります。やがて、ミャンマーへの制裁も解除されるものと確信しますが、ロータリークラブのないミャンマーへ世界で初めて財団の補助金を使用できたということを大変うれしく思います。
これからは他のロータリークラブからもミャンマーへの支援が増えるものと期待します。
改めまして、木村財団委員長、東京の関係各位、和田はるかさんとアメリカ財団本部の各位に感謝と敬意を表します。
これから、支援の具体化に向け行動します。10月には現地を訪問する予定です。